【デュエプレ】冬の女王、襲来

サムネは山形県にある蔵王山の樹氷です。

綺麗ですよね。毎年12月~1月頃が見頃となっております。




冬の女王、襲来

こんにちは、神結です。

4/23の21時前くらいに、デュエプレの第3弾が実装しました。

皆さんが思い思いのカードを触る中で、特に注目されたのがとあるカードから繰り出される異常な動きです。

「盤面0から手札を7枚くらいガメられて7ブースト決めながら盤面に4~5体並んだ」

「オマケのようにボルバルも降ってきた」

「高速墓地肥やしからのブリザードで、気付けば4ターン目に盤面が埋まった」

などなど……。

で、その元凶となっているのが《ダイヤモンド・ブリザード》ですね。

テキストが長いですが、要は場に出た時に墓地とマナのスノーフェアリー(ブリザード以外)を全て手札に戻し、戻した分だけマナをブーストするというもの。これによってブリザード1枚からマナと手札を同時に確保し、大量展開が可能となりました。仮に最初の盤面を全体除去で流されたとしても、2枚のブリザードをツモっただけで再展開が可能なんですね。

で、そんなブリザードから繰り出されるお供であり進化元でもあるスノーフェアリーが主にこの子たち。

喋り方から声まで、完全にオタクのそれである《冒険妖精ポレゴン》

場に他のクリーチャーが出てくる度にやかましく自分の初恋を語り始める《愛嬌妖精サエポヨ》

「let’s spring」と春の訪れを伝える妖精でありながら、自身がブリザードに進化するという新手の詐欺師《雪溶妖精シャーマン・メリッサ》

といった感じに、個性的かつちょっとイラッとするスノーフェアリーの軍団によって、続くターンにはほぼ圧殺されるというのが初日のトレンドでした。

昨日まで《汽車男》なりで1点ずつ詰めていたゲームだったんですが、一晩で大変身を遂げました。高校まで田舎で垢抜けない格好で過ごしていたのに、大学で都心に引っ越していきなり大学デビューをした感じですね。たぶんシャーマンメリッサは今頃金髪にピアス付けてブロンズアームくんを驚かせてるところだと思います。


暫定最強? ネクラブリザード

ブリザードは一晩で様々なリストが考案されましたが、暫定最強の呼び声が高いのがネクラ(白緑黒)のブリザードです。

《ボーンおどり・チャージャー》などで墓地を増やしながら《ダイヤモンド・ブリザード》を投げて、墓地に落ちたスノーフェアリーを回収することで爆発的なアドバンテージを稼ぐ構築ですね。

特にこのデッキの場合、他のブリザードデッキでは触れないブリザード自身を《プライマル・スクリーム》で回収出来るのが大きなメリットになります。

ちなみに《秋風妖精リップル》は初弾のR。単体では微妙な性能だったことや、比較的DMポイントを稼げるレアリティということもあって、砕いた人は多かったことでしょう。おめでとうございます、もう一回作ってください。

遂に“DCG”になったデュエプレ

まず個人的な雑感を書かせていただくと、「あ、デュエプレくんも遂にDCGになったんだな」というのが率直な感想です。

なんというか、前弾までは「紙の初期デュエマをスマホに移行した」ゲームという認識も残っていたのですが、ブリザードの動きは明らかに異質で新鮮です。動きを見て「こんな感じの、シャドバで見たわ」って感想を抱いた人も多かったのではないでしょうか。

このカードによって、デュエプレはゲームとして大きく時代を進めました。

デュエプレがどういったゲームを目指しているのかはまだ謎です。ただし「紙のゲームの歴史をなぞる」ことを指向している訳ではないでしょう。そうでなければ、こんな挑戦的なカードを出したりしない筈です。

この辺りはいずれ開発者インタビューとかやってみたいな、と思っています。

そういうわけでデュエプレにはDCG特有の大道芸ギミックが今後も実装されるゲームになるのではないか、と予想しています。

デュエプレはDCGになるために準備を整えて、そして今回ようやくその領域にタッチした、というのが個人的な認識です。ボルバルも含めてですが、かなり意図的に、そして“苦心の末に”このギミックを生み出したのではないか、と予想しています。



ちなみにこのブリザードが現実に実装された場合、間違いなく4ターン目にループすると思います。

女王様の今後について

で、問題はここからです。

前述の指向性があったとしても、他のカードより明らかに抜きん出ていた場合はそれはゲーム環境を歪みを与えていることになります。

Twitterでも明らかに「ナーフ」という言葉を使っている人が多かったですね。要するに強すぎるから下方修正せよ、という話ですね。

私の現状の認識としては「皆さん、まずは落ち着いてください」というところです。

まだリリースから1日も経過していないこの状況でナーフを考えるのは、やや早計かなと思っています。

もちろんブリザードが開発側の意図した以上の使われ方をして、手に負えなくなる可能性も存在すると思います。とはいえそれがわかるのは、もう少し先の未来の話でしょう。

暫定ですが、《聖天使グライス・メジキューラ》を採用したイニシエートはブリザードに対して比較的強く戦えます。また極めて高いポテンシャルを持つ《無双竜機ボルバルザーク》も後方には控えています。ブリザードも“今はまだ”無敵ではないかな、と思っています。

そんなわけで、一晩で環境を凍り付かせたブリザードが今後どうなるのか、しばし注目です。

それでは、また。