コピーライト・トロール

flat-です。突然ですが皆さん、コピーライト・トロールという言葉を知っていますか?
別名【著作権トロール】。
著作権を「著作物の保護」として使用するのではなく、「訴訟による賠償金目当て」に使用すること、またその行為を表す言葉です。

それで先週あたりに起きた事件なんですが、

1、とあるブロガー(収益は月数百円程度)が「強い女メーカー(お気に入りの顔が作れるウェブサイト)」をスクショを使用して紹介した

2、強い女メーカーの作者から【広告付きのサイトにスクショ貼ったから】ということで損害賠償で50万円を請求。断ったら訴訟を検討しているとのこと。

 

※詳しくはこちらを読んでください。

いや怖すぎるやろこれ。著作権ヤクザやんけ。

 

対象となった記事については削除されていたのでどのレベルで引用したのかわかりません。
しかし削除された記事は、そのサービスを侮辱する内容のものではなくむしろそのサービスを誉め、紹介する類の物だったそうです。

またこれに対しては訴えた側も特に指摘してないので、製作者が不利益を被るような記事ではなかったようです。

 

それなら最初は【該当の記事の削除と注意】とかで押さえておいて、今後同じような行為があってから損害賠償請求するのが妥当だと思うんですけど、いきなり損害賠償吹っ掛けるのはヤクザプレイがすぎるなぁと感じました。

 

後疑問点としては
1、お気に入りの顔が作れるウェブサイトの紹介記事で写真0枚は無理があるやろ、と思うんですけどこんな感じの写真使用は「引用」にはならないのかな。

2、広報してるだけのサイト訴えるメリットってあるん?(金欲しいだけの可能性大)

3、広告付いてるブログ(アフィリエイト含む)ってそもそも商用利用なん?(これアウトだったらyoutubeも広告収入あるから大体のもの紹介できんなくなりそう)

とかですかね。

一応損害賠償請求された側のブログでの疑問点を上げるなら
1、下記の文章について。

■ 損害賠償の50万円は妥当なのか?
A2. wikipediaの損害賠償の項目を読む限り、私の記事によって@agt87_さんが「将来受けるはずだった利益を失った」とはとても思えません。
私の月のアフィリエイト報酬は毎月数百円程度です。
(上記の記事から引用)
これは損害賠償請求した側からすると「収入いくらかなんてわかるわけないだろ」となるので無茶苦茶言ってんなとは思いました。
まぁ僕そもそも金額以前にいきなり損害賠償請求することが問題だと思ってるんでどうでもいいんですけど。

 

2、「強い女メーカーの作者さんもtwitterで無断転載してる」って言ってるけど、「犯罪者相手になら犯罪行為をしても問題ない」とはならないよねっていう。
そもそも著作権って親告罪だから権利者以外が犯罪だって騒いだところで権利者が問題なしとすればお咎め無しなんですよね。

デュエマの紹介してる僕がタカラトミー様に訴えられないのはそういうことです。タカラトミー万歳。

といっても自分がやってることを人がやった瞬間に損害賠償請求するの倫理的にヤバいなとは思いましたけどね。

というわけでみんなも著作権には気を付けよう。ヤバい人に賠償請求されるぞい。