【デュエマ】殿堂解除選手権 TierS(その6 《BAKUOOON・ミッツァイル》)

こんにちは、神結です。

 

早起きは三文の得らしいです。でも夜中の方がTwitterおもろいんだよなぁ。

というわけで今回はSクラスでも屈指の強カード、《BAKUOOON・ミッツァイル》の紹介になります。

過去のまとめはこの辺から見られます。



Tier表について

Tier表はS~Eの6段階ですが、C~Aまでは+-を追加したので全9段階あります。

各ランクの内訳はざっとこんな感じです。

S……ピン投であってもデッキの核であり、プレイした試合はほぼゲームが決まると言っていい。プレ殿有力候補たち。
A……明らかにおかしな動きをするカードであり、引いた試合は勝ちゲームにかなり近付く。
B……かなり強力なカード。プレイ出来るとゲームが優勢になったり、不利対面を捲れることもある。
C……解除出来るか微妙なライン、環境で使っても充分強力で殿堂カードとしてデッキに投入されることもしばしばある。”切り札”として程よいレベル
D……それなりに力のあるカードだが、環境的にいえば標準的なラインなので解除してもよさそう。
E……解除されても使われなさそうだが、それはともかくしてあげてほしい。

なお零龍等の外部カードについて殿堂カード扱いですが、対象外としています。

またあくまでこのTier表は「各カードを均等に見た場合のTier表」になるので、「このカードは直近で殿堂したから」とか「ランデスカードは重くみるから」みたいな外的な要素は一切考慮しないものとします。

 

今日のTierSの殿堂カード

今回のカードはこちら。

  • このクリーチャーを召喚する時、自分のクリーチャーを好きな数破壊してもよい。こうして破壊したクリーチャー1体につき、このクリーチャーの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。
  • W・ブレイカー
  • このクリーチャーが出た時、このクリーチャーを召喚する時に破壊されたクリーチャー1体につき、GR召喚する。
  • 自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。

罪状:YouTuberの再生数を軒並み低下させた

これ冗談でなくマジな話ね。

最近始めた方は知らないかもしれないけど、マジで《BAKUOOON・ミッツァイル》がサムネにあると再生数が下がるし、なんなら対戦動画全体の再生数が落ちました。単純にメインの視聴者がミッツァイル嫌いだったし、どんなデッキ紹介しても「これミッツァイルに勝てないしなぁ……」ってなって結局観られないっていう奴ですね。

話を聞く感じだと、これにリスクを感じ始めた各YouTuberたちが対戦動画からの方針転換して試行錯誤していた感じですね。一応flat-工房は解説がメインだったのでそこまで大きな影響はなかったんですが、それでも気が気ではなかった筈でしょうね……。だって隣の芝が大火事なんだもん……。

 

というわけで《BAKUOOON・ミッツァイル》もここです。そりゃそうですよね。

前に何かで書いた記憶があるのですが、私はこのカードを買ったとき、「向こう1年……いや、2年はお世話になり続けるんだろうな……」と思っていたのですが、結果的に1年保ちませんでした。なんでやろなぁ。

 

このカード、登場は超天篇の第1弾です。

発売直後のGP8thにてday1、day2ともに活躍し早速結果を残すと、GW以降はミッツァイルを中心に環境が回っていくことになります。

特に【赤白轟轟轟ミッツァイル】は攻守ともに優れたデッキで、アグロプランから《Dの牢閣 メメント守神宮》を使ったコントロールプランまで幅広い戦略を採ることが可能でした。

序盤を《音奏 プーンギ》や《奇石 ミクセル》でやり過ごしながら、《超次元サプライズ・ホール》や《♪銀河の裁きに勝てるもの無し》などから展開。《Dの牢閣 メメント守神宮》を使えば非常に強固な盤面を作ることも可能で、《ゴリガン砕車 ゴルドーザ》もこれに寄与します。

対戦相手と手札によってプランの組み替えが可能なのもポイントで、【ジョラゴンジョーカーズ】のような後ろに強い相手には《“轟轟轟”ブランド》や《BAKUOOON・ミッツァイル》を使ったアグロプランを、【赤青覇道】のような相手にはメタカードで盤面を固めてコントロールプランで挑んでいました。ちなみに【チェンジザドンジャングル】には意外とアグロプランよりミクセルで頑張りながらコントロールプランとの中間択を取ることが大事だったり。

とはいえ、ここまではまだタダの超強いアタッカー。

しかしここから……奴は弾けた。

というのも、超天篇の第2弾でジョーカーズのGRが多数登場。「マナドライブ」の実装により、GRクリーチャーは打点ではなくリソースとして活用することが可能になりました。

こうなると、1枚で多数のGR召喚が可能な《BAKUOOON・ミッツァイル》は、独占的な地位を築けた訳です。

こうしてGRゾーンをジョーカーズで固められる(=GR召喚によってリソースが稼げる)ようになると、ミッツァイルは1つ高みに到達することになります。

《夢のジョー星》を使ってチェインしながらGRを全て場に出すというギミックが発見され、まず【赤緑ジョーカーズミッツァイル】が活躍します。

緑ジョーカーズの展開力とGRを生かして盤面を作り、《BAKUOOON・ミッツァイル》で更に展開。GRをしゃぶり尽くしてデッキを掘り進めながら、最後は《単騎連射 マグナム》+《ジョジョジョ・マキシマム》でゲームを締めるのがこのデッキです。

とはいえ、このデッキも言ってもまだちょっと最強かな~~~、くらい止まりでした。直後に登場した同じく最強デッキの【アナカラーデッドダムド】に駆逐されてしまいましたからね。

ただミッツァイルにはまだあと2回進化を残していました。

まず1つは、お馴染み問題の超天篇第3弾の発売。数々の悪名高いマナドライブGRクリーチャーが登場したことで、【シータミッツァイル】が登場します。また、【赤単ミッツァイル】も大分活躍しましたね。

 

まあこの2つのデッキにしても、ちょっとGPで覇権とっちゃう程度の最強デッキでしかまだなかった訳です。優勝次第はヤドネに持っていかれてますし。

ただ極めつけは《“魔神轟怒”万軍投》の登場でした。

これは従来のシータの強化とともに【赤青ミッツァイル】が新たに登場。世界を終わらせにきました。

ちなみに【赤単ミッツァイル】はこのデッキに勝てないため環境から消えました。

コイツは流石に正真正銘の最強デッキで、最速3ターンで逆転不可能な盤面を作り上げてしまいます。なんなら、後手3先4キルくらいは基本でしたね。

まともに対抗出来るデッキが【青黒カリヤドネ】くらいしかなく(ちなみに赤青vsヤドネはヤドネ微不利)、これがかなりのヘイトを買いました。前述した「DMYouTuberたちの対戦動画の視聴数が落ちた」原因は、間違いなくコイツです。

いや、これ冗談抜きにそうで対戦動画の再生数は露骨に減っていて、さらにミッツァイルがサムネにあるとそこから更に低くなっていました。対戦動画を上げるのはガチ勢寄りのYouTuberで、そうなると必然的にミッツァイルを使う事にはなるわけですから、この時の状況は本当に「詰み」だったかも。

なお噂によると、いまのポケカがミュウVMAXが強烈すぎて似たような現象が起こってる(再生数に影響があるかまではわかってないんですが)らしいですね。

 

ちなみにこの年のエリア予選の参加賞プロモはミッツァイルでした。

「プロモを配ったのにミッツァイルを殿堂させるのか」vs「流石にミッツァイルを放置し続ける訳にはいかないだろ」の間でユーザーでも様々が議論が展開されていましたが、公式の決断は殿堂でした。YouTuberを始め、色んな人がホッとしたことだと思います。

まあ、この判断について言えば、やむを得なかったというのが本音でしょう。お陰で私はジャッジ大会で既に殿堂済みのこのカードを受け取ることになりました。

ちなみに……ですが。ミッツァイル殿堂後も【4cドッカンデイヤー】の登場でGR環境に歯止めは掛からなかった話は《MEGATOON・ドッカンデイヤー》の時にお話した通りです。もちろん、このデッキにもバッチリ《BAKUOOON・ミッツァイル》は使用されておりました。

というわけで2019年を象徴する1枚だったと言って、間違いないでしょう。

 

ミッツァイルの歴史はこちらの記事でもまとめておりますので参考にどうぞ。

現在でもこのカードさえ戻ってくれば再現可能になるデッキは数多くあり、帰還の芽はないと言っていいと思います。

ただしプレ殿になるかと言われれば現状のアドバンス環境で猛威を奮っているわけでもなく、そもそもアドバンス環境があまり規制には積極的でなさそうなため、1枚限定であればまだ使えそうです。GRを強化するようなカードはしばらく登場させそうにないですし。

 

というわけで今回は《BAKUOOON・ミッツァイル》でした。

次回もまた、超天篇のやべー奴になります。お楽しみに。

 


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