【デュエマ】キーワード能力解説 No.12「マジボンバー」

 こんにちは、神結です。

 WordPressってなんかずっと一字下げが出来なくて「あーそういうもんなんだ」って諦めてたんですけど、思い立ってやってみたらなんか方法がわかりました。とはいえ作業的には若干面倒だったので、あんまりやらないと思います。キーボードのiがもっとCtrlキーの近くだったら全然出来るんだけどな。

 読み側からしても、自分は一字下げの方が慣れてるんですけどね。あんまりブログってそこは重視されてない感じはしていますよね。特に指摘されたこともなかったんで。

 まぁ余談もほどほどに、キーワード能力解説の方をやっていきましょう。

 今回は「マジボンバー」です。



キーワード能力説明

 というわけで今回のキーワード能力解説は「マジボンバー」です。十王篇でチームボンバー(主に赤白のカード)のクリーチャーが持っている能力になります。

 せっかくなので、例として直近の開発部デッキで登場した《DOOOPPLER・マクーレ》を挙げておきます。

  • スピードアタッカー
  • W・ブレイカー
  • 自分のクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、タップする。
  • マジボンバー 7(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を見る。その後、コスト7以下のクリーチャーを1体、自分の手札または山札の上から出してもよい)

 このマジボンバーは、踏み倒し効果になります。基本的には「マジボンバーn」(nは数字)と表記され、マジボンバーを持っているクリーチャーが攻撃する際に山札の1番上をみて、その山札の上か手札から、nコストのクリーチャーを場に出せる、といった効果になっています。

 中には《大爆龍 ダイナボルト》のような複数体踏み倒せるカードもありますが、基本的には1体です。

  • W・マジボンバー 6(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から2枚を見る。コスト6以下のクリーチャーを2体まで、その山札の2枚または自分の手札から選び、バトルゾーンに出す。見た山札の残りを好きな順序で山札の一番上に戻す)

(ダイナボルトは「W・マジボンバー」という能力によって2体踏み倒せますが、これはジョラゴン・ビッグ1やマスターGGGのような固有スキルだと思っていただければOKです)

 チームボンバーのカードはアグロ~ミッドレンジをコンセプトとしたカードが多いため、軽くて数字の小さいマジボンバーから、上記のマクーレのような大型のマジボンバーまで存在しています。前者は展開してゲームを有利に、後者は一撃でゲームを決めに行く、みたいな使い方をするという認識でOKです。

「マジボンバー」持ちのよく使われるカード

《GOOOSOKU・ザボンバ》

  • スピードアタッカー
  • このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から1枚目を見る。そのカードを、山札の下に置いてもよい。
  • マジボンバー 3(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を見る。その後、コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札または山札の上から出してもよい

《雷龍 ヴァリヴァリウス》

  • 自分のクリーチャーがなければ、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
  • スピードアタッカー
  • W・ブレイカー
  • マジボンバー 7(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を見る。その後、コスト7以下のクリーチャーを1体、自分の手札または山札の上から出してもよい)
  • このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分の山札の上から1枚目をシールド化してもよい。

 現環境でも比較的見掛ける可能性のあるカードで言えば、この辺りでしょうか。他の有名なカードでいうと《BIRIBIRIII・ビリー》や《U・S・A・CAPTEEEN》などが挙がると思います。

 当たり前ですけど、自分よりデカい奴を踏み倒せるカードは強いです。

 ただ《GOOOSOKU・ザボンバ》はソニック・コマンドということもあって《轟く侵略 レッドゾーン》のデッキへの採用がしやすく、それでいてレッドゾーンの苦手な横展開が出来るという点がかなり評価されているといった感じになります。

 ちなみに一応踏み倒しが「攻撃時」となっているのは弱点ではありますが、マジボンバーの多くのカードはスピードアタッカーを同時に持っているケースが多いので、実際の運用にあたってはそこまで気にはならないでしょう。

「マジボンバー」をどう使う?

 さて、マジボンバーなんですが、小型と大型とで全く異なるコンセプトの能力と言えるかもしれません。

 いや、まぁコンセプトが違うというのはやや語弊があるかもしれませんが、採用されるデッキでの役割や考え方が全然違う、とでも説明すればいいですかね。

 

 もう少し具体的な話をしましょう。

 マジボンバーは展開に優れた能力ですが、この優秀な部分として、踏み倒し先が手札だけでなく、山札の上のからも出せる点にあります。手札にセットとなるカードがなくとも、マジボンバー持ちを「とりあえず場に出しておく」というプレイが正当化されるわけです。

 そしてこれは、特に低コストのマジボンバー持ちでやりやすいです。

 例えば《GOOOSOKU・ザボンバ》なんかは「一旦ザボンバを出して、山上のカードが良かったらそっちから出そう。そうでなかったら妥協して手札の2コストのカードを出そう」みたいなプランも取りやすいです。

 アグロ系のデッキは低コストのクリーチャーでデッキが構成されることになるので、「とりあえずなんでもいいから横に並べたい」という質以上に横の展開量を重視するデッキは、マジボンバーの恩恵を受けやすいと言えます。この辺りは《BIRIBIRIII・ビリー》なんかを使うときもそうでしょう。

 加えて速度を重視するデッキは「後続を考えるよりも、このターン中に展開し尽くして、その物量でさっさと倒したい」なんていうことも考えるので、マジボンバーによる手札の消費も、あまり気にする必要がない、という部分も相性がいいですね。

 

 一方、大型のマジボンバーはあまりそういった運用しません。「特定の動きを完遂するために」マジボンバーを使うことになります。

 例えば《雷龍 ヴァリヴァリウス》を出す際、よっぽど追い込まれているわけでもなければ、基本的には手札に何かしらの踏み倒したいカードが絶対に存在しています。例えば7コストの《最終龍覇 グレンモルト》なんかですね。

 《雷龍 ヴァリヴァリウス》はほぼ《フェアリー・ギフト》みたいな認識ですからね。 当たり前ですけど、ギフトだけ撃ってターンエンドはしないんですよ。

《DOOOPPLER・マクーレ》に関しては面を潰す役割があるので手札に何もなくても出す可能性がありますが、それで使うなら別に強いカードではないですからね。出したいクリーチャーを構えていてこそのカードですよね。

 これはもう、それで一つのデッキです。「マジボンバー持ちの〇〇から、××を出すデッキ」というようなコンセプトで、デッキを作るんですよ。

 こっちは完全に、量より質です。質の高いカードで殴る準備をするためのマジボンバー、という運用になります。

 

 だから変な話、上と下のマジボンバー同士ってあんまりに仲良くないんですよね。

 チームボンバーってなんか縦社会のイメージがあるんですけど、能力的にはむしろ横のコスト帯で気の合う同士でつるんでいる、っていうのがマジボンバーです。赤白のオラオラ口調で、自我や自己主張が滅茶苦茶強そうなイメージもありますが、どちらかと言えばサポート役として活躍しているわけです。ちょっと面白いですよね。

 そんなわけなので、マジボンバーだけでデッキを固めるというよりは、特定のコンセプトにマジボンバーを添える、っていう使い方を出来るとベストです。

 開発部デッキの《DOOOPPLER・マクーレ》は相手の面を潰しながら《ガチャンコ ガチロボ》による展開を補助、龍覇爆炎の《雷龍 ヴァリヴァリウス》は《超戦龍覇 モルトNEXT》の補助、という感じになります。

 低コストのマジボンバーは、なんでもいいから横に打点を作れて、かつ他の役割もあると採用される、といった感じでしょうか。

 自身は切り札ではないんだけど、切り札に繋がるカードとして滅茶苦茶強い、というのがマジボンバーの真髄かと思います。

 

 そういう意味では現在でもデッキによっては使われうる理由があるカードもあるわけですし、マジボンバーの能力自体は評価しています。

 評価としては7.5くらい。かなり強みわかりやすくて、弱所にもカバーが効いているといういいキーワード能力だと思っています。

 

 ただやっぱり、飛び抜けて強いカードはまぁ存在してないですね。

 まぁこれは十王篇のカードの問題なんで、マジボンバーが悪いわけじゃないんですけどね。

 《大爆龍 ダイナボルト》も凄いことは書いてあるんで、シールド戦とかキュードラとかで遊ぶと大エースなんですよ。ただ構築だとメチャクチャシナジーある組み合わせが存在するわけじゃないのがなぁ……。「ダイナボルトと組み合わせることでしか輝かないカード」っていうのがいるわけじゃないので、使う理由が薄いんですよ。ダイナボルトがビートジョッキーじゃないのも減点で、これ超天篇だったら《“必駆”蛮触礼亞》から出せてますよ、多分。コイツがビートジョッキーだったら、多分もっとちゃんと使われていたと思います。

 《雷龍 ヴァリヴァリウス》もコマンドが付いていれば【デイガグレンモルト】とかで使ってたんですけどねぇ。そこが本当に惜しいんですよねぇ。《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》にもなれないし。

 繰り返しになりますけど、これは効果じゃなくてカードの種族の問題なんで、マジボンバーが悪いわけじゃないんですよ。でもコイツも王来篇だったら絶対コマンド持っていたんだろうなぁ……。

 種族問題を解決している《GOOOSOKU・ザボンバ》くんがいまでも【赤白レッドゾーン】で活躍出来ることを考えると、種族の1つって本当に大事なんだな、というのを改めて実感しております。

 

 というわけで、今回はここまで。

 次回は「オシオキムーン」を予定しています。お楽しみに。

 それでは、また。


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