2023年 環境デッキ 概要・解説 ~赤青アポロ~
デッキ概要
(更新日:2023/01/08)
攻撃力 : 5
防御力 : 2.5
安定性 : 2
柔軟性 : 2
デッキの速度 : 4
メタへの耐性 : 2.5
使いやすさ : 4
数値は5段階評価(規格外は6とかになったりするかも)。各項目は以下の通り。
攻撃力・・・攻めている時の強さ、トリガー貫通力
防御力・・・受けの固さ、トリガーの強さ
安定性・・・デッキのブレ幅、再現性の高さ
柔軟性・・・ゲームプランの広さ
デッキの速度・・・フィニッシュターンまでの速さ
メタへの耐性・・・メタカードに対しての強さ、メタカードの処理能力
使いやすさ・・・初心者向きであるかどうか
2023年1月現在、環境で存在感を示しつつある強力なワンショットデッキ。現状の認識ではTier2~3くらい。今後上がっていくかも。
年明け以降も安定して入賞報告があり、アドバンスの強力なデッキを上手くメタる側に回っていると言えるか。
- 究極進化:進化クリーチャー1体の上に置く。
- 侵略:火の進化ドラゴン(自分の火の進化ドラゴンが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
- T・ブレイカー
- 相手がこのクリーチャーを選んだ時、カードを2枚相手のマナゾーンから選び、持ち主の墓地に置く。
- メテオバーン:このクリーチャーが出た時、このクリーチャーの下にあるカードを3枚墓地に置いてもよい。そうしたら、このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする。
基本的には《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》によるワンショットを狙うデッキではあるのだが、同種の【赤緑アポロ】との大きな違いは、速度を落とす代わりに《ネ申・マニフェスト》のシンカパワーを使える点にある。「ブロックされず、選ばれない」アポロを作ることで、大半のトリガーを無視してダイレクトアタックを決めることが出来る。
- このクリーチャーが出た時、カードを3枚引き、その後、自分の手札を2枚捨てる。
- シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーはブロックされず、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。
一度アポロが完成してしまえば、これに対応出来るのは《終末の時計 ザ・クロック》や《一王二命三眼槍》など一部に限られることになる。
一方で引きのブレは大きく、山札からピンポイントでサーチすることも出来ないため、パーツを安定して揃えるのは難しい。
最速は3ターン目の《瞬閃と疾駆と双撃の決断》からの《ネ申・マニフェスト》+《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》からの《禁断の轟速 レッドゾーンX》+《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》ということにはなるが、まず3ターンでは決まらないと思ってよい。フィニッシュ速度としては4~5ターンくらいとなる。
またデッキの性質上《流星のガイアッシュ・カイザー》の先置きには弱かったが、こちらは《R.S.S. アアルカイト》の採用によって少し改善されている。
デッキリスト
『赤青アポロ(アドバンス)』
4 x アストラルの海幻
4 x 勇愛の天秤
4 x ネ申・マニフェスト
4 x 瞬閃と疾駆と双撃の決断
4 x カチコミ入道〈バトライ.鬼〉
3 x R.S.S. アアルカイト
4 x 終末の時計 ザ・クロック
3 x 蒼狼の大王 イザナギテラス
1 x 轟く侵略 レッドゾーン
4 x 禁断の轟速 レッドゾーンX
4 x 超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン1 x 禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX
アドバンスは禁断を採用し、実質的に39枚のデッキとなる。
禁断の採用理由についてはキーパーツを引ける確率を上げること、および《魔王の傲慢》対策となる(スーパー・S・トリガーで踏んでしまった場合でも、禁断の封印及び鼓動を対象とすることでアポロを守る、ドキンダムによるダイレクトアタックを可能にする)。特に理由がない限り、アドバンスに於ける禁断は採用した方がよい。
- スーパー・S・トリガー(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい。その時自分のシールドが1つもなければ、この呪文にxB能力を与える)
- 相手のアンタップしているクリーチャーを1体破壊する。
xB相手は、バトルゾーンまたは手札にある自身のカードを合計7枚選び、墓地に置く。
他の採用候補カードは《シブキ将鬼の巻》や《ストリエ雷鬼の巻》といった赤のタマシードや、《カンゴク入道》といった手札補充と進化元を兼ねたカードになる。
ただしこのデッキは《終末の時計 ザ・クロック》からのカウンターを狙う要素もあるため、シールドを減らさない《勇愛の天秤》などの方を優先してもよいか。特に速度を出せない構築である以上、シールドからのカウンターを狙うこともあるので、防御力を皆無にするのはあまりオススメしない。
その他の採用候補で言えば、《超次元の王家》など。
《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》からの侵略(中継地点)となる進化は、ルーターと相性のいい《禁断の轟速 レッドゾーンX》が有力。その上で追加で《轟く侵略 レッドゾーン》を採用するのが基本となっている。
デッキ解説・補足
このデッキの目指すところは、《ネ申・マニフェスト》に《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》を進化させ、攻撃時に《禁断の轟速 レッドゾーンX》と《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の侵略宣言をすること。
そのためまずは2ターン目に手札を整え、3ターン目に《ネ申・マニフェスト》を召喚。再度手札を整えながら4ターン目の《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》進化からの《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》を狙う、というのが基本となる。上振れると2ターン目に《禁断の轟速 レッドゾーンX》を墓地に置き、3ターン目に《瞬閃と疾駆と双撃の決断》から《ネ申・マニフェスト》+《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》を走らせるというルートもあるが、滅多に起こらない。これを決めると対戦相手に脛を蹴られるかもしれないが、甘んじて受けよう。
《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》の効果は、メテオバーンで進化元のカードを3枚を墓地に置くことで全てのシールドをブレイクするというもの。しかもこれは攻撃中の効果であるため、全てのシールドをブレイクした後にアポロの攻撃が行われることになる。つまりは全シールドブレイク→ダイレクトアタックまで単体で完結する。アポロの基本的な処理であるため、初めて使う方は覚えておこう。
その上で《ネ申・マニフェスト》を進化元にすることで、マニフェストのシンカパワーを使うというのが赤青の大きな主張点である。シンカパワーは更に進化を重ねても引き継がれるため、「選ばれずブロックされない」アポロが誕生することになる。
現アドバンス環境で主に使われているトリガーは《最終龍覇 ロージア》や《ドラゴンズ・サイン》+《最終龍覇 グレンモルト》、《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》、その他G・ストライクが主であるため、これらを全く無視してダイレクトアタックを通せるのは大きな強みと言える。
実際【赤緑アポロ】の場合はトリガーの《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》や《光牙忍ハヤブサマル》で耐えられてた後に《流星のガイアッシュ・カイザー》の着地を許すという負けパターンがあるが、このデッキはその点をケアしている。
しかし赤青は赤緑に比べて速度を落としている分、《流星のガイアッシュ・カイザー》の先置きを許しやすい、というデメリットも存在している。この点は《R.S.S. アアルカイト》のシンカパワーで対応することとなるが、この場合は無敵のアポロを作ることは出来ない。
《カチコミ入道 <バトライ.鬼>》のお陰でメタカードの処理はそこまで苦にしないが、《異端流し オニカマス》や《ベイB セガーレ》は厳しい。前者は採用率を下げているものの、後者は【緑単オービーメイカー】。
なお《ネ申・マニフェスト》込みのアポロを耐えられるトリガー・受け札としては《終末の時計 ザ・クロック》でターンを飛ばす、《一王二命三眼槍》による敗北回避、《B.F.F. モーメント》で選ばずにバウンスする、といったものがある。赤青を使う際には、予めこのような受け札の存在は覚えておきたい(まぁ覚えておいたとて、ケア出来るというわけでもないが)。
またこのデッキ自身が《終末の時計 ザ・クロック》を採用出来るため、上記のようなカードで受けられてカウンターを喰らっても、クロックで耐えて勝つこともある。トリガーは偉い。
わかりやすいプランと通したときの確実性を考えると、総じて使いやすいデッキではあると言える。初心者にもオススメ。
ただし引きのブレはあるデッキでもあり、「何も引けない」ときはいつまで経っても揃わないデッキでもある点は留意しておきたい。基本的にアポロを通しきる以外の勝ち筋はほぼ皆無だったりする(一応レッドゾーンで頑張って殴るというプランはあるが)ため、引けないときは大人しく諦めよう。
想定される主な対面について
大抵のデッキに対して「相手のビッグムーブ前にパーツを揃えられるか」というゲームになるので、実はそんなに書くことはなかったりする。
対ガイアッシュ覇道
おおよそ五分。上にも書いた通り、《ネ申・マニフェスト》から発進すれば、ガイアッシュ覇道側の受け札をほぼ無効化出来る。しかし後手だと先出しの《流星のガイアッシュ・カイザー》をもらうケースも多く、これは負けパターン。
基本的には速度勝負になるので、相手のガイアッシュまでにパーツを揃えられるかどうか、という戦いになりがち。
対緑単オービーメイカー
基本的に不利。《十番龍 オービーメイカー Par100》の着地の方が速い上、《ベイB セガーレ》がどうしても厳しい。この対面も《R.S.S. アアルカイト》には頑張って貰うこととなるが、オービー側もオービー+セガーレ+場に5体みたいな展開をすることで、それ自体はケアしやすい。
現環境ではオービーがやや下火ということもあって、赤青アポロが悪くない立ち位置にあると言える。
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