【デュエマ】殿堂解除選手権 TierB-(その4)《斬隠オロチ》

ニンジャ・ストライクと書かれているとさすがに駄目そうなんだよな。

 

こんにちは、神結です。

最近昔の記事を読み返したりしているのですが、1年前の自分とか結構楽観的なんですよね。去年の冬くらいには疫病が終息していると読んでます。

 

それはさておき、振り返り系の記事って基本的には過去を消費するものなのでいつか終わりが来るんですよね。去年歴史系の記事を出してたのって「まあしばらくはこれで繋ぐか……」という想いもなくはなかったので、はっきり言って想定外です。

まあもう一つの想定外として、デュエマの歴史が長すぎて2015年以降でも語りきれないということなんですが……。

 

さて、そんなデュエマの歴史の象徴でもある殿堂カード。この解除選手権もちょうど折り返しです。

解除選手権と銘打ちながら「ほとんど解除無理だろ!」って話は置いておいて……。

今回もまた、罪を重ねたカードの登場です。

 

過去のまとめはこの辺から見られます。



Tier表について

Tier表はS~Eの6段階ですが、C~Aまでは+-を追加したので全9段階あります。

各ランクの内訳はざっとこんな感じです。

S……ピン投であってもデッキの核であり、プレイした試合はほぼゲームが決まると言っていい。プレ殿有力候補たち。
A……明らかにおかしな動きをするカードであり、引いた試合は勝ちゲームにかなり近付く。
B……かなり強力なカード。プレイ出来るとゲームが優勢になったり、不利対面を捲れることもある。
C……解除出来るか微妙なライン、環境で使っても充分強力で殿堂カードとしてデッキに投入されることもしばしばある。”切り札”として程よいレベル
D……それなりに力のあるカードだが、環境的にいえば標準的なラインなので解除してもよさそう。
E……解除されても使われなさそうだが、それはともかくしてあげてほしい。

なお零龍等の外部カードについて殿堂カード扱いですが、対象外としています。

またあくまでこのTier表は「各カードを均等に見た場合のTier表」になるので、「このカードは直近で殿堂したから」とか「ランデスカードは重くみるから」みたいな外的な要素は一切考慮しないものとします。

 

今日のTierB-の殿堂カード

今回はこれ。

・ニンジャ・ストライク 7
・このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、他のクリーチャーを1体選び、持ち主の山札の一番下に置く。そのプレイヤーは、自身の山札の上から進化ではないクリーチャーが出るまでカードを表向きにし、出たクリーチャーをバトルゾーンに出して、残りのカードを好きな順序で山札の一番下に戻す。

罪状:【エンペラーキリコ】での高コストクリーチャーの踏み倒し、および【不滅オロチ】における《時空の不滅ギャラクシー》との高レベルでのシナジー

 

ニンジャ・ストライク持ちの《転生プログラム》みたいなカードです。転プロとの違いは、捲ったカードは墓地に行かずに好きな順序で山札に戻せるところでしょうか。相手をLOさせることは出来ませんが、こちらもLOすることはないです。

《威牙の幻ハンゾウ》や《光牙忍ハヤブサマル》と比べるとデッキを選ぶシノビではあったのですが、その代わりその選ばれたデッキでは抜群の存在感を放ったカードでもありました。

登場は他のシノビと同様の戦国編ですが、種族がサイバーロードなこともあって《エンペラー・キリコ》との相性は抜群。特にキリコというデッキの性質上山札にいるクリーチャーは強く、捲りの期待値はかなり高いんですよね。

そしてオロチの評価を決定付けた……もとい、殿堂ルートの決定打となったのが【不滅オロチ】でした。

超次元の《時空の不滅ギャラクシー》とオロチの相性は凄まじく、自分のギャラクシーのオロチを当てて大型クリーチャーを踏み倒しながら自軍を全員ブロッカーに出来てしまうんですよね。

まあさすがにちょっと強いということもあって、このカードも殿堂入りしてしまったわけです。

殿堂後もキューブ系統のデッキなどでしばしば使われてはいましたが、特に大きく注目されたのは《伝説の禁断 ドキンダムX》の登場後でしょうか。

《伝説の禁断 ドキンダムX》にオロチを当ててしまえば即勝ちということで、【赤単レッドゾーン】対策に【アナカラーデッドゾーン】では100%、【白刃鬼】なんかでも採用しているケースが多かったです。

 

現在でもニンジャ・ストライクは強く、踏み倒し行為はメタカードで制限されていることが多いとはいえ「相手のターン中に」みたいなテキストも多く、ニンジャ・ストライクより踏み倒しはあまり制限されていないケースも多いです。

特にアクティブターンに使用しても充分強いというこのカード(近年色々なニンジャ・ストライク持ちが登場しましたが、ほとんどが守備的に設計されている)を解禁しようという風にはあまりならないのではないでしょうか。

というかコイツそもそも、書いてあること普通に《転生プログラム》と変わらんのですよ。

そして次元との相性がいいということは、現代においては汎用性の高いGRと相性がいいのも当然なわけであってですね。

《“魔神轟怒”万軍投》で出したGRをオロチで化けさせるなんてことも可能なので、デッキには高純度の大型クリーチャーだけを入れるデッキなんていうのも全然可能になります。

ふつーに今流行の5cなんかでも選択肢になり得るので、だいぶ危険なカードでしょうね。

 

 

というわけで、今回は《斬隠オロチ》でした。

それではまた次回~~。

 


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