【デュエチューブリーグ】DTL後期第5節事前観戦記事

皆さんこんにちは!のすけです。

前回に引き続き、今回もデュエチューブリーグ(※以降DTL)の事前観戦記事を担当します。

DTLに於いては2024前期は選手として、2024後期は実況解説の一員として出演している自分の見識を以て、皆さんがDTLをもっと楽しめるように努めますのでどうか最後までお付き合いください!!

現在TVer、デュエチューブにてDTLの各チームにフォーカスしたドキュメンタリー「決闘者たちの記録~ドキュメンタリー・オブ・デュエルマスターズ~」も絶賛放映中です。

まだ観ていない方は是非ご覧ください!

※DTL自体がわからないという方は是非こちらのページを参考にしてください。

 

第4節振り返り

前回の第4節はDTLにおいて初の殿堂ゼロレギュレーションで開催されました。《ラッキー・ダーツ》を必ず4枚使用するという制限こそあるものの、基本的にはフルパワーで戦えるフォーマットです。

実際に行われたゲームも殿堂ゼロらしい超エキサイティングなものからデュエマの本質に根付いたような持久戦の地上戦まで網羅しており見ごたえたっぷりのまさしく神回と言えるものでした。

詳しい試合内容はイヌ科さんが運営するDMLithographにて詳しく纏まっている為、是非そちらをご確認ください。

試合結果

第1試合 魔王軍 0‐3 TeamSAGA 3‐0

セキボン【ヒラメキ大地ウォズレック】 vs ZweiLance【ダーツ暴発】◎
dotto 【ダーツデリート】vs おんそく【ジャックジャイアント】◎
りっきー【ヒラメキ転生BAKUONSOOO】vs にわか【ヒラメキ大地ウォズレック】◎

第2試合 flat-gaming 1‐2 魔王軍 2‐1

フェアリー【ダーツ暴発】 vs セキボン【ヒラメキ大地ウォズレック】◎
あーくん 【ラッカBAKUONSOOO】◎vs dotto【ダーツデリート】
るるる【ヒラメキ大地ウォズレック】 vs りっきー【ヒラメキ転生BAKUONSOOO】◎

 

第3試合 TeamSAGA  1-2 flat-gaming 2‐1

ZweiLance【ダーツ暴発】vs フェアリー【ダーツ暴発】
おんそく【ジャックジャイアント】◎ vs あーくん 【ラッカBAKUONSOOO】
にわか【ヒラメキ大地ウォズレック】 vs るるる【ヒラメキ大地ウォズレック】◎

第4節所感

今回の殿堂ゼロのDTLでは Team SAGA によって新たなアーキタイプである【ジャックジャイアント】がマイケル&おんそくによって生み出されました。その実力は本物で、実戦においても【ダーツデリート】と【ラッカBAKUONSOOO】という真逆のデッキを相手取って尚2勝を挙げる事でデッキの完成度の高さを知らしめました。

【ジャックジャイアント】の活躍もあり、今節はTeam SAGAの大勝利と言えるでしょう。

Team SAGAの2連覇が現実的になってきました。まだまだ点差はあるものの残り2節とリーダー戦で十分捲れるラインです。

首位争いも白熱していますが、こちらは依然flat-gamingが優位と言えますね。

第5節の見どころ

フォーマット

白熱しているDTL、バレンタインの決戦のフォーマットはほぼ純正のアドバンスによって行われます。

《轟く覚醒レッドゾーン・バスター》や《時空の禁断 レッドゾーンX》のような必須級のカードまでチーム内4枚制限がかけられている事からデッキ選択にも大きく癖が生まれる事が予測されますね。

最終盤のここに来て行われる競技DMの花形フォーマット、アドバンサー揃いのDTLでどのようなメタゲームが展開されるのかを紐解いていきましょう。

注目デッキ

枚数制限はあるものの、根本的な部分は変わりません。まずは現在のアドバンスで最も有力なアーキタイプから見ていきましょう。

闇単XENARCH

王道篇にて登場した歴代でも最強格の《零龍》デッキです。

最速2t《死神覇王 ブラックXENARCH》着地と《零龍》卍誕の圧をかける最強の制圧力を以て、今現在のアドバンスでは紛うことなき最強として君臨しています。

「悪魔神、復活」にて《影邪盗霊》を獲得し苦手だったメタカードの対処が非常に容易になりました。

  • ハイパーエナジー(この呪文を唱える時、コストが異なる自分のクリーチャーを好きな数タップしてもよい。こうしてタップしたクリーチャー1体につき、この呪文のコストを2少なくする。ただし、コストは0以下にはならない)
  • 自分の山札の上から5枚を墓地に置いてもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを、自分の墓地にあるカード1枚につき、-1000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)

《死神覇王 ブラックXENARCH》のタップ条件を満たしつつ5枚墓地肥しで《死神覇王 ブラックXENARCH》本体を探しつつメタカードを除去できる全【闇単XENARCH】使い待望の1枚です。

この《影邪盗霊》の登場で【闇単XENARCH】は更に最強の地位を確立させました。

火水BAKUONSOOO

【闇単XENARCH】と対になる、そして最高のアンチデッキとしての立ち位置を確立させているのがこの【火水BAKUONSOOO】です。

対になるという事はつまり【闇単XENARCH】に匹敵するパワーを有しているという事の裏返しでもあります。

最速3キル、それも《頂上混成BAKUONSOOO8th》の処理的に呪文トリガーでは対処が非常に難しいという稀有な特性も有しています。

それこそ《ヘブンズ・ゲート》や《逆転の影ガレック》、《光神龍ホーリー・グレイス》のようなトリガーでないと綺麗には受からない為、出たら勝ちの典型的なカードと言えるでしょう。

【闇単XENARCH】にも《夜露死苦キャロル》や《斬隠蒼頭龍バイケン》といったハンデス対策を用いる事で《死神覇王 ブラックXENARCH》の効果を封殺できつつ《頂上混成BAKUONSOOO8th》のリーサルを咎める事が難しいので非常に有利だと断言できます。

火光水BAKUONSOOO

コンボ色が強い【火水BAKUONSOOO】とは違い、《金天使 エン・ゴルギーニ》を始めとした各種光文明のメタカード群を採用したかなりメタビートに振り切ったタイプの【BAKUONSOOO】デッキです。

殿堂0でも見られたメタカード+《金天使 エン・ゴルギーニ》の動きがとにかく強力で、《頂上混成BAKUONSOOO8th》無しでもメタビートだけで勝つ事もしばしば。

加えて、光文明の採用を活かし《頂上混成BAKUONSOOO8th》自身の軽減を利用しての素出しも行えるのが大きな違いですね。

 

暴発マーシャル

DMGP2024‐2nd day1にて準優勝を果たしたアーキタイプです。

所謂ガチャ系デッキである事、そして相手に《禁断》が採用されていると勝ち筋の1つが封じられる事から敬遠されがちだったアーキタイプでしたが、こちらも「悪魔神、復活」にて革命的な強化を獲得しTier1に堂々と食い込むこととなります。そんなラストピースになったカードはこちらです。

  •  S・トリガー
  • カードを1枚引き、その後、数字を1つ選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、その数字と同じコストの相手のエレメントの能力を無視し、相手はその数字と同じコストの呪文を唱えられない。

オリジナルの【マーシャルループ】でも大活躍しているこの《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》ですが、この【暴発マーシャル】においては、《オール・デリート》と一緒に唱えて99を宣言する事で相手に《禁断》を置かれていると自身のターン中に《オール・デリート》で勝てないという弱点を補完する事が可能です。

この点を補完したこの【暴発マーシャル】は凄まじいパワーを誇りました。

《♪立ち上がる 悪魔に天使 堕ちるかな》がそもそもカードとして強く、《マーシャル・クイーン》から他の何かと同時に唱えるだけで勝敗に関わるテンポ差を生じさせる事が可能なことから、自身より遅いデッキに対しての強さは信じ難いほどです。

その一方で【闇単XENARCH】には構造単位で不利が付いており、2t《死神覇王 ブラックXENARCH》を躱しつつ3t《オール・デリート》を叩き込むしかありません。

【闇単XENARCH】を躱せば最強になれる事から今回のDTLではよく見る事になるアーキタイプでしょう。

4cモルトDREAM

チームSAGAのマイケル選手謹製の【4cモルトDREAM】が今現在もアドバンス環境にて猛威を振るっています。

現在のドラゴンデッキ代表ともいえるデッキですが、競技環境においては万能型とも言える立ち位置に座しています。

どのマッチアップに対しても一定の勝率が出せ、当たり運に左右されにくいのが非常に大きな利点です。

【暴発マーシャル】には《音卿の精霊龍ラフルル・ラブ》が、【闇単XENARCH】には《爆龍覇 グレンリベット》を、【火水BAKUONSOOO】には《流星のガイアッシュ・カイザー》と《光神龍ホーリー・グレイス》といった具合にマッチアップ毎に有効なカードが用意されています。

3t《夢双龍覇 モルトDREAM》と《流星のガイアッシュ・カイザー》の圧で相手のミスを誘い、ヌルい動きをしてきた相手から刈り取るというドラゴンデッキらしからぬ繊細さを持ち合わせているのも魅力と言えるでしょう。

ファイアーバード

お馴染み【ファイアーバード】はアドバンス環境でも凄まじい強さを誇ります。

《ポッピ・冠・ラッキー》の拘束力の高さからオリジナルよりもカードが強くなっており、加えて《カモン・ピッピー》の獲得で《勝利のヴォルグ・サンダー》のような強力なサイキック・クリーチャー群を運用可能な点も大きな強化に繋がっています。

《ハッター・ルピア》《ポッピ・冠・ラッキー》が効果的なマッチアップは非常に多く、それこそ【闇単XENARCH】【暴発マーシャル】以外大体効きます。くらいのテンション感で問題ない程度です。

デッキパワーの面では他のデッキと並ぶ程度ですが、この拘束力の高さと種族デッキである事から今回の4枚制限ルールに非常に適していると考えます。

枚数制限との向き合い方

今回のルールであるチーム内での4枚制限ですが、これは主に《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》《蒼き覚醒ドギラゴンX》《時空の禁断レッドゾーンX》の配分を意識したルール設定です。

特に《時空の禁断レッドゾーンX》の配分が難しく、特に【闇単XENARCH】【BAKUONSOOO】は複数枚採用する事に理由が存在する事から同居させる際は難しい妥協を迫られます。

《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》《蒼き覚醒ドギラゴンX》は4枚必須なデッキがほぼない事から特に競合先がない為【闇単XENARCH】【BAKUONSOOO】から1つ、そして残り2つをそれ以外から選ぶと妥協無し最強の状態でデッキを使えるようになる為、まずは

・【闇単XENARCH】or【BAKUONSOOO】
・《時空の禁断レッドゾーンX》を使用しないデッキ2種

という前提でスタートすると考えます。

その上で《時空の禁断レッドゾーンX》の枚数を妥協して問題なければ【闇単XENARCH】と【BAKUONSOOO】どちらも採用するという持ち込みが正当化されます。

これらを踏まえ、私であればどのような持ち込みをするかを解説していきます。

のすけ軍で3つ持っていくなら

前回の記事同様、のすけ軍でこの第4節に参戦するなら持ち込むデッキを提示します。

今回のDTL第5節に持ち込むデッキは

・【闇単XENARCH】
・【火水BAKUONSOOO】
・【マーシャルループ】

です。

今回のコンセプトは”アドバンス最強”です。

【闇単XENARCH】

メタがどうこう、といったラインを逸脱した強さを誇るこのデッキはもちろんぶっちぎりのエース枠です。

しかも今回のルールの都合、VS【闇単XENARCH】はごめんなさい!というデッキも多くある事から通常環境よりも更に立ち位置が良く、まさしく王のデッキだと言えるでしょう。

最近では《影邪盗霊》の撃ち易さを意識して《DARK MATERIAL COMPLEX》を大きく削って《シックル=シーク》の枚数を厚く採る型が主流だったものの、今回のメタゲームでは【闇単XENARCH】中心になると予想されることからゲームに確実に嚙ませるための《DARK MATERIAL COMPLEX》3投で提出です。

【火水BAKUONSOOO】だけは避けて!!!!

【火水BAKUONSOOO】

こちらも【闇単XENARCH】と同様に非常に強力なアーキタイプであり、エース枠としての実力は十分です。

《キャディビートル》、《ポッピ・冠・ラッキー》といったメタカードが面倒といった点も《氷柱と炎弧の決断》+《夜露死苦 キャロル》の膨大なリソースと《強瀾怒闘 キューブリック》のパッケージで十分対応可能な事からこの【火水BAKUONSOOO】も座席ガチャで強いアーキタイプなので文句なしの採用に至りました。

《時空の禁断 レッドゾーンX》は…まあ一枚でも大丈夫っしょ!

【マーシャルループ】

オリジナルのデッキではありますが、その脅威はアドバンス環境でも健在です。

【暴発マーシャル】と非常に迷う枠ではあったのですが、この枠の立ち位置を【闇単XENARCH】諦めで他に勝ちたい枠 と設定した際に【BAKUONSOOO】の存在を無視できず、【暴発マーシャル】と比較し、よりvs【BAKUONSOOO】に有利な【マーシャルループ】の評価を上げました。

vs【暴発マーシャル】にも、《零龍》不採用も含めて大きな不利は付かないという判断にも基づいています。

VS【闇単XENARCH】こそ本当に太刀打ちのしようがありませんが、その他のデッキに対しての耐性は申し分ないでしょう。

《音卿の精霊龍ラフルル・ラブ》や《禁時王秘伝エンド・オブ・ランド》も《学校男》+《深海の伝道師アトランティス》のパッケージで突破してループを行える事から【4cモルトDREAM】や【火水BAKUONSOOO】のような呪文ロック持ちのデッキへの勝率も十二分に担保可能です。

オリジナル最強の名は伊達では無く、化け物ぞろいのアドバンスでもまた1つ抜けたパワーがあること、前述の通り【暴発マーシャル】よりビートダウン耐性が高い点を大きく評価し今回は選出に至りました。

まとめ

今回注目すべき点は

・《時空の禁断レッドゾーンX》の枚数比
・各チームのデッキ評価の軸(【闇単XENARCH】や【BAKUONSOOO】の有無)
・3rdデッキに何を持ってくるか

です。

生粋の競技プレイヤーであるDTLリーガーの実力が真に発揮されるであろうアドバンスフォーマット。

佳境を迎えたDTL第5節で各チームがどのように結論をだして臨むのかが今から楽しみです。

デュエチューブリーグ後期第5節は2/14(金)18:00から開始です!皆さん是非ともお見逃しなく!

配信はこちらから!

長い間お付き合いいただきありがとうございました!次は解説席、そして当日にflat工房秋葉原店で行われるデュ礼講でお会いしましょう。

以上、のすけでした!

 

 

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