【デュエマ】DMGP2024-2nd のお話 Day2 オリジナル編【GP振り返り】

こんにちは、神結です。

本日はGPヒストリー「DMGP2024-2nd Day2」となります。

基本情報を含め、Day1アドバンス編は下の記事からお願いします。

【デュエマ】DMGP2024-2nd のお話 Day1 アドバンス編【GP振り返り】

事前メタゲーム ~オリジナル~

事前予想

Tier1:ファイアー・バード
Tier2:水闇COMPLEX、水闇自然(アナカラー)マルル、光水火(ラッカ)ゴスペル など

備考:
ファイアー・バードが最強。

事前メタゲーム予想の段階では、ファンタジーBESTでの登場以来、環境トップを走り続ける【ファイアー・バード】が圧倒的なトップ予想でした。

アドバンスに大きな影響を与えているデュエキングDreaMについても、オリジナルで影響がありそうなのは《ボルシャック・ドリーム・ドラゴン》に《夢の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》くらいかな、ということで環境に大きな変動は見られません。

それらで強化されそうなドラゴンデッキについてもジョーカーズについても、いずれもファイアーバードには厳しいということもあり、これには《ハッター・ルピア》もニッコリ。

夏の超CSで個人・チームともに優勝デッキとなり、他のデッキと比べたときに流石に頭1つは抜けている、といった感じでしょう。

 

ファイアーバードに対抗できそうなデッキとしては「ファイアーバードに有利」と主張が可能だった数少ないデッキとして【水闇COMPLEX】が真っ先に挙がるでしょうか。

《DARK MATERIAL COMPLEX》を置けばあとはボードをコントロールすることで勝ちに向かうことができるデッキであり、青のメタクリーチャーを始め、《アーテル・ゴルギーニ》、《飛翔龍 5000VT》を大量投入可能なことから盤面のやり取りをするデッキとして間違いなく最高峰のデッキでしょう。

 

また9月の新弾で登場した《ヨビニオン・マルル》によって成立した【水闇自然マルル】もかなり強力なデッキです。

ブーストからの《ヨビニオン・マルル》が決まれば《天災 デドダム》で手札を整えつつ一気に7マナまでジャンプ出来ることから、中盤戦のやり取りを省略して一気に《CRYMAX ジャオウガ》まで持ち込むことも可能です。

コントロール戦でも《ロスト・ソウル》や《流星のガイアッシュ・カイザー》+《終末の監視者 ジ・ウォッチ》といったフィニッシュもあり、こちらもGPでは一定の活躍を見せるだろうと予想されていました。

その他のデッキとしては、《水晶の王 ゴスペル》や《王道の弾丸 ジョリー・ザ・ジョニー》を軸とした【ジョーカーズ】などが候補としては挙がるでしょうか。

ただいずれにしてもデッキ強度や相性的に【ファイアー・バード】の牙城を崩すのは難しく、「環境トップは大型大会ではメタられて弱い」というジンクスも超CSにて覆してきた【ファイアー・バード】が中心となるのは間違いないだろう……と、直前までは誰もが思っていた筈です。

 

ただし、GP直前週になって環境にやや不穏な空気が流れてきました。

それが【マーシャルループ】の大量入賞です。

元々《逆転の影ガレック》の登場後に「《逆転の影ガレック》を採用した【マーシャルループ】」は作成されており、CSでも一定の使用者はいました。

しかしそれは《逆転の影ガレック》で山上から6枚ランダムに落として……という過程を含むことが多く、「これまでのマーシャルよりは強いかも?」くらいの印象だった人も多かったのではないでしょうか。

しかいとある天才プレイヤーが、《マーシャル・クイーン》と《逆転の影ガレック》を繋ぐカードを見付けてしまいます。

《邪魂転生》。

結果として《マーシャル・クイーン》から《逆転の影ガレック》と《邪魂転生》を捲ることでドローしながら2回目の《マーシャル・クイーン》を使えることが確定することとなり、ループデッキとしてのレベルが一段階上昇しました。

実際、GPとは別にDMPランキングを走るプレイヤーたちがGP直前週に《マーシャル・クイーン》を使用して上位を席巻するなど、キッチリと結果も残します。

「実はマーシャルループが最強」と噂する者もあり、果たしてGPは【ファイアーバード】なのか、それとも……。

DMGP2024-2nd Day2 :事前メタゲーム総括記事 オリジナル編

当日の結果

優勝:ジンジャー(ファイアー・バード)
2位:無視無視ノンノン(火光水ゴスペル)
3位:えむつー(マーシャルループ)
4位:N0(水闇COMPLEX)
ベスト8:
ぽあ2期(マーシャルループ)
落ち武者ドラゴン(水闇自然ゼーロ)
メト@DMPの集い(水闇COMPLEX)
Sabaki(マーシャルループ)

また、予選を抜けた128名のデッキは以下の通りです。

41 【ファイアー・バード】
16 【水闇COMPLEX】
15 【マーシャルループ】
12 【水闇自然マルル】
8 【火光水ゴスペル】
6 【ジョーカーズ】
5 【光水天門】
5 【ボルシャック】
4 【闇王ゼーロ】
4 【闇単アビス】
2 【火水闇バイク】
2 【チェイングラスパー】
8 その他(母数1以下)

結果、【ファイアー・バード】も【マーシャルループ】も強かった、ということに。

事前予想で最強格であった【ファイアー・バード】が面目躍如の優勝を果たした中で、【マーシャルループ】がベスト8に3名残りという躍進っぷり。

特に上位プレイヤー・デュエチューブリーガーの多くが【マーシャルループ】を選択したことで、配信にもマーシャルループが何度も登場。

結果、トータルの試合時間などが増えたことや、3位決定戦の開始時間及び試合時間などもあって、まーーーーーーーーーめちゃめちゃ疲れましたね。優勝したジンジャーさんも、試合終わった疲労困憊って雰囲気でした。

というわけで、各デッキについてコメントを。

ファイアー・バード

前評判通りの優勝。流石の一言です。

予選突破者数も最大で全体の約30%ほどであり、Tier1らしい活躍だったと言えるでしょう。

そういうと優勝まで順調に進んでいったかというと案外そうでもなく、ベスト8に残った【ファイアー・バード】は優勝したジンジャーさん1人でした。

そのジンジャーさんの構築は当時は比較的珍しかった《凰翔竜機マーチ・ルピア》2投。このカードによってデッキ内の任意のカードを使いやすかった筈で、特に《ハンプティ・ルピア》を使い回す時などは《凰翔竜機マーチ・ルピア》にはよくお世話になる、というのは直近でファイアー・バードを使っている人ならばご存じでしょう。

というわけで《凰翔竜機マーチ・ルピア》自体が様々な場面で生きたとは思うのですが、特にこれが【マーシャルループ】に対して上手く刺さったのでしょう。

恐らくは初見で【マーシャルループ】に狩られた【ファイアー・バード】も多かった筈で、例えば《ハンプティ・ルピア》で《マーシャル・クイーン》を引っこ抜いたら、楯から《逆転の影ガレック》踏んで負けたり……といったような展開は考えられます。

当時《凰翔竜機マーチ・ルピア》は「一人を倒すにはやや過剰」と言われることもあったのですが、【マーシャルループ】のお陰で過剰じゃなくなり、それが綺麗にハマったこともあって優勝まで辿り着けたのではないでしょうか。

ちなみにジンジャーさんは新潟県のプレイヤーで、この大会は両日ともに北陸のプレイヤーが優勝していますね。

マーシャルループ

というわけで、後の環境をご存じであればおわかりでしょうが、《邪魂転生》の採用によって【マーシャルループ】は最強のデッキとなっていました。

ざっくり言えば、《マーシャル・クイーン》を出して《邪魂転生》でデッキを掘りつつ、《マーシャル・クイーン》を《逆転の影ガレック》で蘇生し、これを繰り返しつつパーツを集め、最終的には《マーシャル・クイーン》、《学校男》、《深海の伝道師 アトランティス》、《逆転の影ガレック》、《冥土人形ウォカンナ・ピエール》でループして勝ちます。

最速3ターンループ、《キール・ロワイヤル》の場持ちを生かした4ターンループ、《邪魂転生》を使ってリソースを拾った後に入るループ、楯からのループなどループへの突入パターンが多く、《マーシャル・クイーン》を繋がるカードも多いことから、非常に安定感も高いです。

その上で今回のGPでは初見殺し要素もあったことから、圧倒的勝ち組の椅子に座ることになりました。

まぁベスト8に3人残っていますからね。

最終的にえむつーが3位という形でフィニッシュ。その後のCS環境での活躍は言わずもがな。

強かったッスよねマーシャル……。いや、ホントにさ……。

水闇COMPLEX

予選突破者数で言えば、2位となったのは【ファイアー・バード】に強い【水闇COMPLEX】ということで、これは順当といえる結果でしょうか。ベスト8にも2名が入賞しています。

デッキの動きとしては前述した通りですが、入賞リストには《カレイコの黒像》が3枚採用されております。これについては対【水闇自然マルル】を意識した採用でしょう。

ベスト8ではミラー対決があったのですが、構築自体が結構違っていて面白いですね。

《アクア忍者 ライヤ》が入っていると《DARK MATERIAL COMPLEX》のカウントでインチキできるので、これを重視するのもまた1つの【水闇COMPLEX】の形ですね。どう選ぶかは、環境に合わせてという感じになるでしょうか。

個人的には「相手の想定外になりやすいカード」はかなり高評価なんですよね。《アクア忍者 ライヤ》はそうした意味でも、相手の《DARK MATERIAL COMPLEX》の進み具合の想定を越えてやすいカードなので個人的には好きです。

その他

その他の予選を突破したデッキは、比較的戦前の予想通りといった内訳でしょう。

中でも無視無視ノンノンさんが使用した【火光水ゴスペル】が準優勝に。

 

安全性の高いフィニッシュ、《ファイナル・ストップ》などの呪文封殺、小型除去に最速4ターン《水晶の王 ゴスペル》の上振れなどもあり、加えて【水闇COMPLEX】や【水闇自然マルル】といった上位デッキに対して有利を取れているのが大きかったでしょう。

対【マーシャルループ】についても、早期の呪文封殺さえ決まれば【マーシャルループ】側の要求値がかなり高いので、ちゃんと詰め切れるデッキと言えるでしょうね。

 

ただまぁこの大会はとにかく【マーシャルループ】の衝撃が凄く、本選エリアを歩いて回っていると、大量にいた【ファイアー・バード】たちが次々と【マーシャルループ】に敗れていって、みるみる数を減らしていったのがとにかく印象に残っています。

いやー、対戦経験少ない中でマーシャルに勝てはキツいよなぁ……ということで、しっかりとした“デッキ勝ち”を見たGPでした。

 

というわけで、DMGP2024-2ndの振り返りはこれにて終了です。

次回は2025へつ突入しますが、ちょっと間は空くかも?

 

今回はここまで。

それでは、また。


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