(ほぼ)#毎日クソデッキ Vol.37 〜KM構築録・ダイナボルト編:全てはDの名の下に〜

 どうも、レッドことyk800です。少しお久しぶり。

 コロコロ発売から週末も挟んでキリのいい月曜日ということで、今日から新カードを使ったデッキをガンガン組んでいきたいと思います。みなさん、コロコロコミック6月号は読みましたか?

 もうね、やばいカードてんこもりでめちゃくちゃテンション上がりましたね。十王篇第1弾の時にも思いましたが、GRとは別ベクトルでデュエマ新時代に突入した感がひしひしと伝わってきます。
 個人的にチーム銀河推しなんですが、<ギャラクシールド>まわりのサポートカードが爆発的なインフレを起こしているので、次弾はめちゃくちゃ注目度高いですね。《「正義帝」》も密かにとんでもないこと書いてるよ。

 新カードについての情報はこちらにまとまっていますが、キングマスター3種の超絶かっこいいイラストが見られるので、ぜひ本誌の方も買ってみてくださいね。

 特濃情報が供給されてモチベは爆上がり。土日の間にたくさんデッキを組んできたので、しばらく更新が続くかと思います。まず、今日から3更新の間は、目玉となるキングマスターカードにターゲットを絞ってデッキを組んでいきますよ!



 というわけで最初にピックアップするのは、パックにその名を冠された本命中の本命。《爆龍皇 ダイナボルト》!
 まずはその能力を改めてチェックしていきましょう。

《爆龍皇 ダイナボルト》 赤/白 (7)
クリーチャー:ダイナマイト・ドラゴン/チームボンバー 9500

・スピードアタッカー
・Wブレイカー
<Wマジボンバー6>(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から2枚見る。コスト6以下のクリーチャーを2体まで、その山札の2枚または自分の手札から選び、バトルゾーンに出す。見た山札の残りを好きな順序で山札の一番上に戻す)

 シンプル・イズ・ベストを体現したかのような簡潔なテキストに、溢れるワクワク感。あまりにもシンプルすぎて言うことがないレベルなのはなかなかにライター殺しです。出てすぐ殴って横に2体並べば弱いわけがないんだよな。

 このカードのキモはこのカード自身ではなく、むしろ「<Wマジボンバー>とかいう無限の可能性を秘めた能力で何を出すか?」という部分に集約されそうです。では早速デッキ構築を開始していきましょう!

 コスト7という絶妙な重さが気になるこのカードですが、このカードを使うための指針はドッキングパックですでに示されています。

新アート、かっこいいよね

 そう、《ドラゴンズ・サイン》。

 《ダイナボルト》を出すために再録されたとしか思えないこのカード、ここで使わずしていつ使うのか。意気揚々と《ドラゴンズ・サイン》を4枚積み、せっかくだから他の光のコスト7のドラゴンも積んで……んん?

 ここでもう一度《ダイナボルト》のテキストを確認しましょう。

<Wマジボンバー6>(このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から2枚見る。コスト6以下のクリーチャーを2体まで、その山札の2枚または自分の手札から選び、バトルゾーンに出す。見た山札の残りを好きな順序で山札の一番上に戻す)

 もしかしてだけど、コスト7の光ドラゴンって積んだら積んだだけ《ダイナボルト》の出力下がらない???

 もちろん両立はできます。できますが、ただでさえハンドキープしてる余裕がない《ドラサイ》コンボでデッキトップの出力も落とすのは、やはり無謀と言いたくなってしまいます。

 ま、まだコスト6の光ドラゴンがあるし……! と一縷の望みをかけて検索してみますが、《龍装の調べ 初不/ホーリー・スパーク》以外にロクなカードがないという事実を突き付けられて撤退。

 そのまま《ドラゴンズ・サイン》と《ダイナボルト》を4:4で採用しても悪くはない。悪くはないけど面白くはならない。

 似たようなコンボとして《“必駆”蛮触礼亞》+《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》がありますが、あちらは3マナで撃てて、なおかつ《“覇道”》が単体でゲームを終わらせうるフィニッシャーだからこそ成り立っているコンボです。
 <Wマジボンバー6>の踏み倒し先に強さを依存する《ダイナボルト》で似た理論を使ってもうまくは行かないでしょう。

 《ドラゴンズ・サイン》の線は諦めるしかないのか……と未練がましくコスト6の光ドラゴンを漁っていると……不思議なもので、そんなときこそ見つけてしまうものなんですよね。《ダイナボルト》を完璧に輝かせる1枚。

(※《U・S・A・HOOD》は《電龍 ヴェヴェロキラー》、《聖龍ボルシャック・ウルフェウス》は《爆龍皇 ダイナボルト》に差し代わります)

 「“D”ynavolt」、「“D”ragon」、全てはDの名の下に。

 実は《ダイナボルト》のデッキを組むにあたって、「《ドラサイ》微妙に噛み合わない問題」と同じくらいにビルダーの頭を悩ませるのが「《DOOOPPLER・マクーレ》強すぎ問題」でした。

 <マジボンバー7>は単に範囲が広いというだけでなく、《マクーレ》自身のコスト帯と被っているのが強い。《マクーレ》を出すための各種踏み倒し手段を《マクーレ》から踏み倒したいカードを直接出すのにも使えるので、柔軟な動きをできるのが《マクーレ》を使ったデッキの強みでした。

 単純にコスト6と7の間にカードパワーの隔たりがあることも含め、横展開して殴るだけなら《マクーレ》の下位互換になってしまいます。

 《マクーレ》との差別化を図るなら、「2体を同時に出せる」「ドラゴンである」あたりの強みをフィーチャーしたいところです。

 まず、「ドラゴンである」利点を最大限活かすために《メンデルスゾーン》4枚から構築をスタート。これに《フェアリー・ギフト》や《スクランブル・チェンジ》を噛ませることで最速で3ターン目に《ダイナボルト》が着地できるようになります。

 そして、次なるドラゴンの強みとして挙げられるのが、「ドラゴンからの進化」。《アルカディアス D》で呪文を止めながらのビートダウンを遂行できるようになるのは独自の強みと言えそうです。

 《ダイナボルト》の上に直接に重ねられるだけでなく、《トップ・オブ・ロマネスク》などの他の光ドラゴンと一緒に出すことでSA3打点を作れるのも<Wマジボンバー>との相性が良く、強力です。

 そして、2体を同時に出せる点を最大限生かしてくれるのが《電龍 ヴェヴェロキラー》。

《電龍 ヴェヴェロキラー》 赤/白 (5)
クリーチャー:ニトロ・ドラゴン/チームボンバー 5500

・ブロッカー
・スピードアタッカー
・クリーチャーの攻撃の終わりに、それがこのターン最初の攻撃なら、自分のクリーチャーを1体アンタップする。

 《ダイナボルト》で殴る時に《アルカディアス D》と《ヴェヴェロキラー》を出すと、《アルカディアス D》になった《ダイナボルト》が3点、《ヴェヴェロキラー》で《アルカディアス D》をアンタップしてもう3点。相手のシールドが6枚以下なら《ヴェヴェロキラー》がそのままダイレクトアタックまで。

 要求値はそれなりにありますが、《アルカディアス D》+《ヴェヴェロキラー》のコンボが決まれば「盤面0から呪文ロック込みのワンショット」が成立するのがこのデッキ最大の強みになっています。

 ここで覚えておきたいのが、<マジボンバー>による進化クリーチャーの踏み倒しは侵略や革命チェンジと違って、

⒈攻撃の開始時に手札にある必要がなく、
⒉革命チェンジなどで入れ替わったクリーチャーにも進化できる

という特徴がある点。

 4枚搭載された《ミア・ダママ》はブーストカードとしての役割はあまり期待しておらず、基本的にはコンボ補助用のカードです。
 このカードを《ダイナボルト》から革命チェンジさせると、マナに埋まったコンボパーツを手札に戻しつつの<Wマジボンバー>解決で、光のドラゴンとしてそのまま《アルカディアス D》に進化可能です。

 《ミラダンテⅫ》もトップ1枚ドローで<Wマジボンバー>範囲を広げられるうえに、そのまま《アルカディアス D》に進化できればいわゆる「ダンテチャフ」ロック状態を作ることもできます。
 めちゃくちゃ強いのでサーチカード入れて引っ張ってきてもいいかもしれませんね。

 というわけで今日は《ダイナボルト》を使ったデッキを考えてみました。普通に《DORRRIN・ヴォルケノン》と組むだけでも多分めちゃくちゃ強くて面白いデッキが出来上がると思うんですが、僕なりに楽しく遊べるデッキになったかなと思います。進化を踏み倒せるのはやはり可能性感じますね。

 明日は《「正義帝」》をフィーチャーしたデッキを紹介します。それでは、また明日!


↓↓↓《ダイナボルト》が封入される十王篇第2弾はこちら

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