【デュエマ】大崎甘奈とマナロックに関する言説について(メガ甘奈ロックドラゴン事件)

「ネタにマジレス」するのに首を傾げる方も多いかもしれませんが、リアルタイムで歴史が改変されていくのを見て危機感を覚えたのでこの記事を書いております。

ちなみに事実として、大崎甘奈は可愛い。

こんにちは、神結です。

今回の記事は、

「大崎甘奈ドスケベ合同『アマナシコメリア』に”メガ甘奈ロックドラゴン”が登場したことで、《メガ・マナロック・ドラゴン》が高騰した」

という言説から派生したニコニコ大百科のページの記載について、それが事実ではないということを書いたものになります。

 



ことの経緯

何故わざわざこんな「わかってる人にはわかってる」記事を書いているのかについて、先に説明しておきます。

そもそも、大元となっているのはこちらのツイートです。

これはおおよそネタツイートで、「これマジ?」とか冗談っぽく私も笑って見ていました。ちなみに該当の書物は電子版が好評販売中ですが、18歳未満は購入出来ないものなのでリンクは貼れません。ごめん……。

なお本合同誌の企画者である竹輪さんのシャニマスイラストには、しばしばデュエマネタが登場することでお馴染みです。気になる人はぜひ。

 

で、まぁこれだけならそれでめでたしなんですけど、ところが数日後に(私の中で)事情が変わりました。

というのも、ニコニコ大百科に「メガ・アマナロック・ドラゴン」ページが作成されたんですね。

メガ・アマナロック・ドラゴン – ニコ百 (2022年9月7日閲覧)

読んだ人はわかるかもしれませんが、内容的に「さすがにこれは違うやろ」って部分も多く、マズかろうとなっていま記事を書いています。

いや、わかってます。これはネタ記事ですし、突っ込むのも野暮って。

でもググってこのページに辿り着く人もいるわけです。そしてその中にはそこまでデュエマに詳しくない人もいるし、どちらかというとそっちの方が多いでしょう。

なんならデュエマに詳しくても、この件について違うと看破するのは案外難しいかもしれません。

このままだとそう遠くない未来にYouTubeで「衝撃の理由で高騰したカード10選!」みたいな動画でネタとして取り上げられてもおかしくないですし、そうなってからだと、訂正するのに膨大な時間が掛かるんですよね。実際、歴史学界隈が「江戸しぐさ」について余りにバカバカしすぎて放置してたために、取り返しのつかないレベルまで広まってしまったという苦い経験があります。

私も何故か「GP3rdに刃鬼を持っていた人」だったり「flat-工房の仕事をする前はブラック企業に勤めてた」みたいな誤解があるんですが、これは両方とも間違ってます(flat-くんが動画向けに話を盛ったか、誤解があったまま尾ひれが付いたんだと思います)が中々それは伝わってくれません。

この際なので正しい内容を書いておきますが、私はそもそもGP3rdには参加していないですし(誤解は「ドギラゴン剣が活躍していた時代に神結は何故か刃鬼を使ってCSに出ることが多かった」って話が飛躍したんだと思ってます)、また前職の会社の名誉のために書きますが、別にブラック企業ではなかったです。私がその仕事に対してやり甲斐を感じていなかったのと、記事の執筆をする時間を増やしたかったので辞めたって話なので……。

話は戻しますが、大元のツイートはあくまでネタであって(と、自分は少なくても解釈していて)、ニコニコ大百科のページにはかなり誤りがあるので、それについて触れていこうと思います。

 

大百科の問題の内容について

大百科における記載で、気になるのは以下の部分です。

《メガ・マナロック・ドラゴン》は革命ファイナル期では《スクランブル・チェンジ》から出せる《蒼き団長 ドギラゴン剣》の革命チェンジ元として、当時のデッキの多色化という追い風もあって大流行したものの、殿堂入りしてからは1枚あれば十分なこともあって値段が落ち着いていた。

しかし上述の『アマナシコメリア』で登場したことで突如として2022年8月終わりに2400円台まで高騰することになる。もともとデュエル・マスターズは他のTCG (MtGのスタンダードや遊戯王OCG、ポケモンカードゲームなど) に比べてカード一枚あたりの価格が高く『札束ゲー』と揶揄されがちなところこそあるが、旬を過ぎて1枚しか使えないレギュレーション下で2400円台に突入するのはイレギュラーな事態である。

(2022年9月7日閲覧)

この2文の中に違和感のある部分が幾つかあるので、順番に見ていきます。

 

>殿堂入りしてからは1枚あれば十分なこともあって値段が落ち着いていた

「値段が落ち着いていた」の”落ち着く”がどのくらいの値段を指しているかによりますが、この記述は怪しいです。

2021年から始まった王来篇で【5cコントロール】系のデッキが活躍を始めると、それに対抗するため(及び5cもミラー勝つための手段として)に《メガ・マナロック・ドラゴン》の採用が増えました。ところがマナロックはこれまで再録がなく、2015年の革命編で登場した比較的古いこのカードを持っていないプレイヤーも多かったため、この段階で値段は上がっています。

この時は一時期3000円を突破していましたが、その後は少しずつ下がっていき直近はずっと2000円前後をキープしていました。

なので殿堂後は比較的値段が一定に落ち着いていた、というようなこの記載は誤っています。

 

>『アマナシコメリア』で登場したことで突如として2022年8月終わりに2400円台まで高騰することになる

値段が2400円台であったことは事実ですが、メルカリの過去の出品などを追っていくと状態が通常のものであれば8月開始の時点で2200円程度で取引されているものが多く、決して高騰したとは言い難いです。

ちなみに『アナマシコメリア』が頒布されたのは夏コミなので、8月中旬。その後の委託販売は8月16日頃から開始されており、8月末に値段が変動したのでしたら、因果関係はかなり不明です。

そもそもこの記事では一切触れられていませんが、《メガ・マナロック・ドラゴン》の需要が増えた理由についてですが、アドバンスにおける【赤黒ドルマゲドン】の活躍があります。直近ではCSでもかなり結果を残しているデッキであり、そこに《メガ・マナロック・ドラゴン》が採用されているから、というのが最大の要因であるというのが自然な見方になると思われます。

 

>もともとデュエル・マスターズは他のTCG (MtGのスタンダードや遊戯王OCG、ポケモンカードゲームなど) に比べてカード一枚あたりの価格が高く『札束ゲー』と揶揄されがち

いや、遊戯王やポケカはわかるけど、MTGのスタンは本当にそうか? デュエマとそんなに価格に違いがあるか?? MTGって「《天災 デドダム》ってスタンもモダンを使えて4枚は必須なのに2000円で買えるなんて随分良心的なゲームなんですね!」って言ってくる界隈だぞ???

と、気になったので調べてみましたが、晴れる屋で面白そうなページを見付けたので貼っておきます。

スタンダード採用枚数ランキング 2022/08/24~

いまの《表現の反復》って割とデドダムだと思っているんですけど(追記:「色んなデッキに使われる汎用カード」の意図で記述しています)、これ変わんなくないか?

なんならいまのデュエマで5000円する必須カードってかなり減った(というかいま現在ほぼ存在していない)と思ってるけど……。

ちなみに遊戯王も汎用誘発とかEXデッキまで揃えるとなんだかんだでデュエマと同じくらいの金額するのは内緒の話。

 

>旬を過ぎて

前述した通り、言うほど旬は過ぎてないんですよね。

 

>1枚しか使えないレギュレーション下で2400円台に突入するのはイレギュラーな事態である

やってる人にはわかると思いますが、《生命と大地と轟破の決断》というカードがずっと高いのでイレギュラーという認識はほぼないでしょう。

かつて《熱き侵略 レッドゾーンZ》や《超竜バジュラ》などが値上がりといいう事例もありますし、再録されていない(再録に乏しい)カードであれば殿堂カードでもこれくらいの値段が付くというケースはしばしば発生しています。

 

個人的に《メガ・マナロック・ドラゴン》は特に高騰はしておらず、仮に多少変動があったとしても上記の通り【赤黒ドルマゲドン】の活躍によるものだと認識しています。

その上で上記のニコニコ大百科は「マナロックが高騰」し、「それがかなり異例の事態」であり、「その要因は大崎甘奈ドスケベ合同『アナマシコメリア』にある」と断定しているに等しいので、それはさすがに歴史改変では? と思っているのでこう書かせていただきました。

幾ら何でも無理があるだろ……それは……。

 

雑談

大百科の内容をみたときに明らかに違和感があったので、どういった編集経緯があるのかと思ってコメント欄を覗いてみたら謎の戦いをしていたので、「身内記事だと主張するなら、内容の指摘をするのも違うか……」となり、まぁ編集合戦もしょうもないなと思い一旦こちらで記事にすることにしました。

経緯にも書いたんですが、私は江戸しぐさのような「まさかそんなことが通るわけ」みたいな歴史改変を目撃した経験があるので……。

大元の人のツイートが面白い分、普通に申し訳ないなと思っているんですけども。元ネタのツイートはちゃんと「かと思われます」っていう風に(読む人にはある程度わかるよう)書いていただいてるんですよね。だから我々も分かった上で「これマジ?」みたいな反応出来たんですけど。

というわけで大百科の作成者によって記事が修正することを期待しております。

 

なお個人的に異業種?交流みたいなのは好きなのですが、版元の都合上デュエプレのシャニマスコラボとかは流石に見込めなさそうなんですよね。

だから同人ではね……いい形で双方盛り上がれると……思っていますので……。

ちなみに私は最近だと新規イラストの幽谷霧子がめっちゃ可愛いと思いながらずっとSSを漁ってます。よいものがあったら、こっそりdmください。

 この霧子、あまりに良すぎる

あと竹輪さんの漫画は面白いのでこちらも是非。

 

というわけで皆様、よいシャニマスライフとよいデュエマライフを。

それでは、また。

 


カードの買取に関する情報はこちらから

 

カードの購入・予約はこちらから

デュエル・マスターズTCG 王来MAX第1弾 鬼ヤバ逆襲S-MAX!! [DMRP-21]

トレカ(デュエルマスターズ)【BOX】デュエル・マスターズTCG 王来MAX第1弾 鬼ヤバ逆襲S-MAX!! [DMRP-21]

デュエル・マスターズTCG 王来MAX第1弾 鬼ヤバ逆襲S-MAX!! [DMRP-21] [1カートン]

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG 王来MAX第1弾 鬼ヤバ逆襲S-MAX!! [DMRP-21] [1カートン]

【BOX】デュエル・マスターズTCG 20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ [DMEX-18]

トレカ(デュエルマスターズ)【BOX】デュエル・マスターズTCG 20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ [DMEX-18]

【BOX】デュエル・マスターズTCG 王来篇 拡張パック 第4弾 終末王龍大戦 [DMRP-20]

トレカ(デュエルマスターズ)【BOX】デュエル・マスターズTCG 王来篇 拡張パック 第4弾 終末王龍大戦 [DMRP-20]

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐 [DMBD-18]

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG レジェンドスーパーデッキ 神歌繚嵐 [DMBD-18]

【BOX】デュエル・マスターズTCG 20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX [DMEX-17]

トレカ(デュエルマスターズ)【BOX】デュエル・マスターズTCG 20周年超感謝メモリアルパック 究極の章 デュエキングMAX [DMEX-17]

【BOX】デュエル・マスターズTCG 王来篇拡張パック第3弾 禁断龍VS禁断竜 [DMRP-19]

トレカ(デュエルマスターズ)【BOX】デュエル・マスターズTCG 王来篇拡張パック第3弾 禁断龍VS禁断竜 [DMRP-19]

・【BOX】デュエル・マスターズTCG 20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20 [DMEX-16]

トレカ(デュエルマスターズ)【BOX】デュエル・マスターズTCG 20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20 [DMEX-16]

・【BOX】デュエル・マスターズTCG 王来篇拡張パック第2弾 禁時王の凶来

トレカ(デュエルマスターズ)【BOX】デュエル・マスターズTCG 王来篇拡張パック第2弾 禁時王の凶来 [DMRP-18]

・【BOX】デュエル・マスターズTCG 20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST [DMEX-15]

トレカ(デュエルマスターズ)【BOX】デュエル・マスターズTCG 20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST [DMEX-15]

・【BOX】デュエル・マスターズTCG 王来篇拡張パック第1弾 王星伝説超動 [DMRP-17]

トレカ(デュエルマスターズ)【BOX】デュエル・マスターズTCG 王来篇拡張パック第1弾 王星伝説超動 [DMRP-17]

・デュエル・マスターズTCG 王来篇拡張パック第1弾 王星伝説超動 [DMRP-17] [1カートン]

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG 王来篇拡張パック第1弾 王星伝説超動 [DMRP-17] [1カートン]

・デュエル・マスターズTCG レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命

トレカ(デュエルマスターズ)デュエル・マスターズTCG レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命 [DMBD-15]