【デュエマ】歴代最強デッキ選手権 Sランク ~緑単ジャックループ~



こんにちは、神結です。

久々の歴代最強デッキの更新となります。

色々表を整理していたので順番はたぶん前後しますが、今回はSランクのデッキからの紹介になります。

実際の動きは知らなくとも、名前は知っているという人も多いでしょう。「ジャックループ」になります。別名「猿ループ」。

 

今回の殿堂・プレ殿カード

《ベイB ジャック》(プレミアム殿堂) ※
《S級原始 サンマッド》
《アラゴト・ムスビ》
《大勇者「鎖風車」》

※《ベイB ジャック》は【白緑メタリカ】で大暴れした後にプレ殿行き

ジャックループの概要

ジャックループの歴史

ジャックループが表舞台に立ったのは、2017年春に開催されたGP4thからです。

以降、夏の殿堂で主要カードが殿堂となるまで、「猿ネク環境」と言われるように環境最上位として君臨することになります。

 

しかしジャックループの前身については、このGPよりもう少し前から話は始まっています。

時は2016年末、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》が登場した頃。ちょうど今のデュエプレ環境に近しい時期です。

この時期の緑単デッキを牽引していたのは、【緑単サソリス】です。

こちらは《龍覇 サソリス》から《邪帝遺跡 ボアロパゴス》を建設して戦うという方法で、2015年環境から長く第一線で戦い続けてきました。

しかしそのサソリスを持ってしてもカードパワーに押されることが増え始め、緑デッキの有識者たちは新たな活路を求めます。

「《龍覇 サソリス》と《邪帝遺跡 ボアロパゴス》無しにループ出来ないだろうか?」

《邪帝遺跡 ボアロパゴス》は建設してから使用出来るまでに1ターンのラグがあること(その間に防御力は上がるためターンは返ってきやすいですが、もちろん保障はない)や、そもそも盤面干渉や全体のゲームの速度感が上がったことから、《邪帝遺跡 ボアロパゴス》の龍解条件である盤面20の達成がかなり難易度の高いものになりつつありました。

しかし「クリーチャーを出すだけで簡単に追加のクリーチャーを出せる」という、極めて強力な援護の元に成立していたのがサソリスのループです。

いやいやいや、そんな無茶な、と。

ただ元々、《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》で2軽減を作れているときには、《アラゴト・ムスビ》や《S級原始 サンマッド》を使うと《邪帝遺跡 ボアロパゴス》抜きでも変な動きができることはサソリスをずっと使っていれば知ることが出来ました。

 

  • 自分の自然のクリーチャーの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
  • 龍解:自分のターンのはじめに、バトルゾーンに自分の自然のクリーチャーが2体以上あれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーンを離れた場合、そこに戻す)

 

  • 自分のクリーチャーの召喚コストを最大2少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。

そしてちょうどそんな時期、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の陰でヒッソリとリリースされていたカードがありました。

それが《ベイB ジャック》です。

  • バトルゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
  • W・ブレイカー
  • このクリーチャーは、自分のターンのはじめにアンタップしない。
  • 自分がカードを引いた時、自分のマナゾーンにあるカードを3枚タップしてもよい。そうしたら、このクリーチャーをアンタップする。
  • バトルゾーンにある自分のクリーチャーを、自分のマナゾーンにあるかのようにタップしてもよい。

みんな大好きですよね、このカード。

当時の印象はというと、「なんとな~くヤバいカードなのはわかるけど、どうやって使うのかはまだわからない」みたいに、恐る恐る距離間を測っている……と感じだったと記憶しています。

そしてもう1つ、パゴス抜きでパゴスのような動きが出来ると引っ張り出されたのが《蛇手の親分ゴエモンキー!》です。

  • このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのターン、自分のマナゾーンからクリーチャーを召喚してもよい。

マナから召喚できるって、やっぱりいかれてるわけで。軽減がある状態でこれを回したら、まぁなんかスゴイことになりそうなのはわかるじゃないですか(※一応、《蛇手の親分ゴエモンキー!》召喚時点でマナにあったカードしか召喚できませんが、《蛇手の親分ゴエモンキー!》自身を複数体で回すことでなんとかなったりしました)。

……と、コイツらと《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》を組み合わせることでマナゾーンからガチャガチャクリーチャーを出して回してですね、なんか《邪帝遺跡 ボアロパゴス》なくてもループできるようになったんですよ。

すごくざっくり言うと、軽減を作ってマナを増やして、《原始 サンナップ》でマナを起こしつつ、必要なカードを《S級原始 サンマッド》でマナに戻しながら、《蛇手の親分ゴエモンキー!》でカッチャカチャし、最終的に《龍覇 マリニャン》で作った《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》で山札を回復しながら《曲芸メイド・リン・ララバイ》を使ってLOさせて勝ちます。

《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》はマナは飛ばせないため、自分の不要なマナをクリーチャーとして場に置いておくことで、自分だけ山札を減らさないことが可能になるわけです。感心しますが、発想がイカれます。

というわけで、こんなに早く《邪帝遺跡 ボアロパゴス》抜きが成立してしまいました(より正確に言うと、有識者たちはもっと早くからリスト自体は成立させていたようですが、デッキとして日の目を浴びるようになったのはこの時期からだったと記憶しています)。

ちょっとこの時期があまりに過渡期だったため、リスト自体は様々な試行錯誤はあったと思いますが(なお上記のリストは、私が大好きな長月抹茶先生が2017年1月頃に公開したのを元に作成しました)、とにかく《ベイB ジャック》+《蛇手の親分ゴエモンキー!》という組み合わせでデッキになることはわかりました。

何故《蛇手の親分ゴエモンキー!》殿堂後のジャックループが「猿ループ」と呼ばれることがあるかと言うと、こうした基盤が元になっているからです。

これがだいたい、2017年の1月くらいのことでした。

ただぁ!!

デュエルマスターズ開発、ここで超有能っぷりを発揮しててですね。

なんと《蛇手の親分ゴエモンキー!》を2017年2月で殿堂にしたんですよ。

ちなみに同時に殿堂したのが《天雷王機ジョバンニX世》のプレ殿とか、《メガ・マナロック・ドラゴン》とか《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》とか。

これスゴイと思うんですよね。よく見抜いたなぁ、って。

当時の緑単、まだ生まれたての子鹿みたいなものでしたから。もしかしたら緊急で決めたのかもしれません。

 

しかし、デッキって一度0から1が生まれてしまうと、そこからの研究スピードは異次元なものになります。

これ、【マーシャルループ】の時も改めて感じました。一度見付かってしまうと、そこからは研究する人の人数も増えますし、みんなデッキに詳しいわけですから、相乗効果で新しいギミックやカードが次々と見付かるんですよ。

また当時は「緑単ループ専業」みたいな方々が何人かいらっしゃったので、本当に色々な構築・アプローチが発見されていきました。

例えばロマサイさんが《蛇手の親分ゴエモンキー!》の代替案として作った《大勇者「鎖風車」》型もまさにそれですね。

  • 進化-自分のビーストフォーク1体の上に置く。
  • W・ブレイカー
  • このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンでタップされているカードをすべて自分の手札に戻す。

といった感じで、《蛇手の親分ゴエモンキー!》殿堂後も、緑単の研究は続いていきました。

そんな中で、緑単に待望とも言えるカードが新DM第1弾「新1弾 ジョーカーズ参上!!」でリリースされます(2017年3月末)。

それが《桜風妖精ステップル》でした。

  • このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。
  • このクリーチャーが破壊された時、カードを1枚、自分のマナゾーンから墓地に置く。

生き残る《霞み妖精ジャスミン》という感じなのですが、この生き残るという事実が《ベイB ジャック》とすさまじく噛み合い、結果ジャック→ステップル→マリニャンという実質《メンデルスゾーン》のような動きが可能に。

軽減のくだりで何となく把握したかとは思いますが、このデッキって《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》さえ建っちゃえば勝つので、それを後押しする《桜風妖精ステップル》はとんでもない強化だったんですね。

 

そしてこれで完成したのが、以下で紹介する2つのタイプの【緑単ジャックループ】であり、これがGP4thでお披露目されることに。最高戦績は堂々の3位ですね。

ここで周知された【緑単ジャックループ】は以降【モルトNEXT】と環境を二分しつつも頂点に立ち、7月に《S級原始 サンマッド》、《アラゴト・ムスビ》、《大勇者「鎖風車」》が殿堂となるまで活躍し続けることになります。

ナップ型とナッツ型

さて、このデッキの話をする上で避けられない話題が《フィーバー・ナッツ》を採用した「ナッツ型」、そして《原始 サンナップ》を採用した「ナップ型」と二種類のタイプが存在していることでしょう。

リストはそれぞれこんな感じ。

 

主に関西で流行していたのが、ウスラトンカチ先生が作った「ナッツ型」で、関東で流行していたのがハザマさんの作った「ナップ型(俗にHZM48と言われる)」ものになります。

ナッツ型は《フィーバー・ナッツ》の存在に、よってほぼどんな状況からも2軽減を作ることができます。そのため、かなり高い確度でループに入れます。

一方ナップ型はというと《獣軍隊 ヤドック》の存在によって《スクランブル・チェンジ》や《メガ・マグマ・ドラゴン》といったカードに強く、《原始 サンナップ》自身を打点に変換しやすいため【モルトNEXT】に勝ちやすく、同デッキが多かった関東においてはナップ型が勝るとされていました。

まぁそもそもナップ型が「ハザマさんの依頼で緑単の研究をするんだけど、《フィーバー・ナッツ》を持っていなかったからとりあえず《原始 サンナップ》で回してたら、なんかこっちの方がNEXTに勝ちやすいことがわかった」みたいな経緯で開発されているので……。

私はナッツ型をそこまで回したことはないのですが、有識者曰くループと殴る比率は9:1くらいでループ勝ちするそうです。

ナップ型は軽減の枚数が足りてない問題については実際その通りではあり、特に《神秘の集う遺跡 エウル=ブッカ》が龍解出来ない状況でターンが返ってきた場合、《フィーバー・ナッツ》型なら結構簡単にループに移行できると思います(ナップ型が入らないというわけではない)。ちなみにナッツは相手のクリーチャーも軽減するので、取り扱いは注意です。

対してナップ型はナッツに比べて殴る頻度が高く、3割くらいは殴っている気がします。

殴るにしても《獣軍隊 ヤドック》の存在が大きく、《熱血龍 バトクロス・バトル》とか《閃光の守護者ホーリー》とかを実質的に無効化できますし、《大勇者「鎖風車」》の2点とか、《原始 サンナップ》+《S級原始 サンマッド》の即時3点など、打点は間違いなく生成しやすかったんですよね。

どっちがデッキとして優れているかという話になると、関西の人はナッツ型って答えるし関東の人はナップ型って答えるので決着は付かないのですが、当時はいまに比べて関東と関西は対抗意識といいますか、バチバチにやり合う空気感が残っていたので、当時の雰囲気を少しでも感じ取って貰えれば嬉しいです。

 

なお実際に動いている【ジャックループ】を観たい方は、ぜひこちらの動画をご覧ください。

ジャックループの評価

俗に「猿ネク環境」と言われたのが、2017年4月~2017年7月の3ヶ月でしょう。

【モルトNEXT】とどっちが強かった?と訊かれたら猿って答えます。【モルトNEXT】の存在が否定している範囲が、自分より遅いミッドレンジデッキになると思うんですが、【ジャックループ】は自分より遅いデッキを全て否定していますからね。

よく言われるのが「猿とNEXTは互いに弱点とするデッキに強かったため環境が固定化された」ということですが、振り返って思うとこれは半分は正しいでしょう。ただその上で、「恩恵受けたのって流石にNEXT側の方が大きくね?」とは思うのです。

NEXTがやりたくないガチガチの受けデッキをジャックループは否定するのに対して、ジャックループがそこまで対戦したくない「盤面干渉が強いデッキ」というはそこまで存在していないからですね。せいぜいバイクくらいじゃないですかね。でも安定感で最後はジャック勝っちゃうんだよな。

というわけで、デッキの安定感や確殺度合い、更に環境やプレイヤーモチベ、後に与えた影響なども総合的に考えて、【ジャックループ】はSとさせていただきます。

余談ですが、当時ってまだWHF(ワホビ)で殿堂発表していたんですよね。

WHFって土日にやっているわけなんで、その日はCSやっていたんですけど。Twitterで「《S級原始 サンマッド》、《アラゴト・ムスビ》、《大勇者「鎖風車」》が殿堂」と流れてきたときにはCS会場は大盛り上がりで。何故かプレイヤー同士でハイタッチしている、なんて光景もありました。

気持ちはめっちゃわかる。

あの、ガチカジュアル分け隔て無くですね、少なくともCSプレイヤーからも普通に嫌われているデッキではありました、緑単ジャックループ。

でもですよ、一定の人は思った筈なんですよね。「あれ、《ベイB ジャック》って許されたんだ」って。

緑単ジャックループが消えて束の間、また新たな《ベイB ジャック》デッキが生み出されることにはなりますが、それはまた別の話。

【デュエマ】歴代最強デッキ選手権 Sランク ~光自然メタリカ篇~

まとめ

というわけで今回は【緑単ジャックループ】でした。

私は当時ループデッキに対して強い抵抗があったのであんまり回してないんですよね。プレイヤースキル的に追い付いてなかったんですよ。

当時はループルートそのものをデッキ構造やループの仕組みからじゃなくて、全部暗記しようとするから途中でイレギュラーあるとテンパるんです。

私がこれを克服できるようになったのって【ダンタルサガ】以降のことなんで、改めて過去のループに向き合うのも悪くないのかもしれません。いま見ると結構スッと頭に入ってきたので。

 

というわけで、今回はここまで。

また次回の記事でお会いしましょう。それではまた。


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