こんにちは、神結です。
話題となっていた《ダイヤモンド・ブリザード》に関する調査ですが、こちら調査の方が完了したようでゲーム内インフォメーションで告知されました。
(調査に関する記事はこちら)
ナーフについて
結果的に、運営側ではナーフという結論に達したようです。
修正後の能力についても、公開されています。
完結に言えば、ブリザードの回収範囲から墓地を除外したようです。今後はマナゾーンのみからの回収になります。
ナーフに至った経緯について
個人的に注目したのは、ナーフに至った経緯についてです。
以下、内容を二つに分けて抜粋します。
ランクマッチでの対戦データを集計したところ、《ダイヤモンド・ブリザード》を使用したデッキの勝率は55.3%(1位)、使用率は25.3%(1位)となっておりました。更に、ある特定のランクでは勝率が65%を超えていることも確認されました。
これは当初想定していたゲームのバランスから逸脱するものでした。
というわけで、ブリザードの勝率55%、使用率25%ほどだったようです。
これ、そんなに問題ですかね? 後ろに「当初想定していたゲームのバランスから」と書いていますが、これくらいは想定範囲なんじゃないですかね?
なので、私としては「ある特定のランクでは勝率が65%を超えている」という後者の部分が、ナーフの決定打になったと考えています。この「ある特定のランク」というのは定かではありませんが、これはゴールド帯辺りではないかと推測しています。
理由は二つ。まずマスターランク等ではそもそも高い勝率を残すのが極めて難しいこと。そして前回の記事で書いた通り、上位ランクより下位ランクの方が使用されるデッキが縛られること、ですね。
ここまでだと正直ナーフ理由として釈然としないのですが、リリース文の後半を引用します。
我々運営チームは、全ランクで健全なゲームバランスをご提供することを目標としており、今回の調査結果はそれに反する内容であります。
ということで、運営としては全ランクで健全なバランスを提供することを目標としているようです。この方針ならば、上記の結果を元にナーフを敢行したことは納得出来ます。
ただ、別な懸念も一つ生まれました。というのも、「そんなの実現可能なの?」というところです。
基本的に開発スタッフはカードゲームスキルが非常に高いです。そうした彼らが、全ランク帯のユーザーのレベルに合わせてカードを調整するというのは中々厳しいのではないか、と思うわけですね。
そもそも極端な話「プレイヤーのスキルを考慮せずに同等の勝率を保証するデッキ」って、言うならば「プレイの出ないデッキ」であり「先後手が勝敗に直結する」とか「引きでゲームが決まってしまう」なんですよね。カードゲームには必要な要素ですけど、それが最前面に出てくるとなんとも言えない気分になります。
この方針、結構な茨の道だよなぁ、といった感想を抱いております。
ナーフ後のブリザードについて
現状ナーフ後のブリザードの強さについては、なんとも言えません。ただ除去やハンデスに弱くなったのは確かですし、《エマージェンシー・タイフーン》や《プライマル・スクリーム》といったカードと組み合わせるのは不可能になりました。
そうした意味では構築の幅は随分と狭まりました。3色合わせるとかも、結構難しくなるんじゃないでしょうか。
本ブログでもブリザードを使ったデッキの記事は今後検証、リストの公開をしていく予定なのでしばしお待ちいただければと思います。
それでは。