皆さんこんにちは、のすけです!
DTLには2024前期は選手として、2024後期から1年間は実況解説の1人として出演していました。
そんな私の見識を以て、皆さんがDTLをもっと楽しめるように努めますのでどうか最後までお付き合いください!!
現在TVer、デュエチューブにてDTLの各チームにフォーカスしたドキュメンタリー「決闘者たちの記録~ドキュメンタリー・オブ・デュエルマスターズ~」も絶賛放映中です。
まだ観ていない方は是非ご覧ください! ※DTL自体がわからないという方は是非こちらのページを参考にしてください。
今回の第3節は王道Wを締めくくる『第4弾 終淵 ~LOVE&ABYSS~』を使用したフォーマット、そしてサブリーダー戦にて1on1でのデュエパーティールールが行われます。


要注目のカードが多いこの『第4弾 終淵 ~LOVE&ABYSS~』が2025年を締めくくる事もあり、世間の注目も集まるところでしょう。
目次
前節の振り返り

名称選択制の特殊ルールで行われた前節は魔王軍とSGRによる圧倒的なまでの蹂躙でした。
魔王軍の持ち込みとメタ読みの精度が特に光ったと感じる回であり、それが如実に結果に表れた説だったと言えるでしょう。
それでは詳しい結果を見ていきます。
試合結果
第1試合 SGR vs FTG 2-2
Vのもれ選手 【闇自然バロム】vs はるる選手【火水自然モルト】
おんそく選手【火水自然モルト】vs るるる選手【火闇自然レッドゾーン】
第2試合 FTG vs 魔王軍 0‐4
はるる選手 【火水自然モルト】vs フェアリー選手【火闇自然レッドゾーン】
るるる選手【火闇自然レッドゾーン】vs ◆ドラ焼き選手【火水自然モルト】
第3試合 魔王軍 vs SAGA 4‐0
フェアリー選手 【火闇自然レッドゾーン】vs にわか選手【火闇自然レッドゾーン】
◆ドラ焼き選手【火水自然モルト】vs あんだんて選手【火単ファイアーバード(ボルシャック名称)】
第4試合 SAGA vs SGR 1-3
にわか選手 【火闇自然レッドゾーン】vs Vのもれ選手【闇自然バロム】
あんだんて選手【火単ファイアーバード】vs おんそく選手【火水自然モルト】
【火闇ジャオウガ】【火闇自然レッドゾーン】【火水自然モルト】という魔王軍の持ち込みは今回のメタゲームにおいて明確に解答だと考えます。
全てのデッキがメタの中心である 【火水自然モルト】と【火闇自然レッドゾーン】に対して5分以上の勝率を出せるようにチューンされており実際に勝敗に影響を与えていました。
特にフェアリー選手の《星空に浮かぶニンギョ》採用はメタ読みが光っており、【火水自然モルト】に対して後手からも捲れるパターンを増やすのに一役買っていましたね。
昨日紹介した【シータモルトバーサス】。
オーソドックスな構築を意識したけど、王道ドギラゴンピン、次元にボアロ採用で触れる領域を増やしてます。
動画では次元の採用候補について解説したりもしてるので見てねー#フェアリーch https://t.co/tHYllh5ZSw pic.twitter.com/Dq4ZtQSnI0
— ◆ドラ焼き (@Dora_A_ST) October 19, 2025
DTL25年度後期第2節で使用した「デアリバイク」です。
魔王軍としての初陣、結果としては個人全勝。チーム全勝で8pt獲得からの首位へ。
後手捲り用で2枚だけ採用していた《星空に浮かぶニンギョ》が2試合とも刺さって、なんとか勝利。… pic.twitter.com/YUni4idL4H
— フェアリー (@_MishraLand_) November 14, 2025
DTL25年度後期第2節で使用した「火闇ジャオウガ」です
ゲドウ大権現で相手の動きを抑えて4〜5ターン目に鬼エンドのVSジャオウガからの過剰打点で全てを破壊します
レッドゾーンはキャンベロやミラクルステラの突破をしやすくしてくれてます#魔王軍WIN#デュエチューブリーグ pic.twitter.com/H4XTwWT1cn
— カイザ/はっちcs (@913__dm) November 14, 2025
このメタ読みを以て全勝を遂げた魔王軍に他チームはどう食い下がっていくのか、ここからのDTLの動向が気になるところでしょう。
今節の見どころ
今回の第3節は前述の通り2種のオリジナルルールで行われます。
・『第4弾 終淵 ~LOVE&ABYSS~』30枚のお馴染みルール。

・サブリーダー戦での『第4弾 終淵 ~LOVE&ABYSS~』を中心とした1on1のデュエパーティルール。

共にデッキのレパートリーが多く、難解なメタゲームとなる事が予想されます。
まずはどのようなデッキが存在するのかをチェックしてメタの流れを考えていきましょう。
デッキ紹介 通常戦
今回は王道Wの集大成ということもあり、組めるデッキの種類が多くなっています。
まずはそれらデッキを見ていきましょう。
光水自然NEO

今回登場する新規カード



《大集合!アカネ&アサギ&コハク》登場によって光水自然のデッキは大幅な強化を受けました。
《心転地と透幻郷の決断》+《大集合!アカネ&アサギ&コハク》はどのデッキに渡しても安定感と一定の出力を担保する事が出来たため、構築の自由度が大幅に向上したのです。
そんな光水自然軸のデッキは《創世竜 ゴルファウンデーション》で不足しがちだった即時打点も同時に獲得するに至りました。
この《創世竜 ゴルファウンデーション》は名前の通りに《竜社長 ゴルファウンデーション》とのデザイナーズコンボであり、《竜社長 ゴルファウンデーション》から3体の踏み倒しに成功した際は《創世竜 ゴルファウンデーション》の条件を達成して2点+3点で5点を生み出すことが可能になりました。NEO進化が多い事もあり、ラストの1点を生むことも容易である事です。

これらの要素を踏まえる事で、比較的強力なビートダウンデッキを構築する事が出来るようになった。というのがこの【光水自然NEO】の主張です。
《トレジャー・ルーン》+《ウルの天宝》による2キルムーブも存在し、くっつきと爆発力も担保できるのが強みだと言えるでしょう。
火水闇アビスラブ

今回登場する新規カード






4~5ターン目までに13枚墓地を作った状態で《禁忌の昇淵 アビスベル》を敷いた《アビスラブ=ジャシン帝》を攻撃させることで相手のリソースをゲームから除外するというアーキタイプですね。
感覚的には【火光水ゴスペル】に近しいデッキだと思ってもらって大丈夫です。
3ターン目に《邪侵入》で《ハイヒール=ハミール》を出すことができれば、次ターンに《炎氷渦と鎮魂禍の決断》の2蘇生で《アーテル・ゴルギーニ》、そして《禁忌の昇淵 アビスベル》を敷いた《アビスラブ=ジャシン帝》を出して《アーテル・ゴルギーニ》で墓地を8枚肥やす事で《禁忌の昇淵 アビスベル》の条件を達成して《アビスラブ=ジャシン帝》の攻撃時に手札とエレメントの全てを深淵送り(※)にするという超強烈な効果を発動させる事が出来ます。
※指定されたカードを深淵ゾーンに送るという新能力。深淵ゾーンについては以下の動画をご参照ください。
上記のような再現性の乏しい実質4キルだけではなく、《邪龍 ジャジー=ブラッド》や暇撃ちの《炎氷渦と鎮魂禍の決断》でターンと墓地を稼いで《アビスラブ=ジャシン帝》につなげるという動きも充分に強力です。
こういった性質も相まって、キルターンが遅いデッキに滅法強いのが強みでしたね。
このデッキの存在によって環境の目指すキルターンを5ターン前後に設定する必要が生じるなど、メタゲームにおける門番的な役割を担っています。
光水闇神帝

今回登場する新規カード





今回の弾で最も強力と目されているのがこの【光水闇神帝】ですね。
最速4ターン目に《神帝、完成せり》を着地させ、《聖霊王の聖典》を交える事で離れないジャストダイバーがスパークの効かない連続攻撃を繰り出すというコンセプトのデッキですね。
至極単純なフィニッシュを持つデッキですが、これが見かけ以上に強く曲者なデッキなのです。
環境で一度攻撃を始めた《神帝、完成せり》を止められるカードは《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》と《裏斬隠 テンサイ・ハート》しかありません。
0.9EXWINくらいのスペックがある事から実質的なソリティアデッキとしての運用が可能になります。
受けの面も非常に優秀で、17枚のトリガーと3枚の《裏斬隠 テンサイ・ハート》で結構な打点もスッと止める事が可能ですね。
サブで入っている《~そして覚醒へ・・・~》もデッキと噛み合っており、《ウルの天宝》で出して2回の踏み倒しを積むことでなにかしらの連続攻撃に繋がり、《ペテンズ・ゲート》なんかを踏んだ日にはその瞬間ゲームセットとなる凶悪なスペックを誇ります。
デッキも強力且つ新規枠も充分に使用できる【光水闇神帝】は周知されているアーキタイプということもあり、使用の是非はともかくメタゲームの中心となるのは間違いないでしょう。
光水自然ゴルギーオージャー
今回登場する新カード


《大集合!アカネ&アサギ&コハク》の恩恵を最も受けているのは間違いなくこの【光水自然ゴルギーオージャー】でしょう。
新規の2コスブースト且つチェインコンボ中の補助となるこの《大集合!アカネ&アサギ&コハク》は革命的な進化をもたらしました。
従来の《超魂設計図》基盤から脱し、《心転地と透幻郷の決断》による2→4でのリソース拡張をメインとした新たな基盤を手にしました。

《大集合!アカネ&アサギ&コハク》の条件を2ターン目に達成するために、対応3色持ちレインボーとして採用した《心転地と透幻郷の決断》は思いのほか【光水自然ゴルギーオージャー】との相性が良かったんですね。
3tに《心転地と透幻郷の決断》でドロー+実行モードを選択してドローモードでトップに《ソウルサンライト・コハク》をセットして実行で《時空の工兵》を出すことで仕込んだ《ソウルサンライト・コハク》が終了時の《時空の工兵》に敷かれる
という動きが思いのほか強く、《超魂設計図》の課題だったテンポロスを完全に克服したのです。
更に、《心転地と透幻郷の決断》もさることながら《創世竜 ゴルファウンデーション》の登場でビートダウン性能も格段に向上しました。
チェインが止まりそうになっても。一旦《観覧!ホールインランド・ヘラクレス》でマナを5以上起こし、攻撃時にD・D・Dで《心転地と透幻郷の決断》を詠唱、《ソウルサンライト・コハク》と《一音の妖精》を出し、これに反応した《創世竜 ゴルファウンデーション》で3点を叩き込むというムーブが可能になりました。
ざっと挙げるだけでもこのような動きの進化が起こり、デッキ内のT・ブレイカーも増えたことから序盤で《~西方より来る激流の龍騎公~》や《観覧!ホールインランド・ヘラクレス》でいったん2点刻んでおくのがプランとして強くなったのも変化と言えるでしょう。
光水自然der’Bande
今回登場する新規カード

アドバンスで大活躍、オリジナルでも一定の入賞率を誇る【光水自然der’Bande】が正統強化を受け、今回のレギュレーションでも一定の立ち位置を確立しています。
基本的な連続攻撃の面は特に変化していないものの、この《大集合!アカネ&アサギ&コハク》で十分なアップデートを受けました。
2→4の動きによる《キユリのASMラジオ》と《心転地と透幻郷の決断》の出力向上。
2ターン目に出せるアクティブな3コストのジャイアントの採用によって《巨魔天 アオフェシー》の採用が可能になったことが特に大きなポイントだと言えます。
ただ、これらの要素は全て今回のDTLの環境に向けたものでは無く、通常環境に向けたものになりますね。
ですので、決して今回のメタゲームで立ち位置が良いとは言えないこともあり使用するかどうかは是非が分かれるところではあるでしょう。
光水闇エルボロム

今回登場する新規カード




2025年前半、環境で猛威を振るった【光水闇エルボロム】が正統強化を受け今回のレギュレーションでも活躍を見込まれています。
九州の超強豪、『りんすき』選手によって送り出されたこの《邪眼の祈祷師ザビ・ミラⅣ世》型の【光水闇エルボロム】を基盤にすることで、《~そして覚醒へ・・・~》のナイトサポートを綺麗に受ける事が可能になり、ソリティアの精度が大幅に向上しました。
ウィニー+《超光喜エルボロム》で《ペテンズ・ゲート》を仕込んで《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》で起爆するというわかりやすい強ムーブは勿論のこと、過程で《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》を墓地に置ければ《超光喜エルボロム》で《邪眼の祈祷師ザビ・ミラⅣ世》を仕込み、終了時に《ブレイン・スラッシュ》で《~そして覚醒へ・・・~》を蘇生、そして踏み倒し効果で《邪眼の祈祷師ザビ・ミラⅣ世》を起爆して効果で《超光喜エルボロム》と《暴発秘宝ベンゾ/星龍の暴発》を蘇生してチェインを継続する……といったパターンを獲得し、純粋なデッキパワーが向上しました。
フィニッシャーも以前の《水晶の祈り》から新規の《オア:ナテハ》に代わり2マナハンデスの初動として採用可能になり大きな強化を受けました。
火光自然DDD

今回登場する新規カード


新弾のDreaMレアである《剣轟の団長 ドギラゴン王道》を軸にした現在の環境デッキである【火闇自然DDD】ちっくな新規アーキタイプですね。
《剣轟の団長 ドギラゴン王道》は非常に難しいカードでした。
発表当初こそ盛り上がりましたが、やはり構築するのが難しく、ドラゴン軸では出力が足りずこのようなD・D・D軸に落ち着きました。
《HIMEGYA-流矛見618》からは直に、2マナブースト経由では《王道ダチ ケントナーク》とセットで3ターン目に《剣轟の団長 ドギラゴン王道》が発射できるようになっていますね。
《剣轟の団長 ドギラゴン王道》の主な射出先は《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》と《音卿の精霊龍ラフルル・ラブ》ですが、今回の環境ではとくにこの2種が強力なカードです。
特に光水闇基盤のデッキに《音卿の精霊龍ラフルル・ラブ》が強く、色問題さえどうにかなれば複数枚採用すら検討したいものでした。
地上戦においては《「GT」‐001》と《「PP」-P》が強く、特に《HIMEGYA-流矛見618》下での《「GT」‐001》は軽快な除去兼リソース拡張として使用できるのが強力ですね。
《偽りの希望 鬼丸「終斗」》は今回のプールが3色を基盤にしている都合、通常環境の比にならないほど出し易いです。
ですので、《偽りの希望 鬼丸「終斗」》を起点にリソース拡張と展開を行う展開が多くなってきますね。
今環境最強格のアグロデッキとしてメタゲーム上に確かな影響を与える事が予想されます。
サブリーダー戦 1on1デュエパ

1on1でデュエパーティルールを行うという超特殊なルールで今回のサブリーダー戦は行われます。
実はこのレギュレーション、パートナーに設定可能なカードが指定されている都合で明確にパートナーのTierが存在しているのです。
個人的な評価はこちら

左右差アリ
凡そ《アビスラブ=ジャシン帝》を中心にした【火水闇ミッドレンジ】と《~そして覚醒へ・・・~》をパートナーに据えた【光水闇ハンデス】の2強環境だと考えます。
火光自然のデッキで左右差が生じているのは《剣轟の団長 ドギラゴン王道》をD・D・Dで使用できるかどうかに差がある為ですね。(メインデッキ内に採用されていないと使えない)
それではそれぞれのカラーリングを見ていきましょう。
火水闇ミッドレンジ

今回登場する新規カード



《アビスラブ=ジャシン帝》がSAの2点である事を強く活かした構築ですね。
このような限定的なフォーマットで確実に《アビスラブ=ジャシン帝》を出せるというのが非常に強い、というのが前提としてこのカラーリングの強みです。
前述した深淵送りが本当に強く、ゲームから除外する事で踏み倒しカードの価値を落としたり、除去耐性持ちを突如排除する事が可能になります。
一回定着してしまうと、除去しようとしても離れる際の置き換え効果で墓地が5枚肥やされてしまいます。
その為、封印やマイナス修正、フリーズや攻撃不能付与といった特殊なカードで対処を求められることになるんですよね。
この極端な場持ちの良さとスペックの高さだけでこの火水闇カラーは今回最強を座を確立しています。
墓地がガンガン肥えるという特徴を活かして墓地ソース調の構築で構築するのも可能であり、序盤で構築の判断が付きにくいのも強みですね。
ビートダウンである都合、《カンゴク入道》のような永続リソースを搭載したいところではありますが、普段のゲームより長めのレンジで戦う都合でどうしても逆リーサルの危険があるカードの採用は見送る必要がありました。(《サーイ=サイクル》はタイミングがターン開始時で都合良く、《鬼ヶ伝双 ジャオウガ》がカードが強すぎる。)
採用できるカードも分かり易く強く、《鬼ヶ覇覇覇ジャオウガ》や《轟く邪道 レッドゾーン》、《アーテル・ゴルギーニ》に《飛翔龍 5000VT》と枚挙に暇がありません。
ただ、ここまで強いという事はミラーマッチが発生しやすいというのと同義なんですよね。
相手の《アビスラブ=ジャシン帝》を咎められるのが《ボン・キゴマイム》と《星光の精霊龍 ベルフォール》くらいのものであり、先に《アビスラブ=ジャシン帝》を出されてしまうと一方的な展開になってしまいます。
ミラーマッチを嫌ってこのカラーの持ち込みを避けるのか、それとも真っ向勝負を狙うのか、ミラーに強い火水闇カラーが出てくるのか、ハイランダー構築の妙が試されるところでしょう。
光水闇コントロール

今回登場する新規カード


個人的、今回の一押しはこの光水闇のコントロールです。
パートナーの《~そして覚醒へ・・・~》を活かせるわけでは無いのですが、強みは非常に多いです。
受けの硬さとリソースの太さ、そしてメタとバリューカードの豊富さが強みとして挙げられるでしょうか。
構築理念は、一挙手一投足全ての行動で得をし続けるというものですね。
ハンデスがマッチアップを選ばず強く、選択肢を絞りながら豊富なメタカードとバリューカードでじっくりテンポを獲る動きがフォーマット単位で突き刺さっています。
この際、なるべく呪文では無くクリーチャーを並べていくことを構築の際に重視しました。
《修羅の死神フミシュナ》、《星光の精霊龍 ベルフォール》のようなドローが付いた妨害が多く、テンポロスすることなく強力なカードが揃う5コスト帯に繋がります。

《裏斬隠 テンサイ・ハート》や《秩序の意志》、ような受け札でビートダウンをいなし、《超光喜 エルボロム》や《華謡の精霊 カンツォーネ》で切り返す動きも備わっています。


《DARK MATERIAL COMPLEX》や《ARC REARLITY COMPLEX》のような最強格のフィニッシャーが採用されていないのは、《アビスラブ=ジャシン帝》の深淵送りによって簡単に対処されてしまうという点で、そもそも出せないマッチアップが存在するからですね。
またフィニッシュについては《~邪眼帝~》や《CRYMAXジャオウガ》のようなカードでも事足りています。
各カラーリングとの相性面も申し分ありません。火水闇のカラーリングに対して微有利程度の勝率が見込める事も相まって今回のレギュレーションでは強力なアーキタイプだと考えます。
また、今回のフォーマットでの大きな特徴は前述の火水闇カラーにも採用されていた《幽玄人形キヨ&ヨン&シー》の使い易さでしょう。
後述する火光自然や火闇自然には受け、ハンデス、メタ、全ての要素が突き刺さる為、言うまでもなく有利なのも大きなメリットだと言えるでしょう。

最速2ターン目に飛び出す2ハンデス、これは決まったゲームがそのまま勝ちにつながる強烈なアクションです。
いつ如何なるタイミングでも飛んでくる恐れのあるこのカードは闇文明が採用されていれば即候補に挙がります。
今回紹介するハンデス軸の光水闇カラーはその長所を最大限にのばしつつ、自身は《魔王と天使のカナシミ》や《サイレント・ジェラシー》のような盾回収カードで相手の《幽玄人形キヨ&ヨン&シー》をケアできるのも大きなメリットですね。
火闇自然ミッドレンジ

パートナーは《究極の虚 ジャシン=ヴリドガルド》想定
今回登場する新規カード




【火闇自然DDD】と【闇自然アビス】の折衷のようなアーキタイプとして構築したモノですね。
冒頭でAとB間には大きな差があるとしましたが、そこには明確にマナブースト基盤であるかどうかにあります。
水闇ベースの上位2種は2~4マナ帯のバリューカードが多く除去や妨害に長けています。
しかし、自然ベースの下位デッキ群は低コスト帯がブースト基盤とメタでほぼ埋まっており、テンポを崩した(崩された)ゲームをリカバリーが効かなくなってしまいます。
5マナ帯の強力なカードに綺麗に届けばゲームが可能なのですが、これに綺麗に対処されてしまうと後続のリソースが足りずにズルズル負けてしまうんですよね。
ですので、早期に重たい一発をぶつける事を念頭に構築するのが今回自然ベースのデッキで求められるポイントでした。
《轟く邪道 レッドゾーン》や《魔誕の封殺ディアスZ》に《愛銀河マーズ・シンギュラリティ》といった最強格のフィニッシャー、早期に着地する《謀遠テレスコ=テレス》のようなシステムクリーチャーこれらをどうにか引き込み綺麗にぶつける事がこの火闇自然カラーで勝利する秘訣となるでしょう。
火光自然革命チェンジ

今回登場する新規カード


前述した自然ベースの系譜です。言葉を選ばずに言うとちゃんと弱いデッキですね。
火闇自然より光自然のメタカードを採用できるという点は大きなメリットなのですが、このデッキの何が良くないかは明白です。
見て貰ったらわかると思うのですが、上記のデッキと比較して明らかに採用されているカードがちぐはぐ且つ弱いんですよ。
除去カードも単純なアドバンテージを稼ぐカードも不足しており、革命チェンジというギミックでのリソース拡張(?)を狙う羽目になっているんですね。
こうした理由で、ハンデスとメタカードに滅法弱くなってしまい上位デッキのガチガチに固められた盤面とリソース差になすすべなく屈してしまう事になります。
一旦こちらで1on1デュエパーティルールの解説は〆ますが、まだまだ今回紹介した構築は氷山の一角です。
パートナーを放棄した【火闇アグロ】、【光水闇逆アポロ】といった様々な構築幅が想定されるこの特殊ルール、12月20日より開催されるデュエチューブリーグ店舗王決定戦でも見かける事になるでしょう。

のすけ軍で使用するなら
1st 2nd 光水闇神帝 13枠

新規カード
《ウルの天宝》4
《聖霊王の聖典》4
《~そして覚醒へ・・・~》2
《邪心タル悪魔神ノ禍魂》2
《ペテンズ・ゲート》1
今節、個人的に最も高い評価をしているのがこの【光水闇神帝】です。
速度、フィニッシュ性能、受け、どれを取っても文句なしのバランスであり、ミスを拾うのにも長けています。
しかしどうしてもメタゲーム上で最も意識されるであろうアーキタイプである事が災いし、面倒なマッチアップに当たる可能性も高いんですよね。
そうした側面も加味し、ガラッと構築を刷新しました。
《~世紀末の善悪~》と《邪心タル悪魔神ノ禍魂》によるハンデスと《飛翔龍 5000VT》でのメタカード耐性の2軸で構成する事で、想定されるメタゲームに順応できる新たな構築になりました。
《ペテンズ・ゲート》による受け性能こそ落ちましたが、そもそも過剰と呼べる位の枚数採用されていたこともあってあまり問題なかったです。
呪文主体のデッキにも、呪文メタを搭載したデッキにも耐性を持つことが出来るこの構築は、発売前でありながらメタの変遷を感じさせるものとなりましたね。
デッキの強さ的にも文句無しで2面持ちができるようになり、今回自分は1st、2ndともにこの【光水闇神帝】を選出しました。
3rd 光水自然ゴルギーオージャー 6枠

新規カード
《大集合!アカネ&アサギ&コハク》4
《創世龍 ゴルファウンデーション》2
光水闇系統のデッキが多く、《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》の採用も多くなる可能性が高いと判断し、《USHI和歌轟ー8》による緊急脱出ギミックを採用しました。
(《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》9宣言された盤面の生き物をマナに引っ込めてリソースに還元できる。)
今節で構築しやすいVS受けデッキに対してめっぽう強く、殴りデッキにも先攻さえ取れてしまえば十分な勝率を見込める点を高く評価し、今回は2点マッチである大将戦にこの【光水自然ゴルギーオージャー】を選出しました。
ビートダウンにEXWIN、多彩なプランを後出しで選択できる強力なデッキである為デッキパワーも基準に達しているんですよね。
サブリーダー戦:光水闇コントロール

今回のサブリーダー戦、最優と考えるのがこの【光水闇コントロール】です。
アグロからコントロールミラー、どのレンジ帯のデッキが来ても跳ね返す地力の高さと、デッキ全体の採用カードが似通っている事による再現性の高さが魅力のアーキタイプです。
火水闇カラーに存在する《アビスラブ=ジャシン帝》の暴力的なまでのカードパワーも魅力的ですが、今回はVSアグロ〜ミッドレンジ帯のデッキへの勝率を評価しての【光水闇コントロール】を選択するに至りました。
デメリットが目立つ《預言者マリエル》も、任意のタイミングでパートナーの《~そして覚醒へ・・・~》を進化させることで問題なく運用できるのは大きな発見でしたね。
初見デッキが来た際も、相手の再現性の低い事に漬け込みつつ、こちらのメタとハンデスが突き刺さり易いが故の対応力で戦えるのが魅力でしょう。
まとめ
今回の第3節は通常戦、サブリーダー戦ともにとにかく構築とメタ読みが難しい節だと考えます。
存在するアーキタイプがやたら多く、個々の相性差もばらけがちです。
通常戦は起点となるメタゲームが存在する環境で各チームがどのようなデッキを選択するのかが興味深い節となるでしょう。
そして、サブリーダー戦はデュエパーティルールによる特殊な縛りが多く、シールド戦とはまた違った緻密且つ豪快なアド取り合戦が見られることでしょう。
存在しないメタゲームでメタ読みを行い、各々が思う最適なデッキを持ち込む見たこともないゲームを見るのが今から楽しみで仕方ありません。
以上、のすけでした!また次回の動画でお会いしましょう。
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