【デュエマ】殿堂予想選手権 2024冬の陣 その6 ~その他殿堂候補など~



こんにちは、神結です。

今回はその他の殿堂候補カードや、そもそもの今回の殿堂に関する話をちょっとします。

そもそもの今回の殿堂の話

殿堂の方針?

これまでは「夏は緩やかな制限して環境の調整、冬に大きな制限して環境を一新」みたいな雰囲気もあったんですけど、去年の殿堂とか、秋口の「魔覇革命」リリースとか考えると、なんだかもうよくわからなくなりました。

ちなみに前回の夏殿堂では《絶望神サガ》、《蝕王の晩餐》、《神の試練》という3枚の殿堂がありました。振り返ってみると《神の試練》の殿堂って、当時は「無意味」みたいなこともいっぱい言われましたけど、結果的に上手い判断だったんですね。これなかったらもっと【青黒ヴォゲンム】へのヘイト大きかったんじゃないですかね。

まぁ当たり前なんですけど、我々と開発側では見えてるビジョンが違いすぎるんだよな。だから本質的には、殿堂予想ってエンタメ以上にはならないですよね。

別に本当に予想することは出来ないけれど、でもまぁ予想してるのも予想を見るのもそれは楽しいからお祭り的に楽しむという。

私は《絶望神サガ》みたいなカードさえ絡んで無ければ、殿堂は年2回のお祭りイベントとして楽しんでいいと思います。カードゲームとして商品を継続的に出し続ける以上、殿堂って絶対に避けられないものだと思ってます(殿堂にならないようなカードを作ることは出来たとして、それはそれで商品としての魅力はないと思う)。

 

さて、話を戻しますが、「ここ最近ずっと強い」というデッキも比較的多いので、環境を一新しようと思って殿堂を掛けると結構な枚数必要になり、大きな影響が生じます。

まぁ、前回前々回と結構小さな規模の制限だった影響もありますよね。コロナもあったから仕方ないけど、JOグルメ制限した後に《バッドドッグ・マニアクス》とか《怒りの影ブラック・フェザー》とか《樹食の超人》とか再録したのって始末書案件だったのかな。

実際いま《巨大設計図》は暴れてるけど再録は決定しているっていうのも、まぁ商品開発の難しさを感じますよね。

そしてこの《巨大設計図》が、今回の殿堂のキーマンだと思っています。

この《巨大設計図》を商品展開上掛けることが出来ないと判断した時、果たして半年後には可能なのか、それとも一年は厳しいのか。

もし半年後には掛けられるという話だと、実は今回も2~3枚のみの殿堂に留めて夏に本番、というような形式でいけると思うんですよね。

でも「いや、4月に売った商品を8月に掛けるのは……」という判断になった場合、メス入れておいた方が良さそうなんだよな。

あとは新商品だけは本当に何も予想のしようがないので、意外と何もなかったら「じゃあ4月からのカードは強いのかな……?」みたいな推測が出来るという。この辺はまた、殿堂が発表された後で記事にしようと思います。それはそれとして《天命龍装 ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー》殿堂で《激烈元気モーニンジョー》が高騰! みたいな記事は見たくないな。

運営のこの半年の環境想定?

せっかくなので、この辺りの話も触れておきましょう。(ちなみにここから先は全部オリジナル環境の話です)

《絶望神サガ》を落として以降の環境で、中心にすべく据えたのが『魔覇革命』産のカードたちだったのは間違いないと思います。

速度と押し込みが強力過ぎる【赤青マジック】に、メクレイド等で敢えてムラッ気を残している【黒緑アビス】や【赤白アーマード】、更には序盤から優勢な盤面を築いて戦う【白黒メカ】、遅いゲームになれば天下を取れそうな【青緑ジャイアント】といったデッキを世に放っています。

後ろのゲームでこれまで力を持っていた【青魔導具】に対しては入念なほどのエレメント除去を各デッキに配布。《ガル・ラガンザーク》が絡む試合はあれど、あれはとっくに殿堂にしています。

全てのデッキが環境に揃うとまではいかなくとも、どれかが突出した時にはどれかが抑制出来るという、五大老システムのような形で世に送り出したと思うんですよね。

実際、この5デッキで戦わせると例えばマジックに対してはメカは強く出られたりするし、『竜皇神爆輝』でそれぞれに補正を入れながら上手い感じで環境が回る、というような想定をしていたんじゃないでしょうか。

少なくともここまで【赤青マジック】が突出して強いようには作ってなかった筈なんですよね。

ただ恐らく、想定外だったのが【青黒ヴォゲンム】というデッキではなかったんじゃないですかね。もちろん《堕∞魔 ヴォゲンム》を出した時点で《「無月」の頂 $スザーク$》と合わせたデッキは当然作っていたとは思いますが、《卍 新世壊 卍》を抜くという発想には中々ならなかったんじゃないでしょうか。私もその発想はなかったですし。そしてその上で、あんなに強度の高いにデッキなるのも想定外だったのかもしれません。

で、まぁそのデッキが後ろ目のデッキを食い尽くしてしまう性能だった挙げ句、アグロには弱いという性質になってしまったため、当初の想定とは逸れた【赤青マジック】の天下が訪れてしまったのかと思います。

もちろんビートダウンに苦しいゲームにならないよう、最初からマジックは強めに作っているとは思うんですけどね。

【アカシックフィオナ】に関してはちょっと何処まで考えていたかはわからないですが、環境想定って1つのイレギュラーがあると大きく変わってしまうものなんだよ、ってルルーシュも言ってました。

その他の殿堂候補カード

進化設計図

  •  S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
  • 自分の山札の上から6枚を表向きにする。その中から進化クリーチャーをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。

オリジナル  :A
アドバンス  :B
カードの汎用性:B
殿堂予想   :C

主な使用デッキ:赤緑アポロ黒緑ケンジなど

いつか何処かで殿堂になりそうと言われ続けていますが、これまで巧みなターンで躱し続けています。

これまでの活躍については過去記事でも書いたのでそれを見返してもらえればいいんですが、専用デッキとはいえ2ターン目に3~4ドロー、最大6ドローはまぁまぁやり過ぎているのは事実です。

加えて現状で据え置かれたままだと【赤緑アポロ】は恐らくまだまだ環境に留まります。【JO退化】の制限以降、結局なんだかんだずっといます。

【赤緑アポロ】は受け札を限定するデッキであり、採用するトリガーに大きな制限を加えています。G・ストライクとかスパークとかは効かないですからね。そのためアポロを「受ける側」からの視点で考えた時、頭の痛い問題が色々と発生してきます。

 

と、まぁ制限される理由もある一方で、「初心者の入り口としてわかりやすい」等、ポジティブな面もあります。

(まぁ初心者がアポロを使って勝つことがゲームの定着に繋がるかどうかは本当にわかりませんが)

また現代のビートダウンは「強すぎて一線を超える」か「環境に掠りもしない」の極端に振れやすいんですよね。これはデュエマの受けギミックが固すぎる、踏んだら終わりのカードが多すぎる、一度受かっちゃった後のカウンターギミックが強すぎる、といった事実があり、それらのうち大半を無効にするようなビートダウンじゃないと環境に残れないからだと思っています。

アポロも圧倒的な速度と受けにくさによってに上記の受けを無効にしているデッキですが、それでも刺さるものは刺さるため、環境によって顔を出したり消えたりしているデッキとなっているのが現状です。本気で対策を講じたとき、アポロだけを止めるならなんとかなってしまうんですよね。

ですのでアポロはビートダウンの希望でありつつも、それでいて環境へは出入りを繰り返している。この立ち位置は、開発側にとってかなりありがたい存在である可能性があります。

また何かあったときに環境が一辺倒になりにくくする保険としても、【赤緑アポロ】が貴重な存在であるのは事実だと思います。

 

まぁ個人的な意見としては「《瞬閃と疾駆と双撃の決断》も殿堂してるときは《進化設計図》も殿堂している」でしょうか。

【赤青マジック】という最新のカードで構成されたデッキより【赤緑アポロ】を優先するとはないと思ってます。

天命龍装 ホーリーエンド / ナウ・オア・ネバー

  • ブロッカー
  • W・ブレイカー
  • このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーをすべてタップする。その後、カードを1枚引く。

——————

  •  S・トリガー
  • コスト7以下の進化ではないクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。その後、そのクリーチャーを手札に戻す。

オリジナル  :A
アドバンス  :C
カードの汎用性:A
殿堂予想   :C

主な使用デッキ:アカシックフィオナネバーループなど

《巨大設計図》の殿堂予想が再録によって危うくなっているため、急遽注目され始めたのがこのカードです。

コイツの予想についてはコロナの時からずっと書いてるからそろそろ飽きたんだよな。かなり気を使われながらの再録も多いから、開発側も常にブラックリストにはいるんでしょうね。実際王来篇の時とかはかなり注視していたと思います。

いやぁ、でもなぁ。【アカシックフィオナ】を止めるために掛ける気はしないんだよなぁ。

というのもなんと言えばいいんですかね、【アカシックフィオナ】というデッキの哲学を担っている部分じゃないというか、いやまぁ便利だしこれでしか成立しない受けはあるんだけどさ。なんか雇われの傭兵感凄くないですか?

【アカシックフィオナ】が駄目だったとして、責任を取るべきはプロジェクトの構造そのものに関与してる《巨大設計図》とか、《森夢龍 フィオナ・フォレスト》とか、《完全水中要塞 アカシック3》であるべきだったりしませんか? なんで外部からの派遣さんであるネバーさんがこの責任を負わされてるのってなんか変じゃないですか?

社会ってそういうもんだよって言われたら、うん、反論出来ないんだけど……。

あとネバーループ使いの皆さんも、こんなデッキのためにネバー持って行かれたら普通に悔しくないですか? テッカマンブレードの第48話くらい胸クソじゃないですか? 自分たちがネバーを最強にして制限されたらまぁしょうがないかなって割り切って欲しいけど、こんな奴のために愛する家族を失ったらDボゥイじゃなくても激怒案件だと思うんですよ。

これもそういう話じゃないって言われたら、まぁ、そうなんですけど……。

 

ちなみに私はドリームメイトのデッキが好きなので、《森夢龍 フィオナ・フォレスト》は悪いと思ってないです。

  • W・ブレイカー
  • このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、フィールドを1枚、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。
  • 相手が自分のクリーチャーを選ぶ時、自分の他のドリームメイトは選ばれない。

《森夢龍 フィオナ・フォレスト》さんも好きで《完全水中要塞 アカシック3》を出せるようになったわけじゃないんです。

《森夢龍 フィオナ・フォレスト》さんはこれまで《激烈元気モーニンジョー》から出てきて《Dの森域 フィオナ・ザ・ハート》を展開して仲良く遊んでいたのに、ある日突然《完全水中要塞 アカシック3》が出せるようになったためにみんなが妬み始めただけです。

これってつまり、フィオナが変わったんじゃなくて、フィオナを見る皆の目が変わっただけなんですよね。

そんなわけでフィオ麿は殿堂しないっすね。

 

というわけで、次回はプレ殿候補カードの紹介をします。

それでは、また。


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