【デュエマ】殿堂予想選手権シリーズその1 《我我我ガイアール・ブランド》

こんにちは、神結です。

今回は期間限定の新企画です。

6月下旬に行われるだろう、新殿堂についてその候補となりそうなカードを順番に見ていく「殿堂予想選手権」。

たぶん、計10回くらいのシリーズになると思います。

本日の殿堂候補カード
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本日の殿堂候補カード

今回はこちら。

このクリーチャーを、コストを３少なくし、さらに、このターン自分の他の火のクリーチャーを召喚していれば、追加で３少なくして召喚してもよい。そうしたら、このターンこのクリーチャーは可能なら攻撃し、その攻撃の後でこのクリーチャーを破壊する。

スター進化：レクスターズまたは火のクリーチャー１体の上に置く。（このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる）

W・ブレイカー

このカードが離れた時、自分のクリーチャーをすべてアンタップし、このターンそれらに「スピードアタッカー」を与える。

個人的な殿堂予想：Ｂ

C：殿堂は免れそう
B：五分五分くらい
A：殿堂濃厚
S：はよ〇ね

使用されているデッキの強さ：ＳＳＳ

というわけでボルツくんの最後の？切り札である《我我我ガイアール・ブランド》がノミネートです。

ボルツくんはこれまでに《“轟轟轟”ブランド》や《BAKUOOON・ミッツァイル》など数々のイカレた切り札を使っていますが、この我我我ガイアール・ブランドもそれらに匹敵するだけの力を持っていると言えるでしょう。

【赤単我我我】はオリジナル環境に於いては最強のデッキの1つです。

もちろん、これまでにも強い赤単というデッキはありました。GP9thでは赤単が2位になったりもしてますからね。

しかし我我我がこれまでの歴代の赤単と一線を画しているのは、現環境が「赤単が強い」「赤単をめっちゃメタってデッキを組まれている」であるにも関わらず、赤単というデッキの評価が変わらないことです。赤単はその性質上、構築が作りやすく未完成のデッキにも強いため、環境初期では非常に強力なデッキとして君臨出来ます。

一方、環境が進んでいくと様々な有効トリガーが発見・搭載されたり、他の環境デッキの完成度が上がったり、そもそも「赤単に勝てないデッキは環境にいられない」という状況になるため、居心地が悪くなったりしていきます。結果、いつの間にか環境から消えることが多いです。

しかし赤単我我我は、前回の殿堂を経たこの半年間（前回の殿堂でも候補に挙がっていたくらいなので、もっと前からなんですが）、環境に居座り続けただけでなく「最強」の一角を保ち続けていました。実は、轟轟轟もミッツァイルも赤単としては完走してませんからね。赤単轟轟轟には鉄壁の《Dの牢閣メメント守神宮》を擁する【チャンジザダンテ】、そして自分の敵は自分ということで【赤白轟轟轟】に苦しめられ、赤単ミッツァイルもやはりもう一人の自分自身である【赤青ミッツァイル】に駆逐されました。

しかし、今回の赤単は違います。

その要因となったカードのうちの1つが、この《我我我ガイアール・ブランド》というわけです。ががーがいつもありがとう！

このカードですが、テキスト自体は色々長いですけどざっくり起こることだけを書くと「手札2枚を使って出てくる実質3コストのTブレイカー」で「味方全体がSA＋2回攻撃になる」とかいう感じになります。同じデッキに搭載されている《“罰怒“ブランド》が「手札を3枚使って出てくる3コストのWブレイカー」で「味方全体がSAになる」であって、それが既に充分強力なカードであることを考えると、そのイカレっぷりがわかると思います。

実際に回せばわかると思うんですが、我我我さえ引いていれば大抵の手札で「３キルルート」が作れてしまうんですよ。要求されるのが「１コスト２枚」「２ターン目に場に置いておく生き物」ですからね。しかもそこから更に「３キルルートも取れるけど、打点が少し心許ないから４キルルートにして過剰４～５打点くらい作る」とか、そういう次元で話になるんですよ。

なんというか、40％から狙えるコンボ撃墜があるけどミスったときのリスクがそれなりにあるから、安定している70％からの投げコンで倒します、みたいなこと言ってますからねコイツ。そこから死んじゃダメなんだよな。

ただその上で、その上で、ですよ？　今回殿堂カードになるのか、と言われたらそこは「五分五分くらい」だと思ってます。

ちなみに初回なので書いておくと、評価Cはおおよそ殿堂を免れそう、Bは五分五分くらい、Aは濃厚、Sはさっさと〇ね、みたいな感じです。

まぁ誰が見ても環境でも相当にヤバいカードであると思っていますが、それが殿堂になるかは色んな事情が重なってきます。

個人的に現在の赤単は「強いデッキで、環境デッキの中ではかなり安くて触りやすい」「ちゃんと殴ってトリガーで一喜一憂出来る」デッキなので、運営側としては弱体化はやむなしとしても、残したいデッキではないかと思っているんですよね。

正直、我我我が殿堂してしまうとこのデッキは消滅します。《“罰怒“ブランド》は優秀なカードではありますが、流石に我我我には遠く及びません。流石にこの環境で戦っていく力は残らないでしょう。

また、割とちょうどいいスケープゴートがいるもの我我我を殿堂させない理由になり得ます。そのスケープゴートについては、近い将来別の記事で紹介することになると思います。

ただ前回の殿堂が比較的緩く、また王来MAX篇（ジョー篇）がどうやら次で最終弾っぽいことも鑑みたときに「環境デッキを軒並みしょっぴく」みたいな方針を採ることは全然考えられます。これまでは「夏緩め、冬きつめ」の采配でしたが、方針を変更するにはちょうどいいタイミングではあるんですよ。

もしその方針を採った場合、我我我は確実に死にます。コイツは残っている限り、赤単は間違いなく環境に残るからです。

まあそんなわけで今回は五分五分予想としています。

個人的にはががーがに感謝するのが日課になりつつありますし、単刀直入に我慢してたことを書いてしまうとががーが愛してるぞおおおといった感じではあるので、彼にはもう少しお世話になりたいなぁ、というのが率直な想いではあるのですが……。

さて、次回は赤単のもう一人のヤバい奴であるところの《カンゴク入道》になります。