(ほぼ) #毎日クソデッキ Vol.38 〜KM構築録・「正義帝」編:ギャラクシールド大・連・星!〜

 どうも、レッドことyk800です。今日はちょっとずつ新カードに対する個人的な所感を書いていくことで冒頭の挨拶を埋めようと画策してます。にやり。
 キングマスターやそれと一緒に使われていたカードはそれぞれの特集デッキで触るので、まずはチーム切札の新規カードたちですかね。評価は5段階で付けていきます。

 それぞれのカードの詳細はこちらのページでチェックチェック!

 《イッスン・スモールワールド》 赤/緑 (5)
クリーチャー:ジョーカーズ/チーム切札 1000+

キリフダッシュ4
・相手のクリーチャーの、カードに書かれた一番大きいパワーを、このクリーチャーに追加する。
・スピードアタッカー
・マッハファイター
・パワードブレイカー

評価:★2

 4コスWブレイカーぐらいで運用しようとすると《ゴールド・キンタックス》が存在し、除去としての運用はブロッカーや《全能ゼンノー》、《完全不明》で止まってしまうマッハファイターは十分ではありません。メタクリを除去したいだけならもっと軽くて小回りの利く選択肢が存在するので、殿堂構築だと出番はなさそうか。
 一応【バーンメア】とかでは《リツイーギョ》どかして繋ぎつつ終盤は《マリゴルド》から出てくる打点になりうるので使う……のかな……? その辺りはメタクリの流行り方にもよりそうなのでなんとも言えませんね。

 注目すべきは、1ブロック構築において《ギガンディダノス》を乗り越えてダイレクトアタックに持ち込める点。怪獣大決戦の様相を呈しやすい1ブロックでは3打点4打点がポンポン出るのも嬉しいですね。
 いろいろと役割の持てるカードだとは思いますが、先述のような手段で止められてしまうとぼんやりしてしまうのが悲しいところ。

 結局のところ、<キリフダッシュ>というギミックそのものと同じ方向性の弱点を抱えているので、デッキの軸をずらせるカードではないのが評価を低めに付けている要因です。今後に期待。

《飴の女王 スイート》 赤/緑 (6)
クリーチャー:ジョーカーズ/チーム切札/スペシャルズ 6000

キリフダッシュ3
・Wブレイカー
・このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、そのカードとコストが同じ相手のクリーチャーを全て破壊する。

評価:★3.5

 除去の部分は正直どうでもよくて、普通にキリフダッシュ3で1ブーストできる2打点として強い。《タイソンズ》+《ベアシガラ》の初動における《ベアシガラ》枠の4枚目以降として使えるうえ、そもそもコストが1低いため《タイソンズ》ブーストのタップインが許容される=デッキ内の多色比率を上げられるのが好印象です。

 <キリフダッシュ>のコストは軽ければ軽いほど強い[要出典]ので、この1マナぶんの差は大きいと考えています。今後強い多色カードが増えていくにつれ《ベアシガラ》の肩身は狭くなっていくので、こちらを選択肢に入れる機会も多くなっていくのではないでしょうか。

 いろんなとこで評価見たものの「除去が不安定」って部分しか言われてなくて首を捻った1枚です。なぜか回収がついてくる《ベアシガラ》が異常なだけで、《青銅の鎧》が多色になったら2打点ついてるのは普通にすごい。

《ツルーマン将軍》 赤 (7)
クリーチャー:ジョーカーズ/チーム切札 5000

・Sトリガー
キリフダッシュ3
・このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の(読めず)でもよい。その選んだクリ(判読不可。解説によれば、敵1体と強制バトルとのこと)

評価:★1

 うん、まあ。今の環境で5000火力って何潰すの? としか。あー、ギリ《U・S・A・BRELLA》は割れるのか。いやでも《モモダチパワー!》使います。そもそもこのカード入るデッキは《ブレラ》きつくないっていう。リミテ用カードかなー。

 今日はこの3枚で。明日は鬼札王国編ですかね。それでは本編へGo!



 というわけで今日の主役は《「正義帝」》!

「正義帝」(アイアム・ジャスティス・イフユーウォント) 青/白 (8)
クリーチャー:メタリカ/チーム銀河 13000

<ギャラクシールド6>
・自分のターンのはじめに、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、コストを払ったものとして召喚する。
・相手のターン中、このクリーチャーが表向きで自分のシールドゾーンにあれば、自分の手札に加えるシールドカードすべてに「S・トリガー」を与える。
・Tブレイカー
・自分のクリーチャーは攻撃もブロックもされない。

 いやーかっこいいね。めちゃくちゃかっこいい。アイアム・ジャスティス・イフユーウォント。もうかっこよさだけで使ってあげたい。 《煌龍 サッヴァーク》のころからそうなんですけどキラくんの切り札は本当にかっこいいですね。

 スペックの方もなかなかにてんこ盛りで、3打点の全体アンロッカブル付与はフィニッシャーとしてかなり適切

 最も目を引くのはやはり3番目の能力でしょう。《「正義帝」》がシールドゾーンに表向きで置かれている間は自分のシールドにトリガーが付与されます。悪用しづらいように「相手ターン中」という但し書きがあるのがニクいですね。

 まあトリガー付与を悪用したデッキは今後考えていくとして、個人的な感想としては、「このカードは変にいじるよりまっとうに<ギャラクシールド>と組み合わせて使った方が強い」と感じました。
 《「絶対の楯騎士」》からめくれただけで大興奮間違いなしですし、トリガー《「光魔の鎧」》からセットすることで実質的にストップ系トリガーとしても運用できそうです。直接表向きにしてシールドを増やす手段が増えることも含め、十王篇第1弾のカードと様々な部分で噛み合ってくれます。

 これは余計なギミックなんか足さなくていい。そのまま使えば十分美味しいはず!

 というわけで素材をそのままコトコト煮込んで美味しくいただいたデッキがこちら。

(※《大音卿 カラフルベル》が《「正義帝」》、《ファボレオン》が《「策略のエメラル」》に差し代わります)

 昨日のデッキと比べると素直すぎてが涙が出そうですが、ちょくちょく解説していきます。

 《「正義帝」》の強みとして、「最速3ターン目に着地して全体に回避能力を付与できる大型フィニッシャー」ということが挙げられます。もちろん単に速度を目指すだけならこのカードである必要はないんですが、<ギャラクシールド>という防御とアドバンテージ獲得の両方に長けたギミックで、素早くこの打点を出せるのは希少といえます。

 せっかく速度を出すための下地が整っているのですから、これを活かさない手はありません。《「策略のエメラル」》は<ギャラクシールド>界に激震をもたらしうるカードとして大注目されています。

「策略のエメラル」(エメラル・トリックスター) 青 (4)
クリーチャー:サイバーロード/チーム銀河 3000

・ブロッカー
・このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の手札を1枚、表向きまたは裏向きにして、新しいシールドとしてシールドゾーンに置いてもよい。そうしたら、自分のシールドを1つ選び、手札に加える。ただしその「S・トリガー」は使えない。

 あくまで個人的な感想ですが、このカードは【ダッカルパラノーマル】というデッキタイプの環境を変えうるカードです。《ダッカル》と違って先置きはできませんが、トリガー《ヘブンズ・フォース》から手札のカードを表向きに仕込めるこのカードの登場で、生半可なビートダウンで勝つことは難しくなったでしょう。

 例えば《パラノーマル》をセットすれば実質-3000火力トリガーとして作用しますし、盾を割り切られていたとしても《「絶対の楯騎士」》を埋めて回収すれば新たなシールドを作れます。シンプルに裏向きでトリガーを埋めても強いですし、自身もパワー3000で攻撃できるブロッカーと隙がありません。

 また、このカードと《緑知銀 ダッカル》の2種8枚体制になったことで、あらゆる角度から表向きのシールドが作れるようになったのは評価に値する点です。

 これらのカードと《ヘブンズ・フォース》を組み合わせた際の最高速度は、3ターン目開始時に《「楯騎士」》+《「正義帝」》+《「エメラル」》or《ダッカル》の合計6打点。ここに《ダイヤモンド・ソード》を当てればもう人が死にます。

 ここまでうまくいくことはそうそうないと思いますが、《「正義帝」》によるビートダウン牽制と《「楯騎士」》や《三・騎・繚・乱》といったリソースカードでガッツリ長期戦をこなしつつ、不意の角度から放たれる《ダイヤモンド・ソード》で一気に勝負を仕掛けられるのが楽しいですね。

 《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》はフィニッシュブロウとしての採用。呪文ロック+全軍アンブロッカブルの構えはそうそう止まりません。上面は上面で【クラッシュ“覇道”】や《不死鳥の術》採用型の【モルトNEXT】を相手取るには便利なカードであり、総じて腐りづらさが嬉しいカードです。

 今回は全力で<ギャラクシールド>を味わうために《凄惨なる牙 パラノーマル》を抜いていますが、この基板にそのまま突っ込んでも戦えるカードです。その場合は多分《「正義帝」》を抜くことになるんですが……。

 速度を落とした分リソースや安定性の面で非常に優れているのが特徴です。シールドとリソースをバシバシ稼ぎながら大型を連打し、トリガーを後ろ盾に殴るのはこれまでのデュエル・マスターズではあまりなかったプレイ感でとても楽しいですね。

 というわけで今日は《「正義帝」》を使ったデッキを紹介しました。明日は最後のキングマスター、《キング・マニフェスト》のデッキを紹介します。それではまた明日!


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