【デュエマ】緊急殿堂については、個人的には否定派だという話

この記事を読む前に、以下の点に注意してね。

  • 本記事では特定の意見に関してそれとは異なる見解を提示することがありますが、元の意見を批判したいわけでもありませんし元の意見者を批判したいわけでもありません
  • 況してや元の意見者の人格を攻撃したいわけでも、当然ありません。
  • というわけで、火種を作りたいわけではありません。読者の皆様には「あー、そんな意見もあるんだなぁ。俺の意見とは違うけど」って思っていただいてもモーマンタイです。
  • ちなみに今回に関して言えば、個人の意見の表明なのでflat-とも意見が違う可能性があります(つーかちょっと話した感じ違ったっぽいんだよな)。
  • 実際のツイートを引用した方が話が早いし、わかりやすいことは百も承知なんですが、色々考えた結果今回は引用しません。気になる方は調べてみてください。今回ばかりは不便を掛けてごめんね。
  • 人によって意見が異なるのは、見てる角度や本人のこれまで経験が違うので、至極当然のことだと考えています。芋煮は家で食べるなら山形風の方が、公園や河原で食べるなら仙台風の方が美味しいです。
  • なんでこんな予防線を張っているかというと、適当に切り抜かれて誤読されるのがほんっっっっっっとうに嫌だからです。普段から本ブログを愛読してくれる優秀な読者諸氏に限ってそんなことはあり得ないとは思っていますが、念のため、ね。



こんにちは、神結です。

昨日ちょっとTwitterを賑わせてた《ヘブンズ・フォース》の話について書こうと思います。

個人的には「《ヘブンズ・フォース》の緊急殿堂は否定派」なんですが、そこに至るまでの話が結構長いので今回記事の方でまとめることにしました。

ちなみにTwitterでは「なしと言ったのに『やっぱりやります』となったら信用問題が……」とか「殿堂したら《ヘブンズ・フォース》の値段が落ちますもんね」みたいな意見を頂戴したのですが、ぶっちゃけてしまうと個人的に思っているのは別にそういう話はではないんですよね。

発端

そもそも何が発端かについて、まず整理しておきます。

9月の殿堂なしという判断

ブログでも書きましたが、9月の殿堂はなしという判断を公式側が下しています。

この時も主に【デイガドラグナー】で活躍している《ヘブンズ・フォース》殿堂の可能性はそれなりにあると見込まれていましたが、結果としてはスルーされたということになります。

して、9/19に十王篇第3弾が発売されました。

今弾の目玉カードである《∞龍 ゲンムエンペラー》などがリリースされ、実際にゲンムエンペラーを使用したデッキの他、ゲンムエンペラーをデイガドラグナーに入れた型なども入賞しています。

 

緊急殿堂が必要なんじゃないかという意見

で、そうした中でとあるプレイヤーが【デイガドラグナー】の理不尽性を危惧し、「緊急殿堂があってもいいんじゃないか」とツイートします。自身もこのカードのお世話になっていると前提した上で、この環境が3ヶ月続くのはマズイのではないか、と感じたようです(人が減っている、とも)。

その後配信の中で、先攻2ターン目にフォースヒビキから逆転不可能な盤面を生成され、負けた旨を報告していました。

その後とあるブログの管理人が個人アカウントで簡単なTwitterアンケートを実施したところ、16時時点で「緊急殿堂発表をして欲しい」が45%超、「12月でよい」の34%を上回る結果となりました。

 

今回の観点は『緊急殿堂』をするか否か

今回の観点は「《ヘブンズ・フォース》を緊急殿堂させるべきか否か」という話になります。

そもそもの事実として、緊急殿堂の有無に関わらず「12月に《ヘブンズ・フォース》は殿堂するか?」と問われるとほぼほぼ「Yes」って話にはなると思うんですよ。問題はそれを前倒して手を加える必要があるか、という話ですね。

ちなみに「プレイヤーが減っている」という観点につきましては、減っているという実証がないので検証出来ません。また仮に減っていたとしても、その原因が必ずしもデイガドラグナーにあるのかと言われると、それを確証させるデータもありません。

ですので今回、この観点に関しては一意見として参考にしつつもスルーします。

前提

では、【デイガドラグナー】とはどういうデッキなのか、簡単に触れておきます。

デイガドラグナーというデッキについて

だいたいこっちに書いてあるので、読んでみてください。

ここから進展したことをいくつか。

  • 高コストのドラグナーが抜けて、捲るとゲームに多大な影響を与える強力なドラゴンが搭載されるようになった。(例:ギガンディダノス、ニコルボーラス、ドラゴ大王など)
  • 捲りについてもデッキをトップを確定させるような《勇者の1号 ハムカツマン蒼》みたいなカードが採用され始めた。(特にゲンムエンペラーを含む多色ドラゴンと好相性)
  • その分流石に色事故、手札事故は増えるようになった

 

というわけで、デッキの最大出力は跳ねました。ハッキリ言って強いデッキなのは間違いありません。負けるときは大抵理不尽を覚えながら負けるパターンが多いと思います。

 

2ターン《ヘブンズ・フォース》の要求値

2ターン目にフォース+ヒビキ+デッドマンまで揃えるとなると確率的には10%を切ることになりますが(8%くらい。マナの色出しを考えるともっと低くなる)、2ターン目に《ヘブンズ・フォース》を唱えるだけだったら40%以上あり得ます。

出すのはヒビキだけに拘らずアイラというパターンやラブエースでもいいです。

またこれは3ターン目の動きになりますが、リンクウッド→アイラからデッドマンを載せてバトライやファイナル・ジ・エンドを作ることも可能になっています。

 

先攻2ターン目にフォースヒビキからデッドマンまで見せてきたら「いやー、流石にそれは上ブレてるなぁ」とはなりますが、構築上類似した動きは数パターンあります。2ターン目に《ヘブンズ・フォース》を唱えられる試合はそれなりにあると考えていいでしょう。

ドラグナーに対する個人的な所感

先人たちが仰る通り、先攻2ターン目の展開を妨害出来るメタカードが存在せず、加えて2ターン目に理不尽な盤面を生成することも可能なため、まずこのデッキに100%勝てるデッキを用意するのは不可能です。

個人的に家族を人質に取られて「CSで勝て」と言われた場合、まずデイガドラグナーの使用を考えるところから始めます。

繰り返しますが、12月には《ヘブンズ・フォース》が飛んでいく可能性がひっっっっっっじょうに高いと思っています。

感想

まあここまでデイガの強さを説明して「なんで緊急殿堂には否定的なの?」となると思うのですが、その説明をしようと思います。先に言っておくと、今回は商品展開の話とか企業の信用問題的な話をするつもりはないです。

ヒントはあるかもしれないし、ないかもしれない

緊急殿堂に対して否定的な一番の理由は「時期尚早」というところです。

ドラグナーは出て1ヶ月ほど経過しましたが、その間無敵だったというわけでもありません。そして第3弾が発売してからはまだ1週間も経っていないところです。

初週の環境が終わって「じゃあそろそろ環境デッキと新弾のカードも出揃ったし、新しいデッキ考えなきゃな」というくらいの段階なんですよね。というか個人的には完全にその気でした。

ですので既存のギミックでエンペラーを突破する方法とか、逆に新弾のカードを組み込んだりとか考える前に「緊急殿堂発表要望」が出てきたんですよ。

「そんな先2ヒビキに勝てるギミックとかあるわけないやろ」とお思いの方もいるでしょうが、別に先2ヒビキデッドマンに抗う必要はないんですよ。単純にデイガドラグナーに55%勝てるデッキを作ればいいんです。

私もえんがわさんと数回してデイガの動きは確認しましたが、確かに先2でヤバイことをされて負けるパターンは多々ありましたが、ちょっと寄せたくらいのチェンジザ使ってても4割弱くらいは勝てちゃったんですよね。

いやだって、チェンジザ程度で4割勝てるんですよ? もっと強いデッキなら……という希望があります。

なんというか、終期のデイヤーとか最盛期のジョラゴンとかに比べた時、まだそこまで絶望してないんですよ。

どんな時だってプレイヤーたちは強いカードに立ち向かってきたじゃないか! ってスタンスの方が、私は好きなんですよね……。

もちろん「いや、俺は既にあらゆるデッキを試した。そして全てを試した上で、デイガが最強だった。規制すべきだ」という人もいると思いますが、まだ私はそこまで達してないので、その場で少々お待ちいただけると幸いです。

 

どうにもならない可能性は、もちろんある

で、色々試した上でどうにもならない可能性は大いにあります。なんとかなっても、それでも強い場合があります。

その時は「結局どうにもならなかったじゃないか! あの時殿堂していればよかったのに!」と仰りたくなる気持ちもわかりますが、それでも今日時点では「わからない」というのがやっぱり答えで、その検証の過程を楽しむのを競技カードゲームの1つだと思っているんですよね。

例えば昨年、デッドダムド全盛期のときは《調和と繁栄の罠》と《龍波動空母 エビデゴラス》で勝てるパターンがあることがわかったので、トリーヴァMASを作って使いました。何故かゲイルヴェスパーとかゴクガサイクルに当たって負けはしたものの、結局大会で当たるダムドには負けませんでした(時間切れにはなった)。

赤青ミッツァイル全盛期のときは、色々試した上で最後にミッツァイルを使いました。それでも結構な回数ヤドネに負けています。

 

まー理不尽に負けると本当に楽しくない気持ちは、よくわかります。

私も最近オンラインでミェンミェンに負けるとクッソ冷えてます。

 

「降伏は無駄だ。抵抗しろ」

というわけで、簡単にまとめます。

結局《ヘブンズ・フォース》は12月には飛んでく(ことが濃厚だと思われる)んですよ。

つまりどんなに長引いても12月には戦いが終わるのに、なんかここで降伏するのもなぁ、というのが私の考えです。手を尽した上でのそういった考えに至る可能性はあるにせよ、現状ではまだ可能性を考察する余地が残っています。

特にデッキ作る人間としてはどちらかといえばここからが本番なんで、

(余談ですけど、デッキビルダーには2パターンあります。1つは新弾の情報を見て新しいギミックを使ったデッキを作れる人で、もう1つが環境が定まってから環境デッキを倒すようなギミックを探してきてデッキを作り人です。私は、自分は後者だと思ってます)

なんと言えばいいんでしょうか、こっちが音を上げるまでもうちょっと待っててくれませんかね。

 

総括

意見を持つには知識が必要、発信するには勇気が必要

というわけで、今回は私の意見をつらつら書くという割と珍しい回だったと思います。

人が意見を持つというのは意外に難しいです。意見を持つには、結構広い前提知識が必要です。今回の話で言えばこれまでの経験とか、過去の事例を知った上でこうした意見に至っています。

そして意見を表明することもまた、結構難しいです。

まず誤解されないように発信するのが難しいですし、この世には凄い角度からの解釈を試みてくる人もいます(しかも悪意はなかったりする)。

だから表明する側って、結構色んなことに怯えているわけで、私も割かしガクブルしながら書いてますし、そのためにめっちゃ過剰に注意書きもしました。

私はいろんな立場があるからそれなりに言えている方なんですが、そういう立場的な後ろ盾がない人が発信するのは勇気が要るだろうなぁ……と思いながらnoteとか読んだりしてます。

 

先述しましたが「他人と意見が異なる」というのは当たり前のことで、だからといって仲良くなれないとか一緒に仕事出来ないとかそういうのはないです。私もflat-と意見が相違することは結構あって、その度に考えを取り入れたり取り入れなかったりしてます。他人の考えを取り入れる入れないも、個人の自由です。

ですのでこのブログを読んでいる心優しい読者諸氏は、どうか他人の発信に対して寛容であって欲しいなと思います。

 

今回はここまでにしておきます。