【デュエマ】新カードしれっと紹介・評価《ドンドン選べナウ》

MTGモチーフとかについてはみんな話をしているので、ちょっと別な視点から。

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（公式Twitter）

【第5回】デュエマ 2022年10月発売最新パック『黄金戦略!!デュエキングMAX 2022』収録カードをチラ見せ！今回の紹介カードは「ドンドン選べナウ」!! https://t.co/yfa06fR1oI #デュエマ

— コロコロコミック【公式】 (@corocoro_tw) October 14, 2022

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本日の新カード

ドンドン選べナウ
カードの種類：呪文
文明：水文明
レアリティ：U
コスト：4マナ
特殊能力：
■自分の山札の上から5枚を表向きにする。相手はその5枚を2つの束に分ける。自分は一方の束を手札に加え、もう一方を墓地に置く。

（引用元はこちら）

どう使う？

さて新規のドンドンシリーズですが、S・トリガーは付いていません。悲しいですが、それはこのカードの評価を決定する要素ではないです。

効果自体は読んで貰えればわかるのですが、4コストの呪文としての基礎スペックは充分なほど満たしていると言えます。特に未公開領域５枚を捲って手札と墓地に振り分けるというのは、なんか久々だなぁと感じます。昔のカードは結構「残ったカードを墓地」みたいなものもあったんですが、最近のカードは基本的には山札の下に行ってしまってましたからね。

で、その上でオンリーワンと言えるのが「相手が山を二つにわけて、片方を手札・片方を墓地」という相手に選択をせまるカードであるという点です。

ちなみに「山をわける」についてですが、開発のしゃばさんによると５枚を「３－２」にわける必要はなく「４－１」でも「５－０」でもいいそうです。

なんか言葉足らずで誤解させてたらすいません。
分け方は３－２だけでなく、１－４でも０－５でもかまいません。
量が欲しい時は多い方選べば最低3枚保証だよねってことです。
もちろんクリティカルに強い少ない束を選んでも構いません。

— しゃば🐯ジ🦊エンド (@syaba3) October 14, 2022

０枚の束とは一体……という話ですが、まぁ開発者が出来ると言っているので出来るんです。

そういうことなら≪龍頭星雲人≫などとかなり相性がいいカードだなぁと思うわけではなるのですが、今回そういった運用の話は置いておいて、「選択をせまる」についての話を簡単にしようと思います。

さて、TCGでは「相手に選択を与える行動は弱い」と言われることがあります。

例えば「除去されなきゃ次のターン勝てるやで～」というカードをポンと置いたとき、相手は絶対にそのカードを除去しなきゃいけません。だって、そうしないと負けるわけです。だから相手視点では選択する余地がないんですよ。で、じゃあこちら視点に戻ると「このカードを除去された後の展開はこうなるので……」みたいに次の展開を予想しやすいわけです。

対して「別に除去していもいいし、しなくてもいい」といったような、相手に複数の選択がある場合は次の展開を予想しづらく、加えて複数の展開に備えた手札を作っていなければいけないため、あまり強くはないんですよ。

じゃあ相手に選択をさせるこのカードはどうなのか、というと……これは選択の性質が違うと思っています。

というのも、これは一見すると相手は「選択」しているように見えて、実は選択してないんですよ。

なんというかこれは気付きにくいですが、相手視点だと「無数にある選択肢の中から、正着を選ばなくてはいけない」状況なんです。例えば単純な例ですが、このカードの効果でダンテとラフルルが見えたとき、両方プレイされると負けなのでこれら２つのカードは別の束にする必要があります。このように、「正着」はある程度存在します。

しかしその正着を選ばなかった時点で、ミスとなり敗北に繋がります。つまり相手に「爆弾の解体作業」みたいなことを押し付けてるんです。手順間違ったら爆発します。

これって、別に選択を与えるわけではないですよね？　選択を与えているように見えて、腕組んでニヤニヤしながら高みから見下ろすカードです。

これはねぇ……相手に選択させてるカードじゃないので強いですよねぇ。なんというか、TCGのやり取りを楽しめるカードだと思います。

個人的には、好印象ですね。