青黒カリヤドネ概要
※本デッキリストは10/4の嵐山CSにて優勝したにいな(@DMPyattemas)選手のものを使用しています。
デッキ概要
序盤から《ブラッディ・クロス》、《ブラッディ・タイフーン》等のカードを使い墓地に呪文を溜め、《魔導管理室 カリヤドネ》の着地を目指す。《「大当たり!もう一本!!」》の状態で《魔導管理室 カリヤドネ》を召喚することで《ブラッディ・クロス》を無限に撃つループが成立する。自身は《魔導管理室 カリヤドネ》の効果で山札が回復するため、相手を一方的にLO(ライブラリアウト)させることが出来る。カリヤドネを召喚するためのマナは《セイレーン・コンチェルト》によって捻出する。
カリヤドネの着地速度は4~5ターン目。そこまでのターンを《「本日のラッキーナンバー!」》で繋ぐ。またコンチェルトが盾落ちした場合や完全ループに失敗しても、《「大当たり!もう一本!!」》+《次元の嵐 スコーラー》によって追加2ターンを獲得し、《「本日のラッキーナンバー!」》を唱えてのビートプランへの移行が可能。
《「本日のラッキーナンバー!」》の制限により、上記のプランは採用しづらくなった。一方で《超次元エクストラ・ホール》を使用し、超次元クリーチャーと《次元の嵐 スコーラー》を並べてのビートプランが可能となった。
《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》の登場によって、ループが阻害されるようになった。このカードを処理するために《龍脈術 落城の計》の採用がほぼほぼ必須になりつつある。ただしこのカードをメインで積んでいた【青白ギャラクシールド】がメタの対象をヤドネからドラグナーに変え始めたため、パルテノンの採用自体も減少傾向にある。
デッキリスト
メインデッキ
4 x ブラッディ・クロス
4 x ア・ストラ・センサー
1 x セイレーン・コンチェルト
4 x エマージェンシー・タイフーン
1 x スパイラル・ゲート
4 x ブラッディ・タイフーン
1 x 魔法学校 パクスクウガ
1 x 龍脈術 落城の計
3 x 知識と流転と時空の決断
1 x 機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」
2 x 凶鬼90号 ゾレーゴ/「大当たり!もう一本!!」
4 x スーパー・デーモン・ハンド
2 x ZERO ハンド
2 x 龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢
2 x 次元の嵐 スコーラー
4 x 魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル
GRデッキ
2 x サザン・エー
2 x 甲殻 TS‐10
2 x ポクタマたま
2 x トムライ 丙ー三式
2 x 回収 TE-10
2 x 全能ゼンノー
超次元デッキ
1 x 時空の喧嘩屋キル/巨人の覚醒者セツダン
1 x 時空の英雄アンタッチャブル/変幻の覚醒者アンタッチャブル・パワード
1 x 愛しい場所、マイカ・月ノ・ハルナ/エンジョイプレイ! みんなの遊び場! GANGPARADE!
2 x イオの伝道師ガガ・パックン/貪欲バリバリ・パックンガー
1 x 時空の戦猫シンカイヤヌス/時空の戦猫ヤヌスグレンオー
2 x その先の未来へ、カミヤ・ミキ・ユア・ナルハ/エンジョイプレイ! みんなの遊び場! GANGPARADE!
デッキ解説・補足
・初出はGP9th。このデッキを使用したイヌ科が優勝、よしゆきが3位と大戦果を上げ、それぞれ全国大会への出場を決めた。特に決勝でイヌ科が「勝者の引きなら俺も勝者!」の迷言と共に繰り出した《知識と流転と時空の決断》2枚トリガーの様子は、カバレージによって克明に記録されている。
・ループはひと手順が比較的長い。以下にループ手順を記載するので、CSで使用する場合は実際にカードを並べて確認して欲しい。
条件:
カリヤドネが1マナで召喚可、《「大当たり!もう一本!!」》がトリガー中。山札が4枚。
墓地に《ブラッディ・タイフーン》が2枚(うち1枚は山札にあれば問題なし)、《ブラッディ・クロス》、《エマージェンシー・タイフーン》のどちらかが2枚(うち1枚は山札にあれば問題なし、また片方は1枚で可)。《セイレーン・コンチェルト》、《「大当たり!もう一本!!」》、《スパイラル・ゲート》(or《レスキュー・タイム》等の自身をバウンスする呪文)がそれぞれ1枚ずつ。
- カリヤドネを召喚し、《セイレーン・コンチェルト》、《ブラッディ・クロス》、《エマージェンシー・タイフーン》を宣言。エマタイは1ドローで引いたカードを捨てる。クロス、エマタイは2枚ある方をボトムに置く。
- 大当たり効果で《「大当たり!もう一本!!」》、《スパイラル・ゲート》、《ブラッディ・タイフーン》。ゲートでカリヤドネを手札に戻し、ブラタイでコンチェルトを回収。
- コンチェルトを唱える。
- この時点で山札の順序がクロスorエマタイ、大当たり、ゲート、ブラタイの順序になり、墓地にはコンチェルト、クロス、エマタイ、ブラタイがある状態となる。カリヤドネを召喚し、①へ戻る。
・仮にループに失敗するorコンチェルトが盾落ちした場合でも、《次元の嵐 スコーラー》でケアが可能なのもこのデッキの強みと言える。
・他の採用カード候補としては《ストリーミング・シェイパー》等。色配分は意識する必要があるが、3コスト以下の呪文であれば比較的柔軟に採用できる。
・《奇天烈 シャッフ》は必ずしも大きな脅威ではない。《その先の未来へ、カミヤ・ミキ・ユア・ナルハ》で討ち取れる他、「3」宣言であれば《スパイラル・ゲート》を使ったループが可能で、「2」ないし「1」宣言であれば、《超次元エクストラ・ホール》を連打して《「本日のラッキーナンバー!」》を唱えてのビートプランが可能である。
・《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》は天敵。呪文を1ターン3枚制限にするため、《魔導管理室 カリヤドネ》によるループも《次元の嵐 スコーラー》の着地も叶わなくなる。そのため、《龍脈術 落城の計》が採用されることになった。
・直近では墓地リセットが頻繁に行われるため、トリガーの《スーパー・デーモン・ハンド》を踏ませて一気に墓地を作る構築が一般的になっている。
・1枚で墓地と手札を同時に作れる《悪魔の契約》も有力。貴重な黒単色カードでもあるため、デッキに採用しやすいのもポイント。入れるなら1枚か。
・新弾で《∞龍 ゲンムエンペラー》が登場。5コスト以下のクリーチャー、呪文を無視するという天敵で、《スーパー・デーモン・ハンド》を当てると山札が無限枚飛んでいくというトラップまで付いている。基本的に出されたら対処するのは厳しいので、出される前に勝つことを目指すことになる。
・【デイガドラグナー】等のドラグナーに対して有力な《ZERO ハンド》を積むリストも増えてきた。ただ《ZERO ハンド》自体はそれほど強いカードでもないので、使用枚数はほどほどに。
想定される主な対面について
・対シータバーンメア
有利。展開とフィニッシュにラグがあるため、出てきたクリーチャーを《知識と流転と時空の決断》等で除去すれば、ほぼほぼターンが貰える。加えてシータ側の《お清めシャラップ》は撃てるターンが限られているため、《ブラッディ・クロス》や《ブラッディ・タイフーン》等を手札にキープしていれば対応可能。《奇天烈 シャッフ》は上記のプランでケア可能。
・対赤白レッドゾーン
微有利。《音奏 プーンギ》や《奇石 ミクセル》が重いものの、赤白レッドゾーン側が急速に打点を生成するにはそれなりの手札を用意する必要がある。基本的にはシールドから返すことになるが、《知識と流転と時空の決断》や《スーパー・デーモン・ハンド》を踏ませると俄然有利になる。《ジャミング・チャフ》は怖いので、打たれる前に決めたい。
対面については今後も追記予定。