【デュエマ小ネタ】生放送企画「2位じゃないとダメなんです。」カードレビュー①

今回は生放送でやってたアレのカードレビューをお願いされたので、さっそくやっていこうと思います。

まだ本編を観てない方は ↓ からどうぞ。

ちなみに演者の方がディベートしていますし、或いは生放送の中でテキストの修正をしているかもしれませんが、今回はあくまで提出された原本のみを参照して、私の独断によるレビューをします。



「2位じゃないとダメなんです。」

ルール

参加プレイヤー紹介

フェアリー

フェアリーチャンネルで活動しているお馴染みDMプレイヤー。

デッキ構築やプレイングには卓越した実力を持っているものの、ことカードデザインに於いてはこれまでに《絶望の大地》《ジョーカーズの呪い》など、数々の奇怪なカードを生み出してきた。

特にこれまでの企画は「カードの強弱」ではなく初動の「値段」を決めるものであり、「如何にプレイヤーが欲しがりそうか」「プレイヤーたちが使いそうか」というの認識の摺り合わせる企画……どちらかと言えば、itoに近いようなものあった。

が、この男、この海でもっとも自由であった。

itoやったら「子どもの好きな食べ物」のお題で70くらいにハンバーグを挙げそう。「いやだってあれさ、挽肉固めて焼いただけじゃね?」とか言ってそう。

なおここまで書いておいてアレだけど、筆者はめっちゃフェアリーさんを尊敬しています。

 

カジュアる

お馴染みDMYouTuberで、デュエマオタク。青いパーカー。ガビガビ。アンチ《Code:-MAX》同盟。GPのときに2分くらいだけ挨拶出来ました。

ここからは全部偏見なんだけど、動画を観ている限りカードを作る際には「プレイ体験」とか「相対的な強さは置いておくとして、特定のデッキに於いてはファーストチョイスになること」を重視しそうで、オタクがニヤニヤ出来そうな斬新で面白いカードを作るのは上手そう。

というよりも、なんかそういうデザインにしないと自分で自分を許さなそうなストイックさも感じるんだよな。

ただ今回の企画は横の相対評価で2位を目指すというものであり、果たしてカジュアるくんのそういった観点が評価者に受け入れられるか、その点については不明である。

 

ヤマダ(アドバンテージ)

お馴染みアドバンテージのショップ店員さんで、YouTubeも担当。中日ドラゴンズのファン。

カードゲーム歴はたぶん長く、またそれなりに多くのタイトルを遊んでいそうなので、総合的なカードゲームに対する知見は高いと思う。

その上でショップ店員さんでもあり現場に直接関わっていることから、ユーザーの感じるカードの強弱も(自分が感じてるものとの温度差も含めて)肌感覚で理解しているのではないだろうか。つまりこの企画はかなり強い。

ちなみにめちゃくちゃ申し訳ないけども、去年に引き続き筆者はドラゴンズを最下位予想としている。アキーノ次第?

 

flat-

いつもの彼です。

 

テーマ1「6コスト単色部門」

というわけで今回発表されたのは下記の4枚になります。

順番に見ていきましょう。

 

《大地を穿つ円匙》


破壊力  :A
スピード :C
射程距離 :B
持続力  :B
精密機動性:A
成長性  :A

総合評価:9.5点

普通にぶっ壊れです。

上から順に見ていきますが、まずトリガーで1ブーストが保証されているので、もう腐ることがありません。マナをガチャガチャするカードの弱点ってダブつくことだと思っているんですが、このカードは序盤でも盾から来たときに明確な役割があります。

その上で更に追加で墓地からブーストと書いてあります。これ、盾から来たときに初動に成功してるだけで2ブーストとか出来ちゃったりするんですよね。盾から2ブーストはね、だいぶよくないですね。

とはいえ、ここまでならまぁ、踏みとどまってると思います。

でもなんかね、これマナにアンタップインで入るんですよ。

これがまず最初のライン越えですね。ダメに決まってんだろ。下手しなくても行動権増えますからね。この前発表された《絶望の大地》は「まぁ……流石に強いかな? デュエマも変わったなぁ」と思ったんですが、短期間でもっとヤバいのぶっこんで来ましたね。ただこれは結構テキストミスの可能性はあって、結構修正されると思います。

カードとしてはここまででも充分に強そうなんですけど、コイツはこれではまだ終わりません。更に更にマナ回収効果まで付いています。

で、このマナ回収効果なんですが、なんと色指定もないし、クリーチャーも呪文もタマシードもなんでもOKです。ライン越え2つ目です。ダメに決まってるやろが~~~~い! 《若き大長老 アプル》がいればなんでもいいと思ってる節があります。若いのに過労死しそう。たぶんこれもテキストミスです。

だいたいこの手のカードって何処か痒いところに手が届かないことが多いんですが、このカードは違います。もうね、全てにおいてユーザー側に都合のいい記述になっています。まるでユーザーが作ったかのようなカードです。

ここで終わってても充分過ぎるくらいにぶっ壊れていると思うんですが、なんとまだテキストがあります。なんか除去効果まで付いてます。いや、この除去なんで付けた? これねぇ……結局この除去のお陰で後ろ踏みが許されないのもヤバいですね……。

なんかトリガーとして前でも後ろでも強いし、アプル以外のメタカードであればこれで除去ってから起動出来るのヤバいんですよね……。グラスパーとか見てると分かると思うのですが、チェイン系の初動パーツに除去付いてるのって、本当にヤバいと思いますよ。

まー最大出力を発揮するにはアプルや他の墓地メタを乗り越えていく必要はあるんですが、このカードの凄いところは最速で撃ってもロングゲームの終盤で撃っても別に強いという点ですね。《天災 デドダム》とも相性いいし、なんか単色だし。2→4→6軸のオービーとか、ハンドコンボ系のデッキでは革命的なカードになるはず。

デュエマの恒例として最強のカードが出ても一強環境にはならないのですが、CS環境では絶対に無視出来ないカードであるのは間違いないです。

僕は間違いなく使います。

 

《ZEROの深淵龍 アビスドライブ》

破壊力  :A
スピード :C
射程距離 :C
持続力  :B
精密機動性:E
成長性  :C

総合評価:キモい

第一感は、マジでキモいです。第五感くらいまで考えましたけど、やっぱりキモいです。

なんかもう、キモさに全振りした《CRYMAX ジャオウガ》って感じ。

これ結構キモいポイントが幾つかあって、「トリガー踏んだら負け!」ってデザインしてくるくせに《終末の時計 ザ・クロック》はケアしてるんですよ。踏んだ瞬間にターンとびますからね。敗北効果起動しないんですよ。キモすぎ。

クリーチャー効果を無視して出てくるまではまぁいいんですけど、ブレイク数だけは大人しくしてて欲しかった。アビスラッシュZEROで出して自分の盾割るのは普通にメリットですからね。

しかもこれテキストの都合上G・ブレイカーじゃないんですよね。

これ裁定は追ってアナウンスあると思いますが、多分先に自分の盾割るんですよ。何が起こるかっていうと、別にここからブライゼ起動するみたいにチェイン出来る、最悪そのままループして勝ちそうなんですよね。

仮にこの裁定じゃなかった場合でも、先に相手の盾から割るんで、相手の受けを全部確認した上で自分の盾から追加で打点とか出せます。どっちにしろメリットなんだよな。

で、ここもキモいポイントなんですけど、盾は自分のも割るくせに、盤面と手札破壊は相手だけなんだよな。盤面破壊は都合上一旦置いておいて、ZEROがどうたらこうたら言うなら、そこはちゃんと自分の手札も捨てとけよな。このデザインの一貫性のなさは本当になんなん? あと都合上一旦スルーしたけど、盤面は破壊するなよ。なんでこのデザインで「いつ射出しても+1でリーサルになります」が成立するんだよ。

そしてそしてその上で、一見すると《流星のガイアッシュ・カイザー》みたいなカードには抗えないデザインになっていますが、別に普通に手出しでポン置きするだけだいたい勝ちっぽいですけどね。

何故かアビスラッシュZEROで出さないと敗北効果ないし、場を離れない効果は永続だし、アタック時効果もアビスラッシュZERO関係ないんだよな。これ、15コストとかでアビスラッシュZEROで6で出せるとかなら分かるんだけど、なんでコイツ素出しで6なんですかね。仮にコイツを受け切れるような、そういうタイプの盾の強いデッキって、多分素出しそのものは咎められないと思うんだよな。

時限式ですけど1人で《魔天降臨》+《ロスト・ソウル》するんですよ。専用デッキは当然作られると思いますけど、そうでなくても黒が入っていればかなり広い範囲のデッキで採用されそうですけどね。実はアビスがたぶん、コイツそんなに要らない気がする。

いま色んなデッキで《CRYMAX ジャオウガ》が使われてますけど、比較するくらいのことは必要な気がしてきました。それでもクラジャの方が上かな?

 

デュエルマスターズが「相手の不愉快にさせた上で勝つと2勝分になる」みたいなルールだったら、間違いなく絶対に使っています。

そうでなくてもデッキによっては普通に使うけどなぁ……。ノーデメリットのポン置きが成立するんで、弱そうな部分ないんですけどね。

壊れ具合で言ったらシャベルっぽいけど、キモい度合いでいったら断然こっちですかね。総合評価は「キモい」なんですが、なんなら環境で見る枚数で言えばこっちの方が多いような気もしています。でもこのカードに「9点!」とか「10点!」って言いたくないんですよ、わかってくれますかね?

 

《使用禁止 チュリス》

破壊力  :C
スピード :B
射程距離 :C
持続力  :C
精密機動性:C
成長性  :B

総合評価:6点

まずイラストが可愛いですね。

テキスト的には革命チェンジが出来る《轟速 ザ・ゼット》みたいな感じです。素出しでも打点のあるので、終盤の押し込みには有用です。

また《一撃奪取 トップギア》などの2→4から繋がるメリットは大きく、3ターン目にノヴァが走れるのも悪くないでしょう。そういう意味では【赤白バスター】【赤青バスター】の専用カードという扱いになりそうです。実際、チェンジして手札に返ってきたコイツで走り直してリーサル、という動きもありますからね。

まぁ……それだけなんですよね。役割が明確なのはいいことだと思います。その他のデッキでなると《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》が優先されることになりますからね。

ただノヴァ系列のデッキが現代で強いのかはちょっと微妙なラインかも。革命チェンジに対するガードは未だに固くメタカードも多いです。オリジナルならCSでそこそこ勝つくらいのポテンシャルは持っているかもしれませんが、まーちょっとインフレについて行けてないかもなー感は拭えないですね……。マイケルは使いそうだけど。

GoAのカードだからcipで3000オールくらい出してくれてもよかったけどな。流石に強すぎるかな?

まぁとにかくイラストが可愛いので、僕は4枚買うと思います。

 

《クリスタル・ゲート》

破壊力  :B
スピード :C
射程距離 :B
持続力  :C
精密機動性:C
成長性  :A

総合評価:8.5点

また随分凄いのが出てきましたね。

水のジャストダイバーといえば小型も多いですが、大型クリーチャーだとお馴染み《禁断竜王 Vol-Val-8》の他、《海龍神クリスド》があります。

受けとして考えるなら《龍素記号wD サイクルペディア》がもっとも有力でしょうか。ボルバルのEXライフと合わせて、ちゃんと受けとしては成立しそうなんですよね。その上で、出てくるデカ物が単体として強力なので、平均出力は《ヘブンズ・ゲート》のそれを上回っているんじゃないですかね。

まず前提として、《ヘブンズ・ゲート》や《ウェディング・ゲート》に比べて、単色でリソースを溜めやすい青の踏み倒しはかなり使いやすいと言えます。

あとはやっぱり《海龍神クリスド》の踏み倒しかなり強そうですね。クリスドはかなり強力な類いのカードなのは間違いないと思っていて、ただ彼は《流星のガイアッシュ・カイザー》と合わせても捌ける能力やターンの問題でどうしても使いにくいなと思う部分が目立ってしまったので。

《禁断竜王 Vol-Val-8》は……まぁ、自己完結で追加ターンを取るのは難しそうです。サイクルペディア+GR呪文とかで全く無理ということはないでしょうが、狙っては中々難しいと思います。それでも、充分強いかな……。

大型のジャストダイバーが今後も増えていくかはやや不明ですが、《ヘブンズ・ゲート》と同じでカードプールの追加が楽しみなカードではあると思います。

踏み倒しそのものは色んなメタもありますし、CSで優勝するだけの力はあると思いますが、環境のトップを制圧するかと言われると、それは難しいかな……。よくも悪くも天門亜種なので……。

 

余話

というわけでざっくり考えてみたんですけど、こんな感じですかね。

順位を付けるとしたらジャベル→クリスタル・ゲートの順だと思います。シャベルはちょっと盛りすぎかなぁ。アズレンの女の子よりたぶんデカいっすよ。クリスタル・ゲートは、アズレンにいそうくらいの大きさだと思う。

で、問題のアビスドライブなんですけど、真面目な話をすると同じ軸でカード評価するのが難しいと思うんですよね。

たぶんこの企画の答えって《流星のガイアッシュ・カイザー》とか《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》くらいのカードが模範解答だと思ってて、正統派パワーカードとして環境でバリバリ活躍しています、くらいのラインに設定すると2位くらいになりやすいかな、って。

でもねぇアビスドライブは、そのカテゴライズに縛られないんですよ。やっぱり強いというよりキモいが先に来るんだよな……。やっぱり自由な男なんだよな……。

恐らくなんですけどフェアリーさんはたぶん、使用イメージを思い浮かべた上で「そんなに要らない」と判断して、その上でデメリットを付与することで「あんまり強くない」みたいな評価を下したんだと思う。たぶん、カジュアるくんとはまた別な意味でカードに「オンリーワン」の性能を要求している気がするんだよな。

でも素だしポン置きは充分強いと思うけどなぁ。場離れないし。絶対相手に対応要求するし。攻撃すれば摩天ロストするし。

でもサガよりはアビスドライブ強くなさそうで、シャベルはワンチャンサガとタメ張れるから、やっぱりシャベルの1位は揺るがない気がする。

 

というわけでテーマ1はこんな感じですかね。テーマ2も近日中に更新しようと思います。お楽しみに。

それでは、また~。


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