【強い人】と【上手い人】 【TCG】

時折TLに流れるこの話題。簡単に言うと【強い人】と【上手い人】は似て非なるものであり、実際に大会で勝つ人は【強い人】であるケースが多いというもの。

そのため殆どの人は【強い人】を目指す。それでは【上手い人】には価値がないのか。

そこに言及するために先ず【強い人】と【上手い人】の違いを考える。

普段この議論をする際、プレイングについての話を上げることが多い。
簡単に言うと強い人と上手い人にはプレイにも差があるというもの。

普段悪手となりやすい手だが盤面や相手の表情などを冷静に分析した結果、例外的にその瞬間において最も強い手を放てるのは強い人だったりする。
ただ今回はプレイについての話ではなく、大会中の【態度】や【考え方】についての話を主とする。

考え方
【強い人】:大会で勝ちたい。
【上手い人】:大会を楽しんだ上で勝ちたい。
一見似通ったことを述べているように見えるが実は違う。【強い人】というのは大会で勝つことを最優先で考えるため、勝率を0.1%でも上げられるよう最大限の努力をする。
そのため対戦相手のミスは絶対に見逃さない。巻き戻しなんてもっての外、勝率に影響するからだ。

しかし【上手い人】の中にはこういったミスに寛容な人も多く、巻き戻しを許す人までいる。この理由の一つとして、デュエマを楽しむことを最優先しているためミスの指摘でギスギスしながら対戦するぐらいなら巻き戻しの一つぐらい許そう、という考えがある。

巻き戻しをするということは致命的なミスをした可能性があるということだ。巻き戻しを許すかどうかは確実に勝率に影響を及ぼす。

※基本的には非公開領域が見えた時点で巻き戻し不可。(エナジーホールでドローしてしまった、フェアリーライフでマナ加速してしまった、とかは絶対に巻き戻せない)
 但し手札のカードを出したまでであればジャッジによっては巻き戻しが許されるためモメたらとりあえずジャッジを呼ぶのを推奨。
対戦前~対戦中
【強い人】:独特の威圧感で相手にプレッシャーを与え、間接的に対戦相手のプレイングミスを誘発させる。
【上手い人】:物腰が柔らかく対戦相手へのプレッシャーがない。
【上手い人】と【強い人】の勝率を分ける理由の一つにプレッシャーが関与している。楽しむこと第一優先の【上手い人】はお互いが楽しくデュエルできるように対戦相手へのプレッシャーを意図的に抑えるケースがある。

【強い人】にそのような慈悲はない。己が勝つために全てを費やす人種は意図せず、もしくは意図してバチバチにプレッシャーを与える。プレイングミスの有無も勝率を左右するポイントになり得る。

以上の事象から態度や考え方の違いも【強い人】と【上手い人】が区分する要因になり得ると考えた。つまり勝率の観点から考えると【上手い人】は【強い人】に勝ることはない。

ここで冒頭の話題に入る。「【上手い人】には価値がないのか。」

 

 

答えは否である。

簡単な証明をしよう。話しやすそうだと思うのは【強い人】と【上手い人】、どちらだろうか。

 

恐らく大多数の人が【上手い人】と答えたのではないだろうか。

 

~以下口語体~



疲れたので口語体で話します。

上手い人の特徴に「コミュにケーション能力が高い」というのがあります。というかコミュニケーション能力が欠落してる人は上手い人になり得ません。
それに加えて安定したプレイングを知っている人なので理想の調整相手的な人材になるケースが多いのですが、そんなサブポジみたいな人生はまーじで勿体ない。
相手にわかりやすくプレイを教えることができコミュ力の高さから情報ネットワークを網羅しあらゆる情報を確保できる存在。

正直【上手い人】というのは【強い人】並、下手したらそれ以上にTCG界隈では貴重な存在です。

というわけで上手い人にお勧めしたいのが[TCG系YouTuber]
この分野は【強い人】より【上手い人】の方が圧倒的に強いフィールドです。ただの強者は弱者の気持ちがわかりません。そのため強者が解説する言語はある程度の実力者にしかわかりません。

YouTuberの視聴者は殆どが初心者~中級者。言語化することに特化している上手い人の独擅場です。
正直【強い人】と【上手い人】が同時滞在しているチャンネルが一番強いんですけど収益管理大変なのでとりあえずひとりでやってみよう。

【上手い人】には【上手い人】なりの戦い方があります。Let’s do it.

追記。今月やっと借金返せそうです。