こんにちは、神結です。
産業廃棄物杯も無事に終了しました。
いやしかし、まさかデネブログさんが優勝してしまうとは……あんなに優しくていい人なのに……。
優勝者を慰める参加者の皆さん
というわけで、今回は参加者の皆さんが使った(作った)デッキの紹介、そして今回僕が作ったデッキの話を書いていこうと思います。
なおデッキ画像の提供やカードの集計については、らふぁにいさん(@sinkia_rafa )が1人でやってくれました。本当にありがとうございました。
※産業廃棄物杯とはなんぞや?という方は前回の記事を参照してください
目次
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参加者の使用リストについて
らふぁにいさんの集計によると、カード使用ランキングはこんな感じでした。
- 1位 《予言者リク》・・・6人
- 1位 《ボルテール・ドラゴン》・・・6人
- 1位 《アクア・サーファー》・・・6人
- 2位 《デス・ハープ》・・・5人
- 2位 《テンペストザウルス》・・・5人
- 2位 《幻想妖精カチュア》・・・5人
- 2位 《暗黒の騎士ザガーン》・・・5人
並み居るトリガークリチャーや、ワンチャンを作れる撮れ高向けカード(であり、ドラゴンがないと産廃に相応しいカードとなる)の《幻想妖精カチュア》と並んで、なんとザガーン様がランクイン。流石です。
ちなみに《シザー・アイ》は2人でした。
それではリストの方を見ていきましょう。
あいうえお順にいきます。
カーナベル 佐々木さん 使用(制作:リジェさん)
追加1枚:《ホーリー・スパーク》
結果:1回戦抜け
産廃杯的基準での強さ:★★★★
こちらはリジェさんが作り、佐々木さんが使用したカウンタートリガービート的なデッキですね。現在ランクマでも使われている【ブライゼボルバル】の産廃杯用調整版みたいな感じですね。
特徴はなんと言ってもトリガー28枚という盾の厚さ。《予言者コロン》や《アクア・サーファー》など防御トリガーとして成立するクリーチャーも多く、もしビートダウン系統を渡された時はかなり絶望的な戦い待っていることでしょう。
産廃杯の基準で考えれば、かなり強力な方のデッキだったのではないかと思います。実際佐々木さんはmagiさんに勝利し、順当に1回戦抜けを果たしています。
神結 使用(制作:カーナベル佐々木さん)
追加1枚:《一角魚》
結果:1回戦抜け
産廃杯的基準での強さ:★★★★★
で、佐々木さんから送られて来たのがこれ。
このリストを貰ったときは佐々木さんはこの大会の主旨を間違えているのではないかと疑ったのですが(今でも若干疑っている)、「デュエプレでキューブドラフトをやったときに作りたいアグロデッキ」の見本みたいなデッキに仕上がっています。
トリガーも20枚も搭載されているため殴り合いにも強いんですよね。普通にマジレス的に強かったので、追加の1枚も《一角魚》と妥当にマジレスさせていただきました。
唯一の懸念は僕自身が過去に松川CSで極めて優秀な成績を残し続けているというプレイヤー補正だったのですが。
大会では1回戦でシルクさん相手に特に面白みもなく2→3→4→5とクリーチャーを並べて殴り切ってゲームが終わりました。正直大会主旨的には自分は早々に退場(勝ち逃げ)すべきだと考えていたので(動画作るの面倒いし)、ちょっとホッとしています。
ささぼーさん 使用(制作:神結)
追加1枚:《ホーリー・スパーク》
結果:2回戦抜け
産廃杯的基準での強さ:★★
こちらは神結が作ってささぼーさんが使ったデッキになります。追加は《ホーリー・スパーク》でしたが、《アクア・サーファー》や《キング・ケール》の方が良かったのではないか、的なことを言っていました。
デッキの制作意図については、オマケの方で触れています。ちなみに僕は「ちょっと強くし過ぎたかな……」と思って渡したのですが、他の方々は思ったよりも強力なデッキを渡していて震えていました。
なお本戦では2回戦で《ラプター・フィッシュ》から引いた《緑神龍アーク・デラセルナ》を、相手の《汽車男》が抜いてしまって勝利という奇跡を経てささぼーさんが勝利を得ています。
(試合は47:30くらいから。問題のシーンは52:00ころ)
シルク(デネブログ)さん 使用(制作:ささぼー)
追加1枚:《マイキーのペンチ》
結果:うおおおおおおおおおやっああああああああああああああああ優勝だああああああああああああああ
産廃杯的基準での強さ:★★★
こちらささぼーさんが作成し、シルクさんが使用、見事優勝に輝いたリストです。曰く「残る1枚にあるカード(《マイキーのペンチ》)を搭載するとデッキが完成する」という状態でささぼーさんが渡し、シルクさんはリストをもらった後、意図を理解してペンチを積んできました。
ご覧の通り、優勝こそしたものの別にそこまで弱いリストではないんですよね。ペンチなどを絡めたかなり強力なムーブも搭載されていますし、この手のルールで強い問答無用のアグロプランもデッキには残っています。
まあ大会を開けば誰かは優勝するんです、それは世の摂理なのです。
むしろ極めて芸術点の叩き出して大会を大いに盛り上げてくれたシルクさんを称賛するべきなのではないでしょうか……?
flat- 使用(制作:シルク)
追加1枚:《黒神龍ブライゼナーガ》
結果:2回戦抜け
産廃杯的基準での強さ:★★★★
極めて強力なアグロカードの他、多量のトリガーカードを積んだ強力なデッキ。どうもこの手のルール、こういったデッキになりがちなんですかね? シルクさんはブライゼナーガを入れるようなリストに誘導したそうで、実際flat-は彼の罠?に乗って《黒神龍ブライゼナーガ》を搭載しました。
さて、実戦ではリジェさんの《嵐撃の求道者ラ・バイル》の前に屈し、見事に1回戦を突破。ただし2回戦でボーナスゲームを制してしまい、2回戦抜けに留まりました。残念。
magi(麻生)さん 使用(制作:flat-)
追加:《フェアリー・ライフ》
結果:準優勝
産廃杯的基準での強さ:★
産廃の名に恥じないデッキ。まー弱いですよね。情け程度に《アクア・サーファー》とか入ってます。
正直みんなこんな感じのデッキを作ってくると思ってました。
強力なカードで構成されたデッキをグッドスタッフなんて言いますが、今回の大会ではこんな感じの“バッドスタッフ”デッキが流行度1位かなーという。
当然このデッキではアグロを捌くことも出来ず順当に決勝に進出。
唯一の勝ち筋は「早々に《コッコ・ルピア》を引く」くらいしかないと思われたのですが……。
メイカさん使用(制作:magiさん)
追加:《キング・アトランティス》
結果:1回戦抜け
産廃杯的基準での強さ:★★★
なんと追加カードは「魂のカード」と称する《キング・アトランティス》。さすがに使用はしなかったものの、しっかり1回戦抜けを果たしました。
各マナ域のカードがバランスよく配置されており、アグロムーブから中盤以降も強力に戦えます。
とくにささぼーさんとの一戦では《浄化の精霊ウルス》が大活躍。前日の生配信でも「ここで勝って、『凄い人に勝った』と言えるようになりたい」といったニュアンスの発言をしていたのですが、有言実行で見事な勝利を手にしました。
リジェさん使用(制作:メイカさん)
追加:《フェアリー・ライフ》
結果:1回戦抜け
産廃杯的基準での強さ:★
で、最後の一つ。
正直なところ、容赦なく弱いデッキです。前日の生放送でメイカさんはひとまず高コストのカードから検索したり、如何に噛み合わないシナジーカードを入れるか考えていたりと、リジェさんにペヤングを食べさせる気満々みたいな様子が窺えました。
追加カードはフェアリー・ライフ。後ろのカードが多いので、妥当な選択とは言えます。
というか、リジェさんよくこれで勝ったな。
なんと序盤で引いてきた《凶戦士ブレイズ・クロー》や《ねじれる者ボーン・スライム》といったカードたちの他、トリガーたちが大活躍していたので、非常に面白い一戦でしたね。
というわけで全員のデッキを確認してみました。
改めてですが、シルクさん優勝おめでとうございます!
オマケ:デッキ制作の意図について
さて、ちょっと最後に僕からささぼーさんに渡したデッキの話を簡単に触れておこうと思います。
まず前提として、今回の環境?では「そこそこ強いデッキを作る人」と「本当に弱い“バッドスタッフ”」を作る人に分かれると思っていたんですよね。比重はちょっとわからなかったですけど。
今回のルールで強いというのは、呪文が取れないので基本的にはアグロデッキになります。
で、僕がデッキを渡すのはささぼーさんなんですよ。
ぶっちゃけ多少弱く作っても、プレイで勝てる人じゃないですか。しかも勝つのは1回でいいんですよね。
だから「まあ、同型?で1回勝てるくらいの強さ」がちょうどいいくらいかなー、と。2回戦で当たる可能性もあったので。
僕も最初に弱いカードをチョイスしていって、flat-がmagiさん向けに作ったようなデッキになったんですよ。
でも折角ささぼーさんにですよ? ささぼーさんに使って貰えるなら「お?」と思っていただけるようなリストにしたいじゃないですか。だからなんかデッキコンセプトが欲しかったんですよね。
じゃあ何がいいかなーとなったときに、「《コッコ・ルピア》による上振れもあり」「弱いカードもたくさんある」というのが特徴であるドラゴンを使おうと思いまして。
で、ドラゴンを軸に構成したのが今回のリストになります。
何回かデッキ回したんですけど、このデッキの最強カードは《恐怖の影スクリーム・アサシン》です。引ければ僕が使っていたビートにも勝てるケースもあったので、じゃあドラゴノイドシナジーも入れようと思って初動にもなる《炎獣兵マグナム・ブルース》とかを足した感じですね。放送中に「このカード(スクリームアサシン)強いぞ」とか言ってたときは、結構ニヤニヤしていました。
ちなみに《チッチ・ホッピー》は3コストファイヤーバードなので「いや、ファイヤーバードは欲しいけどお前じゃない」感を出すために採用していて、《ラプター・フィッシュ》と《混沌魚》はこんな大会でくらいしか使われないと思ったので入れました。まさかラプターはあんな活躍するとは思いもしませんでしたけど……。
《青銅の鎧》は最後まで入れるかずっと迷ってたんですけど、結局入れました。多分正解だったでしょう。蓋を開けてみたら、みんなのデッキが思ったより強かったんですよね。というか、最初は3コス以下が4とかだったんですよね。いやー、危なかったですね。
ちなみに最後の1枚に入るのは《アクア・サーファー》か《無双竜機ボルバルザーク》のどっちかかなぁ、と想定していました。このデッキ、スクリームアサシンのお陰でEXターン取れるんですよ。
というわけで若干蛇足気味ではありますが、オマケでした
というわけで、産業廃棄物杯お疲れ様でした。視聴者の皆さんにも楽しんでいただけたようで、何よりです。
是非第2回も期待したいですね。僕からもflat-に具申しておきます。
ただ出来れば、その、罰ゲームは胃に優しい方向で……。