【デュエマ】殿堂予想選手権2025 夏 第2回 〜フォース・アゲイン〜

こんにちは、神結です。

今回の殿堂予想は比較的少なめで、あと第4回くらいまで?で想定しています。

第2回は殿堂ではなくプレミアム殿堂予想ということで、《フォース・アゲイン》です。

今回の殿堂予想カード

《フォース・アゲイン》

今回紹介しますのは、《フォース・アゲイン》。

  •  S・トリガー
  • 自分のクリーチャーを1体破壊する。その後、そのクリーチャーを自分の墓地からバトルゾーンに出す。

カードとしては割とシンプルな効果をしていて、S・トリガーで自分のクリーチャーを1回破壊して出し直すというものです。

初出は戦国編の最終弾である第31弾。

同期は背景ストーリーで様々な元凶となったことで有名な《暗黒皇グレイテスト・シーザー》、プレミアム殿堂となった《蒼狼の始祖アマテラス》、長きに渡って環境で活躍した《至宝 オール・イエス》、同じく長年《マーシャル・クイーン》を支えてきた《コスモ・ポリタン》、《邪神M・ロマノフ》のお友達である《魔弾ベター・トゥモロー》、【シノビドルゲーザ】を成立させるととになる《西南の超人》などなど……かなり強力なカードが多いですね。

カードテキストと登場時期、カード名に加えてフレーバーテキストまで考えると、想定していた使い方としては恐らくは「ニンジャストライクで出てきたシノビに撃って場に留まらせる」「シールド・フォースが消えたクリーチャーに撃って復活させる」といった辺りになるのでしょうか。

まぁ《母なる紋章》などでクリーチャーのcipを使い回していた時期でもあるので、勿論そういった点も考えていたことでしょう。

……と、書いていたところ、何故か「過去のよくある質問」にて使い方が明記されているという情報をWIki経由で知りました。

《フォース・アゲイン》の効果は、自分のクリーチャーを破壊して、それを墓地からまた場に出すので、結局意味ないんじゃないですか?

 

そんな使い方を丁寧に教えてくれているカードではありますが、環境で活躍するようになるのは、登場から6年ほど経過した革命編に入ってからです。

この時期になると、無限ループ系のデッキの開発が進んでおりました。

その中で《フォース・アゲイン》の「クリーチャーを出し直してcipを使い回す」というのは無限ループの導入からフィニッシュに至るまで余りにも便利すぎて、【天門ループ】や【ジャスティスループ】などで《奇跡の精霊ミルザム》や《聖霊左神ジャスティス》のストックを無限に溜めることになります。

《フォース・アゲイン》を《目的不明の作戦》や《龍素知新》で山札に返しつつ、それを楯経由なり山札から打ち直したりすることで、文字通りの無限のストックを作ってきたわけです。

そんな影響もあって、《フォース・アゲイン》は2016年9月に殿堂カードとなります。

まぁ《フォース・アゲイン》自体が殿堂となった後も変わらずに《奇跡の精霊ミルザム》は自身がプレミアム殿堂になるまでストックを溜め続けましたし、《聖霊左神ジャスティス》についても《龍素知新》が殿堂となるまでやはりストックを溜め続けることになったわけですが。

その後は相方を《クイーン・アマテラス》だったり《龍素記号wD サイクルペディア》だったりに切り替えながら、ピン投ながらもループデッキの必須パーツとして、CSなどでもちょくちょく見掛けるカードではあり続けました。

 

  • W・ブレイカー
  • このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札を見る。その中からコスト6以下の、クリーチャーではないカードを1枚選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。自分の山札をシャッフルし、その後、そのカードを手札からコストを支払わずに使う。

《クイーン・アマテラス》は特殊なカードで、その能力は山札からクリーチャー以外のサーチしつつ、手札を経由してからそのカードを使う、というもの。

ですので手札から唱えた呪文が2倍になるタイプのカードと相性がよく、《龍素記号wD サイクルペディア》とのコンボは一定の結果を残していたと言えるでしょう。

《真気楼と誠偽感の決断》で弱点克服

そんな《フォース・アゲイン》をプレミアム殿堂候補にまで押し上げることになったカードがあります。

それがお馴染み、《真気楼と誠偽感の決断》です。

  • 相手のターンの終わりに、そのターン、クリーチャーが3体以上出ていれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
  • 次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
    ▶カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。
    ▶「S・トリガー」を持つカードを1枚、自分の墓地からコストを支払わずに実行する。こうして呪文を唱えたなら、それを唱えた後、墓地のかわりに山札の下に置く。
    ▶クリーチャーを1体選び、シールド化する。

このカードは、これまで《フォース・アゲイン》のループデッキ……というよりも《クイーン・アマテラス》が持っていた弱点を見事に克服したカードであると言えます。

というのも従来の《クイーン・アマテラス》というのは、《龍素記号wD サイクルペディア》を場に置いてある状態で《ブレイン・スラッシュ》を唱えて《クイーン・アマテラス》を蘇生し、その《クイーン・アマテラス》で山札から《フォース・アゲイン》をサーチし、手札を経由しながら撃つことで《龍素記号wD サイクルペディア》によって《フォース・アゲイン》のストックを増やしてループをする……というデッキだった訳です。

しかしこの動きは幾つか問題があります。

導入までの道中で《フォース・アゲイン》を引いてしまうと困るんですよ。

なんか遊戯王みがありますが、《クイーン・アマテラス》で使う都合上、《フォース・アゲイン》は山札に残っていてもらわないと困るんですよね。

もちろん楯落ちもダメということもありまして、【アマテラスループ】というデッキは、構築時点で構造上の欠陥は免れられないものであると言えました。

 

しかし、《真気楼と誠偽感の決断》の登場によって状況は変わります。

上記の動きの過程で仮に《フォース・アゲイン》を引いてしまっていても、山札から《真気楼と誠偽感の決断》を持ってきて唱えることで、ドロー捨て+使うによって《フォース・アゲイン》を唱えることが出来るようになりました。

また楯落ちについても1回山札から《ブレイン・スラッシュ》なりを経由することによって、《真気楼と誠偽感の決断》で《ブレイン・スラッシュ》2回という選択肢が生まれるようになり、楯回収カードである《黒神龍ブライゼナーガ》へのアクセス率が格段に向上することになります

現在流行している【光水闇アマテラスループ】につきましては、《龍素記号wD サイクルペディア》ではなく《爆藍月 Drache der’Zen》を使った構築となっています。

これは《龍素記号wD サイクルペディア》と違って《真気楼と誠偽感の決断》を手からでも墓地からでも即撃ち出来るからですね。

最終的には《フォース・アゲイン》で《クイーン・アマテラス》のストックを作り続け、《冥土人形ウォカンナ・ピエール》で当て続けて勝つというループデッキになります。

このデッキは先日のGPでも活躍を見せ、見事にベスト8入り。

その後の環境下では【ファイアー・バード】に続く環境の2番手デッキとして、CSで度々結果を残しています。

《真気楼と誠偽感の決断》のお陰によって道中の切り返し能力も高く、更に先日登場した《裏斬隠 テンサイ・ハート》もデッキを強化。相手の攻撃に併せて墓地に《クイーン・アマテラス》を落としながら楯の《ブレイン・スラッシュ》を回答にする……という動きは非常に嫌らしく、強力です。

受けも強く、かなり安定感あるデッキとなっています。

こうした活躍を踏まえて、1枚ながらデッキの核たる《フォース・アゲイン》はプレミアム殿堂に入ってもおかしくないのでは?と予想しています。

直近のプレミアム殿堂くんを確認

ちなみにプレミアム殿堂は前回・前々回と新規の追加はなく、実はここ1年では追加されていません。

まぁ1枚使えるというのと、1枚も使えないというのはカードを使えなくなるというのは、カード所持の考えからしても大きな違いがあるのは間違いないです。昨日カードの整理をしていたのですが、《神の試練》が5枚くらい出てきて悲しい気持ちになりました。

そんなわけで直近のプレミアム殿堂を拾っていくと、2024年の3月に《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》と《神の試練》が追加されたのが最後となっております。更に遡っていくと《ダンディ・ナスオ》、《希望のジョー星》、《生命と大地と轟破の決断》ということで実に納得のメンツが並んでいるがわかります。

その中で《フォース・アゲイン》はどういう立ち位置かというと、「引いたら勝ち」(《生命と大地と轟破の決断》タイプ)だったり「存在によって特定のデッキを否定する」(《希望のジョー星》)というようなカードではないんですよね。

しかしデッキやコンボの性質上、1枚でも相当確率で触ることが可能(《「本日のラッキーナンバー!」》、《神の試練》タイプ)を超えたパターンのカードであり、《クイーン・アマテラス》とのコンボによって「殿堂なのに殿堂としての意味合いが薄い」となってもいるわけです。

仮にこのカード、殿堂解除されても2枚までしか積まれないような気もします。

そういう意味では、実は殿堂カードを殿堂カードじゃなくしている《クイーン・アマテラス》(《蒼狼の始祖アマテラス》と同じタイプ)の殿堂もありうるのかなという可能性はありますが……。

またこのデッキの場合、【ファイアー・バード】が殿堂しても【水単サイバー】や【自然単グランセクト】などに抑え込まれてそこまで大きな活躍をしないだろうという可能性があります。自分より速度のある実質的なループデッキ、メタで引き延ばして封殺してくるデッキのいずれに対しても、そこまで相性がいいわけではないです。

ただいずれにせよ、殴って攻略する場合は【ファイアー・バード】レベルのデッキでないと突破するのが難しい……というのもまぁ事実でしょう。結局【ファイアー・バード】の行方が定まらない限り、この手の

《ハッター・ルピア》、功罪併せ持ちすぎだろ……。

 

というわけで、今回はここまで。

次回はのすけくんの書く【ファイアー・バード】絡みの話になるか、或いはその他の話をちょくちょく纏めた記事かのどっちかだと思います。

それでは、また。


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