【デュエマ】新殿堂予想選手権 2022年度 冬の陣 その3 ~闇王ゼーロ~ +オマケ

こんにちは、神結です。

昨日本当に久々のチーム戦CS(非公認)があったので、参加してきました。

どれくらい久々だったかというと、前回チーム戦出たときの使用デッキが4cデイヤーループだったんですよ。2020年1月末くらいだったと思うので、本当に3年ぶりくらいですかね。

コロナの影響で長らくチーム戦も中断していたのですが、来年(というか来月)以降はサポートが再開されますので楽しみですね(ただ関東は会場の問題もあってちょっと難しいかも……?)。

 

というわけで、年内最後の更新になります。



本日の殿堂候補カード

本日の殿堂候補カードはこちら。

  • コストを支払うかわりに、自分の手札から闇のカードを3枚捨て、自分の闇のクリーチャーを3体破壊して、この呪文を唱えてもよい。
  • 自分の山札の上から4枚を墓地に置く。その後、闇のクリーチャーを1体、自分の墓地から出す。

オリジナル  :A
アドバンス  :S
カードの汎用性:C
殿堂としての格:A
殿堂予想   :五分

筆者の第一感
→将来的な殿堂はかなり濃厚だと思っているけど、今冬かと言われるとそこはわからん枠。どうせしばらく強いから、入れるタイミングは今じゃなくてもいいのかも?

 

というわけで紹介するのは《闇王ゼーロ》。

自分の盤面にある闇のクリーチャー3枚と手札の闇のカードを3枚を使って、山上4枚を含む墓地から闇のクリーチャーをタダで出すというカードです。盤面3枚と手札3枚なら、まぁそれくらいはさせてくれてもいいよね、と言いたげなカードです。

まぁ確かに、手札3枚と盤面3体というのは大きなリソースで、それを失った後のゲームメイクというのは普通であればかなり難しいのも事実です。

踏み倒しについても、速度を上げて場に3体揃えようとするとデッキの大半が小型のカードパワーの低いカードになりがちで、かといってある程度中盤以降も見据えて戦うカードを増やすと、《闇王ゼーロ》の利点を生かしにくくなります。

というわけで運用については結構調整されていると思っていて、個人的にはかなりいいカードだとは思っています。

ただデュエル・マスターズは極めて長い歴史を持つカードゲームで、幾つか特殊なカードがあります。特にお前たち。

やっぱりね、2コストで1を2にしたり、1を500とかにするカードは、何か出来るんですよ。

それを上手く組み込んでデッキにしたのがオリジナルの【ゼーロベン】であったり、アドバンスの【青黒ゼーロ】というわけです。

これらの二つは早期の《闇王ゼーロ》を実現出来た上で、効果で出すカードによってゲームを引き延ばしたり終わらせたりすることが可能で、その上で《闇王ゼーロ》を撃った後にもリソースを維持出来るという結構ちゃんと凄いデッキたちです。

しかもゼーロベンは早期にループするし、青黒ゼーロは3ターン目に全ハンデスするし、その後に《零龍》含めて凄い打点作れるしと、両者ともしっかりとしたデッキに仕上がっています。

とはいえ環境で滅茶苦茶に暴れているというわけではないので、特に今すぐにどうこうという事は考えなくてもいいかもしれません。上位のデッキを制限するならこっちも触れておかないと、ちょっとバランス崩すかなという懸念はありますが。

また上記のことを考えると一旦《闇王ゼーロ》ではなくて《困惑の影トラブル・アルケミスト》+《暗黒鎧 ザロスト》で手を打つという択もあります。

ただ最近は原因の根本を叩くのが遊戯王も含めたTCGの規制のトレンド?みたいなところもあるので、そこは難しいですね。特に《闇王ゼーロ》は相性のいいカードも幾つかあるので、将来への不安を残すことになりますよね。

と、全体的に煮え切らない、はっきりしない文章になっていますが、私もそんくらいわかりません。結構嫌いな人はいると思いますけど、正直現状だと規制されても規制されなくとも「あー、そっちにしたんだ」くらいの感想になりそう。ガイアッシュなどの上位デッキにガッツリ制限をするなら無制限、上を掛けるなら巻き込まれるかなぁ、と

ただオリジナルにもアドバンスにも影響を及ぼしているカードだけに扱いが難しいです。

やっぱり将来的にはオリアドで殿堂カード分けて欲しいですね。

 

と、先週の時点でここまで書いていたのですが、最近にわかに新しいデッキが(アドバンスで)流行しています。

デッキ名はなんとも特定の呼称はまだ定着してなさそうですが、【零龍バタイユ】と言えば「あぁ、あの」となる人はなるでしょうか。

まぁこのデッキは簡単に言えば盤面に4体必要なものの、《闇王ゼーロ》を使わないゼーロみたいなデッキです。

どういった動きをするかというと、盤面に4体並べて1マナを残しつつ《ジョルジュ・バタイユ》を召喚、バタイユ召喚時に破壊の儀で《超神星DOOM・ドラゲリオン》を回収してバタイユで墓地を肥やして、1マナで出したDOOMから《禁断竜王 Vol-Val-8》を放り投げて追加ターンを獲得しながら殴る……みたいなデッキです。

ゼーロを使わないので手札を消費してよくなったり《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》が利かなかったりする分、盤面の要求値とかは上がっているのでまぁどっこいどっこいってところでしょうか。両方とも強いデッキだとは思います。

つまり何が言いたいかというと、ゼーロどうこうというより零龍ほんとうに強いね、《戦略のD・H アツト》って実はそんなに互換カードいっぱい出しちゃいけないカードなんじゃね? この辺りまで全部ひっくるめるとやっぱり《暗黒鎧 ザロスト》で手を打つんでない? とか、そんな感想を抱きました。

いずれにせよ年明けのアドバンスは零龍系と禁断インスタ系を中心に環境は展開しそうですかね。ただその場合、禁断インスタ側はお清め4枚とか必須になるんで、赤マナを要求してくるモルトSAGAはちょっと厳しいかなぁという印象を抱いています。

オマケ 年末のご挨拶

さて、早いもので2022年も終わりです。

ただ今年は正直あまり数多くの記事を更新することが出来ず、読者の皆様には申し訳ない想いがあります。

目指すブログの方向性としては、デュエマを遊ぶ(競技でもカジュアルでも)上で役に立つ情報をメインに、しょうもない娯楽記事を定期的に投稿する、というのを目指しているのですが、今年に関しては中々上手くいきませんでした。

というかデュエマをやる時間が欲しくてこの仕事やっている筈なんだけど、デュエマやる時間は年々減ってしまっていて、まぁまぁ不思議な話です。ただ一応原因はある程度ハッキリしているので、その改善には務めていくつもりです。一応来年3月くらいからはもう少し本格的に動ける時間が増えるかな?

来年は私自身もアプデして、もう一段階上のタスクがこなせるよう、頑張っていきます。

サイトの将来的なリニューアルとかについても……現状だと明言出来ることはないんですが、まぁ、期待してもらっていいです、恐らく。

 

今年のデュエマについても触れておきましょう。

デュエマは少し前から新規参入障壁を下げるべく、オリジナルというレギュレーションの実施を始めました。

元々この役割を担う筈だった2ブロックは既存のユーザーにあまりウケが(競技プレイヤーは好きなフォーマットだったんですけど)良くなく、CSなんかも盛んにはなりませんでした。これはTCGの難しいところなのですが、特定のカードやデッキに強い愛着を持っているプレイヤーも多く、彼らは新規のカードを使ってデッキの強化はしても、そこから新フォーマットで遊ぼうという動線には中々ならないんですよね。

競技プレイヤーは使うカードにいい意味で見境がないため(あとやっている人が少なく、デッキパワーが小さい方がスキルで勝ちやすいため)、2ブロックはありがたいフォーマットだったですが……。

そういう意味ではオリジナルというフォーマットは上の問題を一見解決しているようには見えます。古くからのカードも使えて、外部ゾーンというネックになりがちなカードもない。導入が決まったときには「これぞユーザーの求めていたもの」なんて声もSNSでは聞こえたりしました。

ただ導入数年経って、徐々に難しい部分も露呈してきたかな、と私は思っています。それが2022年だったかなぁ、と。

色々挙げたいことはあるんですが、特に個人的に一番気になるのは「アドバンスとの整合性」です。これは具体的に言うと、ゲームのルールがオリジナルとアドバンスで異なるのに、殿堂レギュレーションが同じという点です。

個人的に「不要な殿堂カードは出さない」という方向性であって欲しくて、その意味では今年の大量の殿堂解除などにはかなり好意的です。

しかし一方で現状のアドバンスとオリジナルで同じくらいの影響力を与えているカードは極めて少なく、何か特定のカードを殿堂とした場合にはどちらかのレギュレーションで「本来問題ないのに使えないカード」が生じます。それはデッキについてもそうです。

例えばオリジナルの【青魔導具】はこのデッキを軸として環境を構成しているほどの影響力がありますが、アドバンスでは別にそうではないです。アドバンスの青魔導具は良デッキだと思っています。オリジナルとアドバンスでは、《天災 デドダム》の強さも違います。

これは逆も言えて、オリジナルで《インフェル星樹》はほぼ使われないですよね。

こういったカードはあくまで一例ではありますが、レギュレーション施行当初には気にする必要がそこまでなかったこの手の問題も、長く続けていくに小さな綻びというのは段々大きくなっていくものだと思っています。

ですのでこれは何度が書いているのですが、レギュレーションにおける整合性を保つためにもそろそろ殿堂レギュレーションを分けることを検討して欲しいなと思っています。

導入の経緯を考えると「わかりやすいレギュレーションとしてオリジナルを作ったのに、わかりにくくしてどうするの?」となるのもわかりますし、導入当初は絶対ダメだったんでしょうが、今のオリジナルとアドバンスの比率を考えると極論「別にオリジナルのレギュレーションだけ覚えればまずは大丈夫だよ」で問題なさそうだな、と個人的には思っています。(それを良しとしない、ということも理解出来ます)

まぁこれも「なんでも勝てすぎる環境は良環境ではない」と似た競技プレイヤー寄りの意見かもしれません。最善な状況というのは人によって異なるので、「この人はこうあって欲しいと思ってるんだぁ~」くらいに読んでいただければOKです。

あ、そういえばアドバンス・オリジナルそれぞれで専用プロモを作って欲しいみたいな意見には個人的にはかなり反対です。これは単純にその時のプロモの有用さでCS比重が偏ったりするのを、あまり良しと思っていないからです。プロモに関しては(来期のプロモカードも含めて)、私からはあまり否定的な意見はありません。

 

と、2022年はこんなことを考えていたよ、という話でした。

 

来年は来年で年明けにチャンカニ、春にはGPが確定しています。恐らく夏には超CSをやって、秋には再度GP。そして冬には今年こそはエリア戦および全国大会も開催されることでしょう。

今年は色々な新しいTCGも増えましたが、まぁ、やりましょう。来年も。デュエマを。

 

というわけで今回はここまで。

それでは皆さん、よいお年を!

 


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