【デュエマ】殿堂予想選手権2025 冬 第1回 〜死神覇王 ブラックXENARCH〜

こんにちは、神結です。

今回から殿堂予想選手権の方を始めていきます。

基本的にデッキ単位での紹介をしていくつもりですが、複数のデッキに渡って活躍したり、複数のレギュレーションで活躍しているカードは単体で紹介していく形式を取っていきます。

予定ではのすけくんの担当分も含めて、全6回になると思います。

第1回目はオリジナル・アドバンス・2ブロックの全てで活躍を見せている《死神覇王 ブラックXENARCH》になります。



本日の殿堂予想カード

《死神覇王 ブラックXENARCH》

というわけで、まずは《死神覇王 ブラックXENARCH》についてテキストのおさらいから。

  • 各ターンの終わりに、このクリーチャーが自分の墓地にあり、自分のマナゾーンに闇文明があれば、自分のタップしているクリーチャーを3体破壊してもよい。そうしたら、このクリーチャーを自分の墓地から出す。
     ブロッカー
  • W・ブレイカー
  • 自分のクリーチャーが出た時または離れた時、相手は自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。そうしなければ、相手は自身の手札を1枚選び、捨てる。

登場は王道篇第2弾「カイザーオブハイパードラゴン」。略称・愛称は「ゼナーク」。一部界隈では「ゼナ子」と呼ばれ、文字通り愛されています。

カードとしては6マナ9000Wブレイカーかつブロッカーと、基礎スペックはまずまずです。

そして自身をタダ出しする能力と、自分のクリーチャーを出したときと離れた時に相手がクリーチャーをセルフ破壊、もしクリーチャーがいなければセルフハンデスという効果を持っています。

例えば《死神覇王 ブラックXENARCH》がいる状況で《アクア忍者 ライヤ》を出して引っ込めると、《死神覇王 ブラックXENARCH》効果がもう2回発動する訳です。はい、これで2回破壊。もう充分強い。

ですので、一度《死神覇王 ブラックXENARCH》が盤面に定着されてしまうと、一気に盤面・手札が壊滅してしまいます。

そんな《死神覇王 ブラックXENARCH》ですが、このカードの特徴として、あらゆるレギュレーションでキッチリ結果を残したことが上げられます。なんか《芸魔王将 カクメイジン》に近しいものを感じます。

しかも《芸魔王将 カクメイジン》は【赤青マジック】が単に全てのレギュレーション強かったことなのに対して、このカードについてはレギュレーションによって採用されるデッキを変えての活躍をしています。これに関しては、あんまり前例が思い付かないです。

ではそれぞれのレギュレーションについての活躍をみていきましょう。

オリジナル

主な採用デッキ:アナカラーマルル、黒単アビスゼナーク

オリジナルでの活躍は、3つのレギュレーションの中では比較的大人しいものではありました。【ファイアーバード】の全盛期だと、特筆すべき活躍はなかったでしょう。

しかしその後10月から11月にかけて【マーシャルループ】が台頭してくると、満を持して役割が与えられることになりました。

まず採用されたのが、【アナカラーマルル】。

このデッキでは《死神覇王 ブラックXENARCH》をタダ出しする能力を使うケースはほぼなかったのですが、それでも充分な強さを発揮してくれました。

というのも多くのデッキ・カードが《キール・ロワイヤル》のジャストダイバーに苦戦する中、《死神覇王 ブラックXENARCH》さえいれば特に問題なく対処が可能なのです。【アナカラーマルル】は「マーシャルループに勝てるデッキ」として環境上で役割を持つことになりますが、それに最も貢献したカードが《死神覇王 ブラックXENARCH》でしょう。

またそもそも着地すればどのデッキあっても苦戦はすることから、「ゼナークへの対処手段がないデッキ」を足切りすることも出来ました。対【緑ゼロゼニス・セレス】の《「戦鬼」の頂天 ベートーベン》なんかも、当初の【アナカラーマルル】だと苦戦必至のカードでしたが、《死神覇王 ブラックXENARCH》採用後はクリーチャー出してるだけで突破出来るようになりましたからね。

また《影邪盗霊》登場後は【黒単アビスゼナーク】が登場。

こちらは《邪魂の王道 ジャシン帝》や《深淵の憤髄 ファウン=テイン》といったカードを使った黒単のコントロールデッキですが、このデッキの制圧の軸として《死神覇王 ブラックXENARCH》が採用されています。

墓地を《影邪盗霊》で作り、《霊淵 アガルーム=プルーフ》や《邪魂の王道 ジャシン帝》でタップクリーチャーを用意して《死神覇王 ブラックXENARCH》を射出。《深淵の憤髄 ファウン=テイン》を含む展開能力でそのまま盤面と手札を制圧して勝ちます。

このデッキもまずまずの活躍を見せました。《影邪盗霊》と《死神覇王 ブラックXENARCH》の相性は本当に抜群ですね。

2ブロック

主な採用デッキ:白黒メカ、ゼナークジャイアント、青黒ゼナークなど

2ブロックは登場から今日まで、様々なデッキで採用されています。

まずは代表的なところでいくと【白黒メカ】でしょうか。一旦、サンプルリストを挙げておきます。

長らく2ブロックを引っ張ってきたこのデッキでは、《死神覇王 ブラックXENARCH》は当然主力待遇です。

《獲銀月 ペトローバ》からの着地はもちろん、全体タップに対しての切り返しとして使ったり、或いは《星姫械 リゲート》と組み合わせることで墓地から出てきたりなんてことも。

もちろん、《DARK MATERIAL COMPLEX》とも勿論相性がいいことからセットで採用されることも多かったです。メカのリストの自由度もあって、全体的に色んなカードと組み合わせて使われてました。

またエリア予選入ってからは【ゼナークジャイアント】が登場。

こちらは《哀樹奇面グリッファ》から《死神覇王 ブラックXENARCH》を繰り出しつつ、革命チェンジを使う事で一気に《死神覇王 ブラックXENARCH》をカウントを稼ぎ、盤面を制圧する……といったコンセプトになっています。

また最新弾の「悪魔神、復活」発売以降は【青黒ハイパーエナジー】といったデッキも活躍しており、こちらでもフィニッシュ場面で活躍しています。

2ブロックでは来年も続投するカードなので、今後も《死神覇王 ブラックXENARCH》入りのリストは活躍することになる筈です。

アドバンス

と、ここまでの活躍を紹介してきましたが、これも《死神覇王 ブラックXENARCH》様にとっては序の口。その真価を発揮するのは、《零龍》と手を組んだアドバンスです。

こちらでは【アナカラーマルル】などではほぼ使う事のない「自分のタップしているクリーチャーを3体用意することで早出し出来る」効果ですが、《霊淵 アガルーム=プルーフ》のような優秀な低コストクリーチャーとのセット採用でフル活用することに。

結果として3ターン前後で《死神覇王 ブラックXENARCH》が着地し、そのままボードと手札を全て奪い尽くし、コントロールしきって勝つという【闇単ゼナーク】が完成。当時の環境2大トップだった【赤青マジック】【巨大天門】を蹂躙しました。

手札7枚くらいあったところで、次のターンには0になるなんてこともザラにありますからね。

細かい動きまで書くとキリがないので省略しますが、登場以降はアドバンスが激変。このレギュレーションは《死神覇王 ブラックXENARCH》抜きには語れないゲームとなりました。

個人的な殿堂予想について

《死神覇王 ブラックXENARCH》の殿堂について、私個人の意見は2つです。

  • いずれは殿堂しそうなカードである
  • 今回の改訂では殿堂とはならないのではないか

《死神覇王 ブラックXENARCH》の強さ自体は間違いないものですし、約半年間アドバンス環境を支配してきたのは間違いないです。

しかしこれを即座に殿堂しようとすると、2ブロックへの影響が大きすぎると考えています。

現在の2ブロックは《死神覇王 ブラックXENARCH》を前提としているであろうカードも多く、また今後2ブロック切り替えのタイミングが来ることもあって、デッキもカードも少ないです。

ですので《死神覇王 ブラックXENARCH》なくなると、2ブロック的には困る筈なんですよ。カード少ないし。いやまぁ「《DARK MATERIAL COMPLEX》がないんだから《死神覇王 ブラックXENARCH》と戦えないんだよ!」って意見もあるとは思うんですが。

となると、去年を基準に考えてみましょう。

昨年の《瞬閃と疾駆と双撃の決断》がそうであったように、運営視点では2ブロックの整備を店舗予選開始前にしたいと思っている筈なんですよ。具体的に言えば、8月後半です。ちょうど次の殿堂のタイミングなんですよね。

つまり、ちょっと候補デッキの少なすぎる現状の2ブロックのためにも一旦《死神覇王 ブラックXENARCH》はまだ使ってもらい、最終的に夏のタイミングで殿堂にするんじゃないか、と私は予想しています。

まぁこの春のタイミングで、そこまで2ブロックの大会が隆盛することを前提にしてないと思うので、一旦使える方向で……。

オリジナルの方で環境を蹂躙する程の活躍をしているわけではないですし、アドバンスの方では確かに蹂躙はしましたけど《頂上混成 BAKUONSOOO8th》も登場していますので、それまでのような「【闇単ゼナーク】が何もかも否定してしまう」とまではいかない筈です。

まぁアドバンス環境を歪めているのは間違いないので、そっちを重く考えるならば殿堂しそうですが……。

でも2ブロック優先すると思うんだよな~。

というわけで、私の予想としては、今回は細目で見ないふりをしながら見逃されるような気がしています。

だとしても来年の冬は迎えないとは思いますが……。

まとめ

というわけで、今回は《死神覇王 ブラックXENARCH》でした。

上で書いたように今回の殿堂に関しては私は半々くらいに考えています。

しかし3レギュレーションで順当に活躍するカードが夏まで許されるかと思うと相当に怪しいと考えているので、将来的な殿堂可能性は8~9割くらいはあると思っていますけどね。

 

次回はまた別なカードの紹介となります。

それでは、また。


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