(ほぼ) #毎日クソデッキ Vol.39 〜KM構築録・キング・マニフェスト編:一撃必殺!マニフェストリガー〜

 どうも、レッドことyk800です。今日の冒頭ひと口カードレビューは鬼札王国編。5段階評価とか言いつつ0.5とか付け出したので実質9段階評価になってることに気付いたけど許してくれ。今日も昨日と同じ基準でつけていきます。

 カードの詳細はこちらから!

《「陰陽」の鬼 ヨミノ清明》 赤/黒 (6)
クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 7000

・ブロッカー
・鬼タイム:自分のターンのはじめに、自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、コスト5以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。そのターン、そのクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える
・このクリーチャーが破壊される時、そのパワーが0より大きければ、かわりに自分の山札の上から5枚を墓地に置く。

評価:★3

 結構評価に困る1枚。6コスでターン開始時の踏み倒し、しかも<鬼タイム>なしで発動しないのは結構ギリギリだと思います。
 ただ、除去耐性持ちのブロッカーなのでクリーチャーとしてのスペック自体は高く、除去置換もリソースを消費しないどころかむしろ伸ばしてくれるので、環境が噛み合えば強いと思います。4kill・5killが当たり前のコンボぶんぶん環境ではやや辛いか。

 踏み倒し能力もSA付与のおかげで攻撃的な運用に目が行きますが、個人的には《U・S・A・BRELLA》などのメタクリーチャーを始めとしたシステムクリーチャーの維持として極めて有力なことに注目したいです。最速で着地させる運用よりも、出す前のターンに《絶望と反魂と滅殺の決断》で相手のリソースを絞ってから《ヨミノ晴明》が着地するとそうそう簡単には抜け出せないロック体制が完成しそうですね。

《「大蛇」の鬼 ジャドク丸》 黒 (3)
クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 ????

・このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドを1つ手札に加える。ただしその「S・トリガー」は使えない。その後、相手のアンタップしているクリーチャーを1体破壊する。
・鬼タイム:(判読不可。解説を読む限り、パワー6000になってWブレイカーを得るとのこと)

評価:★3.5

 3コス、手札減らない、確定除去、W・ブレイカー。<鬼タイム>時には2打点パワー6000で、基本パワーはたぶん2000かな? スペックもりもりでカードパワーの向上を実感しますね。
 現在の殿堂環境で当てたいカードというと……《U・S・A・BRELLA》くらい? こちらに選択権があるのでメタクリーチャーの除去には便利ですが、しばらくはあまり見ることがないカードかなーという感想。

 このカードが輝くのは1ブロック構築。棒立ちの《ギガンディダノス》や《完全不明》を3マナで咎められるのは強力というほかありません。火闇というカラーリングだと今までは《デス・ハンズ》か《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》で処理するしかなかったので、素早く触れるのはありがたいですね。

 盾回収でS・バックとも相性がいいのでなんか変な動きありそうだなーという感じ。総じて鬼札王国に足りないものを埋めつつ、メインの動きを阻害しないいいカードだと思います。

《ウツセミ童子》 黒 (8)
クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 3000

・Sトリガー
・ブロッカー
・このクリーチャーは攻撃できない。
・鬼タイム:このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、コスト7以下のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。

評価:★4

 バトルゾーンを離れる時……バトルゾーンを離れる時!?(二度見) 破壊じゃなくてバトルゾーンを離れる時ですって奥さん。こういうカードって「破壊時に能力が起動するのにバウンスされて悲しみに暮れる」展開が散見されたイメージがあるので、時代の流れを感じますね。

 《襲来、鬼札王国!》との相性の良さはもちろんのこと、《「光魔の鎧」》と相性がいいの面白いなーと思って見てます。《「光魔」》で《ウツセミ》埋めて、ブロックして死んだ後に盾から《ウツセミ》出てきて、《ウツセミ》がブロックで破壊されたら《「光魔」》蘇生して手札から1枚盾埋め。トリガー《「光魔」》1枚から合計5点止める意味のわからんムーブを見せてくれます。1ブロック環境はトリガーが強すぎる。

 殿堂環境だと……どうなんだろうな。コスト8という重さが絶妙ですね。《戒王の封》や《襲来、鬼札王国!》と相性がよく、《蝕王の晩餐》あたりでコスト9にアクセスしながらチェインを繋げられるので、トリガーと蘇生を同時に水増しできるカードとして、もしかすると【ロマノフワンショット】あたりに採用が検討できるかもしれません。

 明日のMAXサイクル5種レビューでいったんのところは終わりですかね。思ったより持たなかったなこのコーナー……。一回で3種もレビューしていればそりゃそうか。気を取り直して、今日の本編へ行きましょう!



 キングマスター構築録、最後の主役は《キング・マニフェスト》!

キング・マニフェスト 青/緑 (7)
クリーチャー:トリックス/チームウェイブ 11000

<バズレンダ3>:自分の山札をシャッフルし、上から1枚を表向きにする。それがクリーチャーなら、コストを支払わずに召喚してもよい。呪文ならコストを支払わずに唱えてもよい。
・マッハファイター
・Wブレイカー

 今日は先にデッキから置きたいと思います。最終的に完成したデッキがこちら。

(※《怒流牙 セイカイザ》が《キング・マニフェスト》に差し代わります)

 選ばれたのは、インパクトリガーループ。

 まず、《キング・マニフェスト》というカードの特徴について考えていきましょう。

 書いてることこそド派手で面白いですが、このカードは射出装置としての役割しか持てません。《ダイナボルト》と同じく自分自身で勝つカードではないという難点を抱えています。

 パッと見で思いつくガチャ連打のデッキ圧縮という役割、これ自体は間違っていないと思います。

 ただ、例えば《ミステリー・キューブ》にフィーチャーしたデッキであれば、どうせ4ターン目に手撃ちできない《キング・マニフェスト》を増やすなら普通にフィニッシャーの枠を確保した方がいい場合が多くなってしまいます。近い理由でゼニスを使ったデッキも微妙。こちらは砲台の相方もコスト7で、なおかつ《ゼニスクラッチ》から《マニフェスト》が着地しないのも向かい風です。

 この辺りを詰めていった結果、フィニッシャーとして現実的なのは

・《煌銀河最終形態 ギラングレイル》

・《オールデリート》+《伝説の禁断 ドキンダムX》

・《天空の精霊インパクトリガー》

 の3種に落ち着きそうでした。

 今回《インパクトリガー》を選定した理由としては、《ナウ・オア・ネバー》+《龍素記号Sr スペルサイクリカ》という《キング・マニフェスト》と極めて相性のいい砲台をループパーツにできる点が魅力的だったことです。
 《キング・マニフェスト》と相性がいいことは前提として、手撃ちでの勝利が8マナでOKとハードルが低いのも嬉しいですね。

 ループの始動条件は以下の通り。

point
☆初期状態
・《インパクトリガー》の召喚時能力がストックされている

・手札に《ナウ・オア・ネバー》+《サイクリカ》+《キング・マニフェスト》が揃っている

 《ネバー》+《サイクリカ》→《ネバー》+《マニフェスト》の動きから《インパクトリガー》を引き当てればそのままコンボが始動する形です。

⒈《インパクトリガー》の能力を解決。手札から《ナウ・オア・ネバー》を唱え、《サイクリカ》を出して戻す。

⒉《サイクリカ》の能力を解決。墓地から《ナウ・オア・ネバー》を唱え、《キング・マニフェスト》を出して戻し、《ナウ・オア・ネバー》を手札に戻す。

⒊《キング・マニフェスト》の能力を解決。このデッキは40枚全てがクリーチャーで構成されているので確実に何かが「召喚」され、《インパクトリガー》の能力が誘発。手札に《ネバー》、《サイクリカ》、《マニフェスト》が揃っているので、☆初期状態に戻る。

 このループを繰り返すことで、デッキから好きな枚数のクリーチャーを連続で踏み倒せます。この過程で《スゴ腕プロジューサー》やそこからGR召喚された《クリスマⅢ》、《わかりミーア❤︎》による盤面→マナへの変換を駆使して、手札に《スゴ腕プロジューサー》を回収することで2つ目のループへ移行します。

point
★初期状態
・《インパクトリガー》の召喚時能力がストックされている

・手札に《ナウ・オア・ネバー》+《サイクリカ》+《スゴ腕プロジューサー》が揃っている
⒈《インパクトリガー》の能力を解決。手札から《ナウ・オア・ネバー》を唱え、《サイクリカ》を出して戻す。

⒉《サイクリカ》の能力を解決。墓地から《ナウ・オア・ネバー》を唱え、《スゴ腕プロジューサー》を出して戻し、《ナウ・オア・ネバー》を手札に戻す。

⒊この時点で《スゴ腕プロジューサー》のGR召喚能力が出た時・離れた時の2回ストックされている。そのうちの1つを消化してGR召喚することで、GR召喚のストックが1つ増えた状態で★初期状態に戻る。

 このループによって無限GR召喚ができるようになったため、《クリスマⅢ》経由で無限ブースト・無限マナ回収。《キング・ジャックポットン》で無限ハンデスができるようになります。

 また、自分の山札が減らない《ジャックポットン》を無限に出し入れすることで《インパクトリガー》の能力を無限誘発できるようになりました。《サイクリカ》を経由すれば《ナウ・オア・ネバー》は毎回手札に戻ってくるため、結果的に「手札にあるコスト7以下のクリーチャーの登場時能力を全て無限回使える」ようになります。

 フィニッシュループは以下の通り。

point
初期状態
・《封魔アドラク》、《キング・マニフェスト》が手札にあり、《ナウ・オア・ネバー》経由でどちらも任意回使える。

・マナと墓地に《お清めシャラップ》1枚ずつ、またはマナに《お清めシャラップ》が2枚。マナに《H.D.2.》が1枚。
⒈無限《アドラク》経由で《シャラップ》(マナに2枚ある場合は2枚とも)と《H.D.2.》を山札に戻す。

⒉無限《マニフェスト》で山札にある呪文を好きに唱えることができる。《H.D.2.》を相手対象で唱える。

⒊引き続き無限《マニフェスト》で《お清めシャラップ》を唱える。1ブーストし、《H.D.2.》と、あれば《お清めシャラップ》を山札に戻す。

⒋《アドラク》のストックを使い、今《シャラップ》でブーストしたカードを山札に戻す。墓地に《お清めシャラップ》1枚、山に《お清めシャラップ》と《H.D.2.》があり、自分の山札の枚数は変化していないため、⒈の処理後と同じ状態になる。以下2〜4をループ。

 《マニフェスト》ループの段階で《アドラク》が全て場に出てしまった場合も、《わかりミーア❤︎》+《クリスマⅢ》で回収できるので安心安全。

 フィニッシュループの手順はやや複雑ですが、無限《ジャックポットン》+無限《アドラク》+無限《クリスマ》+《ポクタマたま》で相手の手札とマナと墓地を全て山札に戻せるので、最悪その状態でターンを回し、返しに《ジャミング・チャフ》をかけて殴り切ってもいいかもしれません。

 フィニッシュパーツの《H.D.2.》が5→8のマナカーブを埋めるブーストになってくれるのがめちゃくちゃ嬉しいですね。このカードのおかげで《インパクトリガー》の手撃ちを視野に入れやすいです。このカードも含め、《アドラク》以外のフィニッシュパーツが全て3→5→8のマナカーブに寄与するカードで綺麗に纏まってくれました。

 悩みとして、GR召喚をする呪文がやや少ない点が挙げられるでしょうか。

 特に《奏でよグローリー》はぜひ採用したいですね。このカードが入ると、《マニフェスト》ループ中にめくれた《サイクリカ》がストックを3増やすカードになりますし、《奏でよグローリー》経由で《インパクトリガー》のストックを溜めることもできます。採用するなら《ミクセル》の枠なのかなぁ……。呪文トリガーのケアをしながら殴り切るプランが視野に入るのであまり抜きたくないんですけどね。

 というわけで、今日は《キング・マニフェスト》を使ったインパクトリガーループを紹介しました。ごめん《つぶやきブルーバード》。お前が入る枠はなかったよ……。《わかりミーア》と相性いいんでワンチャンあるかなーって気はしたんですけど、ダメでした。

 これでキングマスター3種の紹介が終わったので、今後は適当に好きなカード使って遊んでいきたいと思います。《護天! 銀河MAX》を早く使ってあげたい。たぶん明日もなんか書くと思うんですけど、現時点では未定です。

 それでは、また次回!


↓↓↓《キング・マニフェスト》が封入される十王篇第2弾はこちら

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