#毎日クソデッキ Vol.35 〜2ブロ:禁断の出会い・GR爆破ヴァン!〜

 どうも、レッドことyk800です。

 昨日の記事の最後で、

個人的に考えられる限りで考え抜いた《QQQKYOKU・マウンテス》デッキを紹介しました。すまねえ、俺にはこれが限界だ……。骨を拾ってくれた人がいましたら、僕のTwitterまでレシピをリプライしてください。思いつく限りの言葉を尽くして褒め称えます。

 「まあほんまに送ってくる人間はいないだろうな……」と思いつつもこんなことを言ってたんですが、実際に僕のDMまでレシピを送ってくださった読者さんがいて感動しました。マジで嬉しかったよ僕は。

 自分で言うのもアレですが感想や「読みましたよ〜」ってご報告、「こんなアレンジ考えてみました!」みたいなデッキレシピ付きのメッセージには(悪辣な誹謗中傷でない限りは)めちゃくちゃ丁寧に対応しますので、お暇な人は感想とかぜひぜひよろしくお願いしますね。
 読んでくれる人間がいるだけで頑張れるのがライターという人種なので。



 というわけで本日の主役ドン。

 再録発表されましたし、こいつでデッキを組んでいきたいと思います。

 まあ《マルハヴァン》ですし? 昔環境にいた通りの使い方をすればそれほど大きくハズれたデッキにはならないでしょう。

 雑に光の軽量メタクリ詰めて、GR召喚いっぱいして、相手のメタクリは《U・S・A・BINTA》で破壊して、ラストの詰めは《瞬閃と疾駆と双撃の決断》と《マルハヴァン》で〜。

(※《ナグナグ・チュリス》が《U・S・A・BINTA》に差し代わります)

 はい、完成!

 《瞬閃と疾駆と双撃の決断》と<マジボンバー>のシナジーが美しくて、完成度の高い良いデッキですね!
 これで《マルハヴァン》を使ったデッキはバッチリです! いや〜よかったよかった!

 それではまた明日!

 ……で、満足できますか?

 いいや、できない。俺はできないね。このデッキ、マルハヴァンなくてもいいじゃないですか。もっと独自性を活かせるデッキじゃないと面白くないですよね。

 改めて、《マルハヴァン》にしかできないことを考えていくと、やはり到達するのは「自分のコスト3以下のクリーチャーが破壊された時にアンタップする」という能力。これは明確にこのカードの強みです。

 このクリーチャーが攻撃したのち、その攻撃フェイズ中に自分のクリーチャーが破壊されることで、このクリーチャーは起き上がり再度攻撃してくれます。セイバーで自分を含めた味方に除去に耐性を付与し、セイバーで横の小型が破壊されると自身はアンタップ。
 素晴らしい自己完結です。

 自爆特攻はもちろん有力ですが、しかしそれだけでは足りません。相手に依存した戦術は戦術とは呼べませんからね。

 つまるところ、今欲しいのは攻撃時に自分のクリーチャーを破壊する手段。そう思って調べてみたのですが、アタックトリガーで直接的に自分のクリーチャーを破壊できるカードは、残念ながら見つかりませんでした。

 ……ですが、間接的でもいいのであれば。その手段は確かに存在するんです。


(※《ナグナグ・チュリス》が《U・S・A・BINTA》に差し代わります)

 今回のスーパーサブは《リリックバッハ》や《CATWAE・ネコボン》など、攻撃時にGR召喚できるクリーチャー群

 多くのデッキではクリーチャーを横展開するために使われるカードなのですが、これは《マルハヴァン》のデッキ。このデッキにおけるこれらのカードの最大の役割は、《マルハヴァン》の攻撃の後にGR召喚をして、自壊系GRクリーチャーを召喚することです。

 そう、「ATで自クリを破壊できるクリーチャーがいないのなら、ATで自壊するクリーチャーを出せばいい」! 2ブロックでこれらのカードが共存したのは、明らかにこのコンボを成立させるためですね。間違いない。

 メイン40枚のうち24枚までは先に挙げた<マジボンバー>軸と同じ。序盤の動きそのものは大して変わりません。メタクリを出し、時に除去を挟みながらクリーチャーを展開していきましょう。

 そして、《マルハヴァン》を着地させたらゲームスタート。自前のセイバー付与で身を守りながら、《マルハヴァン》攻撃→GR召喚AT持ちで攻撃、アンタップ→《マルハヴァン》攻撃……と波状攻撃を仕掛けます。
 邪魔なクリーチャーたちは《ティントレ》や《ゴルドン・ゴルドー》が排除してくれるでしょう。その意味でも、これらのカードと《マルハヴァン》は相性がいいですね。

 忘れがちですが、《TOKKO-BOON!》は攻撃の直後に破壊が発生するので《マルハヴァン》とシナジーします。ついでに、出たターンに攻撃しなければバトルゾーンに残り続けるため、初動としても換算可能。
 とにかく器用なカードですが、後出しで《マルハヴァン》をアンタップさせられる貴重なカードですので出来れば抱えておきたいところです。

 GRの選定は、「《マルハヴァン》をアンタップさせられること」を条件に選びました。

 《マシンガン・トーク》は自壊こそしませんがATで出ると言うに及ばず。
 《ブルン・ランブル》のみ相手のバトルゾーンにクリーチャーが必要です。除去しなくていいクリーチャーは残しておくよう留意しましょう。

 というわけで、《マルハヴァン》の能力を悪用したギミック活用型のメタビートをご紹介しました。

 《マルハヴァン》はビートダウンとしては珍しくブロッカーに強いのが面白いですね! 《ツルハシ童子》にブロックされたとしても、スレイヤーの破壊をセイバーですり抜けつつアンタップしてもう一度攻撃できます。
 2ブロックのようにトリガーの中身が絞られる環境では破壊除去のみのという中途半端な除去耐性でも活かしやすいといえるでしょう。

 それでは、また明日!


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