#毎日クソデッキ Vol.17 〜2ブロック・《鬼寄せの術》強化週間その4〜

 どうも、yk800ことレッドです。今日は日曜日、デュエマアニメの放送日ということで新カードが公開されていましたね!

 しかし古来より《無敵城シルヴァー・グローリー》系の能力は扱いが難しいもので、このカードもどうしたもんかと手をこまねいてしまいます。マッハファイターや強制バトル系と組み合わせると《大樹王 ギガンディダノス》を吹っ飛ばせるのでそこに期待するのが正解でしょうか? 特に《タケノコ道中ヒアウィ号》とセット運用した時の除去性能は相当にぶっ飛んでますが、光と自然はチーム未登場なのでまだカードが足りてないんですよね……今後に期待。
 あとは、《DOOOPPLER・マクーレ》のタップキルと組み合わせるのもなかなか悪くなさそうです。火文明にも強制バトルカードは収録されうるので、今後相性がいいカードが増えていくのかも。悪用しづらい系の能力なのでデッキにするのが難しいんですが、使い道自体はいくらか考えられそうです。

 新カードの短評はそんなところで、本題に行きましょう。今日は少し久しぶりの《鬼寄せの術》特集!



 《MEGATOON・ドッカンデイヤー》を3ターン目に投げたい。
おそらくは全人類共通とも言えるこの願い、叶えていくことにしましょう。

 《ドッカンデイヤー》を使ったデッキといえばまず初めにマナドライブに頼った構築が思い浮かびますが、3ターン目の《鬼寄せの術》+《ドッカンデイヤー》プレイでは全くマナが足りていません。強みを活かすのであれば《“魔神轟怒”ブランド》軸のビートダウンに傾倒したGR構成が鉄板。

 フォーマットはいくつか考えられますが、今回は2ブロックを選択。3ターン目に《ドッカンデイヤー》を投下しにいくのであれば2ターン目には手札を減らさないアクションをするのが得策です。
 今回のドッキングパックに《斬斬人形コダマンマ》が再録されたことで、2ブロック内でも《ハナコ》と《コダマンマ》の2種8枚をフル採用できるようになりました。すげえ! デッキのメインコンセプトはここでもう完結しているので、無理にパーツを足す必要はなさそう。2ブロックでも殿堂でも出力は変わらなさそうですから、せっかくなら2ブロックで組んでみましょう。

 2→5のアクションは固まりましたが、下は8枚取れていても上は4枚ずつしか取れていません。これだけではまだ不安が残ります。《鬼寄せの術》と近い役割を埋められるカード、《MEGATOON・ドッカンデイヤー》と近い役割を果たせるカードを探してみます。

 まずは《鬼寄せの術》。こちらはシンプルに「3ターン目にプレイして、5マナ域へのジャンプアップができるカード」と定義しましょう。これまたドッキングパックで火闇のチャージャーがたくさん再録されており、比較的選択肢は豊富にあります。
 今回は手札を減らしたくないので《コダマダンス・チャージャー》を選択。これで3ターン目のアクションも2種8枚確保できました。この時点でかなりデッキっぽい。

 では次に《鬼寄せの術》から飛ばす弾、5コスト域のクリーチャー群を検討します。いろいろ考えたものの、最終的に候補となったのは《ツルハシ童子》と《「非道」の鬼 ゴウケン齋》の2種。どちらがいいか悩みましたが、この2種ではカードの向いている方向がかなり違うのでいったん保留とします。

 さらにここで、「《デイヤー》使ったら手札0にならね?」という当たり前の事実に気付きます。そう、《零龍》ですね。
 流石に殿堂構築ほど早く裏返すことはできませんが、凄まじいボードで攻めかかった後にひっくり返る《零龍》はさながらレッドゾーン系デッキにおける《伝説の禁断 ドキンダムX》のように、頼れる後詰めのプレッシャーとしての活躍が期待できます。

 《手札の儀》、《墓地の儀》は比較的すぐ達成できそう。《破壊の儀》は殴り返しに対応して条件を達成してもいいですし、増えた手札から投げやすそうな《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》で相手の盤面を流しながら達成するのも良さそうです。
 《復活の儀》を達成できるカードは実は結構限られるのですが、今回はこれまた直近のパックにて再録された《暗黒鎧ザロスト》を採用して達成を狙っていきます。なんでもあるなこのパック! 捨てる手段は限られますが、サブプランなので今回はそこまで重要視せずに構築を進めます。

 さて、そろそろ決めたいのが《ゴウケン齋》と《ツルハシ童子》のどちらを採用するか。ここまでのリストを眺めていると、ふと気付きました。このデッキ、4コス域なくない?

 《鬼寄せの術》+5コス域と動いたあとに繋がる、4コス域のカードがないのです。これは大問題。せっかくビッグアクションを取っても二の矢、三の矢がなければただの一発芸です。相手とのトリガーや除去のやりとりが勝敗を決めるビートダウンデッキは、漫才でなければなりません

 というわけで、強力すぎる4コスト域として《「貪」の鬼 バクロ法師》を採用。それに伴い、2コス域の調整も試みます。具体的には《虹彩奪取 ブラッドギア》の採用。
 《バクロ法師》を採用したことにより、「4マナ時点で《バクロ法師》を投げて手札を補充し、次のターンに《MEGATOON・ドッカンデイヤー》を投げる」というラインが確保されました。《ブラッドギア》がいれば、3ターン目からこのラインで動き出せるようになります。便利。
 《ブラッドレイン》が4枚採用されたことでやや過剰になった2マナ域をダイエット。《ハナコ》と《コダマンマ》を合計6枚までカットします。

 そして、3→4のラインを意識して、5コス域を《ツルハシ童子》にすることを決定しました。3ターン目の《鬼寄せ》+《ツルハシ童子》で墓地を肥やしながら4でプレイする《バクロ法師》を探しにいくことができます。ついでに《墓地の儀》の達成スピードもアップ。
 今回は個人的な好みを優先して《ツルハシ童子》にしましたが、《ゴウケン齋》もカードが非常に強いのでどちらでも構わないと思います。こちらは防御力が高く、なおかつトリガーブロッカーを無力化できるのが魅力。

 最後に純粋なパワーカードの《ミッツァイル》、GRに対して強い《U・S・A・BURELLA》で残りの枠を埋めて、デッキの完成です!

 殿堂構築版にアップデートするなら、《ブラッドギア》を《トップギア》にして多色事故を低減するのがいいかと思います。現時点で多色15枚とビートダウンデッキとしてはかなり多めになっていますからね。ドローソースが多いのでギリギリ回ると判断してこのバランスになっていますが、できれば減らす方向で考えたいところ。
 《メガ・マナロック・ドラゴン》はどこかで採用してもいいかもしれません。このカードも《鬼寄せの術》と相性のいいカードですし、《トップギア》から繋いで3ターン目に着地させるとまあまあゲームが終わります。
 《デュアルショック・ドラゴン》はお好みで。強力ではありますが必須ではないと思います。

 今日は2ブロックでもできる鬼寄せデイヤーデッキをご紹介しました。3ターン目に手札を全て投げ捨てて唐突な《“魔神轟怒”ブランド》が全てを破壊するのはかなり爽快。受けは弱いものの、盾や墓地に細かく触ることである程度の長期戦に耐えるアドバンテージも獲得できます。柔軟に戦える点は他のチームにはあまりない鬼札王国最大の魅力ですね。
 それでは、また明日!


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