【デュエマ】殿堂予想選手権 2024冬の陣 その2 ~瞬閃と疾駆と双撃の決断~

残念だけどコイツは殿堂してもしょうがないよね、ってピーカプさんも言ってる。

 

こんにちは、神結です。

今回も殿堂予想選手権の方をやっていきます。

第2回は環境の覇者である【赤青マジック】の方から、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の話をしていきましょう。



本日の殿堂候補カード

《瞬閃と疾駆と双撃の決断》

  • 次の中から2回選ぶ。(同じものを選んでもよい)
    ▶コスト3以下のクリーチャーを1体、自分の手札から出す。
    ▶このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。
    ▶自分のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーの最初の攻撃の終わりに、そのクリーチャーをアンタップする。

オリジナル  :SS
アドバンス  :SS
カードの汎用性:B
殿堂予想   :A

というわけで今回は《瞬閃と疾駆と双撃の決断》です。読みは「パーフェクト・ファイア」

コイツは超CSⅥ群馬ではTOP8の使用率4/8だったカードです。計16枚。すごい。

そのうち8枚が【赤青マジック】でしたが、残りが【ラッカ退化】と【赤青アポロ】でした。マジックでは展開と連続攻撃、退化・アポロでは複数展開によるコンボ成立のためのパーツとしての運用が主となっています。

 

これまでの活躍

そんな現代デュエマを代表している1枚ですが、その歴史は超天篇に遡ります。

このカードの初出は、超天篇第3弾「零誕!魔神おこせジョルネード1059!!」。うん、いつものアレです。《生命と大地と轟破の決断》《マリゴルドⅢ》《魔導管理室 カリヤドネ / ハーミット・サークル》パックです。

しかし《瞬閃と疾駆と双撃の決断》はかなり晩成型のカードでした。

当時から赤を使ったビートデッキはもちろんありましたけど、長らく日の目を見なかったと言いますか、バイクで2回攻撃するような「ファンデッキとまでは言わないけど、環境デッキと言うにはちょっと難しいデッキ」で細々と使われていたかな、という印象ですね。

しかし王来篇に入った辺りから、デュエマを取り巻く環境の変化もあり、徐々に採用されるケースも増えてきました。

まず1つは、お馴染み【ラッカ鬼羅スター】での活躍です。現在のラッカ鬼羅スターだとあまり採用されていませんが、当時は上振れの1つだったり、或いはSAを作る意味も兼ねて、《蒼狼の大王 イザナギテラス》とのセットで2~3枚くらい採用されるケースもまぁまぁありました。

また《瞬閃と疾駆と双撃の決断》というカードの役割を大きく決定付けたのは【モモキングダムユニバース】でしょうか。

これは《禁断英雄 モモキングダムX》が登場した時に生まれたデッキですが、凄く簡単に言えば《禁断英雄 モモキングダムX》を出した後に《時空工兵タイムチェンジャー》で《究極銀河ユニバース》を仕込み、その後モモキングダムXを退化させてエクストラWINをする……というコンボデッキです。

この時プレイしたいカードが《禁断英雄 モモキングダムX》、《時空工兵タイムチェンジャー》、そして《怒りの影ブラック・フェザー》のような退化カードということで、3コスト以下のクリーチャーを多数使うコンボデッキでした。

こうしたコンボは特に速度が命ということもあり、一気にパーツを手札から踏み倒すカードとして、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》は使われるようになったのです。

先に挙げた【ラッカ退化】も【赤青アポロ】も、この「コンボパーツを踏み倒す」という側面が強いですね。この2デッキについては、《瞬閃と疾駆と双撃の決断》は明確にデッキの軸と言っていいでしょう。

このカードの本懐は言ってしまえば「手札を1枚消費する代わりに、行動を1ターン縮めるカード」と言えます。そりゃ今の時代、《ブレードグレンオー・マックス》のポン置きとかそうそう許されないじゃないですか。でも3ターン目に《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》と一緒に出てきたらどうしょうもないわけです。

そう考えると、3コスト以下の2枚コンボで勝てるデッキなんて存在しなかったわけなので、過去でそこまで使われてこなかったのも納得出来ます。

また使われ方の性質上、《蒼狼の大王 イザナギテラス》とはかなり相性がいいです。イザナギの効果でコンボパーツを探し、そしてそのままイザナギの効果で撃てるわけですからね。

 

赤青マジックでの活躍

と、いうのが従来までの《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の使われ方であり、この段階では「特定のデッキで使われているコンボパーツ」であり、まぁ殿堂候補として挙げる人はそうそういなかったでしょう。

しかし2023年、奴はもう一段階ギアを上げてきました。

ご存じ、【赤青マジック】の登場です。

このデッキにおける《瞬閃と疾駆と双撃の決断》はコンボパーツという側面もありつつも、展開力という部分で大きな貢献をしています。

特に《芸魔隠狐 カラクリバーシ》との相性が抜群。デュエマがDCGだったら、恐らくバーシのSAはナーフされていたことでしょう。

簡単に運用例を出すと、2コストを《芸魔隠狐 カラクリバーシ》へと革命チェンジし、そのまま《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を詠唱。攻撃後に《芸魔隠狐 カラクリバーシ》を起こしながら、手札から《灼熱の演奏 テスタ・ロッサ》だったり、《同期の妖精》だったりを場に出せる訳です。

ちなみにモードが3つあるだけあって、状況に応じて2体展開をすることもあります。特に《堕魔 ドゥポイズ》を持っているデッキなんかに、こういう動きをすることがありますね。

 

まぁカードに関して述べてきましたが、トータルで言えば【赤青マジック】がオリジナルでもアドバンスでもちょっと頭抜けて強すぎるデッキなんですよ。《芸魔隠狐 カラクリバーシ》も《芸魔王将 カクメイジン》も凄いんです。

じゃあなんで《瞬閃と疾駆と双撃の決断》を標的にしているかと言えば、それくらいしかないというのが一番です。

というのも、【赤青マジック】の主要パーツが登場してまだ半年も経ってないんですよね。

あの《絶望神サガ》ですら半年も掛けた殿堂であることを考えた時、また幾ら何でもサガほどまで強くないことを考えても《芸魔隠狐 カラクリバーシ》や《芸魔王将 カクメイジン》が直接殿堂になることは100%ないでしょう。

とはいえ、マジックの充実っぷりは流石に捨て置くわけにはいきません。「3ターン目にトリガーをケアしながら殴り倒す」「邪魔なクリーチャーも《氷柱と炎弧の決断》で止めたり《歌舞音愛 ヒメカット // ♪蛙の子 遭えるの何処?好きと謂ひて》でバウンスしたり出来るで長期戦にも強い」という性質上、インフレでどうにかするという対処を考えると、それはつまりあらゆるデッキが平然と2キル3キルをしてくる環境を作ることになります。

となると、結局《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の殿堂くらいしか出来ることないのでは……? となるんですよね。

いやぁ、別に私も直近で金トレが出たカードの殿堂を心から祝福したいわけじゃないカプよ? でもしょうがないカプねぇ。

幸いなことに【赤青マジック】は《瞬閃と疾駆と双撃の決断》が殿堂となっても、出力こそ落ちますが《調律師ピーカプ / ♪音速で 本番中に チューニング》という代替カードが用意されていますし、デッキコンセプトを殺すわけじゃないカプね。

しかも幸いなことにピーカプはプロモ化も発表されているので、開発側もきっとピーカプを使って欲しいと思ってるに違いないカプね。

  • スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
  • メガ・ラスト・バースト(このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい)
  • このターン、自分のクリーチャー1体に「スピードアタッカー」を与える。そのクリーチャーのこのターン最初の攻撃の終わりにアンタップする。

と、与太話はさておき、まぁ《芸魔隠狐 カラクリバーシ》に展開が付かないだけで相当違いますからね。

せっかく売り出したいゼニス・セレスが【赤青マジック】にボコボコにされるのも忍びないので、ゼニスさんやピーカプさんの気持ちを汲んで、ここは《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の殿堂は強きに7割くらいと言っておこうかと思います。

だってさ、単騎ナンバーを両方プレ殿にしても同期いたらあんまり関係ないんだもん……。

 

というわけで、今回はここまで。

次回はもしかしたら新たなライターが登場してくれるかも……? ということで、お楽しみに。

それでは、また。


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