【デュエマ・アドバンス】4cドラグナー デッキ解説



こんにちは、神結です。

禁断神アートシリーズが届きました。カッコいい。

 

さて、これまで2回アド特有のデッキについて、個別の解説をちょくちょく書いてきました。

第1回→天門
第2回→バイク

私が過去に使ってたもののメモとしての意味合いもあるので、直近の環境の変化には各々で上手く対応してください、的なスタンスにはなってしまいますが……。

今回は【4cドラグナー】です。

(※これはテンプレの解説ではなく、実際に私が使ったリストの解説であり、私視点での環境認識について書いています)

デッキリスト

デッキ概要

ドラゴンデッキといえばアドバンス。

アドバンスにはドラグナーの存在や《禁断 ~封印されしX~》+《インフェル星樹》のパッケージもあることで、オリジナルとは比べものにならないくらいの出力差がある。

ひとまず、この2つのギミックの説明からしようと思う。

ドラグナー・ドラグハート

  • スピードアタッカー
  • パワード・ブレイカー
  • バトルゾーンにある自分のドラグハート1枚につき、このクリーチャーのパワーを+3000する。
  • このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、または自分のターンのはじめに、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト5以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(このクリーチャーに装備する)
  • このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりに自分のドラグハートを1枚、超次元ゾーンに戻してもよい。

ドラグナーとは、ドラグハートを呼び出せるクリーチャーのこと。一応、カードタイプではなく種族。

その最大の利点は「複数のドラグハートの中から、状況に応じた最適な1枚を選択出来る」ということ。

デッキは本来であれば除去札、展開札、ドロソ、フィニッシャーなど様々な役割を持つカードをそれぞれ採用せねばならないが(まぁこれについては、今は全てを兼ね備えた存在もいなくはないが)ドラグナーであればデッキのメインスロットを自身だけに留めて枠を圧縮し、この役割を外部ゾーンに委託することが可能という。

そしてドラグハートたちも補助的な役割に留まらず、龍解してしまえば破格の強さ。

「数ある選択肢から1つを選ぶ」というのは難易度の高い行為ではあるものの、基本的にはデッキに応じた丸い択が用意されているのも事実で、とりあえず《爆銀王剣 バトガイ刃斗》を付けておけば0点ではない。

更に現在で言えば《最終龍覇 グレンモルト》のようなフィニッシャーはもちろんだが、《最終龍覇 ロージア》という受け札として強力なドラグナーも存在していることで、オリ・アド間のドラゴンデッキのパワー格差というものは、受けという側面からも非常に大きなものとなっている。

そもそもドラゴンってトリガーが貧弱で、《光鎧龍ホーリーグレイス》の登場前は大真面目に「オリジナルで一番強い光のドラゴントリガー《最終龍覇 ロージア》説」があったくらいだし……。

禁断+インスタ

ドラグナーと並ぶアドバンス特有のギミックが《禁断 ~封印されしX~》+《インフェル星樹》のパッケージ。

ざっくり言えば、《禁断 ~封印されしX~》を《インフェル星樹》でマナに置くことが出来るので、2ブースト2ドローが出来る。

これを1回通せると、裏で《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を連打したり、《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を連打したり、《爆炎龍覇 モルトSAGA》を最大火力で走らせるようなリソース・マナを確保出来る訳である。

ただ明らかにオーバーパワーだった2022年シーズン頃と比べて流石に相対的にパワーが追い付かれた印象もあり、そもそもゲーム展開的に間に合っていないというようなケースも多く、最近では枚数が削られているなんてことも。ライバルとして《王道の革命 ドギラゴン》も登場した。

ただ《インフェル星樹》が素で有している「単色・GS持ち」というスペックが生きており、多色枚数の増加と防御力に悩むドラゴンデッキにとっては今でも欠かせない1枚となっているのは間違いない。

また最近の傾向としてオリジナルのデッキその強力さ故にアドバンスに進出することも多いが、彼らにとって壁となっているのが《伝説の禁断 ドキンダムX》による「禁断解放」のギミックだ。

このため特定の対面については早期の禁断解放をメインの勝ち筋として狙う場合もあり、その点でも一気に2枚(《最終龍覇 グレンモルト》+《邪帝斧 ボアロアックス》から繰り出せば一気に3枚剥がせるなんてことも)封印を剥がせる《インフェル星樹》は重宝することになる。

4cドラグナーについて

固い受けを備えたミッドレンジデッキ。性質としては天門に近いが、パワーに振り切った天門に対して、こちらは器用な動きも可能。

デッキの要となっているのはご存じ《最終龍覇 グレンモルト》。一度着地してしまえば強力な除去耐性で居座り、ターン毎にドラグハートが増えていく。ぶっちゃけ、モルトを1ターン返したら死ぬと思った方がいい。

ドラグハートの選択肢も相手を倒しにいく《爆銀王剣 バトガイ刃斗》、展開と受けで最強の力を発揮する《邪帝斧 ボアロアックス》、そして盤面処理能力が異次元な《邪帝斧 デッドアックス》など、使えるドラグハートがどれも強力。実際超次元の枠は足りてない。選択肢があればあるだけ強くなるカード。

最終的には《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》で山札を回しながら《時の法皇 ミラダンテXII》+《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》でのフィニッシュを狙う。モルトバトガイチェンジダンテドラサイは死刑宣告。

ただし色マナの都合や最速出しを狙うと《ドラゴンズ・サイン》とのセット運用が前提となるので、《最終龍覇 グレンモルト》を2ターン目までに埋めてしまうというケースも多い。

その場合、変わって《インフェル星樹》+《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》でゲームを作ることになる。

一度リソースを抱えた後に《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を連打し、最終的に《最終龍覇 ロージア》と併せて詰めていく、というのが4cドラグナーのもう1つのプラン。

こうした戦略の幅が広いことに加え、受けも《最終龍覇 ロージア》に《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》、《インフェル星樹》という3種のドラゴン神器は勿論、このデッキでは《ドラゴンズ・サイン》や《炎龍覇 グレンアイラ / 「助けて!モルト!!」》を使えるのが大きく、かなり固い方。こちらも最近《王道の革命 ドギラゴン》が加わったことで強化された。

現環境では《死神覇王 ブラックXENARCH》に対抗するべく、マッドネスの《爆龍覇 グレンリベット / 「爆流秘術、暴龍の大地!」》が採用されているケースが多い。ただ当然ながら、大抵の対面には《ボルシャック・栄光・ルピア》の方が圧倒的に強力なので、ここら辺は環境を見ながら。

以前は対天門などを意識した《地封龍 ギャイア》を採用するリストも多かったが、現在ではあまり見掛けないかも。

ピックアップカード

《最終龍覇 ロージア》

  •  S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
    ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
  • このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のマナゾーンにあるカードと同じ文明を持つ、コスト4以下のドラグハート・ウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(このクリーチャーに装備する)

攻守で存在感を発揮する影の主役。

受けではトリガーから出てきて《邪帝斧 ボアロアックス》+《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》による確定除去、《インフェル星樹》での封印外しからの禁断解放があり、攻めては《銀河大剣 ガイハート》からダンテラブに即チェンジも出来る他、《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》で3打点SA+《熱血星龍 ガイギンガ》を用意出来る。

特にSAアタッカーとして《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》の裏のターンで一緒に攻め込むというパターンは常に頭に入れておこう。

《ドラゴンズ・サイン》の他、《「助けて!モルト!!」》からも踏み倒せるのも忘れずに。

《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》

  • 自分のマナゾーンに光または火のカードが合計5枚以上あれば、このクリーチャーの召喚コストを3少なくする。
  • EXライフ
  • スピードアタッカー
  • W・ブレイカー
  • このクリーチャーが出た時、このクリーチャーよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。次の相手のターン、相手はクリーチャーを1体しか出せない。

ドラグナーではないが、アドバンス特有のカードの1枚と言える。アド界隈の《飛翔龍 5000VT》。

現在のドラゴンデッキは本質的に言えば《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を連打しながら攻めていくというのが一番強いのだが、現実的にそれを達成するのが難しいため、様々な角度からデッキを構成しているという。

EXライフがあることでギリバランスを保っている説が濃厚。もちろん《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》で3打点にも。

《爆銀王剣 バトガイ刃斗》

  • これを装備したクリーチャーに「スピードアタッカー」を与える。
  • これを装備したクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにしてもよい。それが進化ではないドラゴンなら、バトルゾーンに出す。それ以外なら、自分の山札の一番下に置く。
  • 龍解:自分のターン中に自分のドラゴンがバトルゾーンに出た時、それがそのターンに出す最初のドラゴンでなければ、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。
  • スピードアタッカー
  • T・ブレイカー
  • このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引く。その後、進化ではないドラゴンを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
  • 相手のドラゴンではないクリーチャーは、バトルゾーンに出たターン、攻撃できない。
    (ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーがバトルゾーンを離れた場合、そこに戻す)

迷ったらこれ付けとけ。

表面はもちろん山上踏み倒しだが、4ドラというデッキはこれは正直何を捲ってもよく、《爆熱王DX バトガイ銀河》を作ることが大事。

《爆熱王DX バトガイ銀河》はドラゴン以外に機能する《全能ゼンノー》としての蓋役もちろん、当然攻撃時に相手の心を折る《最終龍覇 グレンモルト》や《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》を着地させてゲームを終わらせる。

手札にSAか革命チェンジを持っているときはリーサルを組めるので、これをプレイすることが0点になることはまずないので、(繰り返すが)迷ったらこれにしとけ

《邪帝斧 デッドアックス》

品のない強さをしている。ミロクはなんてことをしてくれたんだ。

この存在のお陰で、盤面展開にリスクが付きやすく、特にドラグナーミラーは注意が必要。こちらの《ボルシャック・栄光・ルピア》+《インフェル星樹》の盤面が大変なことになる。実際昨年末はこのカード1枚のせいで「黒や青を使っているデッキは強い」という評価が下されたほど。

《邪帝斧 デッドアックス》が絡むとバトルゾーンがドラグハートまみれになるため、《最終龍覇 グレンモルト》をパワーマイナス等で一撃で退かすのはちょっと現実的、これが可能なのって《邪闘 シス》くらい。

ちなみに《最終龍覇 グレンモルト》は《邪帝斧 デッドアックス》+任意のドラグハート1枚で楯を5枚殴れる。

このカードを絡めたプレイ指針や覆せる盤面、目指すべき状況などはここでもはや書き切ることは出来ないので、実際に使って学んで欲しい。

《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》/《蒼き覚醒 ドギラゴンX》

  • 進化:光のクリーチャー1体の上に置く。
  • P侵略:自分の光の、サイキックではないコマンドが攻撃する時、自分の超次元ゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい。
  • T・ブレイカー
  • このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚、超次元ゾーンに置き、その後、一番パワーが大きい相手のクリーチャーをすべてタップする。次の相手のターンのはじめに、それらはアンタップしない。
  • P革命チェンジ:自分の闇または水のコスト5以上の、サイキックではないドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと自分の超次元ゾーンにあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい。
  • T・ブレイカー
  • このクリーチャーはブロックされない。
  • このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚捨てる。
  • 自分の手札を捨てた時、次の自分のターンのはじめまで、自分の他の多色クリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える。

アドバンスを始めるプレイヤーが真っ先に買うべきカード。悪いこと言わないからせめて2枚は買っておこう

《切札勝太&カツキング ー熱血の物語ー》がマッハファイターで13000を叩いたり、《頂上連結 ロッド・ゾージア5th》が相手にロックを掛けながら3点飛ばしてきたりする。

最近では《王道の革命 ドギラゴン》の革命ゼロを越えるカードとして、《蒼き覚醒 ドギラゴンX》は欠かせないものとなっている。

どうせまだまだ使うし、GP前には値上がりするんだから、今のうちに2枚は買っておこう。

環境における立ち位置

天敵であった天門の弱体化もあり、以前に比べて相対的に地位は上がっている。

殴るデッキに対しては無類の強さを発揮出来ることや最終的にダンテ+ラブが出来ることもあって、雑多耐性も高め。

ただ《ポッピ・冠・ラッキー》は天敵。対ゼナークは《爆龍覇 グレンリベット / 「爆流秘術、暴龍の大地!」》で頑張れ。

 

そして《最終龍覇 グレンモルト》というカードの仕様上、プレイ難度も高め。《最終龍覇 グレンモルト》出すまでも手札・マナの管理がシビアなのに、モルト出してからも難しいという。

ドラグハート絡みも《零龍》同様に一朝一夕で身に付く技術ではないため、GPに出る予定があるなら早めに練習しておこう。

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