【デュエマ】キーワード能力解説 No.14「オシオキムーン」

こんにちは、神結です。

 

十王篇のキーワード能力解説も残りわずかとなってきました。今回は月光王国が持つ「オシオキムーン」になります。

それではさっそくいってみましょう!



キーワード能力説明

我ら影より出でて影に還るもの

(訳:というわけで、今回紹介するのは「オシオキムーン」になります)

死神の鎌は、力弱きものに振り下ろされる

(訳:例として、《月を象るデスサイズ》を上げておきます。このカード、たぶんエンドレスワルツ版ですね)

  • ブロッカー
  • W・ブレイカー
  • 自分の他のクリーチャーすべてのパワーを+2000する。
    オシオキムーン:カードが自分のシールドゾーンを離れた時、このターン、相手のクリーチャーすべてのパワーを-2000する(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)

月は影より出で、その罪を照らす

(訳:オシオキムーンは月光王国のカードが持つ、「カードが自分のシールドゾーンを離れた時」から始まる能力になります。オシオキというだけあって、相手のシールドブレイクを咎めるようにチャンスを作るわけです)

月は時に自らその光を放つ

(訳:カードがシールドゾーンから離れる時なので、相手の攻撃でシールドがブレイクされるときだけでなく、《斬斬人形コダマンマ GS》のようなカードで自分からシールドを減らしにいったときとかにも反応します)

月の光は時に乱れ、やがて人の目を眩ますだろう

(訳:ちなみにシールドが絡むとS・トリガーあるため少しルールがややこしくなりますが、例えば相手の攻撃でシールドがブレイクされたときは先にS・トリガーの方を処理します)

Q. バトルゾーンに自分の「オシオキムーン」能力を持つクリーチャーが1体います。相手のクリーチャーが自分のシールドをブレイクし、自分は《デーモン・ハンド》の「S・トリガー」の宣言をしました。この「S・トリガー」と「オシオキムーン」の処理はどうなりますか?

A. 複数の効果が同時に存在する場合、常に「S・トリガー」の効果を優先して処理します。《デーモン・ハンド》の効果で相手のクリーチャーを1体破壊した後、「オシオキムーン」の効果を処理します。
(総合ルール 101.4)(よくある質問より引用

時に月の光 二度輝く

(訳:また、《煌龍 サッヴァーク》などの効果で、2枚のカードが重なっているシールドが離れた場合、効果は2回トリガーします)

Q. 2枚のカードが重なっているシールドがシールドゾーンを離れた場合、「オシオキムーン」は2回トリガーしますか?

A.はい、2回トリガーします。(よくある質問より引用

光り輝く正義の裏に影はあるのだ

(訳:十王篇の背景ストーリーでも戦っているチーム銀河の「ギャラクシールド」とは対になっている能力ですね)

 

「オシオキムーン」持ちのよく使われるカード

月は太陽の裏側に、影は常に孤独

(訳:オシオキムーンを持つカードで、環境でよく使われるカードはほぼありません。悲しい)

絶望の支配する世界 影から出でるもの1つあり

(訳:一応、最近になって【青黒サガ】で《月夜に巣食うマジョ》が使われるようになりました。おもに《とこしえの超人》を破壊するために使うカードですね)

  • 自分のターンの終わりに、自分のシールドを1つ手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
    オシオキムーン:カードが自分のシールドゾーンを離れた時、相手のコスト1のクリーチャーを1体破壊する。

 

「オシオキムーン」、どうして使いにくいのか

暗き影 人の目に届かず

(訳:では何故オシオキムーンは何故使われていないのでしょうか?)

月の光を見るがいい やがて冥王は力を示すだろう

(訳:いや、別にカードがそんなに弱いわけではないんですよ。実際、《冥界を統べる新月のハーデス》とか出てきたらまぁまぁ困るじゃないですか?)

  • ブロッカー
  • T・ブレイカー
  • 自分のクリーチャーすべてに「エスケープ」を与える。(「エスケープ」を持つクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のシールドを1つ手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない)
    オシオキムーン:カードが自分のシールドゾーンを離れた時、相手のクリーチャーを1体破壊する。

しかし王の力は孤独を討つ 嗚呼、月の光よ どうして君は影なのだろう

(訳:まぁこのハーデスも《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》1枚で帰宅するとかそういう話は置いておくことにして、使われていないのには何かしらの理由があると考えられます)

月の光は勝利への道を描かない

(訳:まずシンプルに、「自分の盾を減らす行為」が勝ちに繋がらないというのがあるでしょう。「例えばアタックするとき」に発動する能力なんかは、アタックという勝ちにいくための効果と噛み合っているといえます。《デビル・ドレーン》や《鬼ヶ大王 ジャオウガ》などのような例外はありますが、あれは別に盾を減らしていることで勝っているというより、盾を減らした先で起こしている行動で勝っている訳です)

影は人の心を蝕む

(訳:そもそも、盾を減らす行為にリスクが存在しているんです。ともすれば負けなくていい場面で負ける可能性もあるわけです。この辺りは「革命」と近しいものがありますね)

正義の光は勝利の道を照らさずとも、その眩さで影を覆う

(訳:ちなみに対となっているギャラクシールドは盾を増やしていますが、こっちは確かに勝ちには繋がらないですけど負けからは大きく遠ざかります。トリガーとなっている行動が強いかどうか、というのは大事なんです)

月の光は夜のみ照らす 

(訳:また「盾を減らす行為」は基本的に5回しか使えません。もちろんオシオキムーンを使う上では盾回復カードとのセット運用にはなるんですが、盾を回復する行動に手数を使うわけです。それ自体が、テンポ的に損をする可能性があります)

月がその姿を表すとき、その影に罠あり 

(訳:となるとじゃあシールドの本来の役割的にも「相手に攻撃されたときのカウンター要素として使えばいい」と思うじゃないですか? ですがここにオシオキムーンに潜む罠があり、そして何よりこれがオシオキムーンをもっとも使いにくくしている要因と言えるでしょう)

月は常に太陽の裏へ

(訳:何かと言えば、オシオキムーン持ちのカードは「システムクリーチャー」なんです)

日が沈み夜を迎えた時、影はただ闇へと変わる

(訳:しかも比較的中~高コストに多く、これが何を意味しているかと言えば、現代のビートデッキの性能を考えると、「オシオキムーン持ちのクリーチャーを出しているマナ域に来てる時には、もうロクに盾が残ってない」んです)

嗚呼、無情 光は闇へ

(訳:これは結構致命的です。オシオキムーンのギミック上だと一見アグロデッキはこの能力に苦戦しそうに見えますが、先に盾を減らしておくことでオシオキムーンが機能しないんです)

世界が変われば、月は魔法を掛けるだろう

(訳:実際、比較的ゲームスピードの遅いシールド戦なんかでは、《月の魔法ツカイ》はかなり優秀な除去でした)

たぶん、アンダケインの次に強いデビルマスク

  • ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
  • このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドを1つ墓地に置く。
    オシオキムーン:カードが自分のシールドゾーンを離れた時、相手は自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。

月はどうやっても、太陽にはなれない

(訳:面白いテキストなだけに、惜しいんですよね。オシオキムーン)

月の光は、世界の理に逆らえない

(訳:自分で盾を減らして自己完結出来そうなカードはそこそこあっただけに、現代のカードパワーとデュエマというゲームのルールと相性が悪かったんです)

神はきっと、月の宿命を知る

(訳:ちなみに上に書いたような問題点は開発側も恐らく認識はしていて、キングマスターである《月と破壊と魔王と天使》は、盾回復性能を持っていますし、ターンエンド時に盾を減らせる能力を持っています)

よく使われる略称は「ととと」。「はがない」と同じルール。

  • ブロッカー
  • W・ブレイカー
  • このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を裏向きのまま、それぞれ新しいシールドとしてシールドゾーンに置く。
  • 自分のターンの終わりに、このクリーチャーは自分のシールドを1つブレイクする。
    オシオキムーン:カードが自分のシールドゾーンを離れた時、このクリーチャーは相手のシールドを1つブレイクしてもよい。

なんでやねん

(訳:なんでやねん)

魔王と天使は相争い、月は自ら生んだ影へと沈んでいく

(訳:いや、弱くはないんです。でもなんでオシオキムーンで出来ることが相手のシールドブレイクなんですか。そこはもっとコントロール寄りの効果だったら、もうちょっと、こう、ねぇ? 確かに背景ストーリー的には「影がお前を見ているとき、影もまたお前に見られている」みたいな、反射能力的な話なんですけども。だからストーリー的にはこの効果でいいだけども。だとしても焼却とかだとダメだったのかな)

月は悲しく涙を流す

(もし焼却だったら、《CRYMAX ジャオウガ》と合わせて面白そうなんですけどね)

 

まとめ

というわけで、今回はオシオキムーンでした。

個人的な評価は5.5くらい。別に弱くはないし、面白いとは思っているんですよ。決して赤点ではないと思っています。

でも結果として、まぁ使われなかったわけでして。

これもコロナがなくてもう少し2ブロやシールド戦が一般的に流行っていたら、「殿堂環境ではそうでもなかったけど、限定構築では真価を発揮していました」みたいな感じに話も変わっていた気がするんですよね。

この手のルールは速度がワンテンポ遅くてシステムクリーチャーが間に合いますし、除去もされにくいです。逆に除去の豊富さを主張出来るシーンも多いです。

うん、色々と惜しかった。

 

というわけで、今回はここまで。

次回は「ビビッドロー」です。お楽しみに。


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