【デュエマ】新殿堂予想選手権 2022年度 冬の陣 その8 ~カツキング+百鬼の邪王門?~

こんにちは、神結です。

今回もコンビ殿堂の話になります。それではどうぞ。



コンビ殿堂とは

コンビ殿堂とは、デッキに同時に入れてはいけない組み合わせのことを指します。例えばカードAとカードBがコンビ殿堂とされている場合、AもBもそれぞれデッキに採用することは可能ですが、同じデッキで採用してはいけないということになります。

正式名称は「プレミアム殿堂コンビ」。ちなみに厳密に言えば「プレミアム殿堂コンビ」と「プレミアム殿堂超次元コンビ」が存在していますが、あんまり区別して考えなくてもいいと思います。

現在では《禁断英雄 モモキングダムX》と《未来王龍 モモキングJO》がコンビ殿堂に指定されています。過去には《超戦龍覇 モルトNEXT》と《爆熱天守 バトライ閣》や、《龍仙ロマネスク》と《母なる紋章》or《母なる大地》などがコンビ殿堂として指定されていました。

開発側としてもあまりコンビ殿堂は出さないという方針なのか、過去の例自体が少なく、脅威が薄れたら解除する方針のようです。私も普段はコンビ殿堂予想はあまりしないのですが、今回はそれなりコンビ殿堂でもやむを得ないだろうという予想から、コンビ殿堂で予想をさせていただこうと思います。

本日の殿堂候補カード

《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》+《百鬼の邪王門》

  • マッハファイター
  • このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を相手に見せてから手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。こうして見せたカードが火または自然なら、クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。
  • 革命2:自分のシールドが2つ以下なら、自分のシールドゾーンにあるこのクリーチャーに「S・トリガー」を与える。
  • 革命0:自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーのパワーを +10000し、「スピードアタッカー」と「T・ブレイカー」を与える。

オリジナル  :S
アドバンス  :B
カードの汎用性:S
殿堂予想   :A

殿堂予想ラーの頭を一番悩ましているのが、《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》でしょう。《インフェル星樹》と違い、コイツ単体で充分にバケモノです。

とにかく強い能力を惜しみなく詰め込んだ1枚であり、オリジナル殿堂問わずに活躍しています。コイツがどんなカードか、凄く端的に表現すると《ドンドン吸い込むナウ》+《勝利のガイアール・カイザー》です。既に1枚で二面除去が約束されていますが、革命チェンジを絡めることで更なる除去をしたり呪文を止めたり、或いは条件次第ではコイツが3点の大型アタッカーになったりもします。

カラーリングも赤青緑と取り回しのいい3色で、アドバンスではドラゴン軸で《メンデルスゾーン》+《ボルシャック・栄光・ルピア》と組み合わせて【ガイアッシュ覇道】で活躍しています。対してオリジナルでは、黒を足して《天災 デドダム》と併せ【4c邪王門】での活躍が目立ちます。

まぁ、活躍していることはみんな知っています。そしてこのカードが強力なことに疑う余地はなく、しばらく使われ続けるであろうことも、みんなわかっています。

結局《蒼き団長 ドギラゴン剣》やら《時の法皇 ミラダンテXII》やら《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》やらがあれこれ言われているのも、コイツに大きな責任があります。その点についてはとっくに気付いている人も多いでしょう。

 

問題は《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》を開発側がどう捉えているかです。

このカードはいわゆるグッドスタッフカードです。ちなみにこのスタッフはStuff(物)でありStaff(職員、人員)ではないです。「基礎スペックが高く、単体で強力」みたいな捉え方をしていただければOKです。

で、グッドスタッフへの対処って難しいんですよ。《天災 デドダム》があの地位を確立したように、プレイヤーにとってはあって当たり前のインフラになっていきます。グッドスタッフ系のカードを制限するのってプレイ体験的にはマイナスなんですよね。明日から全員ガラケー使ってくださいと言われたら困るのに近いです。

デュエマは昔からグッドスタッフが強いカードゲームでしたが、年代が経つ毎に徐々にテーマデッキが増えてきました。「単体パワーではグッドスタッフに及ばないけど、トータルのシナジーによって、グッドスタッフでは出来ないことをやれるデッキ」みたいな奴ですね。ジョーカーズなどが、それの典型例と言えます。

では何故テーマデッキが増えてきたかというと、グッドスタッフ系だけでデッキを組んでそれが一番強かった場合、環境に多様性が無くなるからです。

ほら、ソシャゲとかでもあるじゃないですか。特定のとある1キャラが強すぎて、どんな高難易度コンテンツも「全部コイツでよくね?」ってなっちゃうアレ。全部メガガルーラでよくね? だから他のキャラを使って貰うために尖った高難易度コンテンツ出してくるアレです。結果「やっぱりコイツでよくね?」ってなるまでがテンプレなんですけど。

まー私は古い時代のプレイヤーなんでグッドスタッフ詰め合わせデッキ好き好きくんではあるし、もっとそういうカード増えて欲しいみたいなことも願っていたんですが、最近は考えが変わりつつあります。

というのも、テーマデッキが多い方が環境は多様化しますし、何よりカードゲームとしての寿命は伸びるんですよ。テーマごとにカードを買って貰えますし、あと本当にヤバいテーマを作っちゃった場合にテコ入れしやすいですからね。

で、その上で《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》の話に戻すと、コイツはグッドスタッフでありながら【ドラゴン軸革命チェンジ】みたいなテーマデッキでも滅茶苦茶強いところが問題です。なんて言うんですかね、テーマデッキとグッドスタッフを繋いでしまう架け橋になっちゃうんですよね。

でも直近の再録とかの傾向を考えるとコイツを殿堂にぶち込むのはしないのかなぁって思ってます。再録も多いし、かといって値段もまだ高いしで、商業的にコイツを殿堂させるのは難しそうなんですよね。「商業的な条件は無視して」という考え方もあるとは思いますが、それはそれで現実とかけ離れているので、何か違うなと。

ですので、トータルで考えた時に、何かしらのコンビ殿堂という落としどころになるんじゃないかと思っています。

 

問題は、その相方です。

候補の中で最も有力だと思っているのが、《百鬼の邪王門》です。

  • 鬼エンド:クリーチャーが攻撃する時、シールドが1つもないプレイヤーがいて、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、この呪文を自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。
  • 自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その中から、闇または火のコスト6以下の進化ではないクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出す。その後、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その2体をバトルさせる。

【4c邪王門】を回したことがある人はわかると思うのですが、あれは現代のグッドスタッフデッキです。直近の現状だと【サガループ】に押し込まれて劣勢ではありますが、サガに何かしらのテコ入れが入って弱体化した際に、また帰ってくるのは間違いないでしょう。上記した通り、グッドスタッフが強すぎるのは色々と問題があるので、何かしらの制限はあると思っています。

特に《百鬼の邪王門》からカツキングを捲る動きはデッキとの噛み合いが高すぎて、高パワーとなったカツキングがバトルで処理、カツキング効果で処理、そして効果で拾った《一王二命三眼槍》でアタックを止める、そのままカウンターなんていうことが出来てしまいます。

まーそれをさせないとヤバいくらいには【赤単我我我】とかも強かったりするのですが、いずれにせよちょっと強すぎると思う部分はありますね。

ただこの制限をする場合、アクティブなカツキングを許してディフェンシブなカツキングを制限する、ということになります。となると、これに加えて何かしら革命チェンジの上のカードに殿堂ないしプレ殿もありそうなんですよね。そうでないとアドバンスに触れられていないですからね。

そんなわけでもう少しコンパクトに考えた場合、《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》とのコンビ殿堂もあり得ると思っています。

 

ラフルルラブについては直近で記事を書いているので、そちらからどうぞ。

カツキングのアクティブな部分を問題視している場合はこっちの方があり得そうです。実際問題として、《天災 デドダム》の初動を起点に革命チェンジで走られるのはあまり気持ちのいいものではないですからね。メタカードを突破する役割自体は、革命チェンジする必要とかないですからね。ついでのようにアドを取ったり、こっちの動きを制御しないで欲しい。

こちらだとディフェンシブなカツキングを許容することにはなりますが、あくまで邪王門でカツキングが捲られるのは確定ではないことやカウンターワンショットに歯止めは掛かるので、そこから先は頑張ってくれ、という考え方もあるでしょうか。まー邪王門を止めるのに一番便利なのはラフルルラブなんですけどね。

もしくは、革命チェンジで言えば《時の法皇 ミラダンテXII》ですかね。

  • マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
  • 革命チェンジ:光または水のコスト5以上のドラゴン
  • T・ブレイカー
  • このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、光のコスト5以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。そうしなければ、カードを1枚引く。
  • ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、次の相手のターンの終わりまで、相手はコスト7以下のクリーチャーを召喚できない。

コイツは既に殿堂カードではあるんですが、上にも書いたように《天災 デドダム》の初動を起点に走られてミラダンテで実質的な追加ターンを取られたら、何のために初動を使ったのかわからないですからね。もちろん呪文の初動を優先してプレイし、場にクリーチャーを残さないというプレイを狙いはするのですが、結局両方の初動を引けてたらの選択肢ですからね。

「カツキングチェンジミラダンテは不健全じゃないか?」と言われたら、幾らミラダンテが大好きな私であっても擁護しないです。

 

というわけで総合して考えたときに、《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》絡みの殿堂は何かしらあるとは読んでいます。結局サガの次にくるのはたぶん、コイツなんで。

その上で現状では、《百鬼の邪王門》とのコンビ殿堂が一番可能性高いかな、と。基本はオリジナルを中心に考えそうだというのもありますし、後はこの組み合わせが制限されても《百鬼の邪王門》もまだ全然現役で使えるデッキが残っている、というのも大きいと思います。

次点が何かしらの革命チェンジでしょうか。革命チェンジを大きくバフしてしまった責任がコイツにありますからね。

 

そんなわけで、今回はここまで。

次回からはプレ殿候補の話をしていきます。お楽しみに。

 

それでは、また。

 


カードの購入・予約はこちらから

※カードの買取に関する情報はこちらから

↓ 絶望神サガが収録されているパックはこちら。(2/18発売)

トレカ(デュエルマスターズ)【BOX】デュエル・マスターズTCG ヒーローズ・ダークサイド・パック ~闇のキリフダたち~ [DM22-EX2]

最新弾(パックを剥きたい方はこちら!)

【BOX】デュエル・マスターズTCG 黄金戦略!!デュエキングMAX 2022 [DM22-EX1]

トレカ(デュエルマスターズ)【BOX】デュエル・マスターズTCG 黄金戦略!!デュエキングMAX 2022 [DM22-EX1]

デュエル・マスターズTCG ゴッド・オブ・アビス 第1弾「伝説の邪神」 [DM22-RP1]

トレカ(デュエルマスターズ)【BOX】デュエル・マスターズTCG ゴッド・オブ・アビス 第1弾「伝説の邪神」 [DM22-RP1]

デュエル・マスターズTCG 王来MAX最終弾 切札!マスターCRYMAX!! [DMRP-22]

トレカ(デュエルマスターズ)【BOX】デュエル・マスターズTCG 王来MAX最終弾 切札!マスターCRYMAX!! [DMRP-22]

デュエル・マスターズTCG 王来MAX第1弾 鬼ヤバ逆襲S-MAX!! [DMRP-21]

トレカ(デュエルマスターズ)【BOX】デュエル・マスターズTCG 王来MAX第1弾 鬼ヤバ逆襲S-MAX!! [DMRP-21]

クロニクルデッキ(アドバンスを始めるなら断然これ!)

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG クロニクル・ダークサイド・デッキ 「終焉」 [DMBD-21]

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG クロニクル・ダークサイド・デッキ 「終焉」 [DMBD-21]

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG クロニクル・ダークサイド・デッキ 「零誕」

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG クロニクル・ダークサイド・デッキ 「零誕」 [DMBD-22]

 

開発部セレクションデッキ(復帰勢にオススメ!)

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG 開発部セレクションデッキ「火水覇道」 [DMBD-19]

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG 開発部セレクションデッキ「火水覇道」 [DMBD-19]

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG 開発部セレクションデッキ「水闇魔導具」 [DMBD-20]

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG 開発部セレクションデッキ「水闇魔導具」 [DMBD-20]

 

 

レジェンドスーパーデッキ(あの時のカードを、現代に)

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐 [DMBD-18]

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐 [DMBD-18]

・デュエル・マスターズTCG レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命 [DMBD-15]