【デュエマ】初心者・復帰者向け 開発部デッキ改造案(光水火鬼羅.Star)

 この記事は初心者・復帰者向けの記事になっております。そのため、文中に用語解説なども含まれますが、知ってる方は適宜読み飛ばしてください。

 今回は「開発部デッキ【光水火鬼羅.Star】の解説・改造案」になります。

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 ただし先に、予めお伝えしておきたいことを書いておきます。

Q.このデッキってそのまま使ったり、ちょっと改造して公認大会やCSで勝てますか?

A.はい、かなりガチ寄りの構築になっているため、そのままでも充分強いです。環境に合わせてちょっと改造すれば、競技レベルでも全然勝てます。

Q.このデッキは最強のデッキですか?

A.ごめんなさい、そこまでではないです。ですが、ちゃんと勝てるデッキだとは思っています。

【光水火鬼羅.Star】の特徴

 まずは【光水火鬼羅.Star】の特徴について説明します。

 ちなみにデュエルマスターズでは光水火のカラーを「ラッカ」などと呼称することが多いです。また、白青赤みたいな色で表現することもありますが、全て同じ意味です。安心してください。

point
光水火」と「白青赤」と「ラッカ」は全部同じ。ちなみに「鬼羅.Star」も「鬼羅スター」や「キラスター」の表記揺れがある。

 鬼羅.Starは《エヴォ・ルピア》→《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》の進化を軸として、盤面を展開した後に《奇天烈 シャッフ》や《ジャミング・チャフ》でトリガー呪文を封殺しながら殴り切るデッキです。

 ただしいわゆる赤単などのような、とにかく速度を重視した高速ビートダウンデッキとは性質が異なり、どちらかと言えば「相手の動きを縛るクリーチャーを出して、そのクリーチャーの対処に手間取っている間に相手を倒す」といった性質を持っています。

 もう少し具体的に言うと、例えば《コッコ・ルピア》のように自分の動きを強くするクリーチャーよりも、《封魔ゴーゴンシャック》や《停滞の影タイム・トリッパー》のような相手の動きを妨害するクリーチャーを多く使って勝つ、というのがコンセプトな訳です。

 このように「自分の動きではなく、相手の妨害をするカード」を、現代デュエマでは「メタクリーチャー/メタカード」と呼ぶことが多いです(略してメタクリとも)。このデッキで言えば、《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》はメタクリーチャーです。

point
現代デュエマ、メタクリーチャー強いがち。

 その上で鬼羅.Starの長所・短所は次のようなものだと自分は考えています。

長所

  • 先攻を取った時のメタクリーチャーが強力
  • デッキ構築に一定の自由度があり、環境に合わせたカードを採用出来る
  • 手札からの踏み倒すという行為が、案外咎められにくい

短所

  • 後攻を取った時のゲーム展開が苦しい
  • デッキが3色であるため、マナの色が足りないケースがしばしば起こる
  • 手札に持っておきたいカードが多く、キープが難しい

 鬼羅.Starはとにかく先攻が強いデッキです。

 これはメタクリーチャーというカードの性質上、相手が動き始める前に召喚出来ることが大事で、自身がテンポと取ってメタクリーチャーを展開していけば、相手は相当苦しいゲームを強いることが出来るからです。

 逆に相手側の強い動きに対して、後手後手で対応出来るような、「単体でゲームをひっくり返す」ようなカードは、このデッキには存在していません。そのため、後攻でも先攻と似たような勝率は期待できません。これは長所であり、短所であると言えます。

 2点目についてですが、メタクリーチャーには様々ものが存在していますが、光水火の低コストであれば、全てが採用圏内のカードになれます。

 特に光文明は、相手を制限するカードが多く、元々他の文明に比べてメタクリーチャーが強力なものが多いです。これらを環境に合わせてカスタマイズ出来ます。何のカードも相手のデッキに全然刺さらなかった、ということはまずないでしょう。

 また《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》というカードの特性上、手札からコストを踏み倒してクリーチャーを出す動きがメインになりますが、「手札からの踏み倒し」は最近だと割かしメタられにくいです。《異端流し オニカマス》は採用されているデッキがかなり減り、最近だとこのデッキにも採用されている《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》くらいではないでしょうか。

 ただし短所に書いてあるように、3色のデッキ故に色が足りないといったこと(色事故)がまぁまぁの頻度で発生しますし、多色カードが多くてマナのタップインと手札のキープの兼ね合いがかなり難しい場面も起こります。

 この辺りは、鬼羅.Starを使うなら受け入れなくてはいけない部分ですね。一部は構築や練習で補える部分でもあるので、使い甲斐のあるデッキとも言っていいと思います。

【光水火鬼羅.Star】の改造案

 続けて、鬼羅.Starのオススメの改造案について幾つか書いておこうと思います。

 ただし、そのままでも一定強さは保証されているデッキであるので、全く変えなくてもそれはそれでOKです。実際、鬼羅.Starのデッキの内容が発表されたとき、多くの現役プレイヤーの感想が「今回のデッキ、かなり強くない?」というものでした。

(なお、デッキの画像はDeck Makerで作成しております。デュエマは公式でデッキ作成ツール・アプリを出していないこともあって、たぶん99%のプレイヤーがこのサイトを利用しています。直感的で使いやすいです)

開発部デッキ デフォルト

 何度もお伝えしている通り、このままでも充分強いデッキです。

 ですが、このリストだとやや使いづらいカードもあります。特に《我我我ガイアール・ブランド》や《キャンベロ <レッゾ.Star>》は強力なカードで、他のデッキでしばしば見掛けることもありますが、鬼羅スターとの相性はそこまでいいカードでもありません(我我我は面白い使い方も出来ますが、状況が限定的なので)。

 というわけで開発部デッキ改造案1として、このデッキに収録されているカードを少し買い足したこちらが、まずは揃えやすく使いやすいと思います。

開発部デッキ 改造案1

 増えたのは《その子供、可憐につき》、《蒼狼の大王 イザナギテラス》、《奇天烈 シャッフ》といったカードになります。《正義の煌き オーリリア》も使い所が難しいので今回は外しました。

 特に《その子供、可憐につき》は1ターン目にマナ埋めすることで色を作ることが出来ますし、《蒼狼の大王 イザナギテラス》はデッキを回してキーパーツを持ってくるのに役に立ちます。「デッキを動かしやすくするカード」を増やしたことで、《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》からの展開もしやすくなった、という感じですね。

 というわけでこのままでもいいんですが、更に序盤に場に出すメタクリーチャーをより環境に適したものに変えることによって、勝率アップが狙えます。

開発部デッキ 改造案2

 《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》、《検問の守り 輝羅》を採用しております。

  • {GS} G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
     ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
  • このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
  • 相手のカードを使うコストを少なくする能力は無効になる。(「S・トリガー」など、コストを支払わずにカードを使う能力は使ってもよい)

 《煌ノ裁徒 ダイヤモン星》はコストを軽減して出すクリーチャーに対して有効なメタとなっており、現環境では《我我我ガイアール・ブランド》や《“罰怒“ブランド》といった火単のデッキ、《超神星DOOM・ドラゲリオン》や《龍装鬼 オブザ08号》、《龍頭星雲人》で戦う【青黒サガ】、《十番龍 オービーメイカー Par100》を軸とした【アナカラーオービー】に対して有効なカードとなっております。

 これらのデッキは環境TOP3デッキと言っても差し支えなく、それら全てに有用ということもあって、是非採用したい1枚です。

 またこのカード自身がブロッカーでもあるので、採用すれば火単への勝率は格段にアップします。

  • {GS} G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
  • 誰も、手札以外からカードを出せない。

 《検問の守り 輝羅》も有用なメタカードで、墓地から出てくる《絶望神サガ》や《百鬼の邪王門》等に対しての有用なメタクリーチャーとなっています。このカードは攻撃出来る点もプラスです。

 光のメタクリーチャーは、《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》への進化ルートがあるので、別に相手のデッキに刺さらなくてもそこまで困らないのがいいところですね。

 他に新たに採用されている《メッチャ映えタタキ》は、相手が使ってくる《赤い稲妻 テスタ・ロッサ》や《卍 新世壊 卍》、《DG-パルテノン〜龍の創り出される地〜》といったクリーチャーではないカードを処理出来る軽量除去になっています。

  •  S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
  • 次のうちいずれか1つを選ぶ。
    ▶相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。
    ▶相手の、クリーチャーではないカードを1枚破壊する。

 《蒼狼の大王 イザナギテラス》からの効果で使えるカードなのでオススメです。似たようなカードに《イデア・パラドックス》がありますが、一長一短ではあるので、正直どっちでも大差はないです。単色なので、《メッチャ映えタタキ》の方が使いやすいかも?

 

 《ジャミング・チャフ》がなくなった分、呪文トリガーには弱くなっていますが、呪文トリガーで受けるデッキが環境では減っているので、そこまで困らないと思います。それでも困ったときは、全てをシャッフに託しましょう。シャッフは使い方が難しいカードで、それだけで記事を書けてしまいますし、相手のデッキに対する知識も要求されますが、こればかりは練習するしかありません。

point
本当に困ったときは、相手のマナに置かれているトリガーの数字を宣言しておきましょう

 ちなみに更に墓地対策を意識する場合は、《コッコ・武・ルピア》なんかが採用されており、環境よくみるリストにはだいたい採用されていますね。

  • このクリーチャーが出た時または攻撃する時、プレイヤー1人の墓地にあるカードを好きな数選ぶ。その持ち主は選ばれたカードを好きな順序で山札の下に置く。その後、選ばれたカードの枚数以下のコストの、相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。
point
現代デュエマは墓地からクリーチャーが出てきたり、墓地のカードの枚数を参照するカードが多いので、墓地をリセットするカードが必須。

開発部デッキ 改造案3

 《飛ベル津バサ「曲通風」》は相手の「山札を見る」効果を防ぐことが出来るので、《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》や《天災 デドダム》、《キユリのASMラジオ》などに強いカードです。

 また種族が鬼レクスターズなので、レクスターズ進化である《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》への進化も可能です。

 「鬼レクスターズはレクスターズで、レクスターズは鬼レクスターズではない」という少しややこしい部分がありますが、今回はひとまず《飛ベル津バサ「曲通風」》は《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》に進化出来る、という点だけ覚えておけばいいです。

  • {GS} G・ストライク(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない)
  • ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず、攻撃されない)
  • 相手が自身の山札を1枚以上見る時または表向きにする時、かわりに相手の山札の上から1枚目を表向きにする。

 

 ここには幾つかサンプルを掲載しましたが、デュエマは自由度の高いデッキ構築が魅力のカードゲームでもあるので、好きに作ってもらってOKです。

 私は最近《烈火大聖 ソンクン》を入れようかと考えていたところです。少し前のめりにしつつ、盤面の取り合いに強くなるのでありかな~っていう。

  • スピードアタッカー
  • このクリーチャーが攻撃する時、または自分のクリーチャーが破壊された時、次のうちいずれか1つを選ぶ。
    ▶相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。
    ▶相手のコスト3以下のクリーチャーを1体破壊する。
    ▶相手のコスト3以下のタマシードを1枚破壊する。
    ▶相手のシールドを1つブレイクする。

【光水火鬼羅.Star】の使い方

 最後になりますが、このデッキの使い方について簡単に書いておきます。

 【光水火鬼羅.Star】の狙いの盤面は《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》+メタクリーチャー+《その子供、可憐につき》という盤面になります。これによって相手の動きを抑制しながら、自分の盤面を広げていき、最後は《奇天烈 シャッフ》や《ジャミング・チャフ》でトリガーを縛りながら、有り余る打点で殴って勝ちます。

 《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》さえ出てしまえば、小型クリーチャーがブロッカーになりますし、展開のしやすさが格段に変わるので、早々負ける状況にはなりません。

 しかしその狙いをするためには、少し手札が心許ないことが多いです。そのため、特に先攻ではまず《T・T・T》を撃ちにいくことを考えてみてください。理想はメタクリーチャー召喚→《T・T・T》を撃つ→《エヴォ・ルピア》からの《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》が着地、ということになります。

 《T・T・T》はシンプルに3マナで撃つもよし、《蒼狼の大王 イザナギテラス》から撃ってもよしです。ただしその仮定で《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》をマナに置くのは、被ってない限りはなるべく避けた方がいいです。このデッキはマナ回収カードもないですし、《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》の代替となるカードは入っていません。

 《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》への進化は、もちろん《エヴォ・ルピア》から繋ぐのが理想にはなりますが、光のクリーチャーから進化させることも多いです。そこは柔軟なプレイが求められます。

 また何度か試合を行う中で、どうしても《「正義星帝」 <鬼羅.Star>》を引けない試合もあると思います。その際はメタクリーチャーで相手を縛りながら、1回で殴り切るのではなく《奇天烈 シャッフ》を使って2~3ターンを使ってシールドを割り切るイメージで戦ってみてください。

 あとはどのメタクリーチャーが有用か、どのターンに召喚するのがいいのか、その辺りは相手のデッキと動きを見ての判断になります。この判断は一概にどうとは言えないので、実戦の中で探ってみてください(それが本当に難しい部分であり、面白い部分だと思っています)。

 このデッキは練習すればしただけ勝率に反映されやすいと思うので、「デュエマの練習」の意味も合わせて、長期的な視点で目標を設定してみてください。

 

おわりに

 というわけで今回は【光水火鬼羅.Star】のデッキの簡単な解説と改造案に関しての記事でした。

 もし読んでわからない点などがありましたら、気軽にリプライ等で訊いてください。時間は掛かるかもしれませんが、なるべく回答を頑張ってみます。

 

 というわけで、今回はここまで。

 それでは開発部デッキで、よいデュエマライフを!

 


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