こんにちは、神結です。
デュエル・マスターズ新弾「愛感謝祭 ヒロインBEST」が来週末の7月19日(土)に発売されます。
この「〇〇BEST」シリーズですが、名前負けしないレベルのBESTカード・デッキを過去に量産しておりまして、一昨年は【赤白サムライ】や《飛翔龍 5000VT》に《邪幽 ジャガイスト》、去年は【ファイアーバード】【ドリームメイト】【マーシャルループ】などオリジナル・アドバンス環境に多大な影響を与えております。
というわけで必然的に期待が高まりつつも同時に戦々恐々としているわけですが、今年も5つの種族・戦略がフィーチャーされました。
それぞれの戦略について、私の方から公開されたカードを元に予想の方を書いていきましょう。
エンジェル・コマンド(滝川るる)
切り札は《滝川るる&ラフルル ―閃光のヒロイン―》。
革命編の光ドラゴンの戦術である“絆の連鎖”を再現した能力で、このカードはその戦術の軸となるでしょうか。
まぁ光のカードは近しいカードで固めることで強さを発揮することが多いのですが、るるもそんな感じですかね。「収録されたカードを順当に組み合わせて順当にデッキを作る」という方向に基本的にはなる気がしています。
ただ現状《王導聖霊 アルファディオス》が強すぎることもあって、敢えて積極的に使ってあげたい理由がキャラ愛以外で思い付かないのですが、《王導聖霊 アルファディオス》と《滝川るる&ラフルル ―閃光のヒロイン―》を一緒に使えば凄まじい展開力で圧倒できたりする、のか……?
個人的に気になるカードとしては《きりふだるる》と《天革の騎令嬢 ミラクルステラ》辺り。


前者は横展開の着地点として設定した際に大量にドローが可能であり、それこそ《王導聖霊 アルファディオス》+《サファイア・ウィズダム》のパッケージと合わせた時のロック性能が非常に高いかな、と思っているのでかなり期待しているカードです。上手く組み合わせてあげたいけど、どう綺麗に繋げていくかは、今後の課題かも。あとなんかパワーがデカい。
後者はデザイナー通りに連鎖で使うならば最後の着地点として残すには絶好のクリーチャーといったところですが、《ヘブンズ・ゲート》系のデッキだと面で受けたいとはならないので、あんまり必要ないかなとは思っています。
一方でドラゴンデッキなどはそれこそ面で受けるデッキだと思っているので、途中を凌ぐ負けない択として採用の余地があるなという感じです。「強い盤面」みたいなのを考えるとあまり思い付かないのですが、相手にするとかなり厄介だな感じる部分が多い筈で、性質的には《魔誕の斬将オルゲイト》に近いのかなぁと思っています。
ちなみにミラクルスターの妹ということで、しれっと出てきてびっくりしました。デュエプレではミラクルスター様×デモンカヅラのCPがなんか熱いとされていますが、今後はミラクルスター様の新規カードにも期待したいところです。
サイバー(黄昏ミミ)
切り札は《黄昏ミミ&トワイライトMk.3 ―挑戦のヒロイン―》。
漫画を読んでいる感じだと、勝舞編の黄昏ミミがヒロインという印象はあまりないのですが(ストーリー的には不亞幽とか、なんなら白鳳様の方がヒロインしている印象です)、それは一旦さて置き、今回はサイバーを引っ提げて参戦してきました。
まぁ実は実は黄昏ミミはサイバー使いかというか、トリガー使いみたいな印象の方が強いよね~って話もしたんですけど、それも一旦置いておくとして。サイバーは現時点でかなりヤバげなオーラを醸し出していますね。


《アストラル・ハート》は3枚ドローできるカードで、その後の処理がサイバー進化した場合とそうでない場合とで分岐するカードです。
サイバー進化していればそのまま手札に加わり、往年の《アストラル・リーフ》に。サイバー進化していなければ手札を3枚デッキトップに置き直す、というものに。
3枚ドローもですが、3枚積み込みというもかなり強力で、これが次のターン《マクスハト》のサイバー・メクレイド5にそのまま繋がるんですね。よって進化できるときでもしないパターンが多そうだなとは思いました。
もちろん3コストでメクレイド5は強力。それが《黄昏ミミ&トワイライトMk.3 ―挑戦のヒロイン―》に繋がり、更に更にそこから《超電磁トワイライトΣ》に繋がっていくと、そのままループに繋がっていく……というふうになり、恐らく最終的には“みんなと戦えてよかった”となるでしょう。
現状でも強すぎるくらいのカードを貰えていて、完成形が楽しみなデッキです。間違いなく環境には絡んでくると思います。
シノビ/メカ(本能寺カレン)
切り札は《本能寺カレン&カオスマントラ ―裏切のヒロイン―》。
今回初めてカレンの名字が明かされました。大先生版シクのイラストがかなり可愛いと話題に。
多数のシノビを展開・手札に抱えることでより強い能力を発揮するカードであり、【シノビドルゲーザ】とか【アナカラーシャコガイル】とかのような「受けの多くをシノビに託す」という従来までのシノビデッキとはかなり味の違った1枚と言えるでしょうか。
そもそもシノビとはいいつも、収録されるカードはほぼカオスマントラ一族であり、タタミマントラとかドロロンマントラとかそんな感じのカード名で登場しています。デッキとしては「メカ+シノビ」の形になることでしょう。
戦術としてはいわゆる“クロックパーミッション”と呼ばれるものになるでしょうか。
説明がやや難しい概念ですが、本家MTGではすごくざっくり言えば自分の出したクリーチャーを妨害や打ち消しで味方クリーチャーを守りつつダメージを通していく、といった構造のアーキタイプといえるでしょうか。序盤のダメージレースで優位に立ち、その差を生かして致命的なカードを的確に打ち消すことで勝利を目指していく感じです。
ビートダウンではあるのですが、殴るクリーチャーが《夢双龍覇 モルトDREAM》のような攻撃力を有している訳では無く、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》のような速度を有している訳でも無く、その代わり相手の妨害手段や反撃手段に対して強い抵抗を持つ、といった感じですね。
ただデュエル・マスターズのルール上、MTGと違って相手ターン中に出来る行動がほぼないので、上記の戦術を実現できるデッキはこれまで殆ど存在していません。
ですので、今回のシノビテーマはかなり挑戦的だな、と感じています。
基本的には《忍式の聖沌 y4kk0》などの低コストのメカを《ドラン・ゴル・ゲルス》にチェンジしていくという従来のメカの動きを軸に、そこから先の動きをシノビで補強していくということになるでしょう。
例えばその《ドラン・ゴル・ゲルス》に対して何かしらのクリーチャーで殴り返しをしてくるようなら、そこを軸にニンジャ・チェンジをして反撃をいなす、といった戦い方になるでしょうか。


特に《還る混沌 ドロロンマントラ》は相手の反撃を起点にしてシノビ・メクレイドをすることも出来るので、この戦術を実現する上で鍵となるカードとなるかもしれません。
ただこれをやりきるには多数の妨害を抱えられる手札の枚数と、そもそもある程度は先に攻め込むための起点となる打点生成能力は必要だと思っているので、これらを補強してくれるカードが登場することに期待したいです。
(7/9公開)


新規で2種のシノビを獲得。いずれもシノビ・メクレイド5に対応するカードですが、特に《漲る混沌 ハッポウマントラ》は実質的な即時打点として運用可能に。
しかもしれーっとハンデスついてるし、相手に一方取れるし、テキストなんかめっちゃあるし、シンプルなパワーカード顔してていいですね。相手視点、シノビを2つ以上維持されるとヤバいけど無理に対処に行くとニンジャ・チェンジが当たるという、強烈な択を押し付けられるようになりました。
メタクリかつ蘇生札かつGSまで獲得できて、正直ウハウハです。ここまで強そうだと使いたいなぁ、と思っています。
グランセクト(うららかもも)
切り札は《うららかもも&ミノマル ―献身のヒロイン―》。
《天風のゲイル・ヴェスパー》を始めとした新DMの自然のテーマである「パワー12000」を、双極篇の自然文明のキャラクターたちである“ガイアハザード”に上手く落とし込んだテーマとなっています。
ちなみにガイアハザードとは《自然の四君子 ガイアハザード》にも映っている自然文明を代表する4人の戦士のことで、≪キングダム・オウ禍武斗≫、《超機動罠 デンジャデオン》、《Q.Q.QX. 》、そしてミノマル(《始虹帝 ミノガミ》)になります。


そんなわけで新カードはガイアハザードのメンバーを中心としたものが多く、ファンとしては嬉しいセットとなっていることでしょう。
そんなガイアハザードたちを束ねることになりそうなのが、昨年のDTLのリーダー戦で話題となった《キャベッジ・セッションズ》でしょう。
ガイアハザードの新カードたちは封殺能力はもちろん、NEOクリーチャー化によって即死させられるパターンも増えたので、従来までの弱点であった「せっかく《キャベッジ・セッションズ》から《地龍仙ロマネアース》を経由して《地封龍 ギャイア》に繋げたのに、盤面の打点が素通りして負けた」なんて事態も回避できるようになりました。
ちなみに《キャベッジ・セッションズ》からパワー12000以上を4体展開し、《うららかもも&ミノマル ―献身のヒロイン―》をG・0で召喚すると、そこから9コストオウカブト、8コスト、7コストでデンジャデオン、そして6コストでミノマルと連鎖するようになるので、恐らく蜂モチーフのハニーQ(《Q.Q.QX.》)の新カードが8コストで出るのは間違いないと思います。
ガイアハザードを盤面に並べて勝つ、というのはぜひやってみたい挙動です。
全体の印象としてはデッキとしても大きな強化を貰い、かつ原作・アニメファンも大いに楽しめるようになっており、個人的にはかなりオススメできるセットとなっています。
フェニックス/ファイアーバード(ニイカ)
切り札は《超愛銀河クエーサー・ラブエクスパンジョン》。
特徴は《悪魔世界ワルドバロム》などと並ぶ5色でマナが発生しつつ、非常に汎用性が高く使いやすい性能です。恐らく、デュエパなどではよくパートナーとして選ばれるケースが増えるでしょう。
自身の持つ耐久性能はいかにも“フェニックス”らしい効果であり(デュエマのフェニックスは少し成り立ちが特殊なのですが)、不死鳥の名の通り不死身のフェニックスとなって、お供のファイアー・バードに支えられながら相手を3回殴ることで勝つ……というコンセプトだと思っていました。
要するに現代版《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》みたいなデッキになると思っていたんですよ。
個人的には《新聖綺神 クロスオーバー・ヨミ》が好きなので、今回の《超愛銀河クエーサー・ラブエクスパンジョン》にはかなり期待していました。
ところが、いっこうに見えないコンセプトはもちろん、謎すぎる方向性のファイアー・バードサポートたち、明らかにコンセプトとは外れているとしか思えない《ザ・ユニバース・ゲート》の再録、そしてルール上《超愛銀河クエーサー・ラブエクスパンジョン》に進化できないことが明言されてしまった《ゼノバース・ラピア》など、謎の存在が多すぎてかなり困惑しております。
強い弱いならまだいろいろ言及できることもあったり、使い方やサポートカードを考えたりできるのですが、「何をしたいのかがわからない」が強すぎて、コメントのしようがないというのが正直なところです。
サポートカードたちは今後もちょくちょく発表される筈ですが、この現状だと彼らの能力も予測が出来ないので、ここからの奇跡の逆転ホームランに期待しております。
ちょくちょく更新していきます。
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