【デュエプレ】5/17 ランクマ環境の主なデッキまとめ

こんにちは、神結です。

今回は以前から予告していましたデュエプレの話になります。

ですが各デッキの詳細解説の前に、まずは現環境にどんなデッキがあるのかについて、まとめておきたいと思います。

というわけで今回は、いくつかのサンプルリストとともにボルバル杯の環境について簡単に整理しておきましょう。



ボルバル杯環境概要

カオスなボルバル環境

5/7の《ダイヤモンド・ブリザード》のナーフ後、デュエプレの環境はかなり混沌した様相を呈しています。

確かに大方の予想通りブリザードの後退によって《無双竜機ボルバルザーク》が頂点に立つには立ったのですが、問題はそのボルバルの型が余りに多いということです。

ナーフ前から健在の《神滅竜騎ガルザーク》で場を制して《無双竜機ボルバルザーク》で締めるという極めてヒロイックなデッキである【デアリドラゴン】、アグロ耐性に不安を抱えていたもののブリザードの後退によって瞬く間に台頭した白抜きの【4cボルバルコン】、ブライゼシュートから着想を得たトリガーによるカウンター要素を内蔵する【ブライゼボルバル】、白のブロッカーや《聖天使グライス・メジキューラ》を生かすことでアグロ耐性にも自信を見せる【リースボルバル】や、リースが出来ない手札への干渉要素を足した【ネクラボルバル】(青抜き4cボルバル)、そして前環境の優等生だった青黒バロムにボルバルを足した【青黒バロムボルバル】……。

まさにボルバルカップの名に相応しい環境と言えるでしょう。

 

その他のデッキ

もっとも、その他のデッキが全く存在しないかというとそうでもありません。

第3弾リリース前から評判の高かった【赤緑アグロ】はブリザードに勝てずに一時期環境から姿を消したものの、ブリザードのナーフに伴って台頭。ここに来て本領を発揮しつつあります。

またナーフされたと言えど【青緑ブリザード】も未だ健在で、前環境の最強カードである《アストラル・リーフ》などと手を組んだりしつつ、台頭の機会を窺っています。

また多くのブロッカーと《光器ペトローバ》を採用出来る【ドロマーイニシエート】も充分戦う力を持っていると言えます。フィニッシュにこそやや難点を抱えていますが、《電脳聖者タージマル》や《電脳聖者エストール》などで相手の攻めを切らせるような戦いも可能になってきました。まさにコントロールの本懐と言えるでしょう。

 

雑感

現在は「ボルバル vs その他」というよりも「ボルバルコン vs その他のボルバル vs その他」といった様子になっています。

日々行われている有志による大会結果などを参照すると、「いかにボルバルに強いボルバルを作るか」といったプレイヤーの工夫も見られます。《覚醒のタンザナイト》が使われたなどというのも、その例の一つと言っていいかもしれません。

ただし「混沌」と表現したように、環境はまだ洗練としていません。アーキタイプやリストがスッキリとしてくるには、或いはあと1~2週間ほどは必要になるのかもしれません。



サンプルデッキ集

上記で挙げたアーキタイプについて、サンプルとなるリストをいくつか掲載しておこうと思います(なおリストは筆者が対戦した経験などを元にサンプル用として作成しています)。

白抜き4cボルバル

ハンデス、除去、手札補充などをバランス良く積んだ王道のようなコントロールデッキ。《エマージェンシー・タイフーン》+《緑神龍アーク・デラセルナ》のパッケージは他の手札補充カードで代用可能。墓地回収カードなども搭載出来るか。

ちなみにここまでトリガーを積んでもブロッカーなどを効率よく搭載出来ないためアグロ耐性は他と比べてやや低め。

 

ネクラ(青抜き4c)ボルバル

防御力に優れたリースボルバルを軸に、ハンデスを足してコントロール寄りに動けるようにしたもの。これは《ロスト・ソウル》を採用しているため《青銅の鎧》で速度を上げる構築にしているが、《ブルーレイザー・ビートル》で盤面を取りにいくタイプもある。除去を増やしたい場合は《ナチュラル・トラップ》などを。《汽車男》は比較的自由度の高い枠なので他のカードで代用可。

リソースを《二角の超人》に頼ることが多くなるため、ハンデス系に弱いのはマイナス要素。

 

ブライゼボルバル

こちらはブライゼシュートと合わせたボルバル。但し《黒神龍ブライゼナーガ》の出番はほとんどない。

基本的にトリガークリーチャーや除去を打ち続けながら9ターンを耐えてボルバルで決める、というコンセプト。《荒野の猛進》は《ナチュラル・トラップ》などもありか。

パワーラインが低いため《バースト・ショット》などで散り散りになりやすいので、出来れば《光器ペトローバ》はプレイしたい。

トリガーカード主体のため当然アグロには高い耐性を見せるが、反面やはりコントロールには課題を残す。

 

赤緑アグロ

見ての通り、男の道。比較的パワーラインを高く保てるのが魅力。《奇襲兵ブルレイザー》は《クック・ポロン》辺りと環境に応じて変えることになる。相手のデッキと踏む場所次第では3~4トリでも貫通することがあるが、やはり1点サファーラス盾スパークは大敵。

デッキとしても非常に安いのでオススメ。まずは環境を知りたい! などという時には使ってみるのもありだろう。

 

イニシエート

防御とハンデスに振ったイニシエート。

特にその防御力には目を見張るものがあり、《電脳聖者タージマル》と《聖天使グライス・メジキューラ》を同時に使える貴重なデッキでもある。シールドを増やすことも可能なので、多少事故ってもリカバリーが可能。

ただし攻撃力はやや低め。ボルバル以外にはほぼ敵無しだと思うので、今後の改良が期待される。

 

まとめ

というわけで、今回はボルバル杯とその環境について、概要やサンプルリストを紹介して整理してみました。

繰り返しにはなりますが、現在は「ボルバルvsボルバルvsその他」という、極めて混沌とした環境です。様々なリストが飛び交っており、しばらくはこの状況が続くと思われます。

私も今後、試合をしながら各デッキの解説記事も書いていく予定です。よろしくお願いします。

 

それでは今日はここで。