こんにちは、神結です。
逆にやります、十王篇神カード解説。
初回は順張りの《地封龍 ギャイア》からです。
地封龍 ギャイア
今回紹介する十王篇神カードは《地封龍 ギャイア》です。
- Q・ブレイカー
- 相手の「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」で始まる能力を持つクリーチャーがバトルゾーンに出る時、相手はかわりにそのクリーチャーをマナゾーンに置く。
- 自分のターン中、クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから召喚してもよい。
登場「第4弾 百王×邪王 鬼レヴォリューション!!!」。同期はよく質の英雄《百万面相 トカゲ丸》、シールド戦の英雄《兵繰凄の鎖 サイノ・ブサイ》や《断影龍 ユスティーツァ》、十王篇カード解説のキッカケになった《聖板龍 ジークシュトルツ》など。その他、《一王二命三眼槍》とか《無量大龍 トゥリナーツァッチ》とかもいます。
また、皆さん大好きドラゴン娘の「地封院ギャイ」の元となったドラゴンでもあります。
その能力はかなり豪快で、ざっくり言えば「出た時能力を持っているクリーチャーを、置換効果でマナに置く」というもの。
マナに飛ばすけど出た時効果は使える《黒豆だんしゃく》や、出た時効果を不発にする《ブラキオ龍樹》などと違ってバトルゾーンの土すら踏ませないので、デッキによっては「出された時点で詰み」というレベルのものです。
またブースト→ブースト→ブースト→ギャイアみたいな動きをすると手札がなくなりがちなのですが、《地封龍 ギャイア》の場合はマナゾーンからクリーチャーを召喚出来る能力もあるため、リソースが切れることなくゲームを続けることが出来ます。
パワーラインも18000と激戦区である12000~13000ラインを優に上回っており、バトルで負けることはまずないと言っていいでしょう。
弱点としては出た瞬間に制圧してしまうような能力は抱えていないため、空盤面に「先置き」出来るような状況だと強いですが、劣勢を捲るような能力ではない、ということでしょうか。
とはいえ9コストという大型クリーチャーとして、充分過ぎるほどの能力を備えていると言えるでしょうか。
当時の反応
せっかくなので、当時の反応がわかりそうなのを掘っておきましょう。
こちらは、デネブログのツイート。
【デュエルマスターズ】新カード《地封龍ギャイア》が判明https://t.co/pUkKniPNGF pic.twitter.com/LI3Cy4HnlM
— デネブログ (@deneblog) November 16, 2020
リプとか引用とかをみる限り、カードの評価自体は高そうです。
で、YouTubeで「ギャイア デュエマ」で調べてたら、古のカジュニキの動画を見付けました。
カジュくんの指摘通り、当時環境トップだった【フォースドラグナー】系のフィニッシャーという感じではないです。
実際、「能力は強いけど、すぐに使うデッキがあるかというとわからない」といった感じで、登場直後に使われていた訳では無いです。
そういうわけで、最初はだいたい1000円半ばくらいだったと記憶しています。まぁ、そもそもコロナでCSがなかったという話もあります。
ですがギャイア、このあと大きく化けます。
以降の大活躍
《地封龍 ギャイア》はデビューこそはそこまでではなかったものの、一度活躍を見せてからは継続的に使われるようになりました。
これは《豊潤フォージュン》などにも言えるかもしれませんが、一度発見・採用されたカードに対しては次に似たようなデッキを組む際に「〇〇をデッキに入れる」という選択肢が常に発生するようになるので、再度使われるやすくなるんですよね。
さて、《地封龍 ギャイア》が最初に活躍するようになったのは、王来篇に入ってからでしょう。
環境的には、《龍風混成 ザーディクリカ》や《聖魔連結王 ドルファディロム》といった多色カードたちが登場し、5色のビッグマナ系が活躍。
そうしたデッキの中で、5色デッキのフィニッシャーとして採用される、なんてことがちょくちょく発生するようになりました。
【#第43回193浜松cs】
フォーマット:オリジナル結果
優勝 初雪選手(神の試練ループ)
2位 ライチ0718選手(5cグレイトフルベン)
3位 Izumi選手(アナカラーデッドダムド)
4位 みたらし団子選手(赤緑青白モモキングRX)
1位4位リスト非公開です。入賞おめでとうございます! pic.twitter.com/zKHRiHA7Og
— TCGshop193ザザシティ浜松店 (@193_zazaTCG) July 3, 2021
結果、この頃から徐々に値段が上昇。当時の買取表をみると2500円買取だったので、発売価格としては3000円くらいでしょうか。急に怖くなってきました。
そして更に2021年8月、《地封龍 ギャイア》にとって生涯の相棒となるカードが登場します。
それがクロニクルデッキ「決闘!! ボルシャック・デュエル」に収録された、《ボルシャック・栄光・ルピア》です。
このカードによって、ドラゴン系のビッグマナは基盤の強化に大成功。以降、特にアドバンスではドラゴンデッキが環境を一角を占め続けることになります。
またオリジナル環境でも、《ボルシャック・栄光・ルピア》を起点に【赤緑ボルシャック】や【赤緑RX】といったドラゴンビッグマナ系のデッキが活躍を始めます。
そして当の《地封龍 ギャイア》というと、そうしたデッキで複数枚使われる、なんてことも。
こうなるとね、凄いことになるんですよ。
1~2枚の採用で3000円くらいしたカードが3枚必要ともなると、値段は更に跳ねます。
「決して人気があった訳でない弾のSR」という要素も重なり、一時期は4000円を超え、5000円に迫る値段にもなりました。
流石の私も、これには困惑。
以降は需要の低下だったり、環境の変化だったりで徐々に値段は落ち着いてはいきますが、まぁフィニッシャーとしての能力が落ちた訳では無いです。
例えば2022年に突入後だと、早期着地すれば勝ちというカードの性質とあわせて【闇自然ケンジキングダム】のフィニッシャーとしてお馴染みになります。
今日ケンジキングダムを組んだとしても、《地封龍 ギャイア》が抜けることは考えにくいです。
一方、ドラゴンデッキでの活躍はというと、ちょっと紆余曲折があります。
ますは2022年末、レジェンドスーパーデッキの「龍覇爆炎」が発売されたことで、《超戦龍覇 モルトNEXT》系のデッキが大きく強化されました。
この《超戦龍覇 モルトNEXT》系のデッキは22年度内の活躍はそこそこといったところなのですが、23年に入ると勢力を拡大。【シータモルトNEXT】はGP等で活躍を見せ、アドバンス環境で【サガループ】に次ぐ2番手デッキとして存在感を発揮します。
ただしこの頃使われたフィニッシャーは《禁断竜王 Vol-Val-8》であり、追加で《地封龍 ギャイア》まで採用される構築はレアでした。
ところが2023年10月のデュエキングの登場によって【巨大天門】が活躍を見せるようになると、【シータモルトNEXT】これに大苦戦。
そこで対天門用兵器としてシラハアローが示したのが《地封龍 ギャイア》です。
相性不利こそ変わらないのですが、《爆熱王DX バトガイ銀河》から先に着地させれば勝てるんですよ。一時期は《ボルシャック・栄光・ルピア》→《インフェル星樹》→《地封龍 ギャイア》とより確実に繋ぐルートを重視して、4枚採用していたこともあります。
以降の環境では、ドラゴン・ドラグナー系統のデッキは天門との戦いを避けられなかったので《地封龍 ギャイア》が採用されるケースが標準となっていきました。【4cドラグナー】に採用されるケースもありましたね。
更に現在だと、《夢双龍覇 モルトDREAM》の登場で《地封龍 ギャイア》の採用はより追い風となっていると言えるでしょう。
というのも色の関係で《爆炎龍覇 モルトSAGA》、コストの関係で《流星のガイアッシュ・カイザー》と相性自体はよくない《地封龍 ギャイア》は、ドラゴンであるという理由でのみシナジーがありました。
どうであれ、採用するには構築上で無理をする必要があったんですよ。私もよくマナに2枚《地封龍 ギャイア》がいて《超戦龍覇 モルトNEXT》の武装が達成されずに怒っていました。
しかし《夢双龍覇 モルトDREAM》はそんなの気にしません。色とか些事です。ドラゴンであればオールOK。《地封龍 ギャイア》と喧嘩することもありません。
結果、【リースモルトDREAM】や【4cガイアッシュDREAM】を始め、現在ドラゴンデッキの多くに《地封龍 ギャイア》は搭載されています。
再録もされたので、値段はかなり落ち着きました。可愛いバージョンのイラストでも使えます。よかったですね。
ちなみにドラゴンの封殺系というと昔は《時の法皇 ミラダンテXII》も大きなライバルで、例えば【ガイアッシュ覇道】なんかは《時の法皇 ミラダンテXII》を採用し、《地封龍 ギャイア》を採用することはありませんでした。
しかし現在では10コストの《逆転の影ガレック》の登場もあり、《時の法皇 ミラダンテXII》を抜けてくるトリガークリーチャーも増えました。
そんなこともあって、ドラゴンデッキのフィニッシャーとしては《地封龍 ギャイア》を優先するケースが更に増えたと言えるでしょうね。ドラゴンデッキは「ダンテラブ」から「ギャイアラブ」の時代に変わりつつあります。
まとめ
というわけで2024年度でも活躍が目覚ましい《地封龍 ギャイア》の紹介でした。
十王篇SRの中でも、ぶっちぎりで活躍期間の長いカードですし、それは今後もしばらく続くでしょう。私も何度も使っていますし、神アート版も4枚買いましたし、何なら銀トレ版のギャイも買っちゃおうかな、なんて考えていたりします。
さて、これからももしかしたら十王篇の神カードたちを紹介していくかもしれないので、乞うご期待ということで。
それでは、また。
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