超flat-csカバレージ
準々決勝 H前リョーマ「ふーん(アナカラージャオウガ) vs. SHERLOCK(4cガイアッシュミロク)
最初に対戦カードを見たときの感想は、「ふーん」というわけにはいかなかった。どちらかと言えば「あぁ、勝ったんだ」といったものだった。
そう、どうしても気になる名前がある。
H前リョーマ「ふーん である。
いや、誤植ではない。これで合ってる。
これが公式に掲載されるカバレージだったら名前のことは完全にスルーしたと思うが、ここはflat-工房が出資して開催された超flat-CSであり、掲載されるのはflat-工房ブログ。企業コンプライアンスのレベル差がジェットコースターなんだよな。
というわけで、話題の彼について触れようと思う。
私もかれこれCS参加経験・運営経験をそれなりに積んで来た身。加えて、昨年から再開したGPや超CSといった大型大会では、基本的に参加者全員の名簿に目を通している。
ちなみに何故そんなことをしているかと言えば、「配信台に呼ばれたときに事故りそうな名前がどれくらいあるのか、予めチェックしている」という側面がある(それが全てではない)。私が何度か「プレイヤーネームはちゃんとした方がいいぞ」と言っているのは、このためである。
何でお前達のしょうもない名前のためにオレの仕事が増えるんだよ、とか思いながら参加者一覧をチェックしているわけだ。
更にこれも余談だけど、超CSⅢの決勝で遭遇したヤルカポケカくんは、「まさか決勝まで来るとは……」と、何とも言えないあの気まずそうな顔をしていた。
少し話は逸れた。
H前リョーマ「ふーん の由来は、(本人に確認した訳で無いが)それなり有名なネットミームである。エッチだと思ったもの等々に対して、越前リョーマが「ふーん、エッチじゃん」と言う……というものだ。ちなみに彼は「ふーん までがプレイヤーネームであり、終わりのカギ括弧はない。確かDMPランキングサイトで登録出来る名前が10文字までだった気がするので、その都合であろう。
勿論、原作の越前リョーマはそんなこと言わない。
だから大変申し訳ない話のだが、私はこの時点で「あーはいはい、しょうもないネットミームでキャッキャするタイプの人間ね」と勝手にカテゴライズしていた。いや、やっぱりあまり申し訳ないとは思っていないが、少なくても自分の中に存在しているステレオタイプに勝手に当てはめていたのだ。
ところが、彼については、ちょっと事情が違うようだった。
私は試合前に、そもそも名前が長すぎるので、カバレージを書くに際してどう略せばいいかと本人に確認した。だいたいこの手のプレイヤーはちょっと苦笑いを浮かべながら「いや、好きにしてもらって大丈夫ですよ」なんて言葉を発する。ヤルカポケカくんもそんな感じだった。
だがH前リョーマ「ふーんは、そんなことは言わなかった。
なんと「いや、略さずにふーんまで入れてください」などと宣いやがったのである。
いや、正直ビックリした。
彼はこの名前に誇りを持っているのだ。罰ゲームとか、そういう類いではないのだろう。
こうなると、話は別である。先にステレオタイプのようなものは当てはまらず、単純にもっとヤベー奴の可能性が出来てきた。
そしてこれはまた、難しい話でもある。
ふざけて遊びや罰ゲームでその名前になっているなら「だとしても名前で遊ばない方がいいよ」と言ったかもしれないが、誇りとなると個々の価値観の話になる。さすがに初めて会うプレイヤーに対して、その人の持つ価値観に対してコメントするのは何か違う、というか無責任にも思えるのだ。だから私は、そこで言葉を飲み込むしかなかったのだ。
ただ1つ確実なのは、名前にカギ括弧が入っているとめちゃくちゃカバレージが面倒くさい。プレイヤーの話す言葉を当然カギ括弧で表記することとなるが、彼の場合は普通に書くと
H前リョーマ「ふーん「(ここにコメントが入る)」
みたいな表記になる。どこから喋り始めたのは、非常にわかりにくい。あと普通に読むと、ふーんの前に入っているカギ括弧は何処なのか、事情を知らない場合探すハメになる。そんなもの存在しないというのに。
恐らく自分が書く場合は、上記の理由のために二重カギ括弧などを使って表記することにはなるだろうか。あと、プレイヤー名を太字にしておくとか。
H前リョーマ「ふーん『(ここにコメントが入る)』
つまり、こういう感じである。まぁそれでも「の終わりは何処にあるのかはわからないので、見にくいことには変わりないが。
あとこれはブログ的な都合だが、名前が長すぎると必然的に記事のタイトルも長くなるので、SEO的にも嫌われる傾向にある。
ただしこんなのは些事に過ぎない。
プレイヤーが誇りに思っているならば、それを尊重してこそのライターである。
いまだから言える笑い話でもあるが、私もこの仕事……つまりはflat-工房のライター仕事を請け負い始めたときは、「一緒に働く人は選んだ方がいい」「貴方はなるべくそれなりに誠実なスタイルでやっているのだから、YouTuberとは根本的に合わないと思うよ」などというコメント……もっと言えば忠告のようなものも幾つか頂いたものだ。
しかし今ではもう言われなくなった。
ありがたいことに、私は私のスタンスを大きく変えずに活動を続けられているし、それを評価もして貰えていると思う。活動を通して、人にはともかくデュエマに対してはずっと誠実に向き合ってきたことを理解して貰えた、ということかもしれない。
だからだがH前リョーマ「ふーんも、この名前に誇りを持っているのならば、それを貫き通して欲しい。
名前に対して、どういう言うことはしない。その誇りが、その覚悟があるのならば貴方は貴方の信じる道を、どうか突き進んで欲しい。
私はそう願っている。
なおこの対戦の勝敗であるが、SHERLOCKが5ターンスタートという事故ハンドに遭遇し、加えて最後に致命的なプレイミスを犯してしまったことで、H前リョーマ「ふーんが勝利した。
WINNER:H前リョーマ「ふーん
オマケ ~スガ写真館~
左手側がH前リョーマ「ふーんで、右手側がSHERLOCK。
SHERLOCKは【ガイアッシュ覇道】の基盤を45枚に厚くし、《仙界一の天才 ミロク》を採用した「ガイアッシュミロク」のような構築を使用していた。
世界一の名探偵の名を背負うSHERLOCKが、仙界一の天才ミロクを操る。どんな活躍を見せるのか、筆者も楽しみであった。
しかし試合が始まると、SHERLOCKは沈黙してしまう。初動を全く引かないのだ。4ターン続けて、マナチャージするのみ。
対してH前リョーマ「ふーんの【アナカラージャオウガ】は、順調に動くことに成功。
初動の《天災 デドダム》に加えて、ドラグナーデッキに有効な《とこしえの超人》も設置。デドダム2体+とこしえ2体の盤面を作っていた。
5ターン目、ようやく動き出すSHERLOCK。《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》をプレイすると《とこしえの超人》をバウンス。
そして《とこしえの超人》を攻撃しながら、《蒼き団長 ドギラゴン剣》へと革命チェンジを宣言。
……だが、ここでSHERLOCKは頭が混乱してしまったのだろうか。ファイナル革命でプレイしたカードは、《仙界一の天才 ミロク》。
もちろん、まだ盤面にはとこしえが健在。SHERLOCK自身も気付いた。「……何も出ないですね」。
駒は取られる瞬間が一番働くなんて言葉が将棋にはあるが、まさに破壊される直前にとこしえが輝いた。
結局、その返しに《CRYMAX ジャオウガ》が炸裂したH前リョーマ「ふーんが勝利。
なおその後、H前リョーマ「ふーんはその名前に何やらジャッジからコメントを頂いてたようにも聞こえたが、筆者は聞かなかったことにしておいた。
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