【デュエマ】歴代最強デッキ選手権 Bランク～アナカラージャオウガ～

こんにちは！のすけです。皆さんはGW期間はどのようにお過ごしでしたか？

僕はなんと、超flat-CSで優勝しGrand Finalに進出することが叶いました。皆さん応援よろしくお願いします‼

そして今回の歴代最強デッキ選手権では令和のミッドレンジ代表、【アナカラージャオウガ】を紹介します！

常に2ndデッキとして立ち位置を確立させていたこのデッキが如何に環境デッキに登り詰めたかを解説できればと思います。

※今回の殿堂カード

《幻緑の双月/母なる星域》

アナカラージャオウガってどんなデッキ？
- 概要
- 歴史
アナカラージャオウガを取り巻いた環境
- 魔覇革命リリース
強さの理由
- 地上戦最強たる所以
- 4キルの再現性と3tラジオ
なぜBランクなのか
まとめ
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- 関連

アナカラージャオウガってどんなデッキ？

概要

【アナカラージャオウガ】は2022年夏、王来MAX第2弾【切札!マスターCRYMAX!!】のKGM《CRYMAXジャオウガ》の登場とともに当時の環境TOP【JO退化】のメタデッキとして環境に現れました。

鬼S-MAX進化：自分がゲームに負ける時、またはこのクリーチャーが離れる時、かわりに自分の表向きのカードを３枚破壊してもよい。（このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが２体以上あれば、そのうちの１体を残し、残りをすべて手札に戻す）

T・ブレイカー

このクリーチャーが出た時、各プレイヤーは自身のシールドゾーンにあるカードを３枚ずつ選び、残りを墓地に置く。

このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを１体破壊し、その後、相手の手札を２枚見ないで選び、捨てさせる。

登場して数か月はあくまでコンセプトとしてでは無く、便利なフィニッシャーとして採用される事が多く、発売当初の評価も似通ったものでそのまま暫く変わる事は無かったです。

しかし、そのような状態であって尚アナカラー基盤は強く、リリースされて最初の超CSを制しました。

所謂【アナカラーハンデス】です。【アナカラージャオウガ】の始まりともいえるこのデッキはこの優勝を以て一気に開拓が始まった。

この時はあくまでハンデスの先の楽なフィニッシュとして《CRYMAXジャオウガ》が採用されていた。

そしてここから1年と数か月の間、このデッキは進化をし続け環境の重鎮として立ち位置を確立させることとなります。

歴史

【アナカラージャオウガ】はその特性から、新規カードと環境によってその姿形を自由に変えることができました。

これは大きく分けて3つの型に分かれます。

・アナカラーハンデス（2022年夏～2023年冬）

《有造夢造》や《サイクルペディア》を用いたハンデスコントロール。

vs4c邪王門を想定。しかし《サイバー・ブレイン》は天敵でした。

・メタジャオウガ（2022年秋～2023年冬）

《オニカマス》《キャディビートル》《グランギニョール》等を採用したメタビート、アドバンスで活躍。《ニンギョ》でドラゴンデッキに対して主張する構築。

・アナカラージャオウガ　（2023年春～2024年冬）

《5000VT》《幻緑の双月/母なる星域》《キユリのASMラジオ》のようなパワーカードを採用したミッドレンジデッキで今回の主題。

唯一3マナで《CRYMAXジャオウガ》を出せる構築。《アーテル・ゴルギーニ》獲得で攻守の隙がなくなりデッキパワーが跳ねあがった。

アナカラージャオウガを取り巻いた環境

この項以降はRP3【魔覇革命】以降の【アナカラージャオウガ】を前提として話します。

魔覇革命リリース

この弾はまごうことなき革命でした。2024年春現在の環境もオリジナルとアドバンスともにこの弾をベースに形成されています。

《カクメイジン》《デスロード》は言わずもがな。《アーテル・ゴルギーニ》《レイクポーチャー》等現在でも最前線で戦っているカードが多数収録されています。

かく言う【アナカラージャオウガ】もこの【魔覇革命】の恩恵を多分に受けることができました。

【アナカラージャオウガ】は《アーテル・ゴルギーニ》《同期の妖精》を獲得し環境TOPへと一気に駆け上がる事となります。

相手が自分のクリーチャーを選ぶ時、可能ならこのクリーチャーを選ぶ。

メガ・ラスト・バースト（このクリーチャーが離れて、手札、マナゾーン、または墓地に置かれた時、このカードの呪文側をコストを支払わずに唱えてもよい）呪文面

Ｓ・トリガー

相手のクリーチャーを１体選び、持ち主の手札に戻す。

カードを１枚引く。

ブロッカー

W・ブレイカー

このクリーチャーが出た時、次の中から２つ選ぶ。(同じものを２回選んでもよい。)
▶相手のクリーチャーを１体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-4000する。
▶自分の山札の上から４枚を墓地に置く。
▶コスト４以下のクリーチャーを１体、自分の墓地から出す。

このクリーチャーが離れる時、かわりに自分の他のクリーチャーを１体破壊してもよい。

当時の環境は【火光サムライ】【闇単アビス】のような単面除去を多用するデッキのシェア率が高く、大地上戦環境といっても差し支えない環境でした。

（※地上戦：盤面にクリーチャーを並べて主導権の奪い合いをすること。逆に盤面が空の状態からリーサルを組むことを「空中戦」と形容することがある）

【アナカラージャオウガ】とこれらのマッチはもともとお世辞にも5分と言えず、非常に苦しいマッチアップでした。

ですがこれらの獲得により、上記不利マッチへの対面相性が大きく改善したのです。というか有利になりました。

それくらい《同期の妖精》と《アーテル・ゴルギーニ》の影響は大きく、地上戦という概念自体を揺るがすものとなったのです。

そして、これらがどう強かったのかは次項で解説していきます。

強さの理由

地上戦最強たる所以

前項で述べたように《同期の妖精》と《アーテル・ゴルギーニ》の影響が非常に大きいという話をしましたが、これは偏にこれらの持つ除去耐性（疑似的なもの込）が大きく寄与しているのです。

当時流行りの【火光サムライ】【闇単アビス】は単面除去が多く、ボードアドバンテージで戦うデッキでした。元々これらのデッキには《ボンキゴ・マイム》で戦うのが定石でしたが単面除去が多いとそうもいかず結局蹂躙されるのがオチでした。

ですが《同期の妖精》採用によりまずこの弱点が解消されました。除去を《同期の妖精》が吸いつつ除去＋ドローを行うことで強制的なテンポロスを誘発しこちらは手が進む状態を作り出せるようになります。そして使い終わった《同期の妖精》を《アーテル・ゴルギーニ》から蘇生する。といった風な動きを行うことで地上戦における完全に克服したのです。

加えて、これまでの【アナカラージャオウガ】とは違い、《アーテル・ゴルギーニ》のサイズを活かしたビートダウンもこなせるようになったのです。