【新カード解説】ダイナボルトのSRを忖度なしに検証・評価する その1

こんにちは、神結です。

本日十王篇第2弾の『爆皇×爆誕 ダイナボルト!!!』が発売されました。

昨日はカードリストについて本当にさらっと触れただけですので、今回はSRの1枚1枚を確認していく予定です。まあ、1回3枚くらいずつを目途に。

来月からはいよいよオフイベのCSも再開してくるので、参考になればと思います。

ちなみに「忖度なし」と書きましたが、そもそも忖度する場合何処が対象になるのかという話ですが、タカラトミーとかウィザーズではなくflat-工房のネットショップです。まあネットショップの売上とブログの閲覧数って関係ないですからね。

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《「王宮の処罰者」》

・ギャラクシールド 5(このカードを使うコストの代わりに、[ll05]を支払ってもよい。そうしたら、このカードを表向きにし、新しいシールドとしてシールドゾーンに置く)
・自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを支払ったものとして召喚する。
・Wブレイカー
・このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにカードを1枚、自分のシールドゾーンから墓地に置いてもよい。
・手札に加える自分の、表向きのシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。

破壊力   B
スピード  D
射程距離  C
持続力   B
精密機動性 E
成長性   C

いくつか効果があるので、一つ一つ検証していきましょう。

まずはギャラクシールド5ですが、決して軽いカードとは言えないですね。ギャラクシールド自体は《「策略のエメラル」》や《護天! 銀河MAX》などでインチキしやすい能力ではありますので、可能な限り早期着地を狙いたいところ。

というのも、後述の2つの能力が早期着地した場合強いんですよね。

それが除去耐性とトリガー付与ですね。

除去耐性は、自身が場を離れる時に自分のシールドカード1枚を犠牲に場に留まるというもの。《煌龍 サッヴァーク》みたいな感じですね。ただしこのカードの場合は自分のシールドに限定しますが、カードが表向きである必要はありません。

つまり基本的には場に留まれるカードなんですよ。

そして一度場に留まれば、以降使うギャラクシールドが表向きでシールドにセットされるため、全てトリガーになります。光のカードのトリガー付与は結構光文明限定だったりするパターンも大いのですが、これは文明を問いません。見えているカードをトリガー化するので、《音感の精霊龍 エメラルーダ》などとも遊びやすいとは思います。

つまり一度攻めあぐねてこのカードが場に残ると、以降はほぼほぼ手足出せないような状況になってしまう訳です。

ただし表向きのシールドがないと存在意義は薄いため、高い汎用性を持ったカードではないでしょう。

また早期にシールドを割られると耐性そのものがなくなるので、ただの置物になります。上記の通りそれほど速度を出して着地出来るカードでもないので、このカードを出すまでの防御手段もデッキには必要になってきます。ただし序盤の細かな防御札ってコントロール系にはどうしても腐りやすいんですよね。

役割としては、ビートを封殺するカードであり、除去耐性やトリガー爆発の可能性もあることからフィニッシャーとしても一応はカウント出来る1枚でしょうか。

環境を穿つほどの破壊力を持った1枚ではないですが、十王篇のSRとしてはそこそこの水準に達してはいるカードかなとは思います。

 

《水の魔術師マジックス》

・バズレンダ [1](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で[cc01]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、その[OL]能力を1回と、追加で[1]支払った回数、使う)
{OL}呪文を1枚、自分の墓地から手札に戻す。
・このクリーチャーの[OL]能力を使った時、それがこのターン中3回目なら、コストの合計が6以下になるよう、呪文を2枚まで自分の手札から選び、コストを支払わずに唱えてもよい。

破壊力   C
スピード  C
射程距離  A
持続力   D
精密機動性 A
成長性   A

このカードの大きな要素はバズレンダ1にあると思います。5マナで呪文2枚回収って結構スゴイことやっていると思うんですよね。《真実の名 バウライオン》は8マナですからね。

そして気になる下の効果はかなりハイスペックです。要するに「6コストで手札または墓地から合計6コスト以下になるように呪文を使える」ってカードな訳です。《龍装艦 チェンジザ》が5コストであったことを考えると、使い分けが可能だと思います。

いま直ぐどうこうというのは思い付かないのですが、《Wave ウェイブ》系のデッキやなーんかループ系のお供にはなりそうなんですよね。ループしなくとも《ファイナル・ストップ》や《「本日のラッキーナンバー!」》を打ち直してるだけでまあまあ強そうだしなぁ……。

ちなみに手札から唱えているため、《龍装艦 ゴクガ・ロイザー》の効果は乗ります。

総合的に考えたときに、一番今後の可能性を秘めたSRじゃないでしょうか。

 

《不死の墓守 シヴァンリンネ》

・Wブレイカー
・このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から4枚を墓地に置いてもよい。
・このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、コスト4以下のクリーチャーをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
・フシギバース [12](自分のクリーチャーを1体タップしてマナゾーンに置き、[dd12]からそのクリーチャーのコストを引いた数のコストを支払って、このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい。ただし、コストは[dd01]より少なくならない)

破壊力   D
スピード  D
射程距離  C
持続力   C
精密機動性 C
成長性   D

シヴァン、リンネにございます……。

名前の由来は、死番+輪廻だと思われます。

直ぐに思い付く限りでも《百発人形マグナム》と《黒神龍ザルバ》(《ラルド・ワースピーダ》)と《凶鬼34号 バッシュ》が出せますので、ループ致します……。即死ループです。もっと効率のよいルートも、あるかと思います。

ループのための下準備にどれだけ時間が掛かるか、という話にはなってしまいますが……。

それに破壊しないと起動しないため、もう一手間必要です……。場に《百発人形マグナム》がいればそれに越したことはないでしょうが……。

一応ジライヤ斎さんや鬼札王国さんで釣れるため、リンネを早出しすることはできます。墓地は増やしておきたいので、リアニ戦術とも噛み合います。ヨミジさんは、もういません。

蘇生対象の文明は選ばないので《奇天烈 シャッフ》さんたちも釣ることも可能です。

だからなんだって話にはなりますが……。

他に何かリンネに出来ることはあるでしょうか……。

大味なカード、使いづらいですよね……。



次回予告

というわけで今回は番号若い順から3枚ピックアップしました。

次回も3枚ほど検証していきたいと思います。

 

それでは、また。