【デュエマ】キーワード能力解説 No.16「バズレンダ」

 こんにちは、神結です。

 2022年度も終わりました。新年度に向けて、皆様そわそわしているかもしれません。

 卒業・就職する皆様におかれましては、本当におめでとうございます。環境が激変するかもしれませんが、少し経てば慣れてきます。頑張りましょう。

 進級する皆様は、新しいことにチャレンジすることも多いかと思いますので、やはり頑張っていきましょう。

 特に変わり映えはないけど、1つ年を重ねることになる皆様は、本当にお疲れ様です。はい、今年度も頑張っていきましょう。

 

 というわけで、キーワード能力解説の第16回です。

 今回紹介するのも十王篇から、「バズレンダ」になります。それではどうぞ。



キーワード能力説明

バズレンダ [cc02](この呪文のコストを支払う時、追加で[cc02]を好きな回数支払ってもよい。その[OL]能力を1回と、追加で[cc02]支払った回数、使う)
[OL]自分の山札の上から2枚をタップしてマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻す。

 バズレンダはチームウェイブが持つキーワード能力で、「バズレンダn」(nは数字)と表記されます。

 「nマナを追加コストを支払うことで、もう一度同じ効果を使える」というものです。

 具体的に言うと、上の《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》であれば、通常では4コストで唱えられます。ですがバズレンダを1回使って6コストで唱えると、「自分の山札の上から2枚をタップしてマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻す。」の部分を2回使えるわけです。

 追加コストは何回分払っても問題ありません。8コストで唱えれば、3回分効果が使えます。チームウェイブは青緑(シミックカラー、なんてMtGでは読んだりします)のリソースを伸ばすことに長けたカラーリングなので、バズレンダはかなり狙って使うことが出来ます

 ちなみにチームウェイブ(もとい、バズレンダ持ち)にはマナを伸ばした先に《ロールモデルタイガー》とか《コスパンダメソッド》といったカードが存在しているので、「バズレンダデッキ」は現実的に作成可能だったりします。

「バズレンダ」の代表的なカード

《ウマキン☆プロジェクト》&《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》

  • バズレンダ [cc02](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で [cc02]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、その{OL} 能力を1回と、追加で [cc02]支払った回数、使う)
    {OL}自分の山札の上から2枚を見る。そのうちの1枚を手札に加え、もう1枚をタップしてマナゾーンに置く。
  • パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
  • 自分のマナゾーンにあるカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。

バズレンダ [cc02](この呪文のコストを支払う時、追加で[cc02]を好きな回数支払ってもよい。その[OL]能力を1回と、追加で[cc02]支払った回数、使う)
[OL]自分の山札の上から2枚をタップしてマナゾーンに置く。その後、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻す。

 共に代表的なバズレンダのカードで、主に中盤戦でのブーストを担います。

 特に【青緑Gジョラゴン】なんかでは合わせて8枚デッキに投入されており、《終末の監視者 ジ・ウォッチ》の着地のサポートや、《MAX-Gジョラゴン》+《自然の四君子 ガイアハザード》の状況を作り出すのに大活躍しております。《自然の四君子 ガイアハザード》で逃げるためにマナを伸ばすんですけど、このカードがなかったらちょっと実現しないでしょうね。

 また、《【マニフェスト】チームウェイブを救いたい【聞け】》は《MAX-Gジョラゴン》で使った《自然の四君子 ガイアハザード》の再利用をするのにも役立ってくれています。

 個人的には4マナで撃つよりも、6マナ払って1バズレンダ状態で使うのがかなり強いと思っています。

《ソーシャル・マニフェストⅡ世》

  • バズレンダ [cc03](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で[cc03]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、その[OL]能力を1回と、追加で[cc03]支払った回数、使う)
    [OL]自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、コスト7以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分のマナゾーンから唱えてもよい。
  • W・ブレイカー

 【5cネバー】などで使用されているカードです。

 序中盤は《ナウ・オア・ネバー》と組み合わせてマナから《ドンドン火噴くナウ》や《ロスト・Re:ソウル》などを撃ってテンポを取れます。

 ゲーム終盤になるとバズレンダが本領を発揮し、《魔天降臨》+《ロスト・Re:ソウル》や《「本日のラッキーナンバー!」》を同時撃ち出来るようになるため、結構エグいことが起こってゲームが終わらせることの出来るカードへと変貌します。

《水の魔術師マジックス》

  • バズレンダ [cc01](このクリーチャーのコストを支払う時、追加で[cc01]を好きな回数支払ってもよい。このクリーチャーが出た時、その[OL]能力を1回と、追加で[cc01]支払った回数、使う)
    [OL]呪文を1枚、自分の墓地から手札に戻す。
  • このクリーチャーの[OL]能力を使った時、それがこのターン中3回目なら、コストの合計が6以下になるよう、呪文を2枚まで自分の手札から選び、コストを支払わずに唱えてもよい。

 基本的には墓地から呪文を回収するカードなのですが、バズレンダを2回使って6マナで出すと、追加で呪文を手札から唱えられるようになります。回収した呪文の即撃ちも可能です。普通に使うと《魔光王機デ・バウラ伯》ですが、バズレンダを2回使用することで柔軟性の高いサイクリカみたいなカードに変貌するわけです。

 私は特にこのカードが好きで、《レアリティ・レジスタンス》を半永久的に撃って遅延しながら《水上第九院 シャコガイル》で勝つタイプの【アナシャコ】とか、《沸天混成 ジョバンセン・ガロウズ》のサポート役になっている【4cジョバンセンガロウズ】とかを一時期使っていました。

ちょっと「バズレンダ」に語らせてくれないか

 「よく使われるカード」の方に見覚えのあるカードが並んでいて察したかと思いますが、バズレンダのカードはかなり強いて汎用性も高いです。特に私はビッグマナ系のデッキがかなり好きなので、何度もお世話になっています。

 じゃあどうしてバズレンダのカードが使われているかと言いますと、ビッグマナの構造的な弱点を補っている点が挙げられるでしょう(以下、だいぶ語ります)。

 例えばアグロ系のデッキは基本的に「低コストの優秀なアタッカー」でデッキが固められているため、どんな手札が来てもある程度戦えるようになっています。

 しかしビッグマナのデッキは初動、中盤のリソースカード、フィニッシャーといった「引いたターンによって強さが違いすぎるカード」がデッキに同居しています。

 例えば11マナある状態で引く《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》は強いですけど、初期手札にいてもチャージされるだけです。逆に《フェアリー・ライフ》は初手にあると嬉しいですけど、ゲーム終盤でトップで引いても苦い顔になるだけですよね?

 これによる問題は幾つかあって、引きムラが発生してしまうというのはどうしょうもないのですが、一番厳しいのは「初動、中盤のリソースカード、フィニッシャーをそれぞれ採用するので、枠がカツカツになるし、どれかを減らすとデッキがマトモに機能しない」という点にあると思っています。

 中盤のリソースカードというのは本当に大事で、当たり前ですけど初手の手札から《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》の着地までを見据えるのは無理です。なので、何処かで手札を補充するかビッグブーストを撃って中盤を省略する必要があります。「初動しか引かなくて、6マナ辺りで何か困ってるビッグマナの動き」は皆さん一度は見たことあると思います。

 長らくビッグマナはこの中盤のリソースを外部ゾーンのカードに頼ってきました。《魂の大番長「四つ牙」》とか、《龍波動空母 エビデゴラス》とかがそれに該当します。ビッグマナとしてはなるべく枠を空けるために、役割の多い超次元呪文だったり、一度出したらほぼ除去されない置きドロソを設置できるカードを採用するわけです。

 ところが現在、外部ゾーンのないオリジナルというレギュレーションが存在し、主流となっています。これだとやっぱり密度の高い40枚のデッキと戦うときに、構造から不利になっちゃうんですよ。

 ですが、このバズレンダのカードがあれば話が変わります。なんせ、1枚で複数の役割を担えるんです。

 ウマキンなんかは顕著ですが、4マナで《フェアリー・シャワー》になりますし、6コストで使って《インフェル星樹》に近いような使い方も出来ます。《【神回】バズレンダでマナが大変なことに?!【驚愕】》はライフであり、イントゥでもあるんです。序盤に引いても中盤に引いても使い所があるんです。

 これはもう少し上のコストの《ソーシャル・マニフェストⅡ世》なんかもそうで、リソースカードからフィニッシャーとしてまで、中盤以降であればどういった運用にも耐えられます。1枚で出来ることが相当増えて、デッキの自由度を上げてくれているんですね。

 つまりビッグマナが抱えていた「デッキの枠足りん上に引きムラが大きい」という根本的な問題に対して、バズレンダは救世主となっています。伊達に救いたいと言ってるだけじゃないんですよ。

 バズレンダを使う使わない、使うとしても何回使うかといった選択肢が存在するので最初は少し戸惑う部分もあるかもしれませんが、選択肢が多いということの裏返しでもあります。

 幸いなことに、バズレンダ系のカードは「バズレンダなし」の状況で使っても、そのコストに見合う仕事はしてくれます。ここを下げられているとただの器用貧乏で終わってしまっていたんですが、通常のカードとしても全然悪くないというのが、よく使われる要因だったと思います。

 何より難しく考えなくても、別に「マナがいっぱいあったので効果もいっぱい使いました!」としたところで、そんなに悪いことは起こらないですからね。「選択肢が多い中では、裏目も少なく難しくない部類」のものだと思っています。

 

 そんなわけなので、個人的にはバズレンダはかなり高評価です。

 まー評価としては8くらい。強すぎということはないですが、積年の課題を(ツインパクトと共に)解決してくれた、偉大なキーワード能力でした。

 普通に使っても悪くない、選択の幅も出る、マナがたくさんあればご褒美もある。かなりバランスのいいラインなんじゃないでしょうか。

 

 というわけで、今回はここまで。

 次回は「アバレチェーン」になります。それでは、また。

 


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