【デュエマ】殿堂予想選手権 2024冬の陣 その4 ~アナジャオウガ編~

前環境最強、耐え…るのか?

 

こんにちは!のすけです。

前回に引き続き殿堂予想選手権を担当する事になりました。

今回はタイトル通り【アナカラージャオウガ】通称アナジャについての話をします。

前置きするほど話すこともないので早速行きましょうか。

 

アナジャからは母なる星域が殿堂します。

 

クリーチャー面

■このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚、マナゾーンに置いてもよい。

呪文面

■バトルゾーンにある自分の、進化ではないクリーチャーを1体、マナゾーンに置く。そうした場合、自分のマナゾーンにあるカードの枚数以下のコストを持つ進化クリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出す。

オリジナル  :S
アドバンス  :A
カードの汎用性:C
殿堂予想   :S

 

これ、総意だったりするのかな。コンビ殿堂の可能性も含めてまあここの殿堂が妥当だと思ってます。

なぜなら【アナカラージャオウガ】はこのカードを上下共に骨の髄までしゃぶり尽くします。文句無しでこのデッキの屋台骨なんですよ。

で、この《母なる星域》から何を出すかというと、こいつです。

■鬼S-MAX進化:自分がゲームに負ける時、またはこのクリーチャーが離れる時、かわりに自分の表向きのカードを3枚破壊してもよい。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す)

■T・ブレイカー

■このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身のシールドゾーンにあるカードを3枚ずつ選び、残りを墓地に置く。

■このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊し、その後、相手の手札を2枚見ないで選び、捨てさせる。

【アナカラージャオウガ】のジャオウガの部分。

《母なる星域》を用いたり、3t《キユリのASMラジオ》からブーストクリーチャーを2体出す事によって4tでこのカードが着地します。しちゃう。

後述するんですけど、3t《キユリのASMラジオ》のパターンと《母なる星域》を比較した際は《母なる星域》の方が4t《CRYMAXジャオウガ》成功への貢献度が段違いに高いんですよね。

これらの要素を加味して

殿堂確率は80%で提出とします。

まあ何度考えてもここしかないなのかなって思います。

【アナジャオウガ】ってデッキの中身自体が《幻緑の双月/母なる星域》以外は汎用カードだらけ+そもそも《幻緑の双月/母なる星域》が諸悪の根源だということもあって殿堂入りさせる都合がいい筈なんですよね。

一応カードとしての強さとしてはさしたることもなくて、このデッキ専用機ではあるんだけど…あるんだけど…って感じ。

しかしこのデッキの《幻緑の双月/母なる星域》は一味も二味も違いました。冒頭で述べた様に、あまりの《CRYMAXジャオウガ》との相性の良さからアナジャのデッキパワーを最高クラスに押し上げた立役者といっても差し支えないです。

たとえるならサイモンとガーファンクルのデュエット!ウッチャンに対するナンチャン!高森朝雄の原作に対するちばてつやの「あしたのジョー」!……つうーっ感じっスよお~っ

アナジャってどんなデッキ?

【アナカラージャオウガ】の名前を冠するように、このデッキは《CRYMAXジャオウガ》様の到着を残りの36枚でお膳立てするような形で構成されています。様の到着を残りの36枚でお膳立てするような形で構成されています。

小型クリーチャーを並べて《CRYMAXジャオウガ》でパーン!って感じ。

デッキ自体の歴史は結構長くて、2022年の6月に登場してから今に至るまでずっと環境に居座っています。

実はこのデッキ、2回も超csを制しているんですよ。

それぞれ、開催当時ぶっちぎりの環境トップであった【JO退化】【ダンタルサガ】を決勝で下しての優勝であり多少なりとも話題になったような覚えがあります。

超cs宮城優勝“ひんた“選手のリスト

所謂【アナカラーハンデス】

基本はハンデスに軸を据えていた為、《母なる星域》は採用されていなかった。

当時は現在の様なミッドレンジではなくコントロールデッキとして存在していた。

超cs大阪優勝“ブラックブレット”選手のリスト

所謂【アナジャオウガ】

《キユリのASMラジオ》《ボンキゴ・マイム》《5000VT》がリリースされ、かなり現在の形に近くなったリストです。

対サガ性能はピカイチ、メタデッキとしては《5000VT》で完成しました。

《ASMラジオ》と《ボンキゴマイム》がリリースされたことにより、現在の様な4から5ターン目に決着を目指す型に変化を遂げました。

原案の成り立ちはここから読めます。

※公式のカバレージページに飛ぶよ。

ここまでの【アナカラージャオウガ】は【メタジャオウガ】とも呼ばれるデッキでしたが、「魔覇革命」リリースにて名実ともに最強になります。

《アーテル・ゴルギーニ》《同期の妖精/ド浮きの動悸》を獲得し、《CRYMAXジャオウガ》に依存しないゲーム、《CRYMAXジャオウガ》を軸に進めるゲーム、ともに更に強固なものとなったのです。

《アーテル・ゴルギーニ》+《CRYMAXジャオウガ》も《アーテル・ゴルギーニ》+《同期の妖精》の殴りも基本止まんないよ。

で、このタイミングでついに《幻緑の双月/母なる星域》が4投になりました。

これは”メタカードでターンを稼いで《CRYMAXジャオウガ》を出す”がメインプランだった時代は終わりを告げて”太いリソースを押し付けて最速で《CRYMAXジャオウガ》を出す”がメインプランとなったことの表れでもあります。

この”太いリソースを押し付けて最速で《CRYMAXジャオウガ》を出す”というプランに於いて、4投された《幻緑の双月/母なる星域》は八面六臂の活躍を見せます。

・2t《幻緑の双月》による3t《キユリのASMラジオ》の補佐

・2t《幻緑の双月》→3t《天災デドダム》+《天体妖精エスメル》→4t《CRYMAXジャオウガ》のような踏み倒しメタ貫通プラン

などが主に挙げられるでしょう。

《幻緑の双月》が初動であるという点の恩恵を余すことなく享受しています。

ほかにも確定アンタップインが可能であることを活かし、切り返しの際の《ボン・キゴマイム/♪やせ蛙ラッキーナンバーここにあり》や《Disメイデン》とのくっつき出しもよく見られます。

 

どの位強かったの?

ただ強い強いって言われても、使った使われたって方じゃないとピンとこない方も多いと思います。

なので知らない人にも如何にこの組み合わせが凄まじかったのか解説していきましょう。

特筆すべき点は、星域を撃つ時点で6マナさえあれば盤面1体から《CRYMAXジャオウガ》でダイレクトアタックまで向かえることです。

このお陰でデッキのキルターン向上に大きく貢献し、最強のミッドレンジデッキとしての立ち位置を確立しました。

使用例

3t《Disメイデン》→4t《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》でブーストで6マナへ、《母なる星域》をプレイして先ほど出した《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》を引っ込めて《CRYMAXジャオウガ》を出してリーサルへ。

これはあくまで一例だが、例に挙げたカード達は《天災デドダム》や《幻緑の双月》の様な他のブーストにも置き換えることが可能。

この動き、代替カードの多さにより再現性がかなり高いのもデッキの構造をより強固にしています。

3マナで《CRYMAXジャオウガ》が出るというのは半分嘘。

実は2マナ。

実際に【アナカラージャオウガ】を回したことがある方ならなんとなくイメージできると思うんですけど、《母なる星域》を使った後、基本1マナ浮くんですよね。

理由は当たり前なんですけど、盤面のクリーチャーをマナに変換するためです。

なので、《母なる星域》は実質2マナであると言えます。

※小技というか必須知識(公式サイトに飛びます)

■《Disメイデン》の多色アンタップは自身を戻した際にも適用される。

■《母なる星域》で《天体妖精エスメル/「お茶はいかがですか?」》をバトルゾーンから戻した際はアンタップインする。

これらの公式裁定も《母なる星域》がなぜか2マナであることに拍車をかけてる。

この実質的なコストの軽さ、マナブーストカードが多いという2点から生まれるこの異常なくっつきの良さを活かすことで、どこからでも《CRYMAXジャオウガ》を射出することが可能となっています。

《同期の妖精》をくっつけてトリガーケアをしても良し、《5000VT》でメタを除去してから走っても良し、《アーテル・ゴルギーニ》で盤面を固めながら走っても良しと本当に何でもありなんですよね。

まとめ

 

実際のところ、《CRYMAXジャオウガ》のが殿堂になんじゃねーの?って意見には割と否定的ですね。

現代デッキの基準に於いては7マナを支払って《CRYMAXジャオウガ》を出すという行為はあまり強くないのが事実なんです。

強いには強いのですが、メタの突破を経由できないことやミラーへの速度不足、速い対面の切り返しが難しいんですよね。

本記事で何度目かになったが、《母なる星域》が強いのはそれら課題をすべて解決しつつ更にデッキの《CRYMAXジャオウガ》の枚数を実質8枚に増やしているからです。

《母なる星域》のあるなしではキルターンは4と5で1ターンずれてしまいますしね。

今現在は【赤青マジック】と立ち位置及び役割が被ってしまい少しシェアが落ち着きましたが、デッキの出力は環境2番手といっても全く差し支えありません。

ですので、仮に【赤青マジック】が殿堂発表でアーキタイプ毎消滅及び弱体化した際は次環境で猛威を振るうでしょう。

それを避けるため、【赤青マジック】と併せて【アナカラージャオウガ】にも大きめなテコ入れが入ると今回は予想しました。

 

という訳で今回はここで締めます。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

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