こんにちは、神結です。
DMGP2025-2ndの受付、お済みでしょうか?
2次受付が9/24からですので、まだの方や1次落ちてしまった方はぜひお忘れなく。
というわけで、今回は5月に行われたDMGPの振り返りをしていきたいと思います。
DMGP2025-1st 基本情報
開催日:
2025年5月24日(アドバンス)、25日(オリジナル)
会場:
幕張メッセ
募集人数
Day1(アドバンス):4600人
Day2(オリジナル):4600人
プロモ
TOP8:《飛翔龍 5000VT》
TOP128:《氷柱と炎弧の決断》
参加賞:《ルピア&ガ:ナテハ》
備考:
春GPが4月→5月末の開催へ
というわけで今年の春GPの振り返りです。
従来からの変更点でいうと、開催日が例年の4月中旬から5月下旬へとなりました。
従来の4月中旬というのは4月から始まる大型弾の発売直後だったりするので、「新カードのプロモーション」的な意味合いも非常に強かったのだとは思いますが、そういった部分をデュエチューブリーグなどと分担できるということになったんですかね?
個人的には「新年度すぐ」というタイミングは進級・進学や異動による引越などが重なる時期であり、到底落ち着いてデュエマの練習をできる時期ではないと思っていたので、ある程度ズレ込んでくれたのはありがたい話でした。
その分、新カードを上手く使うというよりもやり込みが大事になっているわけで、新環境の方が好きという話もわかりますのである程度好みは分かれるでしょう。
まぁ会場が幕張メッセとかいう超人気大型施設ではあるので、取れる取れないという問題もありそうですが……。
プロモに関しては中々豪華なメンツで《飛翔龍 5000VT》に《氷柱と炎弧の決断》。そして参加賞は《ルピア&ガ:ナテハ》です。
CSプロモとして考えても《飛翔龍 5000VT》はもちろん、《氷柱と炎弧の決断》も何枚あっても困らないですからね。ちなみに初日の参加者から4枚集めて、2日目にGPプロモ《ルピア&ガ:ナテハ》入りの【ファイアー・バード】で挑むプレイヤーもいたとか。
事前メタゲーム
事前予想
Tier1:ファイアー・バード、闇単XENARCH、光水ヘブンズ・ゲート
Tier2:5cバロム、火水BAKUONSOOO
Tier3:モルトDREAM系
続けて事前メタゲームの話になります。
前回までだと直前に開催される全国大会の影響が大きかったのですが、今年は少し様子が変化しています。
全国大会までだと【光水ヘブンズ・ゲート】を中心とした環境の中で、そこと【闇単XENARCH】に対して有利な【ドリームメイト】が多いという結果になったのですが、4月の新弾によって環境は大きく変わりました。
《真気楼と誠偽感の決断》の登場です。
これによって横展開を主軸とする緑系のデッキ(ドリームメイト・ジャイアント)は大きなダメージを受け、環境からの後退を余儀なくされます。
逆に《真気楼と誠偽感の決断》を手に入れた【光水ヘブンズ・ゲート】は、元々強かった中でさらに大きく躍進します。
その【光水ヘブンズ・ゲート】に対して有利とされたのが【ファイアー・バード】と【闇単XENARCH】。


アドバンスは特に《ポッピ・冠・ラッキー》が強いこともあって、【ファイアー・バード】は広く有利を主張できるデッキです。
そんな【ファイアー・バード】の数少ない不利が【闇単XENARCH】なのですが、《DARK MATERIAL COMPLEX》の殿堂や【ファイアー・バード】が《凰翔竜機マーチ・ルピア》を採用したことで相性差は縮まっていました。
また4月の終わりにかけて、新デッキとして《悪魔世界ワルドバロム》を使った【5cバロム】が登場し、こちらもCSで結果を残し続けました。
一方、【火水BAKUONSOOO】はお得意様だった緑系のデッキが後退したことで【光水ヘブンズ・ゲート】と真っ正面から向き合わなくてはいけなくなりました。当時のカードプールには、まだ《一音の妖精》はありませんので、貫通するのは至難の業です。
《頂上電融 クライアッシュ“覇星” ’22》を厚く採用すると【ファイアー・バード】にも有利を主張できるようにはなるのですが、結局【ヘブンズ・ゲート】がいかんともしがたいという。
といった感じで、上位デッキの配置は事前メタゲームの通りでしょうか。
トータルでみると前回のGPからの新顔は【5cバロム】くらいなのですが、デッキリストが洗練されたことや新カードの登場も踏まえると、多くのデッキが前回よりも強いです。
またGP前はCSからも緑系のデッキが一掃されていたため、《真気楼と誠偽感の決断》の影響はかなり大きかったと思っております。
当日の結果
優勝:ネバー(光水ヘブンズ・ゲート)
2位:みるえめ(ファイアー・バード)
3位:つっかー!(ファイアー・バード)
4位:ごぺんなさい!(ファイアー・バード)
ベスト8:
Re:グッピー(モルトDREAM)
サラー(ファイアー・バード)
本家(光水ヘブンズ・ゲート)
志乃(5cバロム)
TOP8のトーナメント表は以下の通り(カバレージより引用)。
また、予選を突破した128名のデッキは以下の通りです(メタゲームブレイクダウンより引用)。
ファイアー・バード 23
ヘブンズ・ゲート(うち巨大天門1) 21
5cワルドバロム 16
モルトDREAM 12
ドリームメイト 11
闇単XENARCH 6
闇単ゼーロ 5
火光水バクオンソー 4
呼び声ボルシャック 4
暴発エルボロム 3
ゴスペル 3
水闇自然DOOM 3
その他(母数2以下) 17
結果、【ファイアー・バード】がひっっっじょうに強かったです。
ベスト4のうち3つを占め、本戦進出者数も最大でした。以下、優勝した【光水ヘブンズ・ゲート】、【5cバロム】と続き、人気の高い【モルトDREAM】も一定数結果を残しました。
というわけで、各デッキについてコメントしていきます。
ファイアー・バード
今回のGPもまた【ファイアー・バード】でした。まーたお前なのか。ダブルのガオガエンくらいいるなお前。
前述の通り【闇単XENARCH】以外の目立った不利はなく、そのマッチアップにしても《凰翔竜機マーチ・ルピア》や《コッコ・武・ルピア》で一時期に比べるとかなり改善しています捲れるようになりました。
まぁそもそもGPで【闇単XENARCH】の使用数はそこまで伸びないという事実もあり……。
更にアドバンスのGPではかなりの使用者数が予想される《夢双龍覇 モルトDREAM》を始めとしたドラゴン系列にも“圧倒的に“有利で……。
アドバンスでは《ポッピ・冠・ラッキー》がオリジナルより遙かに強く……。
というわけで結果を見ても、強さ・安定感ともにある“最優”デッキだったのは間違いなかったのではないかと。
ベスト8は全て綺麗に「ファイアー・バード vs 他の環境デッキ」になったんですが、うち3つでファイアー・バードが勝利したのも、なんか今大会の象徴って感じがしましたね。
ヘブンズ・ゲート
そんなファイアー・バードの世界を掻い潜り、優勝を掴み取ったのがネバー選手の【光水ヘブンズ・ゲート】でした。
こちらも前評判通りの強さをしておりましたが、今大会では《真気楼と誠偽感の決断》と《暴発秘宝ベンゾ / 星龍の暴発》で闇を8枚採用した構築もかなり見られました。
この《真気楼と誠偽感の決断》+《暴発秘宝ベンゾ / 星龍の暴発》の構築はGP前に本家選手が使用して優勝だか準優勝だかしてそこから流行ったわけですが、思えば前回の【光水ヘブンズ・ゲート】についても、流行のキッカケとなったのは「本家選手の活躍→のすけが超flatーCS Grand Finalで使用し優勝」という経緯だったりします。
そんな本家選手ご本人が今大会でベスト8入りしたというのは、本当に自分のことのように嬉しかったりするんですよね。
さて、そんなヘブンズ・ゲートは前評判通りの強さを見せ、ベスト8に2名が進出します。
ですがそこにファイアー・バードが立ち塞がります。
GP前に散々練習しましたが、「ヘブンズ・ゲート vs. ファイアー・バード」のマッチアップはやればやるほどファイアー・バードが有利です。
《凰翔竜機マーチ・ルピア》が絡んだ展開での《ハンプティ・ルピア》連打や《ポッピ・冠・ラッキー》がどうしようもなく、ヘブンズ・ゲート側としては序盤の相手の動きが温いことを祈って《真気楼と誠偽感の決断》から一気にゲームを決める、みたいなに勝ち筋になりがち。かなり不安定でした。
しかしそんな中でネバー選手は粘り強く戦い続け、準々決勝からのファイアー・バード3連戦を勝ち続けて見事に優勝。
個人的には準決勝のラストゲームが《星龍の暴発》が絡んだ激アツゲームだったりするので、まだ観ていない方はぜひ一度。
5cバロム
【5cバロム】も一定の結果を残しました。私も使用したのがこのデッキでしたね。
一応前回GPではいなかったデッキでなので、簡単にデッキの動きを紹介しておきましょう。
このデッキの狙いは《魔令嬢バロメアレディ》を通すことです。
アドバンスにおいては《時空の禁断 レッドゾーンX》が存在しているため、マナが8枚ある状態で《魔令嬢バロメアレディ》が走れれば効果で《悪魔世界ワルドバロム》を乗せたあとにパラレル侵略で4枚《時空の禁断 レッドゾーンX》を乗せることができますが、この後に《悪魔世界ワルドバロム》の登場時の効果を解決することで、マナを0にする効果と全ハンデスを使うことができます。
事前に盤面がなくても《魔令嬢バロメアレディ》が強いというわけです。
一度《悪魔世界ワルドバロム》を通したあとは、《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》で軽減された《勝利の頂上 ヴォルグ・イソレイト6th》のパーツをそれぞれ投下して完成させ、最後は《聖魔連結王 ドルファディロム》+《悪魔神バロム・クエイク》で締める、といったのが基本の流れになります。
ただし構築には様々な派生がありました。
まずそもそもの基盤から《フェアリー・ミラクル》採用・不採用の話があり、魔法陣サイクルも火闇自然の《邪爪の魔法陣》派と光水自然の《邪眼の魔法陣》派、両方入れる派があり、《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》についても「堕ちるかなめっちゃ強い派」と「水単色要らなすぎて弱い派」あったり、《魔誕の猛将ダイダロス》絶対4派と《魔誕の猛将ダイダロス》減らしてもいい派がいたり……。
ただし方向性としては《修羅の死神フミシュナ》で序盤のテンポを取ったあとに、《悪魔龍 ダークマスターズ》を当てて【ヘブンズ・ゲート】を狩る、といった構築になっていたのは間違いないでしょう。
《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》についてはこの流れの際に《ヘブンズ・ゲート》を一度止められる役割が大きく、《悪魔龍 ダークマスターズ》をかなり通しやすくなります。
また《フェアリー・ミラクル》や《カオス・チャージャー》でマナを伸ばしていけるので、《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》が貼れていると《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》で《ポッピ・冠・ラッキー》のテキストを消してから《魔令嬢バロメアレディ》を通すということもできました。
受けについても《フォビドゥン・ハンド》がコスト9と大きいこともあって《禁時王秘伝エンドオブランド》などで止められず、ケアしにくいカードとなっています。加えてバロムの最強カウンターカードである《悪夢神バロム・ナイトメア》はカウンターはもちろん、手出しで使っても《魔令嬢バロメアレディ》で使っても強く、カードとして腐らないのが嬉しい点です。
と、非常に安定感ある戦いがしやすいデッキですが、総合的に【ファイアー・バード】には不利であるのもまた事実で、最高順位はベスト8でした。
モルトDREAM
ドラゴン系はいくつか派生があります。
光入りの火光自然の3色のモルトDREAM、そこに《流星のガイアッシュ・カイザー》や《頂上電融 クライアッシュ“覇星” ’22》を足した火光水自然4色のモルトDREAM、逆に光を抜いた火水自然のモルトDREAM、またモルトDREAMを抜いて《魂の呼び声》に寄せた【呼び声ボルシャック】と呼ばれるタイプ、更に更に呼び声ボルシャックに《夢双龍覇 モルトDREAM》を足した「呼び声ドラゴン」と言うべき構築などなど……。
それぞれの違いを挙げるとキリがないのでやめますが、共通項目として【ファイアー・バード】には基本不利です。
ぶっちゃけるとこの環境におけるモルトDREAMはそれこそ有利な相手はいないのですが、しかし《夢双龍覇 モルトDREAM》さえ着地すればあらゆるパワーでなぎ倒すことが可能でした。
その中で火水自然の3色のモルトDREAMは、《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》や《ルード・ザーナ》のお陰もあって比較的ファイアー・バードとは戦えるよりの構築になっています。
先攻でブースト《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》で相手の盤面を荒らすか、一旦受けて相手を《ルード・ザーナ》で弾いた後に《流星のガイアッシュ・カイザー》を着地させて、《頂上電融 クライアッシュ“覇星” ’22》で蓋をする、といった戦い方になりますね。
もちろん《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》自体は《「助けて!モルト!!」》+《夢双龍覇 モルトDREAM》というパッケージを揃えるのにも貢献します。ヘブンズ・ゲートにはもちろん《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ 》です。
《頂上混成 BAKUONSOOO8th》に対しては《ルード・ザーナ》が有効となるケースもあり、有利な相手こそ少ないが絶対に勝てない相手もいないということで、ファイアー・バード環境の中でも火水自然のいわゆる「シータ系」が最後まで勝ち残ったには納得感がありますね。
その他
登場以来アドバンスで常に最強であった【闇単XENARCH】は結果的に最後のGPとなったわけですが、予選突破は6名。
前回が1名だったことを考えると、アドバンスのプレイヤーも増えたのかなと勝手に考えています。環境的にかなり追い風だったのも影響しているでしょう。
【闇単XENARCH】と言えば、当ブログでもお馴染みのアドフィク(みかづき)さんもGPで使用したのですが、結果があんまり振るわなかったので、以降ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと拗ねています。誰か面倒みてあげてください。
最終的な結果として、大きなサプライズは殆どなかったとは思います。
ただ強いて言えば、想像以上に【ファイアー・バード】が勝ったことでしょうか。
ファイアー・バードがマジレスをする環境ということは、当然ながらサプライズが起きにくい環境でもあります。
そういう意味ではサプライズがないというのも順当なのかもしれません。
というわけで、Day1の振り返りはここまで。
次回はDay2でお会いしましょう。
それでは、また。
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