こんにちは、神結です。
今回は前回の流れを汲みつつ第2回になります。予告通りアレです。
それではどうぞ
（過去のまとめはこの辺から見られます）
Tier表について
Tier表はS~Eの6段階ですが、C~Aまでは＋－を追加したので全9段階あります。
各ランクの内訳はざっとこんな感じです。
S……ピン投であってもデッキの核であり、プレイした試合はほぼゲームが決まると言っていい。プレ殿有力候補たち。
A……明らかにおかしな動きをするカードであり、引いた試合は勝ちゲームにかなり近付く。
B……かなり強力なカード。プレイ出来るとゲームが優勢になったり、不利対面を捲れることもある。
C……解除出来るか微妙なライン、環境で使っても充分強力で殿堂カードとしてデッキに投入されることもしばしばある。”切り札”として程よいレベル
D……それなりに力のあるカードだが、環境的にいえば標準的なラインなので解除してもよさそう。
E……解除されても使われなさそうだが、それはともかくしてあげてほしい。
なお零龍等の外部カードについて殿堂カード扱いですが、対象外としています。
またあくまでこのTier表は「各カードを均等に見た場合のTier表」になるので、「このカードは直近で殿堂したから」とか「ランデスカードは重くみるから」みたいな外的な要素は一切考慮しないものとします。
今日のTierSの殿堂カード
今回のカードはこちら。
《魔導管理室 カリヤドネ》
- シンパシー：自分の墓地にある呪文（このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、自分の墓地にある呪文１枚につき１少なくなる。ただしコストは０以下にならない）
- このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト３以下の呪文を３枚まで、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。こうして唱えた呪文は、唱えた後、墓地に置くかわりに山札の一番下に置く。
- W・ブレイカー
《ハーミット・サークル》
- Ｓ・トリガー
- 相手のクリーチャーを１体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。
罪状：勝者の引きなら俺も勝者？
誰？
というわけで【青黒カリヤドネ】でお馴染みの《魔導管理室 カリヤドネ》も当然Sランクです。
GP9thでイヌ科さんを優勝させた上に、「ループわからんから殴った」などと供述していたよしゆきを3位まで押し上げてしまいました。どんだけイカレてるんだこのデッキ。
このカードは超天篇の問題弾でお馴染みジョルネードで登場し、GP9thでの大活躍を経て一躍最強デッキの名を得ます。
そしてGP後の「優勝デッキ」の肩書きに恥じない活躍を披露します。
例え《“魔神轟怒”万軍投》が登場しようとも、環境に大量のミッツァイルが溢れようとも、このカリヤドネが最後の一線を守り続けたことで「ミッツァイルだけ」という環境にはなりませんでした。【シータミッツァイル】には完全に有利を取っていて、【赤青ミッツァイル】にはやや不利ではあったものの一定以上の勝率はキープしていました。これだからカリヤドネは凄いんだ。
その後《「本日のラッキーナンバー！」》を失い、ライバルだった《BAKUOOON・ミッツァイル》がいなくなった後も相変わらず上位の座をキープ。《マリゴルドⅢ》や《ヨミジ 丁-二式》は半年で旅立ちましたが、ヤドネは何故か許されると結局登場から1年間環境上位の座を守り抜きましたね。
工夫の跡が見えますね。《スーパー・デーモン・ハンド》は《ポクタマたま》などを出したあとに殴ってくる相手に対しての回答として用意されていますし、《龍脈術 落城の計》は《DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜》対策ですね。
流石にこの頃になると、常に環境トップだったというわけではないのですが、潜在的にはTier1の存在感を持っていたといっていいでしょう。
というのもヤドネが存在し続けたことで、あらゆるデッキに墓地メタの搭載を要求され続けたのはナンセンスだったでしょう。《お清めシャラップ》や《ポクタマたま》、《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》まで数々のデッキで使用されていました。シャラップは相変わらず強いですが、他は流石に見なくなりましたね……。
ファンが多かったのも間違いないですが（ヤドネ一本で一年間飯食ってた人も普通にいましたね）、「放っておけばいつまでも環境に居続けるデッキ」という認識はプレイヤーたちの間でもありました。そういった意味で殿堂は妥当ですし、帰ってもこないでしょう。
というかなんだかんだで1枚でもカリヤドネはデッキとして存在しうるし（さすがにそこまで強力とは言えないですが）、なんなら最近のヤドネさんは一人で青単スコーラーに出張しています。しっかりそこでもループパーツの核として活躍していますね。
このカード、1枚でも結局ループみたいなことしちゃうのがよくないんですよね……。将来的に……いや、別に明日でもいいですけど、プレ殿行きになっても全然おかしくないというか、「お前にはそっちにいる仲間達と一緒にいる方が合ってるよ」とすら思うんですよね。
もし万が一殿堂解除されたら、冬の富山県にいってタンクトップで工房メンバーやモルさんと雪合戦してきます。
というわけで《魔導管理室 カリヤドネ》でした。
次回も超天篇が生んだバケモノを紹介します。お楽しみに。
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