例の77万7000円オリパから学ぶ【福袋】

緒言：
ミキプルさんがバトロコの77万7000円オリパでそこそこの死に方をしてまぁまぁ炎上してます。
以下ネタバレ入るので先に本編見たい方はこちらからどうぞ。

はい。というわけで77万7000円オリパを買って73万相当の賞品が戻ってきているのでマイナス4万7000円ってとこですね。

ぶっちゃけ普通にオリパとして考えたら還元率94%なんで別に酷いオリパにはなりません。むしろ優良オリパの数値です。

じゃあ何が悪かったかっていうとこれが【福袋】であり【目玉商品】だった点です。

そもそも福袋ってのは言ってしまえば【売れなかった在庫品を詰め合わせてお得価格で売ったもの】ってなわけです。不良在庫纏め売りするんだから基本的に金額上はプラスに見えるようにやっておかないとただゴミを高く買わされるだけになるのでそりゃ荒れるってもんです。

注意：
【福袋】：トレカに加えてプレイマットや構築済みデッキ、スリーブなどのサプライ品を片っ端から突っ込んだもの
【福袋オリパ】：トレカのみを入れたオリジナルパックのこと。

トレカとサプライ品の一番の違いは【定価があるかどうか】です。
例えば3000円するトレカと3000円するプレイマット（サプライ品）があったとしましょう。

これらが両方値下がりし2000円の価値しかなくなってしまったとします。ここで質問です。このタイミングで2500円の福袋を作成しました。

・一方には3000円→2000円に値下がりしたトレカが入っています。
・一方には定価3000円ですがメルカリで2000円として流通しているプレイマットが入っています。

価値的には両方同じ【2000円】ですが…

・プレイマットは定価3000円なので一応見かけ上は＋500円です。
・トレカは現在2000円の価値しかないので見たまんま-500円です。

つまり【福袋】は定価で売れなくなったサプライ品を都合よく定価でカウントすることによってお得に見えるようになる詰め合わせ品なんですよ。
だから定価が存在しないトレカのみで構成された【福袋オリパ】だとこのロジックが使えないんですよね。

というわけで僕自身の結論としては
定価で売れなくなったサプライ品も入ってる【福袋】は店からしたら「在庫処理さえできたらいいや」的な感じで出すのが普通なので、これで合計金額を下回るのは怒っていい。

但し、トレカのみが入ってる【福袋オリパ】で合計金額を下回ることが許されなかったら無駄に店が赤字を被るだけだからこれは許そうよ。って感じ。

だから【福袋オリパ】買って「福袋で元金返ってこなかった。〇〇は詐欺」みたいなこと言ってる人いますが、それは流石に店側が可哀そうだから勘弁してやってよ。

閑話休題。

本編のオリパですが、一見してサプライ品が入ってるので【福袋】に分類されます。ただ77万という金額に対してサプライ品の合計金額がせいぜい1~２万なのでほぼほぼ【福袋オリパ】と言えなくもありません。

じゃあ何が問題なのか。理由は僕が思うに2つあります。

1,数十万のカードは実質不良在庫

「何言ってんだこいつ」って思われるかもしれませんが、GPプロモの価格って大体40～50万しますよね。でもこのクラスのカード買う人って滅っっっっっ多にいないじゃないですか。今回のオリパに入ってた5000GTのGPverなんて歴代の中でも人気無い方ですし。

そうなると言ってしまえば宝の持ち腐れなわけで実質不良在庫と考えるのが妥当になります。だって売れないんだもん。

そんなカードが折角捌けるんだからそれなら多少なりともプラスがでるように設定すべきかなと思いました。

2,目玉商品で損益出すのはイメージ悪すぎ

今回の77万7000円オリパってのはバトロコ内でも相当な目玉商品だったはず。しかもこんな超高額オリパ買う人なんか大体YouTuberだから拡散されるのなんかぶっちゃけ目に見えてます。
そんな拡散力のある人が目玉商品で損益を出したことを動画にUPするとどうなるか…

こうなるんですね（？）。

簡潔に言うと他のオリパも期待できないんだろうなと思っちゃうわけで売り上げに響きますし、イメージも相当悪くなります。

というわけで皆さん。福袋に入ってるのは福だけじゃないことをしっかりと理解して新年を迎えましょう。現場からは以上です。