なんで半年で止めるんだよぉ一年間出してくれていいじゃねえか~~~~~~~
というころで、今回はキーワード能力解説は「ハイパー化」。
一応キーワード能力としては「ハイパー化」です。
「『ハイパー化』することで、ハイパーモードが解放される」という認識でOKです。
目次
キーワード能力説明 「ハイパー化」
というわけで改めてになりますが、今回紹介するのは「ハイパー化」になります。
どのような能力かざっくり言えば、「敵が小さく見えることによって私が勝つ」というものです。
以下に詳しい文献があるのでそれを引用しましょう。
こうしたオーラ力のひとつの極限としてのあらわれが、「ハイパー化」とよばれる現象であった。
「ハイパー化」が初めて確認されたのは、地上でゴラオンを沈めようと進攻するジェリル・クチビのレプラカーンにおいてである。交戦したビルバインのショウ・ザマをはじめ、ダンバインのマーベル、そしてゴラオンのクルーが見た「それ」は、まさに「巨大化」であった。
集団幻覚やヒステリーの類ではない。
幻ではなく、物理的な実体でもないが、しかし「それ」は実在するパワーとして剣を振るい、ビルバインを握りつぶそうとしたのだ。言うならばオーラ・バトラーのオーラ・バリアーが拡大し、増大し、オーラ・バトラーの形をもって具現化したものと解釈せざるを得ない。
この「ハイパー化」がどのようにして起こるのか、再現性がないため断定はできないが、この場合はジェリルが憎しみや怒り、驕りといった心、そういった負の感情に取り憑かれ、肥大化したことで発現したとされている。
そして、それらが繰り返し反復するかのようにして、悪意は際限なく増大し、そして――ジェリルとレプラカーンはなかば自滅していった。
サンライズロボット研究所 第7回「オーラ力(ちから)――その輝きと善悪の秤」(『聖戦士ダンバイン』より)
……という話は置いといて。
いや、本来「ハイパー化」を語る上では『聖戦士ダンバイン』の話を避けて通ることは出来ないのですが、想定している読者の皆さんはもちろん、これを読みながら台本を作成しているだろうflat-くんも困惑させてしまう筈なので程々にしておこうと思います。
ちなみに『聖戦士ダンバイン』は1983年に放送されたアニメ作品です。
主人公のショウ・ザマがあるときバイストン・ウェルという異世界に飛ばされ、成り行きから戦闘メカ「ダンバイン」に機乗し活躍するという「異世界転生無双もの」ではあるのですが……。
ちょっとそう言い表すには、あまりにも言葉が足りないところがあるので、機会があったら観て欲しくあります。古いですが、名作です。
さて、「ハイパー化」の話をしましょう。
- W・ブレイカー
- このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
- ハイパー化:自分の他のクリーチャーを1体タップする。(自分のメインステップ中に、ハイパーモードを解放できる。ハイパーモードは次の自分のターンのはじめまで続く)
- 自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
- 自分の多色クリーチャーが攻撃する時、その多色クリーチャーよりコストが小さいクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
- T・ブレイカー
「ハイパー化」は、自分のクリーチャーを1体タップすることでハイパーモードを解放出来るというもの。味方の力を借りて真の姿を解放、みたいなイメージですかね。
ちなみにハイパーモードを持つクリーチャーは、種族に「超化獣」を持っています。
そしてハイパーモードを解放することによって、クリーチャーがより強力な能力を発揮することが出来ます。メガ進化みたいに。
実際1つのクリーチャーに2面性あるというのは斬新なデザインです。人間みたいですね。
これまでもツインパクトのようなクリーチャー・呪文に分かれたカードはありましたが、1つのクリーチャーの中でモードを切り替えながら使うというのは面白いです。
またハイパー化すると大抵パワーラインが上がるため、ハイパー化して《飛翔龍 5000VT》をケアする、なんていうプレイはしばしば行われます。
一方でハイパー化をすることでハイパーモードを解放したクリーチャーは強化されますが、盤面にはタップされたクリーチャーが残るので「クリーチャーは強くなっても盤面自体は弱くなっている」という弱点もあります。
相手の盤面が優勢なときに下手にハイパー化をしてしまうと寝ているクリーチャー目がけて攻撃時効果なんかを使われたりして、結構ちゃんとよくないことが発生します。出来るからといって、全てハイパー化するの正解、というわけでもありません。
そういうわけでプレイの幅や奥深さなどがあり、個人的にハイパーモード自体はかなり好きなキーワード能力だったりします。
最新のカードであるので能力が強いものも多く、そのため「ハイパー化が強いかどうか」という話よりも「ハイパー化を強く使うためにどうすればいいか」を考えた方がいいと思っています。
ハイパー化の素材をどう用意するか
ハイパー化するにあたって欠かせないのが、解放するのに必要な素材、要するにもう1体のクリーチャーです。
当たり前ですが、前のターンに出したクリーチャーを次のターンまで維持するというのは簡単そうに見えますが、狙いがバレると難しいもの。除去が当たるのはそうとしても、逆にマッハファイターの起点にされる、なんてことも。
その中でどうやってハイパー化に持ち込むかは、それぞれのデッキによって分かれてきます。
これは幾つかのパターンがあるので、現環境で活躍しているものを取り上げて確認していきましょう。
①圧倒的な速度によって対処
例:《ハッター・ルピア》、《霊淵 アガルーム=プルーフ》、《料理犬のヴィヤンドゥ》など
身も蓋もないのですが、速度によって出し抜くのが一番わかりやすい方法です。
これは【ファイアー・バード】の《ハッター・ルピア》がとにかくわかりやすい例でしょう。2ターン目にクリーチャーを置いて、3ターン目に自身を召喚と共にハイパー化。そして伝説へ……。
また《霊淵 アガルーム=プルーフ》も近しい性質だと思います。場持ちが決していいわけではないですが、何せ1コストで出せるカードなので序盤からどんどん効果を起動して、墓地の枚数を増やしていくカードですね。
ちなみにこのレベルの速度でも《料理犬のヴィヤンドゥ》の的にはなったりするので、デュエルマスターズとは非常に難しいゲームです。
②ジャストダイバーや対処されにくいカードを素材にする
例:《冥土人形ヴァミリア・バレル》など
ハイパー化の元が対処されるなら、対処されない・されにくい素材を用意すればいいじゃない! ということで、ジャストダイバーなどを活用する方法もまた一般的です。
一番わかりやすいのは《冥土人形ヴァミリア・バレル》の素材となりやすい《飛翔龍 5000VT》や《同期の妖精》といったカードたちでしょうか。
またこうしたジャストダイバーなどは後から出したときでも相性がいいです。
例えば後出しの《飛翔龍 5000VT》をハイパー化の素材にすれば、「タップしているクリーチャーを起点にされる」というハイパー化の泣き所もケアしていると言えます。
③超化獣と素材を同時に出す
例:《聖霊超王 H・アルカディアス》、《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》など
素材が対処されるなら同時に出しちゃえばいいじゃない! といった感じのパターン。
《光開の精霊サイフォゲート》+《聖霊超王 H・アルカディアス》とか、《邪幽 ジャガイスト》絡みの《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》とかはまさにそれです。
ちなみに《聖霊超王 H・アルカディアス》に関してはこの次のターンは《支配の精霊ペルフェクト》を召喚してそのままハイパー化の素材することで無敵の素材を作ることも出来ます。
あ、《超霊淵 ヤバーダン=ロウ》はコイツのハイパー化が通っていればだいたい勝っているので次のターンとかないです。
④先に超化獣を出しておく
例:《哀樹神官 グリッファ》、《獲銀月 ペトローバ》など
超化獣の中には遅効型といいますか、攻撃時に効果が起動するものがいます。
そのためコイツらについては先にこっちを優先して置いてから、後ろで素材を出してハイパー化する、という方法を取ることになります。
《哀樹神官 グリッファ》なんかは特におあつらえ向きの性能をしていて、自身がジャストダイバーであることに加えて、2面止めることができるという生き残るという点に関しては破格の性能を有していたりします。
アドバンスだと《哀樹神官 グリッファ》が残った状態でターンを返したらだいたい死ぬと思ってOKです。
ちなみに《哀樹神官 グリッファ》は通常時はW・ブレイカーでハイパー化するとT・ブレイカーを持ちます。これは両方を持っているということなので、殴る時に2枚割るか3枚割るか選べるという珍しい性能の1枚です。
ハイパー化のクリーチャーの生かし方はだいたいこんな感じでしょうか。上でも触れましたが、ハイパー化って戦術も幅広くて面白いんですよ。
ハイパー化サポートをあれだけ出してもうやめるの?
ただ個人的に不満があるとすれば、なんかもう通常弾ではもう超化獣の新カードが出てきてくれなさそうなことですかね。
いや、たぶんEX弾では今後も出てくるんでしょうけど。なんか半年で切り替わっちゃったんだよな。
いやーだってさ、せっかく色々超化獣サポートカード出したじゃん。
いまだとこの辺のカードを使いこなすためのカードが足りないというか、もっとプールが欲しいというか……。別にハイパーエナジーが嫌とかじゃなくて、もっと色々遊ばせてよ~~~という気持ちがあります。
まぁ来年もしれっとやったりしてくれないかな。
というわけで、今回は「ハイパー化」でした。
次回のキーワード能力は「逆転撃」。お楽しみに! それではまた。
オマケ:「ギミック」と「デザイン」のハイパーモード
めちゃめちゃ強い超化獣は多いんだけど、これキーワードが強いというよりたぶんカードの強さだよな、って思ってたんですよ。
でもさ、ハイパーモードが生まれた経緯に「本当はハチャメチャに強いカードを作りたいんだけど、ハイパーモードという体で一旦力を抑えることで、頑張ってカードとして成立させよう」みたいな発想は少なからずあったと思うんですよね。
それ故にライン超えてるなぁ……って感じもカードも生まれたんかなぁ、という。
超化獣のデッキが暴れるのはハイパー化という「ギミック」が強すぎる訳では無いと思うんですけど、じゃあなんで暴れるほどのカードを出せるのかと言われたらハイパー化の「デザイン」には確かに原因がありそうなんで、「ハイパー化が悪い」と言われてもまぁ反論出来ないかな……という。
いやぁ、《ハッター・ルピア》強いね。
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