【アドバンス】ゲーム解説 光水ライオネル vs. 5cバロム

こんにちは、神結です。

前回に引き続き、PleiadesCSの対戦の方から解説の方を書かせていただきます。

今回は6/21に開催されたPleiadesCSの方から「光水ライオネル vs. 5cバロム」の試合をお届けします。

新弾で大幅なアップデートを見せたバロムの動きをご紹介できればと……と思っていましたが、趣旨が変わりました。

対戦の動画はこちらから。

サムネが付いたり、カットが入ったりBGMが付いたりと動画としてもアップデートしておりますので、ぜひ。

光水ライオネル vs. 5cバロム 解説

光水ライオネルというデッキ

【光水ライオネル】は、初見のプレイヤーを虐める意地悪なデッキです。

……というかはさておき、【光水ライオネル】は相手にした場合かなり特殊なプレイを求められるデッキなので、アドバンスを遊ぶ上ではある程度覚えておきたいデッキです。

このデッキは、(私がとても好きなカードである)《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》と、(私が通常・デュエパ問わず嫌いなカードNo.1であるところの)《ジョーカーズの心絵》を使った特殊な受けを軸にしたデッキになります。

  • スター進化:レクスターズまたは光のクリーチャー1体の上に置く。
  • W・ブレイカー
  • このクリーチャーが出た時、カードを1枚引く。その後、光のタマシードを1枚、自分の手札から出してもよい。
  • 自分のタマシードが出た時、コスト6以下の進化クリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。この能力は、各ターン1度しか使えない。
  • シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
  • このタマシードが出た時、各プレイヤーは自身のクリーチャーとタマシードを最大1つずつ選び、残りをすべて山札に加えてシャッフルする。その後、各プレイヤーは、こうして山札に加えたカード1枚につき、自身の山札の上から1枚目をシールド化する。

デッキコンセプトとしては、《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》の効果で《ジョーカーズの心絵》を使い、味方もろとも相手の盤面を除去。

そして《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》の「タマシードが出た時」の効果で、《MAX・ザ・ジョニー》をバトルゾーンへ。

  • S-MAX進化:自分がゲームに負ける時、かわりにこのクリーチャーを破壊するか、自分の手札から《MAX・ザ・ジョニー》を1枚捨てる。(このクリーチャーは進化元を必要としない。自分のS-MAX進化クリーチャーが2体以上あれば、そのうちの1体を残し、残りをすべて手札に戻す)
  • パワード・ブレイカー
  • 自分の他のジョーカーズまたはレクスターズ1枚につき、このクリーチャーのパワーを+2000する。
  • このクリーチャーの各ブレイクの前に、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。
  • このクリーチャーの攻撃の終わりに、自分のシールドが10以上あれば、自分はゲームに勝つ。

《MAX・ザ・ジョニー》でそのまま攻撃し、《ジョーカーズの心絵》のお陰で楯は増えているので《MAX・ザ・ジョニー》の攻撃後の効果でそのままゲームに勝つ……というのが、このデッキの最終的な勝ち方になります。

ただ《ジョーカーズの心絵》のテキストをよく読んで欲しいんですけど、コンボを決めるためには自分の楯もある程度増やす必要があり、またパーツも複数必要であることから、ここまでのコンボを決めるためには準備が必要になります。

ですので動きとしては序盤は手札を増やしつつタマシードを展開→中盤で1回除去の為に《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》+《ジョーカーズの心絵》を吐く→相手が止まったところに追い《ジョーカーズの心絵》からの《MAX・ザ・ジョニー》で勝つ、というのは基本的な戦略になります。

トリガーも《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》と相性のいい《スロットンの心絵》を軸に、《コーライルの海幻》や《ヴィオラの黒像》を搭載しているため、ほぼ全てのデッキを完封できる《地封龍 ギャイア》+《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》すら乗り越えて受けきることが可能です。

また《スゴ腕プロミキサー》の登場によって、山札の中から《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》を出せるようになったため、盤面に何か適当なタマシードを置いておくだけで、楯受けは成立していまうのです。

その上で《ジョーカーズの心絵》が相手のカードを盤面から直接楯ではなく、盤面から山札を経由して楯に叩き込むという中々凄まじい性格をしているんですよ。

これは《MAX・ザ・ジョニー》で殴れる安全楯がないような配慮だとは思いますが、キーカードを楯に叩き込まれるケースも多いわけです。一度食らってしまうと山札という根幹的なリソースを大きく奪われる上に、LO負けも近付きます。

ちなみに【光水ライオネル】が山札を45枚以上に増やしているケースが多いのは、《ジョーカーズの心絵》を自分が使っても問題ないような構造にしたいから、というのは理由の1つとしてあるでしょう。

最近はそこに《真気楼と誠偽感の決断》まで加わったため、更に一段階意地悪度が増しました。殴って1回受かってしまったら、《真気楼と誠偽感の決断》までついてくるので基本は負けです。

そんなわけで【ゴスペル】や【ドリームメイト】、【ヘブンズ・ゲート】のような不利な相手にはトコトン不利なのですが(※追記:《真気楼と誠偽感の決断》後はライオネル側が逆に有利になったとのことです)、殴るデッキに対してはかなりの勝率を期待できます。このデッキはアドバンスCSの会場にいる劇場/きりまり選手(ちくわ)がよく使っているのですが、相性で順当に勝って順当に負けることが多いので、嘆きのパターンで「ノートリだった」以外に聴いたことがないです(話術によって巧みに変化を加えてくることはあるが、結論は変わらない)

シンプルに殴るデッキで勝とうとする場合、相手がタマシードを置く前だったり、楯を増やす前だったり、とにかく早期に「生の楯5枚」と勝負をするのが一番勝率がでると思います。

ハンデスが出来るデッキであればとにかく《ジョーカーズの心絵》を狙い撃ちつつ刻んでいくのが勝利に近付くでしょう。《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》はハンデスしても《スゴ腕プロミキサー》で出てきてしまうことが多いので。

というわけで、実戦の方を見ていきましょう。

光水ライオネル vs. 5cバロム

ゲームは5cバロムを使うにわか選手が先攻。従来までなら《悪魔龍 ダークマスターズ》のようなカードでテンポを取れる相手ですが、今回は《魔誕導師ブラックルシファー》などの登場によって不採用となっています。

というわけでどう詰めていくかが注目されますが、《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》スタートに、ライオネル側のメジロハルカス選手が《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》で返す展開に。

この《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》が通ってしまうと、《魔令嬢バロメアレディ》からの《悪魔世界ワルドバロム》+《時空の禁断 レッドゾーンX》4枚というコンボが不成立になるため、ライオネル側としては必須といえる1枚でしょう。

ですのでにわか選手はまず《修羅の死神フミシュナ》から入ると、《♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今》の後、《魔誕の猛将ダイダロス》+《修羅の死神フミシュナ》での展開に成功します。

この展開は手札を狩りつつドローを進める上でも大きいのですが、バロム側はこのタイミングであれば、《魔誕の猛将ダイダロス》を含む展開であるならやっておきたいです。

というのも、このあとメジロハルカス選手はマナチャージからの《ゲラッチョの心絵》でターンを返すわけですが、ここからにわか選手が《魔令嬢バロメアレディ》を召喚し、味方を1体巻き込んでの《悪魔世界ワルドバロム》着地を達成し、マナを縛る完全魔誕ではないものの全ハンデスを決めることに成功します。

この使い分けは、対《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》を意識する上で、覚えておきたいテクニックと言えるでしょう。

しかしメジロハルカス選手も、楯から《真気楼と誠偽感の決断》を引き当てたことで反撃開始。にわか選手のターン終了時にそのまま使用して、ドローと捨てと使うを選択。《コーライルの海幻》を使用。このコーライルは自身を選択して1ドローに変換。

バロム側としても、この2点で《真気楼と誠偽感の決断》を引き当てられるとゲームがかなり面倒なことになり、例えば対【光水ヘブンズ・ゲート】ではここから《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》とか繋がって負けるケースがあります。

そんなわけでメジロハルカス選手ですが、マナは縛られてないこともあって続くターンでなんと《「正義星帝」 <ライオネル.Star>》の着地から《ジョーカーズの心絵》まで繋がります。にわか選手は《時空の禁断 レッドゾーンX》以外を残して山札へ。

とはいえリソースカードが絡んだわけでもないため、メジロハルカス選手の手札は2枚。

にわか選手は追い《魔令嬢バロメアレディ》を召喚すると、ドルマゲドンのスレイヤーを残し、「禁断爆発」の封印をを先に剥がします。

このタイミングであれば《Forbidden Sunrise ~禁断の夜明け~》の方の封印を剥がしてもよかったかもしれませんが、いずれにせよ《終焉の禁断 ドルマゲドンX》にならないことが大事であり、禁断爆発を先に剥がすというのは大局観としては正しい判断でしょう。

実際このあと《終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR》で2ハンデスをしながら3点殴る訳ですが、ここで《ゲラッチョの心絵》・《コーライルの海幻》・《ヴィオラの黒像》と3枚がトリガーしており、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を作っていたら負けていたことでしょう。

というわけで3トリによって形勢を変えたいメジロハルカス選手は、返しに一旦《♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今》で墓地を返すと、《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》の2枚目を出して手札を回し、ターンを返します。

にわか選手が3枚目の《魔令嬢バロメアレディ》と超次元から《頂上の精霊 ミラクルスZ》を出してターンを終了。メジロハルカス選手は大きな動きは出来ず、《コーライルの海幻》を使って《魔令嬢バロメアレディ》は返してターンを終了。

《魔令嬢バロメアレディ》は残ってさえいれば先のように全ハンデスまではいけるため、仕方のない処置と言えます。

しかしにわか選手はこの後まずは《頂上龍素 サイクリタ》を召喚すると、その上に新カードである《魔誕導師ブラックルシファー》を進化で召喚。

これがバロムの新たな切り札で、これでジャストダイバーを引き継ぎつつ、メガメテオバーンの条件を達成。

最後は残るシールドを《魔誕導師ブラックルシファー》で殴り、トリガーもなかったことで《頂上の精霊 ミラクルスZ》のダイレクトまで通り、にわか選手の勝利となります。

全ハンデスの後に《ジョーカーズの心絵》を食らいはしたものの、ライオネル側のリソースが少なかったこともあって、そのまま押し切れたという格好でした。

 

現在関東のアドバンスCSではバロムが大流行しております。

バロムの込み入った話はそこまでしていませんが、まぁ今後も取り上げることになるので、そのタイミングで。

 

というわけで、今回はここまで。

それではまた。



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