こんにちは、神結です。
今回はBBPで収録される新カード《Black Lotus》についてです。
オーコやエムラクールを予想していたのですが、やってきたのはなんと《Black Lotus》でした。サッカー選手でいうところのリオネル・メッシであり、小説でいうところのハリー・ポッターであり、競馬ならディープインパクトみたいな感じですね。
というわけで、使い方も含めて色々考えてみましょう。
《Black Lotus》とは
知らない方のために、簡単な解説を。
カードゲームというのは、黎明期にはなんかのバグなんじゃないかと思っちゃうカードが登場してしまうことが多く、それはTCGの歴史そのものでもあるMTGに於いても例外ではありません。
MTGでは黎明期の中でも特にバグったカードの９枚を「パワー９」と呼称しており、《Black Lotus》はその中でも筆頭格のカードです。
無色 0コスト アーティファクト
(Ｔ),Black Lotusを生け贄に捧げる：あなたのマナ・プールに、好きな色１色のマナ３点を加える。
その効果は０マナでマナを３点加えるというもの。まあこれがどれほどヤバイかは、これを読んでる人ならわかるでしょう。コレクター需要も高く、再録禁止であることも相まってその価格は完品に近ければ1000万を優に超えます。
【参考】https://news.denfaminicogamer.jp/news/190307d
で、そんなカードが遂にデュエマにやってきたわけです。
デュエマ版《Black Lotus》について
無色 0コスト アーティファクト
■このArtifactがバトルゾーンに出た時、封印を3つ付ける。（カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く）
■自分のターンのはじめに、このArtifactに付けた封印を1つ、自分の山札の一番下に置く。
■このArtifactの封印がすべてなくなった時、これを自分の墓地に置く。このターン中、次にカードを使う時、そのコストを最大3少なくしてもよい。ただし、コストは0より少なくはならない。
さすがにロータスの効果をそのまま使う訳にもいかないので、類似カードの一種である《睡蓮の花》の元にカードが作成されています。要は設置した3ターン後に、最初に使うカードのコストを3下げることが出来るわけです。即時的なリターンを得るのが難しい分、相手にとっても厄介な時限爆弾にもなります。
さて、肝心な運用についてですが、中々クセが強いカードです。
4ターン目以降にコストを軽減して早出ししたい！ といったカードはコストの大きなカードが多いのですが、ビッグマナ系統のデッキはどうしても色基板の問題があります。ゼロ文明のカードを4枚積むのは難しそうなんですよね。
ひとまず、相性の良さそうなカードを探していきましょう。
4ターンゼニスだ！ ……で？
ゼロ文明のアーティファクトのコスト軽減ということで、まずパッと思い付くのはゼニスとの相性の良さ。
先攻1ターン目にこのカードを置いて、3ターン目に《フェアリー・クリスタル》を成功させると4ターン目には《戦慄のプレリュード》から10コストのゼニスが、2枚使えば《超絶奇跡 鬼羅丸》まで出せます！ 凄い！
仮に《戦慄のプレリュード》も《フェアリー・クリスタル》も引いて無くとも、4ターン目には《天運ゼニスクラッチ》を唱えることは出来るというサブプランをバッチリ完備しております。やったー！
……が、しかしここは現代デュエル・マスターズ。《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》を出してもそんなの知らんとばかりにGRクリーチャーが飛び出し、《「智」の頂 レディオ・ローゼス》を出しても「まあ墓地肥えたし？」と、次のターンのトップデックに《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》を固定され、《「祝」の頂 ウェディング》に至ってはGRクリーチャーが山に帰ってくだけです。
Oh,ゼニス……なんと弱いことか……。
そう考えると《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》って出せば結構勝てるレベルだし、強い寄りのカードなんですね。
ちなみに《Black Lotus》のコストはゼロ。赤単速攻にもジャッジ負けします。そもそも刃鬼はマナのない状況で最速出ししたところで特に意味の無いというゼニスでは特殊なカードなんですよね……。
実はお前が一番勝てるゼニスなのでは……？
おくすりジョラゴン
ジョラゴン「はぁ……最近はすっかり出番なくなっちゃったなぁ……ゼンノーには裏切られるし、せっかくワイルドな感じにイメチェンしても『シールド戦で邪魔』とか言われる始末だし、もっと活躍したいんだけどなぁ……」
？？？？「へいへい、そこのジョラゴンくん。お悩みみたいだね？」
ジョラゴン「アナタは……プレミアム殿堂のアクアンさん……？」
アクアン「お、よく知ってるな」
ジョラゴン「紛争地域を顔を出して武器を売り捌いてるだけでなく、自ら匿名掲示板で対立煽りを演じて戦争を引き起こしてると噂の……？ 『ミッツァイル殿堂でプロジューサーは弱体化』っていってジューサーを１枚500円くらいで買い集めたり、確かこの前も不毛なシャカパチ論争を煽った挙げ句に『気持ちよくシャカパチ出来るスリーブ』と『シャカパチしても音が出にくいスリーブ』を売りさばいてボロ儲けしたとかいう……？」
アクアン「まあまあ、そんな噂の類いはともかく。聞いてくれよジョラゴンくん。この睡蓮の力を使うとね、パーッと気持ちよくなれて力も湧いてくるんだ。それになんとコストはタダ！ 安い！ そしてキミと同じゼロの力を使うんだ。親近感も湧くし、これは使わない手はないだろう？」
ジョラゴン「え、でも僕にも一応《戦慄のプレリュード》があるし……」
アクアン「プレリュードジョラゴンしても着地は５ターン目じゃないか。でもこの力を使えばね、なんと４ターン目に着地することが出来るんだ。しかもプレリュードと違って同時に抱える必要は無いからランダムハンデスにも耐えやすい！ まずお一つから、いやお四つから試してみては如何でしょうか？？？」
ジョラゴン「でも、アクアンさんが売ってる物を買っちゃいけないって。この前も『絶対殿堂しない！ ラッキーナンバーは今が買い！』って言われて買ったばかりなのに……」
アクアン「大丈夫だよ、今回は殿堂の心配ない新商品だから！」
ジョラゴン「確かに……。でもデュエマ以外のカードの力を使うのって不安だなぁ。アーティファクトって使ったことないし……」
アクアン「それも大丈夫だいじょうぶ、ちょっとスロットンが外れるとか１ターン目に置けないと遅延するとかいう副作用もあるけど合法だから！」
ジョラゴン「え、そうなのか。でも……」
アクアン「逆に考えてくれよ。いまここで新しい力に手を出さなかったら、現状は打破できないよ？ ジョラゴンくんもこのまま年金を食い潰して生きてくつもりはないんでしょ？ 」
ジョラゴン「確かに……1枚いくらなんですか？」
アクアン「実在の《Black Lotus》は1枚1000万を越えたりもするんだけど、そこは安心と信頼のアクアン商店。なんと1000分の1以下で、今なら1枚1万円！ これは安い！ お買い得！」
ジョラゴン「え、じゃあちょっと買ってみようかな……」
アクアン「毎度あり。いやぁ、よい買い物をしましたなぁ。今後ともどうぞご贔屓に、にひひひ……」
Black Lotusジョラゴン
4 x Black Lotus
2 x ジョジョジョ・ジョーカーズ
4 x ジョラゴン・オーバーロード
2 x 超GR・チャージャー
1 x ガヨウ神
4 x スゴ腕プロジューサー／りんご娘はさんにんっ娘
4 x バーンメア・ザ・シルバー／オラオラ・スラッシュ
2 x ソーナンデス
3 x ムシ無視のんのん／灰になるほどヒート
4 x ジョット・ガン・ジョラゴン
3 x ジョリー・ザ・ジョルネード
1 x SMAPON
2 x ドンジャングルS7
4 x アイアン・マンハッタン2 x サザン・エー
2 x ジェイ－SHOCKER
2 x バツトラの父
2 x ゴッド・ガヨンダム
2 x 天啓 CX－20
2 x The ジョラゴン・ガンマスター
アクアン「そんな《Black Lotus》が入ってるブラックボックスパックは予約受付中だよ、にひひひ」
