【新カード解説】《Dの隠家 ザトー・オブ・ウラギリガクレ》の魅力をたっぷりご紹介!

わしらには救えぬものシリーズ



こんにちは、神結です。

最強戦略!!ドラリンパックがいよいよ発売されましたね。私もやや少なめですが2箱ほど剥いてみました。

前情報とかでなかったカードとかも色々あったのですが、そんな中で僕が当たったのはこのカードでした。

《Dの隠家 ザトー・オブ・ウラギリガクレ》

・自分のシノビがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引く。
・各ターンの終わりに、自分のシノビをバトルゾーンまたは手札から1体選び、このD2フィールドの下に重ねてもよい。
(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)

**Dスイッチ:相手のターンの終わりに、このD2フィールドの下にシノビが8枚以上あれば、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、各プレイヤーは、バトルゾーンとシールドゾーンにある自身のカードをすべて、山札に加えてシャッフルする。

新規のD2フィールドで、ドラリンパックにも多かったシノビ系のサポートカードですね。効果を一つずつ確認していきましょう。

ウラギリガクレの効果について!

まず一つ目が自分のシノビを出したときに起動するドロー効果です。対象はシノビなので、ニンジャ・ストライクの有無は関係ありません。ですので《斬隠蒼頭龍バイケン》や《土隠雲の超人》みたいなカードをプレイした時もドローすることになりますが、ドローは強制効果です。

二つ目は書いてある通り、各ターンの終了時に自分の手札か場にあるシノビをこのウラギリガクレの下に仕込めるというものです。意味合いとしてはニンジャ・ストライクで使ったシノビを山下に行く代わりにこの下に入れることが出来ますよ~といった所でしょうか。ただいずれのターンにせよ攻撃orブロックが発生しないとニンジャは起動出来ないので、手札からも仕込めるようになっているのだろうと思います。

D2フィールドの下にカードを入れるというギミックはこれまで存在せず、そういった意味では非常に斬新なカードと言えるでしょう。ただし仕込めるカードは各ターン1体のみです。また仕込んだ際にドロー出来たり、といった特典も特にありません。

そして実質的な三つ目の効果にあたるDスイッチについても見ていきましょう。

ここで二つ目の効果の意味合いがようやくわかるようになっておりまして、D2フィールドの下にカードが8枚あると起動して各プレイヤーの盤面とシールドを山札に送還します。手札に干渉しない《オールデリート》みたいな感じと言えばわかりやすいでしょうか。

 

いかがだったでしょうか?

今回はウラギリガクレの効果を確認してきました!

そうですね、このカードに評価を例えるとしたら……リトルマックの空中技みたいな感じかなーっと思います。

それでは皆さん、次回の記事でお会いしましょう!

 

ウラギリガクレくん。

よっわ、何やコイツ。

ドロー効果は一見まともに見えるので「まあ5コストでシノビを出す度にドロー出来るカードだと思えば……」って考え方はなくもないですが、それってもはや《ハッスル・キャッスル》の劣化なんですよね。ドロー範囲狭い、剥がされやすい、ドローは強制。いいとこなくないか?

そして何よりこのカードを弱小たらしめているのはDスイッチ絡みの2つの効果ですね。

まずコイツ5マナなんですよ。貼れるのって4ターン目くらいからじゃないですか。

そしてこのカードは何故かD2フィールドなんですよね。

剥がされやすい、貼り直しやすいが魅力のD2フィールドで、ターン維持を前提としたカードをデザインするのおかしくないか???

まあターン維持は100000000歩譲って仕方ないデザインかなぁと思うにせよ、効果起動まで8枚ですよ8枚。

つまりこのカードを貼ってから4ターンも維持しないといけない訳です。

現代デュエマで4ターン維持とか正気の沙汰じゃないですよ。まず4ターン生き残るのだけでも難しいのに、その間ずっとシノビを仕込み続けなきゃいけません。ちなみに途中でD2貼り直しされるとリセットです。《卍 新世壊 卍》みたいに特殊なフィールドじゃ駄目だったん?

お前実は結構強かったんだな……。

ちなみにここまで苦労をしてDスイッチを起動してもまだ勝てないんですよね。

盤面とシールドのリセットしか出来ないんですよ。打点は別途用意する必要があります。ここまでやっても勝たせてくれんのか?

例えば《伝説の禁断 ドキンダムX》を用意しておけば疑似的な禁断オールデリートみたいなことはできますけど、何故か相手の手札は飛ばさないのでシノビで耐えられて死にます。シノビの奥義みたいなフィールドなのに相手の忍者に屈するのって、それでええんか?

さらに余談ですがウラギリガクレドキンダム、初期に山札を実質7枚削ってマナをニンジャ・ストライク用に7~8枚用意してD2の下に8枚のシノビを用意して、シノビを出す度にドローしなければならないので、どう考えても山札足りません。なんでドロー強制にしたんだよ。

というかここまでやるなら普通にデリート打った方が強いと思うんですよね。

どうしてこうなった?



Q.救えますか?

A.スイッチについては無理では?

なんかDスチッチは起動しない上に起動しても即勝ちに繋がる訳ではないという異次元カードですので、Dスイッチを目指してデッキを作るのはかなり絶望的な気がしています。

いっそのことD2フィールドの下にカードが入るという唯一無二の特性を生かしてマナに飛ばして大量ブーストしたり、自分からD2貼って墓地にシノビを複数送って回収したり、みたいなちょっと特殊な使い方を考える方が現実的じゃないでしょうか。



というわけで今回はウラギリガクレの話でした。

ドラリンパックはちょっと不思議なカードも多いので、今後も話題にしていくかと思いますのでよろしくお願いします。

 

それでは、また。