こんにちは、神結です。
デュエプレ強化週間ということで、その第2弾です。
今回は昨日とはやや趣向を変えて、デュエプレ第2弾で最も注目カードである《アストラル・リーフ》の歴史についてです。
目次
デュエプレとの違い
多くの人がご存知かと思いますが、デュエプレ版と実際のカードでは効果が微妙に違います。下方修正されていますね。
・紙のカードはドローが任意
・紙のカードはパワー4000
前者については、効果の変更は下方修正を意図したというよりもアプリの仕様の問題だと思います。
で、後者。ここはどういった判断なのかを断定することは難しいですが、恐らく「3コストのクリーチャーの基礎パワーラインに合わせた」のだと推測しています。つまり《鎮圧の使徒サリエス》等の2コストのブロッカーと相討ち、3コストのバニラと相討ちのラインですね。
3コストのラインに合わせた理由は、単純に最速のリーフ着地が3ターン以降だからですね。というのも、デュエプレには流石に《マリン・フラワー》は実装されませんでした。
つまり最速2ターンリーフがないわけです。先攻フラワー→リーフは後手から返すには同じくリーフが必須で、つまりそれはじゃんけんゲーになるわけですね。3ターン目の3000なら、後手でも《奇襲兵ブルレイザー》や同じく新弾の《怒髪の豪腕》で相討ちだったり、討ち取れたり出来ます。
ぶっちゃけこの「《マリン・フラワー》の不在」が直接カード効果に触っていないものの、一番大きな下方修正ですね。
生き証人リーフ
上記で下方修正について触れましたけど、じゃあ実際の当時の環境でどんくらいヤバかったのかというと、第4弾で登場後は殿堂する第8弾環境までずっっっと環境でした。
理由はデュエプレをやっている方ならわかると思いますが、デュエマの初期環境においては「手札を増やすこと」が非常に強い行動だったからですね。
デュエマの競技ゲームとしてのスタートは、実質的にリーフから始まっています。デュエマの歴史の生き証人みたいなカードです。
ちなみに筆者は当時リアル小学生だったのですが、当時の小学生同士のデュエマ仲間で一番強かった(カースト最上位)のは「リーフを4枚持っていた子」でした。(2番目は《アクアン》を4枚持ってた子)
まあこの辺りの強さを理解するには、当時の文献を引っ張り出すのがいいですね。
無敵リーグ2003北海道&九州大会優勝デッキ(Future Bee徳島)
これはFuture Bee徳島というカードキングダムの前身時代に書かれた、2003年の公式大会の記事。レギュラー(小学生以下の部)、オープン(中学生以上)の優勝が全て《アストラル・リーフ》だったという話(余談だけど、何故か当時の雑誌には一部リストを非公開して掲載していたらしく、この辺りに関しては疑問を呈している)。特に当時の公式大会のルールは1試合10分制限だったらしく、そういったルールともリーフは相性が良かったみたいですね。
こっちはそのリーフに勝とうという記事で、対策デッキを考察しているわけですが、「いやぁ、研究すればするほど、青が強いことがわかっただけでしたが・・・。」とあるように、考えれば考えるほど強かった。ドローで対抗出来るのは結局水文明くらいしかない
こちらは比較的最近に書かれているブログですが、メリットデメリットを交えながら青単リーフと青緑リーフについての解説しています。
まあ細かなことは置いておいて、リーフが暴れ回ってたことはわかっていただけたかと。
そんなリーフも2004年3月にようやく殿堂に掛かります。《サイバー・ブレイン》や《ストリーミング・シェイパー》らとともに、デュエマ初の殿堂という足跡を残しました。
ちなみにその後調整版として登場したのが《アストラル・ネビューラ》。
これは当時の記憶なので正確さには欠けるのですが、確かコロコロかなんかで「このパワー5000っていうのが実に効く!」みたいな謳われ方をしていて、当時は友人たちと「なわけねーだろ!」みたいなツッコミを入れてた記憶があります。ただ今思えば、担当者も苦心に苦心を重ねた末に捻り出した謳い文句なんでしょうね……。
デュエプレでの評価について
デュエプレではどうかというと【青緑リーフ】は強いですが、今のところ一強環境という状況にはなっていません。
未所持から察して貰えるかと思いますが、僕はまだこのリスト回してないです。
というのも2004年3月に制限された《アストラル・リーフ》が戦うことがなかった《光器ペトローバ》が存在しています。
単純にリーフのみので押し切りでは、《光器ペトローバ》で強化された盤面を突破するのが難しい、という絶妙なバランスになっています。リーフ自身をペトローバで強化することも可能ですが、現状では「明確にこれ!」といったようなリストは見ていないです。
あとは単純にパワー3000っていうのは結構影響があるように感じます。僕自身も3000ライン以上を出しておいて返しに踏む、ということをかなり意識しながら戦っていました。
但しデッキエンジンとしてのリーフが強力なことには間違いないので、しばらくは環境で見ることになるでしょう。僕もまずは頑張ってリーフ作ります……。
まとめ
というわけで、デュエプレを軸に《アストラル・リーフ》の話でした。
次回は《アクアン》になるかな……?
それでは。