Day1アドバンス編はこちら。
こんにちは、神結です。
前回に引き続きGPヒストリーになります。
今回は2025-2ndのDay2です。この日はチーム戦。それでは内容について振り返っていきましょう。
DMGP2025-2nd 基本情報
Day1の記事をご確認ください。
事前メタゲーム(オリジナル)
条件としてはアドバンスと同じなので、デュエキングWDREAMの1週間後の開催です。
ただオリジナルには《双龍覇王 モルトVERSUS》のような目玉カードはなく、基本的には第3弾「邪神vs時皇 ~ビヨンド・ザ・タイム~」環境でGPに突入されると予想されました。
環境の最強デッキは、ご存じ【水単サイバー】です。

オリジナルのサイバーは、本当にケチが付きません。速度、安定感ともに他の環境デッキより頭1つ抜けています。
防御力の部分についても《アストラル・ハート》や《ルード・ザーナ》といったトリガーはもちろん、《Dの天災 海底研究所》や《裏斬隠 テンサイ・ハート》といった楯以外の受け要素を用意しており、ジャスキルを止めるくらいの性能はあります。
また基本的な構築はだいたい35~6枚くらいまでは固定されていますが、残りは割とプレイヤーの個性が出ます。
この辺りの枠は《Dの天災 海底研究所》、《裏斬隠 テンサイ・ハート》、《ルード・ザーナ》、《挑戦の決闘》、《パラダイス・アロマ / 「挑戦、それは終わりなきスパイラル!」》などが採用されているケースが多いですが、当然相手視点ではわからないため、ケアが難しいというような利点もありますね。
というわけでサイバーがトップを譲ることはありませんが、問題は二番手以降です。もっとも、デュエマのチーム戦は、チーム内での構築制限などはないため、「3面サイバー」のような構成にすることも可能ですが。
恐らく2番手と目されていたのは【4cゼーロ】【光水闇ゼーロ】といった、《闇王ゼーロ》のデッキでしょう。

一応動きを説明しますと、《~地獄帰りの騎士~》から《DARK MEMORY CONTAINER》を蘇生して闇のクリーチャーを揃えて、《闇王ゼーロ》を撃つというデッキです。
実際のところ、《闇王ゼーロ》さえ撃てればほぼ勝ちです。《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》が着地すれば、後はドローをしているだけで最終的には勝ちます。
デッキとしては【4cゼーロ】と【光水闇ゼーロ】が2種あるのですが、前者は《天災 デドダム》を使ってマナを伸ばしつつトリガーで受けて、後者は《異端流し オニカマス》などでゲームを伸ばして勝つという構想です。
フィニッシュ自体の確実性が高く、更に光水闇型はこの時点ではまだ知らない人も多かったデッキではあったので、奇襲性といいますか、初見殺し性能も期待できます。
基本的にはこの2つのデッキが軸となっていますが、それ以外の候補も挙げていきましょう。
1つは「邪神vs時皇 ~ビヨンド・ザ・タイム~」で登場した【火闇自然レッドゾーン】。

お馴染みの《轟く邪道 レッドゾーン》を使ったデッキで、《魔誕の封殺ディアス Z》の着地による横展開と、《轟く邪道 レッドゾーン》のイカれた突破性能が自慢のデッキです。とにかくカードが強いので、全く勝てないといった相手は、環境的にはまぁいないんじゃないでしょうか。
割と繊細な立ち回りも要求されますが、とはいえそれ以上に《魔誕の封殺ディアス Z》が通ったときのリターンがデカいというのも魅力でしょうか。とりあえずリーサル組めば0点のプレイじゃないし。
同じくビートダウンで言えば、【4cダーバンデ】も候補となるでしょう。

こっちの方がメタビートに近いでしょうか。
リストに関しては上記のデッキに比較してあまりテンプレ的なものはなく、どういったリストが持ち込まれるかは注目でした。
また関東を中心に流行していたのが【水闇COMPLEX】です。
リストを組んで使って勝って流行させたメネラウス選手の名前を取って「メネラウスコンプ」なんて呼ばれたりしていました。

チーム戦のGPは、毎回順張り傾向が強いです。
これはまぁ、強い人は基本的に順張りデッキを使い、強い人×3で組んだチームは勝つというもっともな道理からきています。
というわけで、オリジナルはこれらのデッキが中心になると思われました。
当日の結果
優勝:やつよっ!—三音の妖精(火闇邪王門、水単サイバー、光水闇ゼーロ)
2位:snameriサーカス団(光水闇ゼーロ、ドリームメイト、水闇COMPLEX)
3位:Boom(4cゼーロ、4cダーバンデ、光水闇ゼーロ)
4位:鈴木大樹(水闇COMPLEX、ファイアー・バード、火自然アポロ)

TOP4のトーナメント表は以下の通り(カバレージより引用)。
また予選を突破したTOP128の384デッキは以下の通りです。
104 【サイバー】
66 【4cゼーロ】
37 【4cダーバンデ】
33 【光水闇ゼーロ】
28 【ドリームメイト】
25 【水闇COMPLEX】
19 【火闇自然レッドゾーン】
8 【ボルシャック】
8 【ロマノフループ】
7 【アルファディオス】
6 【ジャイアント】
5 【光水闇ARC REALITY】
4 【ゴスペル】
3 【ペテンシ―フシギバース】
3 【サムライ】
2 【ゼロジョーカーズ】
2 【モモキング】
2 【水闇ボウダンロウ】
2 【水闇自然ボウダンロウ】
2 【アポロヌス】
18 母数1
というわけで、サイバーとゼーロ系で半数を超えています。これはまぁ、チーム戦の特徴と言えるでしょう。
配信を観ていた方も、とにかく今回のGPはこの2つのデッキが多かったという印象だったかと思います。
そこに【4cダーバンデ】、【ドリームメイト】、【水闇COMPLEX】、【火闇自然レッドゾーン】と続いていきます。
踏まえて、ベスト4に残ったデッキはかなり特徴的なものも多かったので、そこら辺も触れていきましょう。
水単サイバー

当然の最大数。当然の最強。当然の優勝。登場して3ヶ月程度ですが、超CS北海道に続き2冠達成です。
なんか書くことあるか?
次行きましょう、次。
ゼーロ系

ゼーロも安定した強さを発揮しました。予選突破自体は【4cゼーロ】の方が多かったのですが、TOP4に数多く残ったのは【光水闇ゼーロ】の方でしたね。真っ直ぐにコンボを狙うのではなく、相手の様子見もしながら広く戦えるのが良かったのかもしれません。
最終的に、こちらもしっかり優勝を果たすことになりました。
ちなみに優勝したぺりゅさんの構築はかなり独特で面白いです。
対サイバーを《Dの天災 海底研究所》で見つつ、序盤からパーツを掻き集めるために《氷牙レオポル・ディーネ公 / エマージェンシー・タイフーン》を採用。《Dの天災 海底研究所》→《オリオティス・ジャッジ》のパッケージもありますね。
そして目をひくのは《ガンナー=パトローラー》でしょうか。

- このクリーチャーが出た時、自分のシールドをすべて墓地に置く。その後、こうして墓地に置いたシールドと同じ数、自分の山札の上からシールド化する。
墓地を一気に増やしつつ、楯追加によって《DARK MEMORY CONTAINER》の蘇生条件も達成できます。《~地獄帰りの騎士~》で楯を増やせていることも多いので、この《ガンナー=パトローラー》から直接勝った試合も、もしかしたらあったかもしれませんね。
4cダーバンデ

【4cダーバンデ】も前評判の通りの実力を発揮したといえるでしょうか。
3位になった構築は、アドバンスでも活躍した《葉鳴妖精ハキリ》採用型でした。アドバンスと比べると《裏斬隠 テンサイ・ハート》の裏目が大きいですが、それでも無敵の《一音の妖精》が作りやすく、これが非常に強力だったのは間違いないでしょう。
またオリジナルの【4cダーバンデ】は色々な構築がお披露目されており、例えば《学識妖精サイクリル》+《巨魔天 アオフェシー》型なども活躍を見せています。
その他
今回は珍しいデッキの活躍が見られました。
まずは優勝したスライ無さんの【火闇邪王門】。
元々は《カンゴク入道》などで序盤から自分のシールドを手札としつつ、《「貪」の鬼 バクロ法師》に《百鬼の邪王門》を併せて攻め込むといったデッキでした。
しかし、9月に《轟く邪道 レッドゾーン》が、そしてデュエキングで《鬼ヶ伝双 VSジャオウガ》が登場したことにより、より強力なデッキにアップデートされました。

基本的な動きは変わらないものの、《鬼ヶ伝双 VSジャオウガ》によって《王道ダチ ケントナーク》+《轟く邪道 レッドゾーン》を決められたり、或いは《単騎連射 マグナム》や《ギガボルバ》といったトリガーケアカードを絡めやすくなっています。

- W・ブレイカー
- このクリーチャーが出た時または自分のターンのはじめに、自分のシールドを1つ手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない。
鬼タイム :自分と相手のシールドの数が合計6つ以下なら、自分の闇または火のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」と「スレイヤー」を与える。
鬼エンド:このクリーチャーが攻撃する時、シールドが1つもないプレイヤーがいれば、闇または火のカードを1枚、自分の墓地から手札に戻してもよい。その後、コスト4以下の、闇または火のクリーチャーを1体、自分の手札から出してもよい。
またスライ無さんの構築は《鬼寄せの術》+《アーテル・ゴルギーニ》も狙う構築となっており、《「貪」の鬼 バクロ法師》を採用せずとも打点作りやすくしていると言えるでしょうか。
ベスト8からは中々苦戦を強いられたものの、ノーマークのデッキで優勝をしたという事実が見事です。
またレッドゾーンもレッドゾーンで、しっかり活躍しています。
《覇帝なき侵略 レッドゾーンF》の方ですが。

なんと、【火自然アポロ】がベスト4に。やはり、警戒されていないアポロは強いです。
特に2ターン目の押し付けなどは、考慮していないデッキも多かったでしょう。こうして隙を突いたデッキ選択による勝利というのも、GPでやるとより華々しくみえます。このチーム、【ファイアー・バード】も使っているんですよね。
そして【水闇COMPLEX】も活躍を見せました。

こちらはむったさんが使用した方の【水闇COMPLEX】。《洗打の妖精》+《カレイコの黒像》型。
【水闇COMPLEX】はトッププレイヤーが相手との力量差で勝ちやすいデッキであり、むったさんも最終的にはベスト16でした。
いや、これ余談なんですけどね。ベスト8を懸けた試合が結構凄まじくて。
社長・むった・デンネチームの試合を観ていたんですけど、flat-さんはボトムと楯に《闇王ゼーロ》が3枚落ちて負けて、むったは過剰2打点でサイバーに殴って《アイドル・ハート》のトリガー→メクレイドから《黄昏ミミ&トワイライトMk.3 ー挑戦のヒロインー》+《アイドル・ハート》要求が通って負けて、デンネさんはデッキ20枚掘って《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》がいなくて負けという。
そんなことある?
ああいう負け方を見ると、なんかこう、大いなる意思というか、スゴイ力が働いたのかとすら思います。三人も一周回って苦笑いしていました。
以上が、DMGP2025-2ndの振り返りでした。
個人的にはかなり《闇王ゼーロ》というか、「アヴァツボツボ」の活躍が印象的すぎました。そんなに決まったっけって思うんですけど、配信では何回かそんなシーンが登場していましたね。あとサイバーの2キルとか。なに?あれは。
というわけで、今回はここまで。
それでは、また。
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